ほごログ(文化財課ブログ)

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【常設展・展示替】成金鈴久、再び。新出資料も!

春日部の八丁目出身の「元祖成金」鈴木久五郎。彼については今夏企画展示で紹介したところですが、今回、常設展を一部展示替し、企画展示後に市民の皆さまからご寄贈いただいた鈴久ゆかりの資料を出品しました。
写真:鈴久ミニ展示
なかでも、担当者の一押しは、11月末に粕壁の旧家の方からご寄贈いただいた古写真です。資料整理の最中、たまたま手に取った一枚に見慣れた青年が。よく見ると、鈴木久五郎。しかも、実兄の鈴木兵右衛門や粕壁の有志の方々と写っているではありませんか!もちろん新出資料です。新発見にドキドキしました。
撮影した写真館や他の被写体の方々から推測すると、明治33年(1910)5月に撮影されたもののようです。当時久五郎は23歳。この頃の久五郎の足跡はよくわかっていませんが、翌月6月2日には渋沢栄一の授爵にかかる埼玉県内有志の祝賀会に招かれています。実業家の階段を着実に上っている時期だったと考えられます。
この発見のドキドキ感をいち早く皆さんにお届けしたいので、展示しちゃいました。
夏季展示のパンフレットの残部もまだございますので、まだ鈴木久五郎を御存じない方も、ぜひともパンフレットと合わせてご覧ください。

八木崎小学校第3学年が、郷土資料館を見学しました

令和元年12月11日に、八木崎小学校第3学年が、郷土資料館を見学しました。
少し昔に使われていた農具や家庭用品を見ながら、郷土資料館の学芸員より
その当時の暮らしについて説明をうけたり

見学の様子

資料館で触れることのできる昔の道具を実際に体験してみたりしました。

見学の様子

”そろばん”に”赤電話”、児童達にとっては初めて触れる物ばかりで興味津々でした。

見学の様子

重い石臼は2人がかりで一生懸命まわしていました。

郷土資料館では、3月22日(日)まで「くらしのうつりかわり―懐かしの暮らしと道具展」を開催しており、昔の懐かしい道具や写真を展示しています。小さなお子様からご年配の方まで、一緒に楽しめる展示となっております。ぜひ遊びにいらしてください。

施設めぐりの方が見学されました

12月6日(金)、施設めぐりの方々が、郷土資料館を見学されました。
施設めぐりは、市役所シティセールス広報課で開催しているもので、バスで市内の施設をめぐる大変好評な事業です。
令和元年度の2回目となる今回は、郷土資料館のほかに、看護専門学校、道の駅「庄和」、環境センター、埼玉県立春日部高等学校に行かれるとのことで、約30名の方が参加されました。

資料館では、常設展示室の解説を行いました。最近、国指定史跡にするよう答申があった神明貝塚の話題など、熱心に聞いていただきました。また、いくつかご意見もいただきましたので、今後の運営に生かしていきたいと思います。

春日部市施設めぐり見学の様子

第9回春日部市民俗芸能公開事業を開催します♪

師走に入りめっきり寒くなってきました。
皆さまも外出時は厚着をし、風邪等にはくれぐれもお気をつけください。


さて令和元年12月15日(日)は、
「第9回春日部市民俗芸能公開事業」
 ~地域に育まれた獅子~
開催します!
時  間:13:10~16:00(開場 12:50)
場  所:庄和地区公民館(正風館)大ホール
出演団体:銚子口獅子舞保存会、西金野井獅子舞保存会
料  金:無料
定  員:500人
※申し込み不要。当日お越しください。


文化遺産を継承されている「銚子口獅子舞保存会」「西金野井獅子舞保存会」の2団体による「獅子舞」の披露になります。
両保存会の皆さまは、江戸時代から現代まで、300年間以上も「獅子舞」という「無形の文化財」を代々守り、伝えてきました。もし、どこかの時代で「一度」でも「伝統が途絶えていれば、今こうして「獅子舞」を見ることはできなかったわけです。
いかに「伝統」を続けることが大変で大切かを考えさせられますね。
令和の新時代と、未来を考えるために「伝統」と「歴史」に目を向ける良い機会です。
ぜひ、お越しください。会場でおまちしております!