校長室から

校長室から

運動会1週間前

24日に関宿小中合同運動会があります。
中学校の修学旅行の日程がが、学校事情で決められないため、毎年運動会の日程も流動的になります。特に小学校にはご迷惑をおかけいたします。
しかし、昨年もそうでしたが、この6月は比較的雨が少なく、湿度も真夏ほどではないので練習も順調の様子です。
特に中学3年生が最後の運動会に充実した気持ちになれるよう1.2年生も大いに張り切っている様子が見られうれしく思います。
保護者の皆様におかれましては、暑い中の参観となり大変恐縮ですが、生徒の活躍を是非ご覧いただきたくご案内申し上げます。

連携

小中合同運動会があり、小学校の校庭の除草作業に中学生が参加しました。
自分たちも使う校庭ですので積極的に作業しなければなりません。
小学校は、保護者の方も参加していて連携して作業をされていました。
中学校の役員さんからは、中学生の保護者の方も呼びかけてみては?との提案がありました。
ありがたいことです。運動会で使う校庭を家の方が来て掃除をしてくれた場面を児童はありがたく思うに違いありません。
先日行った修学旅行で、足首のねんざをして参加をした生徒の親御さんが修学旅行を終えた到着集会の後、我々のところにわざわざ寄って来られて「息子がお世話になりました。足手まといで迷惑をかけたことでしょう。ほんとすみませんでした。おかげさまで思い出になりました。」とわざわざ言いに来て下さいました。確かに担任や養護教諭は特別に気にかけていましたが、その言葉で担任や養護教諭は救われたかと思います。保護者の方との連携で我々がありがたい連携の一コマです。遠くで親が先生方にお礼を言っている姿を子どもが見ていましたので、生徒はたくさんのことを感じ取ってくれたことでしょう。(本人は、弱音を吐かず3日間かなりがんばっていましたが。)
学校は、「連携」という言葉がはやりで保護者の方や地域の方といろいろな取組があります。
逆に迷惑をかけることもあり、申し訳なく感じることもありますが、
「おかげさまで」と言われるとがんばろうという気持ちになることは最高の連携だと思います。
学校も保護者の方や地域の方に「おかげさまで」という気持ちを大切にしたいと思います。

表現すること


  5時間目ダンス、6時間目音楽の授業を見ました。自分を表現することは難しいのですが、関宿中学校の生徒が最近伸びてきた部分だと思います。先生方も恥ずかしがらず、にこやかにやっています。我々の年代はダンスなど学習指導要領にありませんでしたので運動会で照れながら「むらさき音頭」を踊ったくらいでした。何という曲かわかりませんが、速いテンポの曲を3年生のダンスリーダーはすでに完璧に踊れています。男子の表現は声も出てきました。
いつ覚えたのでしょうか。一緒に修学旅行に行ったはずなのに。流石です。
続けて音楽の授業を見ました。音楽の2人の先生(1人は教育実習生)はとてもにこやかに授業をします。歌っている曲は多少気になりましたが、実習生の精錬授業の都合だと思い、黙ってみていました。音を楽しむ雰囲気としては良いものでした。本校の音楽室は大きな桜木、埼玉県、茨城県と眺めは抜群です。生徒達は「眺めを何にたとうべき」♪とさわやかな合唱です。
滝廉太郎作曲 武島羽衣作詞の日本最古の合唱曲です。
春のうららの(7) 隅田川(5) のぼりくだりの(7) ふなびとが(5) 櫂のしずくも(7)花と散る(5)眺めを何に(7)たとうべき(5) 
まだ初めての授業で歌詞の意味を解釈をしていましたが5・7調で出来ています。と先生。
「情景を思い浮かべながら歌おう」と黒板に書いてあります。そのあともう一度歌いましたが生徒の表現力は確実に上がっていて、表情も豊かです。思わず私も口ずさんでしまいました。
昔から教科書にある曲で私も知っています。
職員室に戻ってそこにいた先生に得意げになんていう曲か知ってる?と尋ねるとみんな「わかりません。」若手の先生は「隅田川」と答えました。
この曲は、曲名当てクイズで必ず出る曲です。「花」という曲です。


誇り


 修学旅行に行ってきました。「9年間の集大成」としての修学旅行です。
1年生の入学から「修学旅行を成功させよう。」「自分たちで創る旅行にしよう。」と日々の生活から見直してきました。東京駅の出発集会から学校での到着集会まで、自分たちが友を意識し、クラスを意識し、旅行の成功を意識し、気遣い「やる・見る・支える」の課題を十分に実践してきました。
この生徒と旅行し、恥ずかしい思い・怒りたくなるような思い・情けなくなるような思いは全くありませんでした。むしろこの生徒を誇らしい気持ちになり、優れていると確信して得意な気持ちになり、自慢したく名誉に思う気持ちでいっぱいです。
お互いに、声を掛け合いながら笑顔で生活する。うざ。きも。面倒。えーっ?・なんで?なんマイナス言葉はまず使わない。帰りの新幹線では添乗員の栗原さん(もちろん仕事で来ている)がヒーローになる。(そういう雰囲気に生徒がしていく)そして3日間持ち続けてきた手作りのプレゼントまで渡す。
神戸の豪華客船ではとなりの部屋で行っていた結婚式に参加し、「変わらないもの」という合唱を披露したときは、新婦(大阪府堺市の方らしい。)や出席者の目に涙が出ていたような温かい雰囲気になったものでした。
神戸のメリケンパークには今年、BE KOBEとモニュメントがありました。震災から20年。昨年はなかったモニュメントの前で誇らしく撮った写真です。
ビーコウベ 和訳は難しいのですが、私はこう訳しました。「神戸ここにあり」
「いや関中生ここにあり」と。BE SEKIYDO 
素晴らしい生徒とそれを支えた素晴らしい職員とよい旅になりました。

職場体験学習


5月29日より3日間、2年生が職場体験学習を行います。例年9月に行っていましたが、新人戦、期末テストなどと重なることから今年からこの時期に変えてみました。新年度始まって間もないため、準備は大変でした。それにしても2年生は成長しましたね。家庭学習帳の提出、歌声の大きさ、そうじ、あいさつ、礼儀、表情、に勢いが感じられます。
「働く」ということはとても大変だし尊いことです。たとえ3日間でも学校や家庭以外の「大人」から指導を受けることが生徒にとって貴重な経験になることと思います。
2年生がこの体験を通して、社会や職業、勤労について考え、人間的に更に成長できることを願います。3年生の修学旅行と並行して行われる行事ですが、大きな行事です。

修学旅行直前


私の写真のテクニックが低く見にくいのですが、修学旅行のしおりが実行委員から届けられました。いかにも京都らしいところで地図を片手にみんなが仲良く班別行動をしている様子が描かれています。京都の東山界隈かも知れません。作者(村松遥菜さん)の思いが詰まっています。9年間の集大成としていくこの旅行は、生徒達にとってかけがえのないものになるようになると思います。しおりを校長室に届けてくれた実行委員の人が描いたのでしょうか。ミッキーマウスの付箋が貼ってあって 「今まで私たちを見守って下さりありがとうございます。」 「当日3日間は私たちそして先生の思い出に残る修学旅行にしましょう。」3年一同と書いてありました。すばらしいクラスの修学旅行です。天気予報は上々です。
大成功の修学旅行であることは間違いありません。

健康診断

                                           本日は、西村卓也先生(しろくま歯科)をお迎えして歯科検診が行われました。
先生は、一人ひとりにアドバイスをしながらの検診でとても有意義な検診になりました。生徒の受診態度も立派です。
4月から養護教諭を中心とした身体計測、視力・聴力検査、永瀬 大先生(ながせ耳鼻咽喉科)の耳鼻科検診、森田一之先生(関宿いちおか眼科)の眼科検診、西川俊郎先生(東葛飾病院)の内科検診、尿検査、心電図検診、教職員の結核検診、と続きました。夏休み明けも脊柱側湾症検診、身体測定、生活習慣病検診、更に歯科検診(再検)と続きます。学校薬剤師さん(篠原 剛先生・かえで薬局)には定期的に照度・空気検査をしていただいています。学校医の先生方には、生徒の健康状態を熱心に把握していただき、流行性の感冒が流行ってきたり、健康に関しての困り事があったりしたときは相談をさせていただくことになっています。
校長や養護教諭は、生徒の健康を司る事を職務の1つとしていますが、家庭、地域と連絡を取り合いながら心身ともに健康な生徒の育成を目標にしていきたいと思います。毎月出されている保健便りや診断等のお知らせを是非お読み下さい。HPにも載せてあります。

見てる

「神様が見てる」「お天道様(おてんとさま)が見てる」「罰(ばち)がたかる」からと小さい頃死んだ祖母や母親からよく言われました。
もちろん神様の存在は確認したことはありませんでしたが、そのことは信じていました。時代劇で北町奉行「遠山の金さん」が「お天道様(おてんとさま)はお見通しだ」と言っているのも記憶にあります。
実は57才になった今でもお天道様が見てると思ってびびっていることもあります。いつも神様や先になくなった人が常に見ていて、生きている人にはわからないけど、私の中身が見透かされていると思って恥ずかしい思いをしています。
最近はお天道様でなく、死んだ母親が天から見てると思っているのかも知れません。
 誰かに見てもらって認めてもらいたいと思ってがんばる。そんなこと意識なくがんばる。悪い(と思った)ことをする時は、誰かが見ているのではないかと気にして挙動不審になってしまうのはそのせい?かとも思います。誰かが見てる。誰かが認めてくれる。いつかは。
関宿中学校の生徒は、一生懸命掃除をします。校長室前の廊下は1年生の担当ですが、膝をつき、なめるように黙々と拭いています。廊下はいつもぴかぴかです。その人は、お天道様が見ているとか点数稼ぎとか考えていない様子なので余計うれしくなります。(本人に聞いたことはありませんが)

今年も小中連携教育

関宿小中学校は今年度も小中連携教育を研究の柱にしています。教師による授業交流・運動会・芸術鑑賞会などの合同行事
学力向上と生徒指導の充実をねらい先生方による部会も行われています。
小学校の吉野先生は2年連続で本校の家庭科を見ていただいています。
本校の小幡教諭は5,6年生の英語、和泉教諭は6年生の音楽も担当しています。

写真は中3の家庭科を担当する小学校吉野先生

五月晴れ


校庭にチームメイトの笑顔あり、夢追いかけて命輝く。
部活動、委員会活動、学級活動(3年生は修学旅行、2年生は職場体験学習で忙しい)
などで一生懸命な日々が続きます。中学生が目標に向かい、夢を追いかけている姿は輝いているものです。そして、友達と仲良くやっていく姿も美しいと思います。
ゴールデンウィークが終わり、本格的に活動をしている中学生を応援します。来週は市内大会が各会場で行われます。