最近の学校の様子から

2020年7月の記事一覧

校長室の窓から137


一斉登校が始まってから4週間。約1ヶ月が過ぎ、少しづつ新しい生活に慣れてきたのかと感じます。
東京都では、ここのところ200人を超える感染者の報告が続いています。不安な気持ちにもなりますが、最大限の感染予防対策を行い、児童の学習の保証のためにやるべきことをやっていきます。

今日も玄関で児童を迎えました。気持ちの良い挨拶が沢山あったので「素晴らしい!」「自分から挨拶していいね!」「挨拶上手!」と褒めまくりました。
そんな中、1名の6年生が近づいてきて「校長先生、描いてきました。」と言って、上の2枚の絵を渡してくれました。

実は、大松台小学校では、教員がお勧めの本を紹介する取組があり、カードに絵と文章を書いて紹介するのです。どの本にするかは決めたのですが、私は絵が苦手なので困っていました。
そんな先週、教室を回っていたら6年生の教室でイラストを描いている児童がいました。他の児童からも認められている児童でとても上手でした。
その後、校長室に戻り、ふと紹介カードとその児童が頭の中で結び付き「そうだ!あの子に頼めないかな?」と考え、見本のコピーと紹介カードを持って6年生の教室に行きました。そして、絵の上手な子にコピーを参考に紹介カードに絵を描いてもらえないかお願いをしました。周りの子からは「校長先生、自分でやらなくちゃだめですよ~。」など色々言われましたが、お願いをしたら快く引き受けてくれました。

それが冒頭の「校長先生、描いてきました。」につながるのです。
本人は、「見て描きました。」と言っていましたが、輪郭の線がはっきりとし、色も鮮やかに再現され、下のコピーより数段上の作品に仕上がっていました。思わず「プロの仕事だねー!」と感心して声をかけましたが、お願いをしてよかったなと思いました。
自分の自由な時間を使って、心を込めて素晴らしい作品に仕上げてくれたことがとても嬉しかったです。本当にありがとう!!!

紹介カードは、木曜日に図書委員が取りに来るので、この後、文章を書いて仕上げます。
大松台小学校の人たちは、いずれどこかに貼り出されると思うので見てください。