校長室のひとりごと「条例の地域がら」
少し前の話ですが、山形県の6月議会で面白い(?)条例が可決されました。それは「山形県笑いで健康づくり推進条例」です。具体的には毎月8日を「県民笑いで健康づくり推進の日」と定めたり、「一日一回は笑いましょう」というような条例です。一般的に笑うことが健康に良いと言われていますが、山形県では独自に県民を対象に調査した結果、声を出して笑う頻度が高い人ほど死亡リスクが低かったという結果だったことから、県民に笑うことで明るい健康的な生活を送ってもらおうと考えられた条例だそうです。
他にも面白い(?)条例はないかと調べてみれば、全国各地に面白い(?)その土地特有の条例がいくつもあることがわかりました。
宮城県石巻市の、マンガと触れ合うことで市の活性化を目指そうとする「石巻市マンガアイランド条例」、和歌山県みなべ町の特産品で健康になろうという「紀州南高梅使用のおにぎり及び梅干しの普及に関する条例」、岡山県井原市では屋外照明は夜10時以降消灯することを推奨する「美しい星空を守る光害防止条例」、秋田県横手市の豪雪を逆手にとった「雪と仲良く暮らす条例」、兵庫県多可町の一日に一回は人を褒めたり感謝の意を表すことで明るい社会づくりを目指そうという「一日ひと褒め条例」、埼玉県草加市の「草加せんべいの普及促進条例」など探せば実にたくさんあるものです。いずれもその土地土地の特徴があり各自治体の工夫がなされた条例ですね。
皆さんが暮らす地域にはどんな条例があるでしょうか。