日々の様子

カテゴリ:今日の出来事

今晩、皆既月食です。

今晩、東京で皆既月食が見られます。
しかも、24年ぶりのスーパームーン(地球に月が最も近づいている)での皆既月食となります。
スーパームーンは1年に1回程度しか訪れません。
ということで、月食と相まって赤銅(しゃくどう)色と呼ばれる赤黒い色の珍しい月になるかもしれません。
楽しみです。

部分食の始まり  18:44
皆既食                   20:09~20:28
部分食の終わり  21:52 

自宅から東の空を望むことができるのであれば、ぜひ観察してください。
家の外で観察する場合は、必ず大人に付き添ってもらってください。
自主学習にも、もってこいの題材ではないでしょうか。

↓詳しい説明はこちら↓
国立天文台のホームページから

自宅から見られない人は、国立天文台がYouTubeで配信もします。
↓こちらの配信は、18:00スタートです。↓
皆既月食ライブ配信

6年生 主権者教育~模擬選挙

被選挙権が18歳からとなったことに伴い、学校で主権者教育を行うことが増えました。
多摩市教育委員会の選挙管理委員会が、希望する学校に回って模擬選挙を行ってくれます。
6年生の社会の「政治」の単元が春になったこともあり、早速お願いしました。

市内有権者128,000人を抱える、本物の選挙管理委員会の出張授業です。
持ってきていただいた道具はみんな本物です!


さて、いよいよ模擬選挙の始まりです。
今日の選挙は、給食大臣を決める選挙です。
連光寺小学校では、令和元年度、給食の残菜が1日当たり9.6kg、牛乳の残りは1日平均7本だったそうです。
その事実(データ)をもとに、どのような給食にしていくのがよいかが、選挙の争点です。
 
候補者の演説と、それを支持する人の応援演説です。本物の演説会のようです。

演説をもとに、候補者の主義主張をよく吟味して投票です。
受付で氏名の確認をした後に、投票用紙が配られます。
 
投票用紙も、もちろん本物です。あの、つるつるとした紙の用紙です。
縦に二つ折りにして、これまた本物の投票箱に入れます。


この後開票となりますが、実はあの投票用紙、時間が経つと自然に開いていきます。
ですから、投票箱から出した時には、既に開いた状態で、用紙を数えやすくなっています。
 
児童の中から、臨時の選挙管理委員のアルバイト2名を雇い、開票です。
同じ候補者氏名の投票用紙をまとめ、機械で2回ずつ枚数を数えます。

結果、今回は、茂田井 奈衣代(もたい ないよ)候補が当選しました。
選挙管理委員長から当選証書を渡して、当選のコメントです。

本番の選挙と同じ道具を使い、本番さながらの流れで当選までを体験することができました。
子供たちも、選挙がよく分かったという感想が多く聞かれました。

ちなみに、投票者数が同数だった場合、どうやって当選者を決めるか知っていますか?
公職選挙法にしっかりと明記されており、実は同数の場合は「くじ」で決めるのだそうです。
これがそうなった際に使用する「くじ」。

多摩市では、過去に使用したことはないそうです。

選挙管理委員会の皆様、ありがとうございました。

校長先生の博物館

5月18日(火)から、校長室前の廊下に「校長先生の博物館」を開館しました。
コレクションというほどのすごいものではありませんが、子供たちの学習に関係するような展示品を展示していこうと思います。

最初の展示物は2点の化石です。
1つ目の化石は、先週の4年生の多摩川の学習の後、いただいた素敵なプレゼントです。
アメリカのミシガン湖で採れる、ペトスキーストーンです。
サンゴ礁の化石です。
水に濡らすと、サンゴの形が浮き出てきます。
「水に濡らしてみてください」と表示したので、子供たちは手に取って近くの水道で早速濡らして化石を確かめていました。
1日にして説明の紙がヨレヨレです(笑)。うれしいですね。

2つ目の化石は、アンモナイトです。
これは、卒業した大学の環境教育プログラムの一環で、1996年にタイの大学に招待されたときに「カオヤイ国立公園」のダムで偶然拾った化石です。
日本に持ち込めるのか、ドキドキしながら成田の税関を通ったことを思い出します。

化石は、大人が見てもワクワクしますね。
長い年月の生き物のロマンを感じさせてくれます。
これからも少しずつ展示していきます。

今週末は運動会

いよいよ今週末は運動会です。
天候が心配なところですが、5月11日(火)にお知らせしました要綱で実施予定です。
運動会前日に、最終確認のメールとホームページの更新を行いますので、ご確認ください。
さて、校内の運動会への準備は着々と進んでいます。
昇降口には、代表委員会が作成した恒例の掲示がお目見えしています。
気分を盛り上げますね。

校庭では、それぞれの学年が競技の練習をしています。
1年生は自分たちの競技だけでなく、開会式も出場します。
開会式の練習も行っています。

どうぞお楽しみに。

また、6年生の係の児童も、それぞれの学年の練習の時間に、係の仕事の練習を兼ねて一部参加しています。6年生ありがとう!!

と、運動会に向けての記事を書いていると、1年生が校長室に「入ってもいいですか?」「失礼します」と手にタブレットを持って訪れました。
生活科の時間の「学校探検」です。校内の写真を撮って、授業で使用するようです。


現1年生は、入学した時から個人用のデジタル機器を活用していきます。教育が変わる足音が聞こえてくるようです。

3年生 ヤゴ救出大作戦

昨日の5年生のメダカ救いに続いて、今日は3年生のヤゴ救出大作戦です。
人海戦術で3年生全員でプールに入り、底にたまった落ち葉などをさらっていきます。

目的はヤゴの救出だったのですが、昨日採りきれなかったメダカがまだ泳いでいます。
メダカとヤゴの救出作戦となりました。

はじめは一人一人探していたのですが、最後には、中央に全員が集まり、両端に向かって背中合わせで進んでいきます。列になることで、一斉にさらいます。
 
落ち葉の下に、ヤゴがたくさん隠れていました。教室で無事に羽化してほしいですね。
 
メダカはさらに50匹ほど採れました。

一方、こちら5年生の教室の前には、救出したメダカが並んでいます。
 
 
すべての水槽にメダカが入っているのです。壮観です。
全部で250匹くらいになりました。

5年生 メダカすくい?いやいやメダカ救い

昨年は水泳指導が中止でした。
プールの水も抜かずにそのままの状態でしたが、放っておくとボウフラがわいてしまいます。
そこで、ボウフラ対策として6月初旬にメダカを100匹購入してプールに放ちました。
うまくいけば次の年の5年生の理科の学習で使えるかも・・・という期待も込めて(笑)。
市内でも数校同じ対策をしているようでした。
夏場は爆発的にメダカの数が増えましたが、冬場、メダカの姿はまったく見られなくなり、やはり低温では生きてゆけないのか・・・と思っていたのですが、4月になるとまた姿を現してくれました。
今年度は水泳指導を実施する予定ですから、プールの清掃を行う前に、5年生がメダカを、3年生がヤゴを救出することになりました。
今日は5年生がメダカすくい・・・ではなくメダカ救いです!
ひざ下くらいまで水位を下げ、安全のために上履きを履いたままで、タモ網をもってすくいます。
5年生、みな真剣です。
あれよあれよという間に救出されたメガカが増えていき、クラスを分けて午前午後と救出。200匹くらいになりました。
 
水槽に入っているメダカを見ると、どれも筋骨隆々というか、骨太というか、がっちりとした、とてもメダカには見えないほどの魚体です。
ひと冬を越してきたメダカたちですから、精鋭ぞろいなことは間違いないでしょう。
これから5年生の理科で飼育し、観察していきます。
学習が終われば、再びプールに放流かな?

特別支援教室かがやき「相手に伝わる話し方」

特別支援教室かがやきの授業にお邪魔しました。
今日の学習は、気持ちよく活動できる話し方です。
まずは今日の授業の流れを提示します。

題材の絵本を読んでから、最近の運動会の練習について感想を言い合い、リラックスムードを作っていきます。
いろいろな思いが出てきます。
本音を言葉にするって、大事です。胸にとどまっていた思いを吐き出すことにつながるからです。そう、「話すは放つ」です。

さて、本題に入ります。
宿題を忘れてしまった場合、担任の先生からの問いかけにどうこたえるか、です。

まずは教員がロールプレイのお手本を見せます。

その後、数人がそれぞれの役割になって、受け答えをします。
その中で、よかった言葉、正直な姿勢、丁寧な言葉遣い等を確認し、困ったことが起こったときのよりよい対処の仕方を実地で学びました。

かがやきは、人との関わりの仕方を学ぶ教室です。
どんな子供にも必要なことを、クローズアップして学習し、実践力を身に付けていきます。貴重な時間ですね。

6年生 総合的な学習の時間「ストップ温暖化 再生可能エネルギー大作戦」

5月11日(火)に、学年合同で2時間続きの6年生の総合的な学習の時間がありました。
6年生の総合的な学習の時間のは、「未来にやさしいエネルギー」と題して、1年間を通じて温暖化や再生可能エネルギー、そして私たちの未来について考えていきます。
校長が、環境省が認定している「地球温暖化防止コミュニケーター」の資格を持っていたためゲストティーチャーとして参加です。
まずは、地球の平均気温が観測開始から130年間で1.1℃も上昇していること。
それに伴って、近年異常気象(大型台風、集中豪雨、高温等)が頻繁に発生していること。等を話します。
2100年の東京の気温が44℃ということに、子供たちは「えーーーっ」と悲鳴を上げています。
東京が44℃になるのは、今後何の温暖化対策もしなかった場合、最悪のシナリオとして地球平均気温が4.8℃上昇し、その時の東京は44℃になっているという、科学者たちの計算によってはじき出された数字です。(IPCC AR5より)

その原因は地球温暖化によって生じていることが確実視されていること。
温暖化は、二酸化炭素の増加によるということが疑いの余地がないこと。
と、話が続いていきます。

これ以上二酸化炭素の濃度の割合が増えると、もう元には戻れなくなること(ティッピングポイント)や、何も対策をしなければ2030~2040年ごろにはその濃度に達してしまうのだそうです。
地球の平均気温の上昇は、あと1.5℃以内に抑えないと、再生不可能な環境になるとIPCC(気候変動に関する政府間パネル)では警告しています。
 
しかし、振り返って私たちの生活を考えてみると、身の回りの様々な物事はすべて二酸化炭素を排出していることを知ります。
例えば、給食は、調理の際の熱源や、運搬時の排気ガスから二酸化炭素が排出されます。
ゲームをする時にも、必要な電力は発電所で作られますが、現在のベースロード電源となってしまっている火力発電でも、石炭や天然ガスを燃焼した際に二酸化炭素が排出されます。
といった具合に、二酸化炭素とは切っても切れない生活を私たちの現代文明は送っているのです。

二酸化炭素の排出を抑えたり、排出を止めたりするためには、どのような社会を創り、生活スタイルをどう変えてゆけばよいのか…。
さあ、ここからがいよいよ6年生の学びのスタートです。

最後に、2019年9月23日に国連気候変動サミットで演説したグレタ・トゥーンベリさんの演説を見てもらいました。
言葉はテロップで出ますが、むしろ言葉よりもその意気を感じてほしいと思い紹介しました。
気候変動は未来を絶望させる脅威と感じ、何も対策ができない大人たちに怒り、自分ができることとして、学校を休んでFFF(Fridays For Future~気候変動対策を訴える毎週金曜日の国会での座り込み)を実行していた、その意気を感じてほしいと思いました。
「大人たちは『未来のために勉強しなさい』と言う。でも、今のまま気候変動が進めば、まともな未来なんてないかもしれない。たくさん勉強して気候変動の危機を訴えてもまったく耳を貸さないのなら、どうして一生懸命勉強していられるの?」
当時のグレタさんの言葉です。応えられる大人はいるのでしょうか。
グレタさんが当時16歳の高校生であったことに子供たちは驚き、「自分事」としてスッと落ちて捉えることができたようでした。

子供たちから質問が出ました。
「校長先生は子供たちがFFFに行きたいと言ったらどうしますか?」
もちろん、即答です!
さて、ご家庭では、どう答えますか。問われているのは、大人たちなのです。

6年生の未来に向けた学び、大いに楽しみです。

3年生「植物の育ち方」

5月13日(木)に3年生の理科の授業にお邪魔しました。
3年生の理科は、四季を通じて動植物がどのように生活または生長し、姿を変えていくかを学んでいきます。
前時に、ひまわり、ほうせんか、大豆、オクラの種子を観察しました。
理科の観察のスケッチのコツは、絵画ではありませんから、よく見て一本線で描くのが基本です。
とてもしっかりと描けています。
 

観察はスケッチだけではなく、大きさ、形、色など、特徴を記すことも大切です。
種子の時の特徴を踏まえながら、今後どのように生長していくだろうと予想をしました。
子供たちは、アサガオや野菜の生育を思い出して、予想していました。
 
この予想をもとに、4種類の植物が育っていくときの観察の視点を考えました。
興味関心がわいてくると、毎日の生長が楽しみになります。

大きく育ってほしいですね。

6年生「俳句」の授業

6年生の国語「俳句」の授業にお邪魔しました。
「俳句」はルールが簡潔で取り組みやすい課題です。
しかし、簡潔であるがゆえに奥が深いとも言えます。
教科書にも四季を通じて「俳句」の単元が出てきます。
今日の授業は、「春のいぶき」と題した「春」の俳句です。
春夏秋冬は四季ですが、もっと細かく24節気という古来からの季節の区切りがあります。
春には「立春(りっしゅん)」「雨水(うすい)」「啓蟄(けいちつ)」「春分(しゅんぶん)」「清明(せいめい)」「穀雨(こくう)」の6つがあり、それぞれに意味があります。
日本人の繊細な季節感覚を表すものですね。

そんな繊細な春のいぶきを感じる俳句を詠んでみようという展開です。
まずは、俳人(長い短冊のもの)や、同じ小学生(画用紙大のもの)が詠んだ句を紹介です。

季語は1度しか用いないことや、感情を表す言葉は使わずに感情を詠むなど、だんだん奥深くなっていきます。

日常のふとした情景を、言葉巧みに詠む。
俳句の醍醐味ですね。
しかし、これは「言うが易し行うは難し」の典型です(笑)。
「う~ん」という心の声を教室内にこだまさせながら、そして時には班の仲間と意見交流しながら、6年生は俳句を詠んでいました。
いくつか紹介します。
 

う~ん、なかなか!
だんだんと大人っぽい言葉遣いができるようになってきましたね。