ほごログ
郷土資料館体験ワークショップを開催しました
令和4年2月20日(日)に、郷土資料館体験ワークショップ「ペーパーローリングを作ろう」を開催しました。
開催に際して、出入口を開放し、空間除菌装置ももちろん稼働させています。
まずは蓄音機でのレコード鑑賞です。
すっかり常連さんになってくれた子もいて、
「まずこれ(蓄音機)聴くんでしょ!今日の主役だ!」と気に入ってくれている様子でした!
本来ならここで紙芝居の朗読なのですが、前回と同様にワークショップ開催時間の短縮のため、泣く泣くカットです。
今回作る昔のおもちゃは「ペーパーローリング」!郷土資料館のワークショップでは初お披露目となる品です。
紙を棒に巻きつけるだけの簡単な仕組みなのですが、伸び縮みする剣のように見えて、子供心をくすぐるおもちゃです♪
そして最後のお楽しみ、缶バッジ作り!今回はペーパーローリングで遊ぶうめわかくんです♪缶バッジ作りも珍しい体験なので毎回大好評です!
今回のワークショップはおもちゃも複雑ではなく、親御さんの協力もあり、30分程度でサクッと終えることができました!
「ワークショップが毎月楽しみ!」「次も絶対来ます!」という声もいただきました♪
そう言ってもらえると、こちらもやりがいがあります!ありがとう!
次回の体験ワークショップは令和4年3月20日(日)に開催予定です。詳しくは広報誌等でご確認ください。おもちゃは「発泡スチロール飛行機」を作るのでお楽しみに!
郷土資料館は適宜換気や消毒を行っておりますので、お時間の都合の良い方はぜひお越しください。
いらっしゃいませ!上尾市立上平小学校5年生!
令和4年2月15日(火)に上尾市立上平小学校第5学年が、郷土資料館を見学しました。
市外の小学校かつ5年生というのは中々のレアケースです!
5年生2クラスが同じ時間に来館するため、資料館の中が密にならないよう、1クラスは資料館見学をしている間、もう1クラスは2階の視聴覚ホールを使用して学習をしました。
学芸員の話を聞きながら、竪穴住居を食い入るように見ています。5年生ともなると観察する力や、推測する力がずいぶん育っているように感じます!
縄文時代については6年生で学習すると思いますが、事前に縄文時代の様子を予備知識として覚えておいてもらえると、学習効率があがると思いますよ。
上尾市と春日部市は共通する部分が多く、人口、海・山のない地形、江戸時代に上尾は中山道の、春日部は日光道中の、どちらも宿場町として発展していった町であることなどが挙げられます。春日部はあまり縁がない土地だと思っていたかもしれませんが、たくさんの共通点から親しみをもってくれたのではないでしょうか。
スケジュールの都合上あまり時間は取れませんでしたが、時間ぎりぎりまで資料館内を楽しんでくれた様子が印象的でした!
よかったらまた来てくださいね♪
【体験ワークショップ】ペーパーローリングをつくろう!
2月20日(日)に体験ワークショップを開催します。
体験ワークショップでは、蓄音機の上演と昔のおもちゃづくりをします。
今回つくる昔のおもちゃは「ペーパーローリング」です。
大人の方も見たことありませんか?
この紙の巻かれた棒を振ると、、、シュッ!!っと伸びーるアノおもちゃです!
私も子供のころ、縁日のくじ引きではずれの景品としてもらったのですが、思いのほか楽しく遊んだものです。
今回作るペーパーローリングは、用意できる材料と時間の関係上、作り方に若干オリジナル要素を加えていますが、十分楽しんでいただけると思います!
申し込み不要、おもちゃの材料も資料館で用意しております!
当日の午前10時30分と午後2時からの計2回開催しますので、お時間までに郷土資料館にお越しください!
【体験ワークショップ】
日時:令和4年2月20日(日)午前10時30分~・午後2時~
場所:春日部市郷土資料館(春日部市粕壁東3-2-15)
内容:蓄音機の上演
昔のおもちゃづくり(ペーパーローリング)
費用:無料
申込:不要(開催時間までに郷土資料館におこしください)
※新型コロナウイルス感染症対策のため、参加者多数の場合、人数制限をさせていただく場合がございます。また、当日はマスクを着用いただき、体調が優れない場合は参加をお控えください。楽しく安全な時間を皆さまが過ごせるよう努めますので、皆さまも感染対策にご協力いただきますようお願いいたしします。
「シンポジュウムー神明貝塚ー」オンラインでの公開に向け撮影しました!!
平成30年に開催しました「シンポジュウムー神明貝塚 『発掘調査から分かる3,800年前の縄文人のくらし』」、そして令和元年には『3,800年前の縄文人の食文化』と題して、神明貝塚の実態と魅力をシンポジュウムをとおして広くお伝えしましたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて一昨年、昨年と開催を見合わせていました。
令和2年3月に国史跡の指定を受けた神明貝塚ですが、令和3年3月に「史跡神明貝塚保存活用計画」を策定し、将来に向けて末永く、保存管理、活用、整備を進めるための基本方針を定めました。
そこで春日部市のみならず、埼玉県、さらに国内広く、貝塚の魅力、実態を知っていただくことを目的に県内に所在します4史跡の貝塚を一堂に紹介したく、「国史跡の貝塚の整備と活用ー水子、黒浜、真福寺、神明の現状とこれからー」と題し、各市教育委員会の担当による講演と討論を令和4年2月6日に開催、撮影し、その成果を春日部市ユーチュブ公式チャンネル”かすかべ動画チャンネル”を用いて公開しようとするものです。
春日部市教育委員会の担当からは「神明貝塚の現状と保存活用への課題」と題した講演を。
さいたま市教育委員会の担当からは「真福寺貝塚 整備に向けた調査とこれから」と題した講演を。
蓮田市教育委員会の担当からは「縄文黒浜 渚と森の記憶」と題した講演を。
富士見市教育委員会の担当からは「水子貝塚 国史跡の貝塚の整備と活用」と題した講演を。
講演後は、4史跡のうち既に公開が進められている富士見市水子貝塚、蓮田市黒浜貝塚での現状の取り組みや課題を、今後将来に向けて整備公開を予定するさいたま市真福寺貝塚と神明貝塚では現状と課題を、さらに今後どのような史跡を目指すのかなど、担当間で熱く討論いただきました。
この後、映像の編集を経て3月末ごろの公開に向けて作業を進めてまいります。公開日が確定しましたら改めてお知らせします。また、3月からは富士見市水子貝塚資料館で「埼玉の4大貝塚」と題した企画展にて、各史跡の特徴的な土器や石器、装身具などの展示が開催されます。
縄文式土器の3Dデータが公開されました。
昨年の夏休みの「#dokidoki音楽づくり♪」でお世話になった國學院大學栃木短期大学の中村耕作先生が、講座で使用した慈恩寺原南遺跡、坊荒句北遺跡の縄文時代中期の土器4点について、3Dデータを作成し、Sketchfabというサイトで公開されました。
Sketchfabとは、3DやVR、ARといった、立体的なコンテンツが公開されているサイトです。いわゆるSNSで、だれでもアカウントをつくり、作成した3Dデータなどを全世界に発信することができます。
土器などの3Dデータは、対象物を様々な方向から撮影し、それをパソコンのソフトで組合せながら作成されます。
近年、こういった3Dデータに関する技術が進歩し、非常に精巧なデータが出来上がります。今回、中村先生に作成頂いたデータも、まるで土器を手に取っているかのように動かすことができ、拡大縮小もなめらかで、細かい部分まで観察することができます。
Sketchfabでは、國學院大學栃木短期大学だけでなく、さまざまな機関、個人が公開する文化財などの3Dデータを閲覧できます。スマートフォンでも簡単にみられますので、どうぞご覧ください。