校長室から発信
高校生が先生!テスト前学習会
13日(火)・14日(水)に行われる3学期定期テストに向け、我孫子高校に依頼し、教員養成コースで学ぶ教員を志している生徒を派遣してもらって学習会を実施しました。
この取り組みも、これまでの地域の方のサポートを含めると10数回を数え、生徒への指導経験を積んだ地域のみなさんや生徒たちと年齢が近い高校生が教えてくれるということもあり、とても充実した学習の時間を過ごすことができました。
12日(月)は祝日ということもあり、3時間と長い時間の学習会でしたが、とても集中して頑張っていました。学習会で学んだことが少しでも成績に繋がったという実感がもてれば…と思っています。
中学校は部活動もあり平日は時間的に厳しい面もありますが、このような補習体制がテスト前だけではなく、日常的にも展開できるような手段はないだろうかと思案していました。そんな時に、先日のミニ集会でも話があった「布佐子ども学習室」が産声をあげようとしていることは、生徒たちの学力向上にとって本当に願ってもないことだと思い、学校としても連携していきたいと考えています。
そんな地道な取り組みの一つひとつによって、昨今、マスコミ等で報道されているような教育格差の解消に一石を投じ布佐地域の子ども達の学力を向上させたいと願っているところです。今後ともよろしくお願い致します。
疾風怒濤!「チーム駅伝・布佐」県大会第4位
10日(土)、柏の葉公園周回コースで千葉県新人駅伝大会が行われました。好天に恵まれ、やや気温も高めの中、県内各支部を勝ち抜いてきた50チームの選手たちが全力で襷をつないで走りぬきました。本校は既にお知らせしているとおり、男子チームが一昨年に続き、この晴れの舞台への出場です。9:00からの開会式の後、女子に続いて11:20に男子の部がスタートしました。
選手たちは一人ひとりがもっている力を十分に出し切って、何と4位という好成績を収めました。しかも3位とは2秒差、2位とも4秒差という快挙です。団体競技で、布佐中のような小規模校が県大会で4位に入賞するということは本当に奇跡的なことだと思います。
しかし、選手たちはもう一息で2位も夢ではなかったという結果に、満足というよりは悔しさを滲ませていました。私からは、県の4位だから堂々と胸を張ってよい素晴らしい結果であること、今の悔しさがまた次に繋がること、そして何よりも総体では関東大会出場をねらえる力があることを実感としてもてたことが大きな収穫であるということを話して激励しました。
この大会で選手たちがつけた自信、もう一歩で3位入賞を逃した悔しさが、彼らをまた次のステップに向けて大きく成長させてくれると信じています。また、駅伝部に限らず、冬季トレーニングで膨らませたそれぞれの部活動の蕾が、平成30年度の各大会で大きな花を咲かせることを期待したいと思います。今後とも応援、よろしくお願いします。
※大会の様子は「生徒の活動」にアップします。
小中一貫の要!小小交流活動実施
8日(木)、かねてよりお知らせしている小中一貫教育の取り組みの一つである小学校6年生の中学校登校を1月30日(月)に続いて実施しました。今回は、入学を2ヵ月後にひかえ、小学生同士にもっと仲良くなってもらおうという目的で小小の交流活動を中学校体育館で実施。その後に生徒会長と私から中学校生活とその心構えについてレクチャーするという内容です。
数えてみると、6年生の児童たちはもう6回目(合唱祭見学を加えると7回目)の中学校登校です。すっかり勝手知ったる他人の~で、何のためらいも躊躇もなく自然に中学校の校舎に入ることができるようになりました。
開会式が終わり、布佐小・南小がレクリエーションをしながらグループを作り、グループごとに和やかに自己紹介をしました。見ていてとても微笑ましい時間でした。その後、合同チームでドッジボールを行いましたが、どのチームも一生懸命でとてもチームワークがよく、和やかな交流ができたと思います。
もう入学に当たって布佐小・南小の壁は取り払われました。ここまでの取り組みで中学校へのギャップもかなり低くなってきています。3月にもう一回、中学校登校を実施しますが、子ども達の様子を見ていて、大きな成果が上がっていることを実感しています。今年度の実践をしっかりと振り返り、来年度もこの取り組みを、さらに充実した形で実施していけるように考えていきたいと思います。地域・保護者のみなさまにおかれましても、気づいたことやご意見等ございましたら学校までお知らせいただければ幸いです。
力作の宝庫!大空・太陽学級合同作品展
2日(金)から5日(月)にかけて柏・我孫子地区特別支援学級合同作品展「花と太陽と希望の作品展」が、昨年から会場が変更となりましたが、パレット柏内の市民ギャラリーにて開催されました。ちなみに、子ども達が大変に熱心に取り組み、出展作品数が多くて会場が手狭になったため、来年度は柏地区と我孫子地区が別々の開催となるようです。
本当に、会場中を埋め尽くす絵画、工芸工作、習字の展示、すべての作品が本当に素晴らしく、完成度の良し悪しは様々ですが、それぞれの作品の裏側には、子ども達が心を込めて一生懸命に制作に取り組んだ様子が垣間見えます。私も教育委員会に在職していた関係で、他校の子ども達も何人かは知っているのですが、その子たちが自分なりに頑張って作品を仕上げたことを想像すると感慨深いものがあります。
本校の生徒たちも、受験を控えた3年生を含めて大変に忙しい中で、頑張って作品を作って展示しました。子ども達をたくさん褒めてあげたいと思います。また来年、1年間年齢を重ねた子ども達が、1年分成長して作った作品を見に行くのがとても楽しみです。
地域と共に!調理実習での笑顔
1月の終わりから、2学期、そして昨年度に続いて家庭科の授業(調理実習)に地域のみなさんのサポートをいただいています。2学期は2年生が祭り寿司をつくりましたが、今回は1年生が1クラス3回ずつ、いわしのかば焼き・シチュー・ハンバーグに挑戦しています。そうなると、学年3クラス×3回ということになり全部で9回、これが3月の初めまで続き、1回の授業に4~6人ずつ、延べで50人以上もの方々にご協力いただくことになります。
毎年書いていますが、1年生は初めての調理実習ということで、道具のある場所、扱い方等がわからずに先生一人では対応しきれないというのが現状です。包丁を持つ手の不慣れさなどを見るにつけ、目が行き届いて危険を回避できるという点でも本当に助かっています。地域のみなさんも、既に何度か経験されている方々が増えてきましたので、中学生との接し方にも大変にスムーズで会話を楽しみながら指導されている様子がとても微笑ましいです。そして多くのみなさんが「こんなに楽しい時間をもらって生き甲斐にもなる」と心から言っていただいているのが本当にありがたいです。
ここのところ、時間に追われて忙しい日々が多かったのですが、自分たちでつくったかば焼きをおいしそうに食べている生徒たちから、私にもおすそ分けがあり、給食と併せてすっかり満腹になりました。生徒たちの満足気な顔と各グループに寄り添っていただいている地域の方の笑顔がとても素敵で印象的でした。
※調理実習の様子は、この後「生徒の活動」のページに随時アップし
ていきたいと思います。