校長室から発信
布佐中丸の出航!
新年度に当たり・・・
布佐中学校 校長 杉橋朋子
今年、布佐中は、心から「勉強したい」と考える子を育てることに力を
入れます。「 生きて働く学力」の向上を図ります。どうかご支援を。
子どもが「学習習慣」をつける ひ・み・つとは・・・・
お子さんは、毎日、家庭で勉強する習慣がありますか。「試験がなければ勉強しない。」こんなことはありませんか。
「○○があるから勉強する」方式では、勉強することが目的ではなく、何か他のわけがあってそのために「やらされている」ということです。「やらされ」方式は、長続きしませんね。単発で終わりますし、意欲を引き出すことも困難です。「やる気」を自分で引き出すためには、「試験があるから仕方なく勉強する」方式の考え方を繰り返していてはダメです。試験がなくなれば、とたんに勉強しなくなるのは目に見えています。勉強とは、自分がしたくなるからするものです。そのような「意欲」を引き出すことにもっと大人は、時間と熱意を傾けることが求められますね。
そのようにやらされ方式になる理由の一つに、「やる気欠如」の問題があります。「やる気」がでないのです。ここを改善しないといけません。この改善の一つに、友達の力を借りる方法があります。
つまり、「他者」と関係を作って進めるのです。「わからないから教えてよ。」と友達に声をかけるように促すこと、「わかるのなら、友達の手助けをしてみたらどうかな。」と言葉がけをすることなどです。「自分の力」が「人」に役立った、あるいは、「教えてもらってわかった。」などという成功体験を味わわせるのです。友達に「助かった。ありがとう。」と言われたら、「次、また、頑張るぞ。」というようになりませんか。
「教えてくれてありがとう。」というつながりを作る機会を提供することが私ども大人の役目のようです。
今年一年は、子どもの心から湧き上がる「学習意欲」を育てること、そ
してそれを習慣化することを、皆さんと一緒に考えていきたいと思いま
す。ご支援ください。
平成25年4月12日