第2回校内授業研究会(特別支援学級 自立活動・国語科)
<指導者>
◆ 越谷市立平方小学校 校長 古 橋 立 哉 様
<研究授業について>
◆ 特別支援学級6組
自立活動「クエスチョンゲームをしよう」
~国語科の言語活動を通して~
◆ 指導の手立て 主体的・対話的で深い学びの充実のために
【手立て(1)】学習形態を工夫した協働的な学び
①3人グループ:3つの質問を考える話合い活動、グループ内で協力しつつ、考えを深める
②ペア学習:3人グループでの学びを生かす、自力で質問を考える活動、言葉のキャッチボール(対話)
【手立て(2)】集中を維持させるための工夫
①複数の異なる課題設定
②環境づくり(刺激の少ない座席配置)と場の設定(席を移動しての意見交換)
【手立て(3)】教科横断型の学びの充実
①これまでの学習で触れたり体験したりしたものとの関連付け
・生活単元学習での夏野菜や稲
・校外学習での生き物
・調理実習での食材 など
<授業記録>
1.はじめの挨拶をする。
2.前時の学習内容を知る。
3.動画「ことばをさがそう」を視聴する。
4.(クエスチョンゲーム前)今の自分の気持ちを天気に表し、その理由を発表する。
5.クエスチョンゲームをする。
(1)クエスチョンゲーム(1回目)
【手立て(1)】① 3人グループ
(2)クエスチョンゲーム(2回目)
【手立て(1)】② ペア学習
【手立て(2)】① 複数の異なる課題設定
② 環境づくりと場の設定
【手立て(3)】① 教科横断型の学びの充実
6.本時の振り返りをする。
7.終わりの挨拶をする。
<研究協議より>
<指導講評より>
<授業のよさ>
〇教室環境、余計なものがないすっきりとした環境、大画面がどの子供からも見やすい気遣い
〇「心の天気予報」は、記憶に刻まれる、客観視できる、気持ちの整理が上手になるきっかけ
〇教員の言葉遣いが、とても優しい、よいリズム、飽きさせない、余計な言葉がない、分かりやすい説明
〇程よく不規則な発言を受け流し、効果的に拾い上げ、絶対に否定しない姿勢
〇クエスチョンボックスは、ワクワク感があり、子供たちの学習意欲を喚起 など
<特別支援教育について>
〇児童数は減っているが、支援の必要な児童は増えている傾向
〇子供たちに接することで、肌感覚での指導力を身に付けることが大切
〇一人一人の教育的にニーズに、どのように支援していくかが求められる
〇水面上に表出している氷山には、水面下の大きな氷山が隠れており、そこまで理解していく
〇生徒指導提要に、教育相談の考え方が掲載
〇個にスポットを当てるのが、特別支援教育 → 千差万別にあえて踏み込んでいく
〇授業中だけでなく、休み時間、清掃の時間など、全てが自立活動である など