校長室

校長室から

夏休みを前に

 西日本を台風が通過して,場所によっては,終業式を繰り上げる学校もあったようですが,我孫子市や高野山小学校では,予定通り終業式を終えることができました。
 3年生と6年生の代表児童が,1学期を振り返って,頑張ったことを発表しました。3年生は運動会について,6年生は修学旅行についての内容でしたが,2人とも,その取組を通して,学んだことを堂々と発表できました。2人が代表で発表してくれましたが,その他の児童も,1学期が終了し,明日からの夏休みを期待する,嬉しそうな表情で終業式に臨んでいました。

 今年度は,休日の関係で,例年より早い夏休み入りとなります。子ども達にとっては,嬉しいことでしょうが,保護者の皆様はどうでしょうか・・・。

 長い夏休みに入る前ですが,心配なことがあります。昨日,地域の方から2件ほど,ご注意のお電話を頂きました。
 どちらも,道路で遊ぶ子ども達を見てのご意見でした。道路は,車が往来し,多くの方が利用する公共の場です。自転車やキックボード,ボールで遊ぶ子ども達は,遊びに夢中で車や人の往来が目に入らないようです。そうした様子をご覧になった地域の方々は,怒りではなく,子ども達の命の危険を危惧して,お知らせくださっています。
 
 今日の終業式の中でも,具体例を示して注意を呼びかけました。本日,手紙も持たせましたので,各家庭でも安全への配慮をお願いいたします。

 また,夏は,水遊びも楽しみのひとつです。子ども達だけの水遊びは大変危険ですので,併せて,ご注意ください。

 9月1日始業式に,全員の笑顔が見られることを楽しみにしています。

ジャブジャブ池,今年度も放水開始

 桜が散り,春も終わりが近づいてきました。とは言え,4月とは思えないような肌寒い日が続いています。
 今日は,久しぶりの青空で,子ども達も上着を脱いで,元気よく活動していました。
 昨年復活した「ジャブジャブ池」。今年も,やっと水を流し始めることができました。
 子ども達の大好きなジャブジャブ池です。安全に気をつけて使わせていきたいと思います。

110名の笑顔を迎えて

 本日,無事入学式を終了しました。
 昨日の霙混じりの冷たい雨で,今日の天気が心配でしたが,1年生の入学を祝うかのような晴天で,子ども達の笑顔がキラキラと輝いて見えました。1人の欠席者もなく,入学式が行えたことを本当に嬉しく思いました。
 校長の式辞の中で,お祝いに来て下さった来賓に,一緒に元気よく「ありがとうごさいます」とお礼を言うことができました。「ありがとう」という言葉は,お祝いしてもらった時だけでなく,友達に親切にされたり,助けてもらったりした時に,うれしい気持ちを伝え,仲良くなれる魔法の言葉だという話をしました。友達と楽しく過ごせるように,「ありがとう」が素直に言える1年生になる約束をしました。
 また,進んで元気な挨拶をしたり,よく食べ,早寝早起きをして,怪我や病気にならないように気をつけ,学校を休むことがないようにしようとも約束しました。少し長い話になりましたが,ちゃんと話を聞く1年生の態度は,本当に立派でした。
 
 高野山小学校は今年で,創立41年目となります。40年の積み重ねを大切にしながらも,新たな飛躍を目指して,教育活動に取り組んでいきます。
 昨年同様,子ども達の「自立」を目指した活動は継続します。更に,安心・安全な学校にするために,保護者や地域の方々との連携,職員の危機意識の強化に努めていきたいと考えています。
 また,最近の子ども達の理科離れの実態を踏まえて,身近な事象の観察,体験や実験を通した科学的な思考力や判断力の育成に取り組みます。
 昨年1年間のホームページの閲覧が7万件近くあったことを励みに,その更新や内容の充実も図っていきたいと思います。
 今後とも引き続き,ご支援のほどよろしくお願いいたします。 

1年を振り返って

 桜の開花を間近に控え,平成26年度の修了式を終えました。本年度,高野山小学校では,大きな事故や怪我もなく,無事1年の教育活動を終了できたことに,大きな喜びを感じています。これも,保護者や地域の方々のご理解とご協力のお陰だと心より感謝いたしております。
 昨年4月,校長として,以前勤務していた懐かしい高野山小学校へ着任しての1年間。毎日が,それまでの10倍のスピードで過ぎ去ったように思います。それは,楽しい時が瞬く間に過ぎ去る感覚だっと思います。
 始業式に始まり,入学式,運動会,林間学校に修学旅行,ふれあい祭り・わんぱく祭・合唱祭,あっという間に,卒業式に修了式。
 大きな行事だけでも,これほどの行事があります。それに加えて,陸上大会や音楽コンクール等の対外行事。その隙間をうめるように行う学年行事の数々。小学校は,1年間が学習と行事の積み重ねで成り立っていると言っても過言ではありません。子ども達は,これらの活動を通して成長しているのです。

 さらに,子ども達にとって大切なことは,こうした活動を通して,友達との関わり方を学ぶことだと考えています。協力することや助け合うこと,我慢することも学びます。どんなに,やりたくても,必ずしも希望が叶うことばかりではないことを経験します。集団で生活することのルールや厳しさを学ばせるのも,学校教育の役割なのです。

 しかし,私達は,子ども達一人一人の個性を大切にしながら,その良さを伸ばしてあげなければいけません。一人一人を十分理解するためには,保護者の方との連携が不可欠なのです。

 1年間を振り返ってみて,この連携が十分だったとは言えないと思いますが,今年度の反省を生かして,4月から始まる平成27年度の教育活動に取り組んでいきます。引き続き,ご支援とご協力をお願いいたします。

卒業式を終えて

 3月18日,第39回卒業証書授与式を行い,卒業生124名全員に卒業証書を手渡すことができました。1人の欠席もなく,全員に証書を渡すことができたことを本当に嬉しく思いました。手渡す時,「おめでとう」と声をかけると,「ありがとうございます」とにっこり微笑み返してくれる子ども達を見ていると,思わず涙がこぼれそうでした。
 校長式辞では,今年6年生が書き初めで書いた「少年の志」を題材に,「志」には,「目標」と「相手を思いやる気持ち」の二つの意味があり,目標に向けて努力することの大切さや目標達成には,努力はもちろん,「人のため」「社会のため」に頑張ろうとする気持が大切である話をしました。

 担任が一人ひとり名前を呼んだ時,大きな声で返事をし,呼びかけや卒業の歌では,今までにない大きな声やきれいな歌声を聞かせてくれました。
 多くの来賓の皆様が,本当に立派な卒業式だったと褒めて下さり,誇らしく思いました。

 退場の時,担任の前で,一人ひとり丁寧にお辞儀し,「ありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えると,担任は,感激のあまり号泣状態でした。

 こんな素晴らしい卒業式を実施できたのも,保護者や地域の方々のご理解とご協力の賜物でと感謝いたしております。本当にありがとうございました。