校長室から

令和5年度 スタート

    昨年度から引き続き校長を務めます森功です。よろしくお願いいたします。
 万緑の言葉が実感できる春となりました。学校の周りを見渡しますと草木に美しい花が咲き、心がわくわくするような躍動を感じます。このような素晴らしい季節の中、本日4月6日、令和5年度の学校生活がスタートしました。明日7日には入学式を挙行し、新たに22名の新入生を迎える予定です。

 本校の学校教育目標「知性と徳性を備えた、心身ともに健やかな生徒の育成」に向けて、令和5年度の目指す姿として、「社会に貢献できるたくましい関中生の育成」を掲げました。その具現化のため、我々教職員は「めざす生徒像」として、生徒に以下の3点を求めていきます。
一つ目は、自ら進んで学習、諸活動に取り組む生徒です。これは主体性の向上を求めています。
二つ目は、自分の考えを堂々と表現し、他者の考えを受容できる生徒です。これは表現力の向上を求めています。
三つめは、困難に立ち向かい、諦めずに努力できる生徒です。これは克己心の向上を求めています。
これらは、昨年度の教育実践に基づいた、本校生徒の更に伸ばしたい、克服したいと考える課題でもあります。
 具体的には、まず表現力の向上に向けて「挨拶」をしっかり交わせるようにしていきます。昨年度大きく向上した部分でもありますが、更に、自分から、相手の顔を見て、場面に応じた大きさで、コミュニケーションの第一歩、自己表現の第一歩として大切にしていきたいと考えています。
 次に、今年度から「帰りの会」の時間を30分に伸ばしました。冒頭の5分間で、下校後の家庭学習を計画させ、主体的に取り組めるようにします。「帰りの会」の中心になるのは班での話し合い活動です。毎日の生活目標の設定、振り返り、改善策の決定、そして実践。この繰り返しの中で、自分の考えをしっかりと伝え、また友達の意見や考え方に触れ、これまで以上にクラスの仲間についての理解を深めていきます。そして、自分達のクラスを「誰にとっても過ごしやすい、居心地のよい場所」にしていけるよう支援していきます。こうした安心できる居場所づくりが学力の向上や、困難を乗り越えていける力をつけることにつながるはずです。
 今年度もこれまで同様、ご理解、ご協力のほど宜しくお願いいたします。


                                       野田市立関宿中学校長 森 功