校長室から

校長室から

Restart

 長い夏休みが終わりました。皆さんにとってどのような夏休みだったでしょうか?
 夏休みは交通事故をはじめ、いろいろなことを心配しましたが、全校生徒の皆さん
が「被害者にも加害者にもならない」という約束を守り、自他の命、信頼、将来を守
り、それらを失うような行動をせず、今日こうして顔を揃えられたことを本当に嬉し
く思います。
 また、夏休み前の集会で「これだけはやれたと言える夏休みを」という話をしまし
た。今日「これだけはできました!」と胸を張って担任の先生に話をすることができ
ますか? 休み中の部活動や駅伝練習、学習会や登校日等の様子を見ていると多くの
生徒が「できた!」というものを持てたのではないかと感じています。それぞれの取
り組みを通して、目標を持って生活することの大切さを再確認できたのではないでし
ょうか。
 さて、本日各学年の代表から今後の生活についての目標(抱負)が語られました。
4月からの生活を振り返っての反省に基づいたこと、これからの学校行事等への取り
組む思い、進路選択にむけての思いが含まれていました。「目標がその日その日を支
配する」という言葉があります。目標達成にむけて課題を探し、実行していくことで
生活が変わります。その積み重ねが生き方を変えていきます。何度も繰り返して話し
ていますが、一日一日の「今」の積み重ねが未来を創るのです。
 今日から63名での学校生活が再スタートします。気持ちを新たに目標に向かって
力強く一歩を踏み出しましょう!

                         野田市立関宿中学校長 森 功

今が未来を創る

「今」が未来を創る。
 着任して以来早いもので、もうすぐ夏休みを迎えようとしています。4月よりこれまで、沢山の行事が行われてきました。新入生歓迎会、修学旅行、生徒総会、小中合同運動会と大きな行事が続きましたが、どの学年も実り多い素晴らしい行事にすることができました。また、部活動における市内大会、中高連携スポーツ大会や、市内陸上大会で生徒の一生懸命な姿が沢山見られたことはとても嬉しいことでした。さらに、日頃の授業、係や委員会活動、清掃活動等に熱心に取り組む姿に関心させられることも多くありました。
 夏休みを前に、これまでの約4か月を振り返り、今後の目標を明確にすることが大切です。始業式、入学式での「今が未来を創る」という話を覚えているでしょうか。今日一日の学習、生活、練習の積み重ねが、未来の自分を創るのです。これまでの自分を振り返り、今後何をどのように取り組めば良いのか、そしてどうしたいのか、どうなりたいのかをしっかり考え、目標を定め、それに向かって一日一日の「今」を大切に積み重ねてください。7月20日(水)~7月29日(金)まで全学年で三者面談を実施しますが、そうしたことの確認もできればと考えています。特に3年生は進路に向き合っていくことになります。自分の将来についてじっくり考えることのできる良い期間です。自分の将来像を思い浮かべ、その道筋を調べることにも時間を有効に使いましょう。目標に向かって充実した夏休みを過ごしてください。
被害者にも加害者にもさせないために。
 先日テレビで、海や川の事故で児童生徒が亡くなるというたいへん痛ましいニュースを目にしました。毎年この時期になると同様の事故が多数報道されます。私たち教職員は、関宿中の生徒を被害者にも加害者にもさせないために、交通事故防止や水難事故防止、SNSの使用に関連するトラブル防止について繰り返し指導をしています。特に危険な自転車運転、SNSでの安易な書き込みや投稿は加害者にもなりかねないものです。ぜひご家庭でも、一つしかない大切な命を自ら危険にさらさないようにすること。また、自分の命と同様、他者の命もかけがえのないもので、それを傷つけるような行為をしないことを折に触れてお話しいただければと思います。
 

                               野田市立関宿中学校長 森 功

振り返りを大切に。

 5月の連休が明けてから、修学旅行、生徒総会、市内大会、小中合同運動会と行事が目白押しでした。それぞれの様子につきましては、ホームページに写真と共に紹介しておりますので、ぜひご覧になっていただきたいと思います。
 これらの活動に対して、自分達の頑張りを認め合い、成果を確認し、いたらなかった点を反省し、日常生活や次の活動に生かそうとする気持ちを持てるよう指導してまいります。生徒の皆さんも、ぜひこのような振り返りを大切にしてください。

 さて、6月は今年度最初の定期テストがあります。なぜ、テストを行うのか?生徒にとっては、「これまでの学習を振り返る」ためです。ただ単に「点数の良し悪し」だけではなく、理解して身についているのはどこか。逆に身についていなかった、理解が足りなかったのはどこか。テストに向けた学習計画は適切だったのか。計画通り実行できたのか。点数だけでなく、このような点を見直すことで、家庭学習の質や量の向上や、普段の授業への取り組みに役立てるのです。
 すでに各学級で「前期中間テストに向けての計画表」が配られています。2.3年生は、これまでの反省をいかせるよう取り組んでください。1年生は初めての定期テストです。先生方からのアドバイスを良く聞いて、学習計画を立てるところから頑張りましょう。

                                      野田市立関宿中学校長 森 功

あたたかな校風のもとで

 新年度がスタートし、早一ヶ月が過ぎました。ここまで、入学式、身体測定や
避難訓練、新入生歓迎会等の行事はもちろん、毎日の授業や清掃活動等に一生懸
命に取り組む生徒の姿を見て、たいへん嬉しく思っています。
 両膝を着いて廊下を拭く姿、何の不満も言わず当たり前のようにトイレ掃除に
取り組む姿はとても素晴らしいものです。新入生歓迎会の折に「人柄」と「校風」
について、話をさせていただきました。「人柄」というものは、その人その人が
何年もかけて学んだり、経験したり、さまざまな人とかかわる中で出来上がって
くる人となりです。この人柄にあたるのが、学校でいうと「校風」になります。
これまで多くの先輩方や先生方、そして在校生のみなさんで築き上げてきた
「温かく」「みんなで取り組む」「一生懸命に取り組む」関宿中学校の「校風」
が、いつまでも続くことを願っています。
 一方で、一人で何役もこなさなければならないという難しさ、厳しさもあり、
それだけに、確実に疲れが出てくる時期でもあります。これから迎える大型連休
を計画的に過ごし、心身をリフレッシュさせてください。
 連休明けは、修学旅行、生徒総会、市内大会、小中合同運動会と行事が目白押
しです。一つ一つの行事に積極的に取り組み、自分を成長させ、仲間との関係を
深める機会にできることを期待しています。
 保護者の皆様にも、何かとご負担をおかけすることになるかと思いますが、変
わらずご理解、ご協力をお願いいたします。


                   野田市立関宿中学校長 森 功

よろしくお願いいたします。

   4月1日に関宿中学校に着任しました森功です。よろしくお願いいたします。
 万緑の言葉が実感できる春となりました。学校の周りを見渡しますと草木に美しい花が咲き、心がわくわくするような躍動を感じます。このような素晴らしい季節の中、4月6日、令和4年度の学校生活がスタートしました。7日には入学式を挙行し、新たに15名の新入生を迎えました。
 本校の学校教育目標「知性と徳性を備えた、心身ともに健やかな生徒の育成」に向けて、令和4年度の目指す姿として、「社会に貢献しようと、生き生きと活動する生徒の育成」を掲げました。その具現化のため、我々教職員は生徒の主体性を重視し、自己有用感を育む教育活動の展開に力を尽くしてまいります。
 さて、始業式、入学式にあたり二つのことを話しました。
 一つ目は「今が未来を創る」ということです。現代社会は「予測不能なバーチャルと現実の融合社会」、いわゆるSociety5.0という社会に突入しました。これまでの既成概念が通用しない社会がやってきています。しかし、どのように社会が進展しても、科学技術が発達しても、人間は過去に戻ることも、一足飛びに未来に行くこともできないのではないでしょうか?ただ、「未来を創る」ことはできると考えます。今日、この日の学習が、この日の生活が、この日の練習が、明日の自分を作るのです。一日一日の積み重ねが「未来を創る」のです。「なりたい自分」「希望する未来」に向けて、今日の積み重ねを大切にしてください。
 二つ目は「挑戦の先には、学びと成長がある」ということです。新しい年度を迎えるにあたり、「今年度はこうしたい」「こうなりたい」という目標や、願いを胸の中に抱いているのではないでしょうか。ぜひ、その実現に向けて取り組んで欲しいですし、一歩を踏み出せないでいる時は「やってみよう!」の気持ちで踏み出してみてください。物事に取り組んだとき、上手くいった、いかなかったという結果がついてきますが、結果にこだわるのではなく、自分が成長できたかどうかにこだわって欲しいと思います。何かを為すために挑戦した先には、必ず学びがあり、その学びによって成長があります。結果を恐れず、学びと成長にこだわって、「やってみよう!」の気持ちで挑戦してください。
 私たち教職員も一丸となって生徒の成長を支えていきたいと思います。今後とも本校の教育にご理解、ご協力くださいますようお願いいたします。

                   野田市立関宿中学校長 森 功