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校長室のひとりごと

校長室のひとりごと「地域に関わる」

 土曜日に「川間地区ふれあいの広場」が行われました。川間地区社会福祉協議会が主催し規模も大きく地域にとって大切な行事です。こういった地域行事では中学校や小学校も発表団体として、吹奏楽部などが招待されることが少なくありません。この「ふれあいの広場」も同様で、これまで本校は吹奏楽部、特設郷土芸能部が出演していましたが、今年は「次世代の地域を担う中学生には、もっと地域に目を向け、地域の一員として自覚を持って欲しい」とわがまま言って運営団体の一つに加えていただきました。事前の会議、前日の会場準備、当日の司会進行、受付、接待、商品販売などの各ブースに分かれて生徒たちは地域の方々に混じってお手伝いさせていただきました。生徒からは「色々な発表を通して地域の文化や伝統を知ることができた」「初めての経験でしたが優しく教えていただき一緒に活動していて楽しかった」などの声が聞かれました。

 また、会場にいる私にたくさんの方が声をかけてくれました。「中学生が優しく案内してくれ嬉しかった」「元気な中学生と一緒にいて、こっちまで元気になりました」「いつもの決まった面々に中学生が加わり、みんな笑顔が増え若返ったように感じました。とっても楽しかった」「孫(中学生)が笑顔で手伝っているのを見て泣けてきました」など数えきれないほどの言葉をいただきました。

 会を終え生徒たちに「地域の一員だと自覚できましたか?みんなは、この先どこの高校に行こうとも、大人になってもどこに住もうとも、いつまで経っても故郷はここ川間地区だということを忘れないで欲しい。10年、20年30年先に、みんながこの「ふれあいの広場」を運営していて欲しい」と話しました。社会福祉協議会など運営に携わった皆さんには「生徒がお世話になりました。日頃学校では見せない「優しさ」「気遣い」「笑顔」を見ることができました。本当に良い経験ができました。ありがとうございました。」とお礼を述べました。

 今年の「ふれあいの広場」は多くの笑顔にあふれ「育てよう川間の絆」というスローガンに近づけたと感じて、ホッコリと温かい気持ちの一日でした。

校長室のひとりごと「振替休業」

いつもアクセスいただきありがとうございます。

土曜日の「ふれあいの広場」が全校登校日だったため、今日は振替休業になります。

この「校長室のひとりごと」もお休みします。

今後ともよろしくお願いしますね。

校長室のひとりごと「全国調査によると」

 令和5年度実施の「問題行動.不登校等生徒指導上の諸問題に関する調査」の結果が公表されました。この調査は文部科学省が毎年実施しており、全国の公立私立全ての小中高校、特別支援学校を対象とした調査で、その結果をもとに各学校で生徒指導上の諸問題への取り組みをより充実させ、未然防止、再発防止に役立てることを目的に行なわれているものです。

 公表された結果は、不登校や長期欠席、高等学校の中途退学など項目は多岐にわたっていますが、その幾つかを紹介します。

 まず「いじめ」についてです。全国の小中高校、特別支援学校でいじめと認知した件数の合計です。全国で732,668件で昨年度比プラス50,620件の7、4%増でした。また、この件数において77、5%は既に解消済みという結果です。この結果に対して文部科学省は、いじめ自体の件数が増えたというより、いじめの定義の浸透により軽微なものもいじめと捉えるようになったことで件数は増えていると分析しています。

 次に「不登校」については、全国小中学校で346,482人で前年比15、9%増加しています。この増加の原因の一つには、児童生徒の休養を重要視する「義務教育段階における教育の機会確保に関する法律」が認知され始めたことが影響していると文部科学省は分析しています。

 調査の結果が出たからというわけではなく、本校でも引き続き、生徒一人一人に目を向け「いじめ」に対するアンテナを張り巡らせ早期発見、早期対応を心がけていきます。また不登校についても、家庭との連携を密にしながら心のケアを含め丁寧に個々の改善策を考えていこうと思います。

校長室のひとりごと「条例の地域がら」

 少し前の話ですが、山形県の6月議会で面白い(?)条例が可決されました。それは「山形県笑いで健康づくり推進条例」です。具体的には毎月8日を「県民笑いで健康づくり推進の日」と定めたり、「一日一回は笑いましょう」というような条例です。一般的に笑うことが健康に良いと言われていますが、山形県では独自に県民を対象に調査した結果、声を出して笑う頻度が高い人ほど死亡リスクが低かったという結果だったことから、県民に笑うことで明るい健康的な生活を送ってもらおうと考えられた条例だそうです。

 他にも面白い(?)条例はないかと調べてみれば、全国各地に面白い(?)その土地特有の条例がいくつもあることがわかりました。

 宮城県石巻市の、マンガと触れ合うことで市の活性化を目指そうとする「石巻市マンガアイランド条例」、和歌山県みなべ町の特産品で健康になろうという「紀州南高梅使用のおにぎり及び梅干しの普及に関する条例」、岡山県井原市では屋外照明は夜10時以降消灯することを推奨する「美しい星空を守る光害防止条例」、秋田県横手市の豪雪を逆手にとった「雪と仲良く暮らす条例」、兵庫県多可町の一日に一回は人を褒めたり感謝の意を表すことで明るい社会づくりを目指そうという「一日ひと褒め条例」、埼玉県草加市の「草加せんべいの普及促進条例」など探せば実にたくさんあるものです。いずれもその土地土地の特徴があり各自治体の工夫がなされた条例ですね。

 皆さんが暮らす地域にはどんな条例があるでしょうか。

校長室のひとりごと「ふれあいの広場」

 9日(土)は、本校体育館を会場に「川間地区ふれあいの広場」が行われます。この「ふれあいの広場」とは、「育てよう川間の絆」をスローガンに今年で24回目となる川間地区社会福祉協議会主催の地域のお祭りです。小学生、中学生、高校生の音楽的な発表や、郷土芸能、リズム体操、舞踊など親世代、祖父母世代など年齢や世代を越えた地域の方々が集まり、楽しいひと時を共有する学校にとっても大切な地域行事の一つです。

 これまで中学校は「ふれあいの広場」に会場として体育館をお貸しし、一部の生徒が発表団体の一人として参加するという立ち位置での関わりでしたが、次世代の川間地区を担う中学生が「お客様」で良いのか?地域の一員だとういう自覚を育むためにも、生徒一人一人が主体的に関わることはできないかと、関係の皆さんに無理なお願いをし、今回は3年生が発表だけではなく運営側の一員としてお手伝いさせていただくことになりました。

 過日行われたか家庭科の研究大会での3年生の家庭科の授業では、「地域の一員として」「地域と協働して」とキーワードのもと「自ら工夫し創造する」ことを目的とし、その具体的方法を話し合う授業でした。そしてその実践の場が「ふれあいの広場」なのです。今回の「ふれあいの広場」に向け生徒の代表は運営側の一員として社会福祉協議会の皆さんと実行委員会を組織し、中学生の関わり方について話し合いを進めてきました。

 当日、地域の皆さんの発表を楽しみにしているのは勿論ですが、運営側の一員として手伝う生徒たちを見ることも楽しみにしています。

 


※  9日(土)の午前中は、PTAバザーも同時に実施します。ぜひお立ち寄りください。