校長ブログ
校長ブログNo64 力いっぱい取り組んだ山武郡市小学校陸上競技大会
6月5日(水)令和6年度山武郡市小学校陸上競技大会が行われました。
本大会は、山武地区(大網白里市・山武市・東金市・山武郡九十九里町・芝山町・横芝光町)の小学校35校が参加します。長い歴史があり、かつては、地元の横芝光町坂田池公園陸上競技場で行われていたこともありました。その後2年は東金、成東で開催し、今年度は大改修を終え、タータントラックと青々とした芝のあるすばらしい環境の東金アリーナ陸上競技場で開催しました。
真っ青なユニフォームを着て、すばらしい会場で競技できることを楽しみに笑顔で臨む選手たち。返事や挨拶も大きい声で会場に響きました。
午前は予選が行われ、午後は決勝種目が行われました。
夏空に映えるタータントラックの競技場で、目標をもって挑んだ5・6年生21名の選手たち。走・跳・投と体全体を使って精一杯力を発揮していました。また、他校の同級生と一緒に競技することで刺激を受け、また、競技の様子を観戦しながら友達を応援するなど、大会ならでは感じるものがたくさんあり、充実した1日になりました。この陸上大会に向けた学校での練習は、4月下旬から始まり、途中、運動会練習で一時中断し、合計10回程度でしたが、本校職員の全員による指導のもと、一つ一つ課題に向き合いながら練習を進め、個々の運動能力を高めることができました。これまで、ご家庭の皆様のあたたかい励まし、練習へのご理解とご協力いただいたことや、当日、多くの方が会場へ応援にご来場し、熱い声援を送ってくださりありがとうございました。
競技の結果、入賞はつぎの3種目です。
◆6年女子走り幅跳び 7位
◆5年男子1500m走 5位
◆5年男子4×100mリレー 8位
5年生にとっては来年度の陸上大会において、さらに白浜魂を抱きつつ、思う存分力を発揮することを楽しみにしているようです。これからも体育科の授業を始め、日々の外遊びや体力づくり等に励み、健やかな身体を育んでまいりたいと思います。
▼ 大会を終え、やりきった表情の選手たち。記念写真を撮りました。
校長ブログNo63 学校給食(6月5日)給食レシピの紹介
▼ 6月5日(水)の学校給食
うどん 肉みそ ポテトリヨネーズ たこてん みかんゼリー 牛乳
▼袋に入っていたうどんに具の肉みそをのせて「肉みそうどん」にしてみました。
どうです? 〇〇製麺?!に行った気分(笑)
さて、紹介するのは、今月の献立表でも紹介されていた給食レシピ「ポテトリヨネーズ」です。
ポテトリヨネーズとは
うす切りにしたジャガイモと玉ねぎを炒めあわせた料理。をポテトリヨネーズといい、ジャガイモは生から炒める、ゆでてから炒める、油で揚げるといろいろ。フランスのリヨン地方の料理で、リヨネーズとはリヨン風という意味。(デジタル大辞泉より引用)
ポテトの濃い黄色がなんとも魅力的で、その他の食材の色を引き立てています。一口食べるとしっとりとしたポテトの口当たりがやわらかく、バターの風味がなんともいえないまろやかさを醸し出します。また、タマネギの甘味、ベーコンの旨味と塩味、パセリの風味が合わさり、口の中にふわっと広がります。気分はフランス(行ったことはないのですが)のマルシェで買い物を楽しんでいるような気分です。(伝わるといいですが…)ついつい今回も食リポ風に書いてしまいました。(笑)
最後にお待たせしました。定番の「給食レシピ」(6月献立表裏面に掲載)です。
<材料(4人分)>
じゃがいも240g ベーコン短冊切り35g サラダ油16g パセリ1.5g
有塩バター2g 中華味1.5g たまねぎ130g 食塩0.3g
<作り方>
1 タマネギはスライス切り。
2 じゃがいもは短冊に切って揚げる。
3 フライパンにバターを入れ軽く溶けたらベーコンを炒める。
4 タマネギを加えて透き通るまで炒める。
5 揚げたジャガイモを加えて炒め、中華味と塩で味を整える。
6 パセリを散らして完成!!
校長ブログNo62 ホスピタリティを学ぶ
東京ティズニーシーの新エリア「ファンタジースプリングス」が一昨日(6月6日(木))オープンしました。少し前の出来事になります。5月15日(水)快晴。6年生は東京ディズニーシーの新しいパーク「ファンタジースプリングス」へ校外学習へ行きました。これは、本校が昨年2月の報道発表を受け、学校として応募し、厳正なる抽選の結果招待されたことを受け実施したものです。
「千葉県が昨年締結した千葉県と(株)オリエンタルランドの包括連携協定に基づき、県内の小学6年生、約6,000人をオープン前の「プレビュー」として招待する事業です。オリエンタルランド様からチケット・昼食等ご用意いただき、県からは往復のバス経費を負担していただきました。今回の校外学習の目的は事前に教材を提供いただき「ホスピタリティ(心からのおもてなし)」について学習し、実地で子供たちが学ぶものです。(千葉県知事Xより)
プレビュー体験を通して、テーマパークにおける「ホスピタリティ」を学ぶなど、学校では体験できない学習をすることができ、とても有意義な一日になりました。
子供たちは、最初はディズニーリゾートへ行けると大喜びでしたが、遊びに行くのではなく、「ホスピタリティ」について学ぶという今回の校外学習の目的をよく理解していました。事前に活動計画を立て、2つのグループに分かれて落ち着いた態度で学習に臨むことができました。
事前にプレビューについての報道を視聴した児童も多く関心が高いことがうかがえました。パークに入ると想像以上にスケールが大きいことに感動し、素直に「これはすごい」「思っていた以上に広い。大きい。」「想像していたよりもずっと楽しい。」「本当に夢の世界のようですね。」「キャストのおもてなしがすばらしい。」などなど口々に感想を言葉にしていました。
子供たちが現地で出会ったキャストにインタビューして「ホスピタリティ」についての考えを聞いたり、交流を深めたりすることができました。さらに、パークへ誘導する方、工事関係者の方、モノレールの乗務員等全てディズニーリゾートの運営に関わっている方が笑顔と心のこもった挨拶にホスピタリティを肌で感じることができました。このような貴重な機会を与えてくださった関係者の皆様に感謝します。ありがとうございました。
校長ブログNo61 しっとりと始まる6月の朝
早いもので1年の折り返しである6月を迎えています。校門の掲示板も模様替えしました。
二十四節気「芒種(ぼうしゅ)」
「芒(のぎ)」とは、いねや麦などのからにある、はりの形をした毛のこと。「芒」のある穀物の種をまく時期である。(小学6年 国語科教科書P83(光村図書)より)
これから梅雨の季節を迎えますが、15日後の次の二十四節気は早くも「夏至(げし)」(6月21日ごろ)です。
運動会や陸上大会と大きな行事を終え、次は5年生の宿泊学習を控えています。その間、ちょっとした落ち着いて学習できる時期です。
朝の学校は、登校後各教室で8時から活動が始まりますが、静かに1日のスタートをきっています。毎月第1・第3火曜日は読み聞かせボランティアさんによる各教室での読み聞かせの時間で、しっとりとした1日が始まります。
6月4日(火)読み聞かせでは、先日の読み聞かせボランティア応募のチラシをご覧になって新しいメンバーの方が来てくださいました。随時応募を受け付けております。興味のある方はぜひ申し込みをされてみてはいかがでしょうか。子供たちもたいへん楽しみにしている読み聞かせの時間です!!
校長ブログNo60 学校図書館での授業
毎週火曜日は本校の図書館に、図書指導員として横芝光町図書館から司書さんが来てくださいます。
1年生が初めて学校の図書館を利用するので、今日は2名の司書さんが説明会を開いてくださいました。図書室の使い方、図書室の本の並び方、図書の扱い方について1つ1つ説明を受けて学習しました。
読み聞かせもしてくださいました。
お話の世界に引き込まれていきます。
図書館や図書室の本は分類表にしたがって整理されています。
さっそく図書室にある本を本棚から探して読み始めます。
気に入った本は貸し出しもしてくれます。 1週間に1人2冊まで(夏休みなど長期休業は3冊まで)借りることができます。
学校での貸し出し業務は、月~水、金の昼休み図書委員が中心となって行います。また、学級での読書の時間にも担任が貸し出し業務を行います。
本の借り方について教えていただき、1人ずつ本を借りました。図書カードのバーコードを読み取ってもらいます。1週間後に読み終わって返却するときは再び図書カードのバーコードを読み取ってもらい返却処理後、自分で元の棚の位置へ返します。図書の整理番号の読み方についても教えていただきました。
学校の図書室の使い方はわかりましたか。これからもたくさん本を読んで読書に親しんでもらいたいです。また本を借りに来てくださいね。
校長ブログNo59 学校給食(6月3日・4日)
▼6月3日(月)の学校給食
ご飯 セルフビビンバの具 ショーロンポー わかめスープ 牛乳
本日は国際理解給食の「韓国料理」です。セルフビビンバとは、ビビンバ(韓国語で混ぜご飯を意味する)の具(にんじん、もやし、ほうれんそう、にら、豚肉、錦糸卵)を自分で好きなようにご飯と混ぜ合わせて作ります。食事のときの楽しみが1つ増えますね。ショーロンポーも肉汁じゅわーっとジューシーでした。
6月は「食育月間」です。「食育」とは食を通じて丈夫な体と心を育むことです。食生活の大切さを考える機会としましょう。
6月4日~6月10日は歯と口の健康週間です。歯と口の健康を守ることは食事をする上でとても大切なことです。よくかんで食べることは体によい働きがたくさんあります。食後に歯を磨いたり、かみごたえのあるものを食べて歯を大切にしましょう。
▼ 6月4日(火)の学校給食
玄米ご飯 根菜ソテー くきわかめカツ 切り干し大根の味噌汁 グミ 牛乳
校長ブログNo58 サツマイモの苗植えと豊作祈願
5月30日(水)晴れ。この日、1・2年生が生活科の学習でサツマイモの苗植えを行いました。植えた場所は正門右側付近です。ちょうど来客対応をしていた時間だったので、写真が撮れたのは植え終わって片付けに入る頃でした。雰囲気が伝わる写真が撮れずに残念
▼ 等間隔に芋の苗を植える1・2年生
▼ 最後に水をたっぷりあげて苗植えを終えました。大きく育てサツマイモ。
5月30日。この日は台風1号がやってくる前の貴重な晴れの日でした。翌5月31日、関東地方に最接近した台風1号による大雨の中、私は電車で千葉市幕張にある研修センターへ研修を受けに行きました。朝の通勤時間帯は傘をさしていても風が強く吹き込む激しい雨で、スーツもかばんもびしょ濡れでしたが、午後には雨が上がりました。夕方、研修を終えた私が幕張駅から電車に乗る前に立ち寄った場所があります。それは、サツマイモの神様をまつってある神社です。
さて幕張と聞くとどんな光景を思い浮かべるでしょうか?多くの方が幕張メッセやマリンスタジアムだと思います。私が研修を受けた場所は同じ幕張でも、みなさんがよくご存知の1970年代~80年代に海を埋め立ててできたた幕張新都心の一画にあります。しかし、神社がある場所は、京成千葉線の幕張駅付近に位置し、駅がある場所は海と陸の境であった国道14号線よりも内側に位置する昔からの幕張です。
ときは江戸時代にさかのぼります。当時の技術では日照りにより思うように稲の栽培ができず、たびたびの飢饉(ききん)に見舞われ大勢の人々が亡くなりました。そこで、蘭学者である青木昆陽(あおきこんよう)(1698〜1769)は、日照りにも強い農作物であるサツマイモの栽培をこの幕張の地で試作し、成功をおさめ、栽培することを江戸幕府に進言したのです。その後全国各地でサツマイモの栽培が普及したことにより食料を確保でき、多くの人々を救った功績が讃えられ、ご祭神として祀られたのです。「昆陽(こんよう)神社」と呼ばれます。
社殿につきました。さっそく願い事を...
「どうか1・2年生が昨日植えたサツマイモの苗が順調に育ち、おいしいサツマイモがたくさんとれますように!!」途中1・2年生の笑顔が次から次へと浮かんできたので、きっと願い事が通じ、大豊作は間違いなし!!
空はまだ怪しい雲が立ち込めていましたが、朝の激しい雨はすっかりやみ、神社へのご祈祷も終えすがすがしい気持ちで後にしたのですが、JR幕張駅へ向かう道の途中でなんとまたおもしろい名前の保育園を発見しました。「幕張いもっこ保育園」です。仕事を終えてあわただしくお子さんを迎えに来る保護者の方と一緒にホッとした表情で帰る園児を目にしながら駅へと向かいました。さらに駅舎の中にツバメの巣があり、電車を待つ間、ひなにエサをしきりに運ぶ親鳥が飛び交う様子を見ていました。やがて夏が終わるころにはひなも独り立ちし親鳥と一緒にあたたかい国へと旅立つことでしょう。それから数か月したら1・2年生が植えたサツマイモもものすごい大きさに育ち収穫の時期を迎えることでしょう。1・2年生はびっくりして大喜びだろうなあ~♪ そんなことを思いながら帰路につきました。ほっこりほっこり♪
▼ 昆陽神社の由緒の説明板
かつてこの京成幕張駅の隣には大踏切が平成半ばまで存在しました。その後、区画整理により立体交差化され大踏切はなくなり、神社も移転して2つ並んでいます。京成幕張駅からは徒歩5分。JR幕張駅からは徒歩9分。
▼ 秋葉神社(左)と昆陽神社(右)の社殿
▼ 神社の向こうにはJR総武線と京成千葉線の電車が通る。
もう一つの神社は人類の歴史的転換となった「火の神」を祀る「秋葉(あきば)神社」です。
▼ 秋葉神社の鳥居と由緒の説明板
校長ブログNo57‐2春すぎて夏来にけらし…衣替え(その2)
「春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ころもほすてふ 天香具山 」百人一首にも選ばれた有名な持統天皇(645-703)の和歌です。(春が過ぎ去り、どうやら夏の季節がやってきたらしい。夏になると衣を干すという天の香具山に、真っ白な衣が干してあるよ。)といった意味です。今日は、前号に続き衣替えの話です。6月の衣替えに合わせて衣服を入れ替えた方も多いと思いますが、これも大変で正直面倒くさいなと思う方も多いと思います。特に衣服の調節は大人はもちろんのこと、子供はなおさら難しい。朝、支度に時間がかかってしまうこともあるのでは。少し肌寒い朝、大人は「あと1枚着ていけば?」と子供に声をかけても「大丈夫!」と元気よくTシャツ1枚で家を出ることもあるかと思います。これは、気温に対する大人と子供の体感が異なることが影響しているでしょう。朝肌寒いと暖かい服を着せてしまいがちです。しかし、日中気温が上がっても上着を着たまま活動している子も少なくありません。体育の時間は体操服に着替え、再び私服へ着替えるので問題はないのですが、普段の業間や昼などの休み時間に元気いっぱい外遊びをして汗をたくさんかくことが多くなります。厚手の服を着ていると、動きにくく汗もかきます。そして汗が蒸発するとき体を冷やします。
そこで大切になるのが「衣服の調節」です。はじめは自分ですることが難しくても、周囲の大人が声をかけていく中で意識し、次第に自分で衣服の調節ができるようになってきます。汗を吸い取る 下着・元気に動ける薄手の服・そして暖かい上着それらを 上手に着替えながら元気に過ごしていきたいですね。
時代と共に変遷した「衣替え」
中国から伝わった衣替え
「衣替え」は「更衣」ともいい、もともと中国の風習でした。日本に伝来したのは平安時代の頃で、中国と同様に年2回、夏と冬の装束を入れ替える貴族の間だけの行事でした。現在でも着替えをする部屋のことを「更衣室(こういしつ)」と呼ぶのは着物の文化の名残です。
また、現在放映中のNHK大河ドラマ「光る君へ」https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/でも平安貴族たちが十二単(じゅうにひとえ)をはじめとする装束を着ており、夏服と冬服の場面を見ることができます。千葉県佐倉市にある国立歴史民俗博物館第2展示室にもジオラマが展示されていますが、きちんと衣替えをしているのです。(今年は5月28日に夏服に衣替えを実施)https://www.rekihaku.ac.jp/exhibitions/room2/
江戸時代は年4回も!
江戸時代になると、衣替えは年4回に増え、江戸幕府によって制度化されました。といっても着物を何着ももつことは経済的にも負担です。そのため、秋から冬にかけては「綿入れ」をし、冬から春にかけては「綿ぬき」をして着回していたそうです。大変だったんですね。
明治時代になり今のスタイルに
明治時代、文明開化と共に西洋文化が入り、太陽暦が採用され、洋装化が浸透したことにより、制服を着る官公庁を中心に、平成時代半ばまで続いた6月1日~9月30日は夏服、10月1日~5月31日までは冬服というように変遷したのです。そして今は地球温暖化の環境面や熱中症予防などの健康意識の面からクールビズが提唱されるようになったのです。このように時代の変遷はありますが、根本的に変わっていないのが、四季に寄り添いながら生活してきた日本人の文化でしょう。
校長ブログNo57‐1クールビズ 衣替え(その1)
5月31日、今年初めての台風1号が千葉県沖合を通過し、大荒れの月末となりました。台風一過で始まる6月かと思われましたが、梅雨入り間近ですっきりしない空模様の休日でした。気象庁によると東京都心では10日連続の夏日(最高気温25℃以上)となり、5月としては過去最長記録だったそうです。近年、夏の高温化による熱中症のリスクを回避するため9月に実施していた秋運動会を5月の春運動会へ移行する学校が急増しましたが、本校も同様、春運動会を実施しています。今年もおかげさまで無事実施することができました。ただし、今年は雨の日と晴れの日がはっきりしており、日によって寒暖差がはっきりしており、お子さんに今日は何を着せたらよいか判断に迷う日が多かったことと思います。
今回は「衣服と季節」に関して2回に分けてお話ししたいと思います 。
6月1日は衣替え
6月1日といえば昭和時代に中学を過ごした私にとって「今日から夏服」(関東圏では夏服の時期は6月1日~9月30日が一般的)といった「衣替え」を思い出します。(※日本は南北の気候の違いにより、衣替えの時期は異なる。)上着着用の冬服からワイシャツだけの夏服へと軽やかに。今のようにエアコンがない時代です。校内も黒色から白色へとオセロのように転換し、視覚的にも涼やに感じられる季節の区切りのある衣替えは「生徒手帳」にも明記された「校則」の1つであり、儀式のような感覚でもありました。
教職員の服装もクールビズ対応で
2005年(平成17年)から地球温温暖化防止会議の京都議定書の発効を受け、クールビズ運動が我が国で始まりました。今ではすっかり定着し、官公庁を始め、学校をはじめとする教育関係機関でも環境省の推進運動により、クールビズ(5月1日~10月31日)期間中はノーネクタイ、ノージャケットで対応しています。
【参考:クールビズ】
https://ondankataisaku.env.go.jp/decokatsu/coolbiz/
脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動として「デコ活」も展開しています。
【参考:デコ活(脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動)】
https://ondankataisaku.env.go.jp/decokatsu/
次回は時代と共に変遷した「衣替え」の歴史についてです。
校長ブログNo56 整理整頓 気持ちすっきり♪
各学年の廊下にある表示です。
整理整頓(せいりせいとん)
よく使われる四字熟語ですね。「整理」と「整頓」一見同じ意味のようですが、それぞれに意味があります。
「整理」とは「乱れた状態にあるものを整え、秩序正しくすること。」
「整頓」とは「よく整った状態にすること。 きちんと片付けること。」
(広辞苑より)
さらに、「頓(とん)」は「落ち着く」や「整える」という意味があります。無頓着(むとんちゃく:全く気にかけない平気なこと)や頓挫(とんざ:計画が行きづまって進まなくなること。途中でくじけること。)といった言葉の使い方をしますね。
さて、言葉の意味はこれくらいにして...
きちんとできているか?(あっ、よく使ってしまうこの「きちんと」という言葉。この「きちんと」も、「正確」にとか「乱れないで」とか「整って」という意味があります。)そうです。できていることが大切なのです。一緒にぐるっと校舎を回ってみましょう。
掲示物、雑巾かけ、廊下のロッカー(ランドセル)、教室の棚、水筒を入れるかご、昇降口の傘立て、作品の並べ方、靴箱など。
外の体育倉庫や用具倉庫の中も。
紹介したのはほんの一部ですが、写真を見ているだけでも気持ちがいいですね。全校児童が共同生活をする学校では、見た目はもちろんですが、大切なことは、自分以外の人が使うときにより使いやすくすること。整理整頓することで持ち物を間違えることを防ぐこと。使いたいときにすぐ使え、時間の短縮になること。などメリットはたくさんあります。逆だととんでもないことになってしまいますね。
そして、何よりもみんなが安全に安心して学校生活を送ることにもつながります。
とはいっても、毎日共同生活を送っていると、たまには乱れるときもあります。校内を巡回しながら、気づいたことはその都度児童や職員にも声をかけ、一人一人が意識して整理整頓を習慣化することができるようにしています。