校長室から
安全で安心できる生活を
長い夏休みが終了しました。厳しい暑さから一転,少し肌寒ささえ感じる今日この頃となりました。2学期の始業式では,久しぶりに会う友達と笑顔で思い出を語り合う楽しそうな子ども達の表情に,喜びが込み上げてきました。というのも,大阪で起きた事件は,楽しいはずの夏休みを一瞬でかき消してしまうほどの衝撃的な事件が起きてしまったからです。我孫子でも決して起こり得ない事件ではないので,休み中ではありましたが,本当に悲しく不安な気持ちになりました。幸いにも,本校ではそうした事件や事故の報告はなく,ひと安心しました。この事件を教訓に,2学期以降,子ども達が安全で安心できる,落ち着いた学校生活ができるように,教職員一同,子ども達の指導をより充実させることを確認しました。
特に,交通安全については,危険個所を確認し,登校指導を実施します。
また,防災に関しても,万が一を想定して訓練を行います。安全の確保は,子ども達自身に,危機意識を持たせることが一番の予防策となりますので,学校と家庭が連携して指導ができれば,より効果的だと考えています。
しかし,下校後の子ども達の行動は,学校では十分把握できません。保護者の帰宅まで1人で過ごす場合は,やむを得ないとは言え,不安です。各家庭での約束を十分行い,安全に過ごせるようにご配慮ください。8月からは,「あびっ子」も開設しています。有効にご利用いただければと思います。
家庭での子ども達の生活リズムは,学校生活にも大きく影響します。就寝時刻が遅いと朝が早い学校生活は辛いものです。朝食を食べないで登校すると,活動のエネルギーが低下し,集中力・思考力が低下してしまいます。子ども達の家庭生活は,各家庭で十分ご配慮ください。
19日の「教育ミニ集会」では,子育ての悩みを参加者で共有し,よりよい指導の在り方を話し合いたいと思っています。また,最近は,家庭の躾だけでは解決できない特別な支援を必要とするケースも増えています。体調を崩した時に病院に行くように,専門の機関と連携して対処することの大切さが注目されています。必要な支援を専門機関と連携して行うことは,困り感を持つ家庭や子ども達にとって,とても重要です。いつでもご相談ください。