校長室

2015年1月の記事一覧

冬季トレーニング終了 今後の布佐中生に期待!

 1月の登校日も今日(30日)で終わりますが、今月いっぱいまで予定していた冬季トレーニングを降雨()予報のために昨日で切り上げました。最後のタイムトライアルでは生徒たちが大きな声でお互いを応援し合い、とてもいい雰囲気の中で今年度の最後を飾ることができたと思います。

 市内を始め、多くの中学校でこのような冬季トレーニングを実施していますが、学校によっては最初に大勢いた生徒たちが日が経つにつれ、一人減り、二人減り、最終日には半分以下に減っていたということも耳にします。本校の生徒たちは、小規模校なりの人数でのスタートでしたが、全員が最終日まで走り切りました。生徒たちの頑張りとそれを励ましながら一緒になって支援してくれた各部活動顧問の先生方に感謝です。

 最後に生徒たちには「春に大き花を咲かせるためには、厳しい冬の寒さに耐えて蕾をしっかりと膨らませておかなければいけない。冬季トレーニングで膨らませた蕾が夏の大会やコンクールで花開くことを信じて、これからもチーム各部活で頑張っていこう。」という話をしました。2月以降、駅伝に続く布佐中生徒たちの大活躍を楽しみにしたいと思います。

笑顔満載 地域の家庭科授業支援(PART2) 

 27日()から、2学期に続いて家庭科の授業(調理実習)に地域のみなさんのサポートをいただいています。2学期は2年生が祭り寿司をつくりましたが、今回は1年生が1クラス3回ずつ、シチュー・ハンバーグ・魚料理に取り組みます。そうなると、学年3クラス×3回ということで全部で9回、これが2月の半ばまで続きますが、1回の授業に3人ずつ、延べで27人もの方々にご協力いただくことになります。

 1年生は初めての調理実習ということで、道具のある場所、扱い方等がわからずに先生一人では対応しきれないというのが現状です。包丁を持つ手の不慣れさなどを見るにつけ、目が行き届いて危険を回避できるという点でも本当に助かっています。

 昨日は時間に追われて大忙しでしたが、自分たちでつくったシチューをおいしそうに食べている生徒たちの満足気な顔と各グループに寄り添っていただいている地域の方の笑顔がとても印象的でした。

林間学校に向けて 福島からの出前授業

 平成27年度6月、現1年生は進級して最大の学年行事である林間学校を実施します。それに向けての第一歩、事前に行う自然学習(総合学習)がいよいよ始まりました。

 この自然学習を通して、自分が興味関心をもって学んだことを実際の林間学校で検証していくという取り組みですが、布佐中学校は市内で唯一、東日本大震災の後もその安全性に細心の注意を払い、福島県裏磐梯方面への林間学校を実施しています。これは、裏磐梯周辺に生徒に学ばせたい自然環境のすべてが素晴らしい状態で残されているからに他ならず、生徒の興味関心に応じた数のテーマがすべて設定できるからです。

 そして、27日()は生徒に興味関心を強くもたせるための大切な導入の授業でした。この大切な授業に、布佐中は何と現地福島から専門家の先生をお呼びしてお話をいただいています。磐梯山噴火記念館の佐藤先生という方で、布佐中には今年で5年連続で来ていただいているということでした。

 私も2時間の授業を受けさせていただきましたが、火山の噴火実験などを生徒と一緒に行いながら、映像を入れて大変にわかりやすく、かつ当たり前のように興味をもって惹きつけられていくお話でした。導入がこんなに楽しい授業ならば、生徒もスムーズに次の時間の学習に入っていけるだろうと感じました。

 今日のために、わざわざ福島からお出でいただいた佐藤先生に改めて感謝するとともに、このような取り組みの一つひとつが、生徒にとってより有意義な校外学習を実現するということを再認識した次第です。

葛南新人駅伝 感動の男女アベック県大会出場!!

 21日()、冷たい雨の降りしきる中、葛南新人駅伝大会が柏の葉周回コースで実施されました。前回書いたように、銚子駅伝大会を1・2年生だけの新チームで走り切って好成績を収めた本校の生徒たちは、万全を期して県大会出場を目標にこの日を迎えました。

 駅伝大会は陸上・駅伝部だけではなく、学校をあげて学校の代表として選手たちは走りますので、サッカー部やバレー部の生徒たちも加わっているのですが、駅伝の前にあるロードレースの部で男子70名中布佐中は0・女子53名中布佐中は2と小規模校の現実は如何ともしがたく、本当に駅伝の部を走るぎりぎりのメンバーで戦っています。

 ロードレースが終わり、いよいよ女子駅伝からのスタート、県大会出場がかかり、男女ともその可能性も十分にあり、自然と応援にも熱が入って寒さもいつの間にか吹き飛んでいました。結果男子Aチームが19チーム中5位・女子チームが16チーム中9位で、見事にアベックで県大会へのキップを手にしました(葛南の中学校は県や関東の駅伝大会で常に優勝を始めとした上位に入賞しており、そのレベルの高さから他の地区より県大会に出場できる枠が多くなっています)。また、男子Bチームや1年生チームも最後まであきらめることなく全力で襷を繋ぎ通すことができました。

 閉会式後のミーティングでは、この結果は県大会出場を勝ち取ったチームだけのものではなく、一緒に競い合い、励まし合ってお互いを伸ばし続けた「チーム布佐中」としての全員の成果であることを確認し、県大会での健闘を約束しました。部長からは、先生方や学校の仲間たちへの感謝の言葉と素直に県大会出場を喜ぶ言葉がありました。

 生徒たちは、爽やかな笑顔と自分たちの成し遂げた結果に実感が湧いてないような複雑な表情をしていましたが、きっと徐々にその喜びも爆発してくると思います。本当に、こんな規模の小さい生徒数の少ない学校が、いわば「小国が大国に挑む」ようなものですが、よくここまで成長できたと思います。厳しい練習に耐えて頑張った生徒たちを讃えるとともに、ここまで生徒たちを伸ばしてくれた先生方に改めて感謝しています。

 そして、県の新人駅伝大会は2月14日()に同じ柏の葉周回コースで行われる予定です。

晴れの舞台に立つ生徒たちの活躍に期待して、応援をよろしくお願いします。

激走! 銚子駅伝大会

 11日()、銚子半島一周駅伝大会が行われました。神奈川県から参加した中学校を始めとして、千葉県内を中心に全82校の参加があり、県内というよりも全国屈指の大きな駅伝大会です。本校生徒は前日より現地に入り、コースの下見・練習・打ち合せと万全の準備をして本番に臨みました。

 午前11時30分、銚子漁港のシンボルロードをスタートし、1区は4.9㎞という長丁場、4・5区は箱根駅伝さながらの山登りと山下り、他にも海沿いの風の強いコースなど、東葛駅伝とはまた一味違った8区間のコースを選手は走りぬき、付き添いの部員たちは生徒をよくサポートして助けました。

 結果、本校は82チーム中・23位と、昨年を大きく上回る順位で襷をつなぎ、生徒たちの当初の目標であった30番台も大きくクリアする激走でした(東葛駅伝と同じく10数年ぶり?の快挙)。そして、他の多くの学校が順位を一つでも上にあげるために、3年生を何人かずつ起用していたのに対し、本校は1・2年生だけで正真正銘の新チームで挑んでの結果であったことが何よりもすばらしいと思っています。

 私は7区で選手の引率をしていましたが、選手は補助の生徒としっかりタッグを組み、自分たちの力でストレッチやアップ走など、完璧にこなし準備していた姿に感心しました。また、6区の選手がゴールした後、力を出し切って走り終えた満足感いっぱいの爽やかな笑顔を見せてくれたことがとてもうれしかったです。

 上にも書いたように、このチームは1・2年生だけでこの大きな大会を、チームワークよく見事に結果にも結びつけました。この後、今月22日()には葛南新人駅伝大会という大切な大会が控えています。「チーム布佐」の健闘とさらなる躍進を信じて、できる限りの支援をしていきたいと思います。保護者・地域のみなさまにも、引き続きの応援をよろしくお願い致します。