校長室

校長室から

ぶれることなく見守り活動をお願いします

 3月下旬に発生した松戸市の女子児童の痛ましい事件は、悲しさと悔しさと憤りの気持ちと共に、脳裏に焼き付いています。
 この原稿を書いている4月25日現在、逮捕された男は容疑者という扱いです。しかしながら、新聞記事やテレビのニュースを見ていると、個人的には限りなく犯人なのではないかと思っています。
 女子児童と面識があっただけでなく、学校の保護者会の会長だったということで驚きましたが、だからといって私たち大人が見守り活動を、やめようという話にはなりません。
 今回の事件の容疑者がただただ卑劣な人物であって、自主的に高野山の地域で見守り活動を行って下さっている、みなさまと同じくくりにしていいわけがないのです。どうぞ、ぶれることなく見守り活動を継続していただきたいと切に願っています。子どもたちを守るのは、学校・保護者・地域のみなさまが一体となった「チーム高野山」の力です。
 ちょうど今日4月25日の午前中、1年生を対象とした「誘拐防止教室」が我孫子市少年指導員のみなさんによって実施されました。
 担当の方からは、先月の学校便りでも載せた「い・か・の・お・す・し」のお話をしていただきました。

い か の お す し

いか・・・・・・知らない人にはついていかない
の・・・・・・・知らない人の車にのらない
お・・・・・・・危なくなったら大きな声で叫ぶ
す・・・・・・・人のいるところへすぐ逃げる
し・・・・・・・周りの大人にしらせる

 改めて、この「い・か・の・お・す・し」の意味の大切さを痛感しました。痛ましい事件が二度と起きませんように。

 今月もご支援・ご協力をどうぞ、よろしくお願いいたします。

平成29年度のスタートです

 今年度より高野山小学校でお世話になることになりました、金子 博之と申します。どうぞ、よろしくお願いいたします。
 高野山小学校の今年の桜は、とても優しく、始業式と入学式を満開の桜で祝ってくれました。
 新1年生113名を迎え、希望と期待の中で平成29年度の教育活動が元気よく始まりました。
 今年度も「なかよく(徳育)・進んで(知育)・元気よく(体育)」の合い言葉通りの子どもたちの育成にむかって、質の高い教育活動が行えるよう教職員一丸となって取り組んで参ります。
 4月6日の始業式の日の朝、東門の竹やぶ付近で登校指導をしていると、さわやかで元気なあいさつをする子どもたちと出会いました。その時、高野山小学校の素直で明るい子どもたちと、出会えたことを心からうれしく思いました。
 始業式の校長の話では、「一生懸命がかっこいい」一生懸命が人の心を感動させる。という話をしました。
 今年度も昨年同様、保護者のみなさま、地域のみなさまのご理解とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

時には立ち止まって

 今年度もいよいよ最後の一月となりました。一月と言っても6年生は後2週間あまりで卒業です。今,その6年生とは,毎日のように校長室で会食を行っています。この会食は,毎年行っていますが,今年は,じっくりと話ができるようにと,1回の人数を減らしました。そのせいか,おしゃべりもはずみ,笑いの絶えない会食となっています。思わぬ「恋バナ」や内緒の話が聞けるのも会食の醍醐味です。

 卒業式が近づいてきたので,そろそろ,「校長式辞」も考えなくてはいけません。6年生にとっては,一生に一度の大切な小学校の卒業式です。その中で話す式辞の内容は,毎年,時間をかけてじっくりと考えています。さて,今年はどんな内容にしようかと悩んでいる時,ふと,高野山小学校の「校章」が目に止まりました。校章には,6枚の葉が描かれています。その葉は,高野山小学校のシンボルである「ケヤキ」だということは予想できましたが,今まで,きちんと校章について調べてみたことがなかったので,改めて,調べてみましました。その結果,6枚の葉は確かにケヤキの葉でした。では,「なぜ6枚なのでしょうか」・・・「バランスや縁起がいいから」「1年生から6年生」・・・,6枚の意味もちゃんとあったのです。6枚のケヤキの葉には,「健康・英知・愛情・協力・根気・親和」と言う,6つの願いが込められて,昭和50年に開校と同時に作られたのです。その理由や内容については,卒業式の式辞の中で詳しくお話ししようと思っています。

 私達の身の回りには,意外に知られていない秘密がたくさんあります。毎日忙しくしていて,つい見逃してしまいがちです。時には立ち止まって,気になることを詳しく調べてみることも必要ではないでしょうか。その中には,きっと大切なことがあるかもしれませんね。

悔いのないように

 先日の「一日学習参観」の時には,急に「マスクの着用と消毒」をお願いしたのにも関わらず,多くの方にご協力をいただきました。お陰様で流行を最小限に抑えることができています。保護者の皆様のご理解とご協力に大変感謝いたします。

1月があっという間に過ぎ去り,今年度も残すところ2ヶ月となりました。「2月は逃げる」「3月は去る」と言われるように,この時期の時間の経過は,他の時期に比べてとても速く感じます。6年生は,卒業まで33日,その他の学年も修了式まで37日です。この1年間,悔いなく過ごせたでしょうか。残りが少ないからと言って,あきらめないで,最後の1日まで,できることに全力で取り組むことを期待しています。1日何かひとつでも達成すれば,

30以上の成果となります。1日10文字の漢字練習をすれば,300文字以上も書けるようになるのです。節分の日には「鬼は外,福は内」と言いながら豆まきをします。今までの「怠け心」を追い出し,「やる気」を体いっぱいにして,頑張って欲しいと思います。

また,今季は,インフルエンザが例年になく流行しています。休養と栄養を十分にとり,手洗いやうがいを念入りに行うことで予防にも努め,子ども達が残りの3学期を悔いなく過ごせるようにご支援ください。

立春とはいえ,まだまだ厳しい寒さが続きそうですが,校庭のウメやカワヅザクラが咲き始め,春はそこまでやってきています。西郷隆盛の漢詩の一節「雪に耐えて梅花麗し(梅の花は寒い冬を耐え忍ぶことで春に一番麗しく咲く)」のように,この時期,悔いのないように,しっかりと締めくくりを行わせ,次年度の更なる飛躍を目指して,梅や桜に負けない素敵な花を咲かせられるように指導していきますので,ご協力をよろしくお願いいたします。

新年を迎えて

  今年は,松の内を過ぎての新学期となりました。始業式では元気よく新年の挨拶をして,3学期がスタートしました。
 保護者や地域の皆様にも,新年のご挨拶を申し上げると共に,昨年に引き続き,よろしくお願いいたします。

 

 始業式の中で,子どもたちと2つの約束をしました。1つ目は「進んで元気な挨拶をしよう」です。高野山小学校の子どもたちは,本当に元気よく挨拶ができます。その良さをさらに伸ばし,伝統の1つにして欲しいと思います。挨拶は,1日を気持ちよく過ごすおまじないです。大人も子どもも,進んで元気よく挨拶のできる高野山小学校であることを期待しています。

 2つ目は「姿勢を良くしよう」です。「立っている時」「座っている時」どんな時であっても,お腹に少し力を入れて,背筋を伸ばして正しい姿勢を保つことを目指して欲しいと思います。特に,学習時,いすに姿勢良く座ることで,文字をきれいに書くことができたり,人の話を集中して聞くことができたりします。成長期の子どもたちにとって,正しい姿勢を保つことは大切なことです。もちろん大人にとっても,腰痛予防や体型保持には有効です。正しい姿勢を維持できない児童は体感が鍛えられておらず,精神的にも落ち着かない場合が多いと言われています。姿勢を正すことで,児童のよりよい発達を促すことを目指しますので,家庭でも気にかけていただけると,学校での指導がより有効に身につくと考えています。

 

 1年生から5年生は53日,6年生は49日。3学期を充実させることは,次年度や中学校での生活にとって重要です。精一杯の指導に勤めますので,ご協力をお願いいたします。