校長室から

校長室から

つなげる

 すでに本校ホームページでお知らせしている通り、また、毎日の送迎の際にご覧いただいている保護者の方も多いと思いますが、11月中旬より生活委員会が中心となり、お互いが笑顔になれる挨拶を目指して「ペコニコ挨拶キャンペーン」を行いました。
 これまで生徒達には全校集会等を通じ(保護者の皆様には学校だよりやHP等で)、「あたたかく」「みんなで一生懸命取り組む」事ができる本校の良さや力(関中力)を大切にしていこうと繰り返し話してきました。それと同じくらい繰り返し話してきたことが「自分からすすんで挨拶をすること」と「相手の話や呼びかけに対する返事や反応を大切にすること」です。このことはコミュニケーションの第一歩として、思いやりの表現の一つとしてとても大切なことです。しかし、この部分は本校生徒の苦手とするところで、大きな課題の一つと捉えてきました。
 今回のキャンペーンを経て、生徒それぞれが挨拶に対する意識を高めたり、挨拶を交わすことでの心地よさを実感できたのではないかと感じています。
 また、「帰りの会相互交流」において、級友の呼びかけに対する反応や返事、班会議での意見のやりとりについて、3年生が下級生に対して良い手本を示してくれました。「聞いてくれる」「反応してくれる」という安心感が土台にあってこそ、さまざまな思いや意見を発信でき、お互いの理解を深めていくのです。皆にとって過ごしやすい、居心地の良い学級、学校になっていくのです。
 生徒のみなさんには、今回のキャンペーンや相互交流での経験を一過性のものにせず、今後の生活につなげて欲しいと思います。また、保護者の皆様におかれましても、本校の取り組みにご理解いただき、家庭や地域社会の中でも改めて挨拶や返事・反応等についてお話しいただければと思います。

                                                                          野田市立関宿中学校長 森 功

全校一丸 関中力(せきちゅうぢから)

 後期に入ってこれまで、日々の授業に加え、葛北新人戦、東葛駅伝大会、関宿高校合同文化祭、市内小中学校音楽会等の対外行事や、任命式、駅伝壮行会等の校内行事が行われました。特に「東葛駅伝大会」と「市内小中学校音楽会」は実に3年ぶりとなる開催で、3年生にとっては最初で最後の参加となるものでした。私たち教職員にとっても同様で、多くの職員が初めて経験する催しでした。その様な中、本校は全校生徒、全教職員で準備、練習を重ねまさに全校体制、全校一丸となって取り組みました。保護者の皆様には多くの場面でご支援・ご協力をいただき、誠にありがとうございました。

 小規模校ゆえに一人で何役もこなさなければならず、練習日程の調整はもちろん、気力・体力の維持等難しい面は沢山ありました。しかし、そこを皆の協力によって乗り越え、それぞれ納得のいく素晴らしい成果を残すことができました。ここに関宿中の力を感じました。
「あたたかく」「みんなで一生懸命取り組む」関宿中の良さ、関宿中の力、これを私は「関中力(せきちゅうぢから)」とよびたいと思います。
 10月29日の関中祭での各クラスの合唱発表においても、これまでの苦労、努力の積み重ねの成果、成長の証を表現することができました。また、弁論発表や、美術部、和太鼓部、吹奏楽部の発表も素晴らしいものになりました。保護者の皆様方には「関中力」を十分に感じていただけたことと思います。

                                     野田市立関宿中学校長 森 功 

令和4年度折り返し

 あっという間に9月が終わり、いよいよ10月です。2学期制の野田市小中学校では前期・後期の係委員会の入れ替わりと、それによる様々な組織の改編等が行われます。本校においても、先日生徒会本部役員と各専門委員長の選挙が行われ、新たなリーダーのもと活動がスタートしたところです。
 10月は日々の授業に加え、葛北新人戦、東葛駅伝大会、関宿高校合同文化祭、小中音楽会等の対外行事。任命式、駅伝壮行会、関中祭等の校内行事。実にさまざまな活動が予定されています。保護者の皆様には多くの場面でご支援・ご協力をいただくことになるかと思います。宜しくお願いいたします。加えて、3年生は進路決定に向けて一層具体的に動いていくことになります。生徒達にとって大変な日々となりますが、こなすだけにせず、その活動を通して自分が、自分たちがどうなりたいのか明確な目標を持ち、取り組み、振り返り、成長して欲しいと願っています。

 また、毎日の帰りの会でクラスの皆と話し合って決めている生活目標にこだわりを持って欲しいと思います。以前にも話しましたが、「目標がその日その日を支配する」という言葉があります。目標達成に向けて課題を探し、実行していくことで生活が変わります。クラスメイトとの関り方も変わります。学級が充実します。
  令和4年度も折り返し地点です。4月当初に決めた学級目標を達成できるように、あと半年、日々の営みを大切にしてください。

                                                               野田市立関宿中学校長 森 功

 

Restart

 長い夏休みが終わりました。皆さんにとってどのような夏休みだったでしょうか?
 夏休みは交通事故をはじめ、いろいろなことを心配しましたが、全校生徒の皆さん
が「被害者にも加害者にもならない」という約束を守り、自他の命、信頼、将来を守
り、それらを失うような行動をせず、今日こうして顔を揃えられたことを本当に嬉し
く思います。
 また、夏休み前の集会で「これだけはやれたと言える夏休みを」という話をしまし
た。今日「これだけはできました!」と胸を張って担任の先生に話をすることができ
ますか? 休み中の部活動や駅伝練習、学習会や登校日等の様子を見ていると多くの
生徒が「できた!」というものを持てたのではないかと感じています。それぞれの取
り組みを通して、目標を持って生活することの大切さを再確認できたのではないでし
ょうか。
 さて、本日各学年の代表から今後の生活についての目標(抱負)が語られました。
4月からの生活を振り返っての反省に基づいたこと、これからの学校行事等への取り
組む思い、進路選択にむけての思いが含まれていました。「目標がその日その日を支
配する」という言葉があります。目標達成にむけて課題を探し、実行していくことで
生活が変わります。その積み重ねが生き方を変えていきます。何度も繰り返して話し
ていますが、一日一日の「今」の積み重ねが未来を創るのです。
 今日から63名での学校生活が再スタートします。気持ちを新たに目標に向かって
力強く一歩を踏み出しましょう!

                         野田市立関宿中学校長 森 功

今が未来を創る

「今」が未来を創る。
 着任して以来早いもので、もうすぐ夏休みを迎えようとしています。4月よりこれまで、沢山の行事が行われてきました。新入生歓迎会、修学旅行、生徒総会、小中合同運動会と大きな行事が続きましたが、どの学年も実り多い素晴らしい行事にすることができました。また、部活動における市内大会、中高連携スポーツ大会や、市内陸上大会で生徒の一生懸命な姿が沢山見られたことはとても嬉しいことでした。さらに、日頃の授業、係や委員会活動、清掃活動等に熱心に取り組む姿に関心させられることも多くありました。
 夏休みを前に、これまでの約4か月を振り返り、今後の目標を明確にすることが大切です。始業式、入学式での「今が未来を創る」という話を覚えているでしょうか。今日一日の学習、生活、練習の積み重ねが、未来の自分を創るのです。これまでの自分を振り返り、今後何をどのように取り組めば良いのか、そしてどうしたいのか、どうなりたいのかをしっかり考え、目標を定め、それに向かって一日一日の「今」を大切に積み重ねてください。7月20日(水)~7月29日(金)まで全学年で三者面談を実施しますが、そうしたことの確認もできればと考えています。特に3年生は進路に向き合っていくことになります。自分の将来についてじっくり考えることのできる良い期間です。自分の将来像を思い浮かべ、その道筋を調べることにも時間を有効に使いましょう。目標に向かって充実した夏休みを過ごしてください。
被害者にも加害者にもさせないために。
 先日テレビで、海や川の事故で児童生徒が亡くなるというたいへん痛ましいニュースを目にしました。毎年この時期になると同様の事故が多数報道されます。私たち教職員は、関宿中の生徒を被害者にも加害者にもさせないために、交通事故防止や水難事故防止、SNSの使用に関連するトラブル防止について繰り返し指導をしています。特に危険な自転車運転、SNSでの安易な書き込みや投稿は加害者にもなりかねないものです。ぜひご家庭でも、一つしかない大切な命を自ら危険にさらさないようにすること。また、自分の命と同様、他者の命もかけがえのないもので、それを傷つけるような行為をしないことを折に触れてお話しいただければと思います。
 

                               野田市立関宿中学校長 森 功