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校長室のひとりごと

校長室のひとりごと「灯台下暗し」

 スキー林間も終えまた今日から日常に戻りました。菅平が寒すぎたため野田の朝が心地よく感じます。

 さて、この場で野生動植物が絶滅の危機に瀕しているという話題に触れてきました。「スズメ」が近年の開発や環境の変化により激減し絶滅危惧種II種に指定されたという話です。「そういえば最近スズメを見かけないなぁ」。それ以来ずっと気になっていました。「もしかするとこのまま本当に見ないまま絶滅してしまうのでは」とも思い、切ない気持ちでいました。このブログを読んでいる方からも先生たちからも「そういえばスズメ見ないですね」と言われたりもしてきました。

 我が家の庭には、よく鳥がやってきます。この時期は小さな緑色した「メジロ」がチュンチュンと戯れていますが、やはりスズメは見かけません。先週末洗車したての車の屋根に「鳥フン」が落とされていました。拭き取ってもまた落とされます。一体誰の仕業かと物陰から見張っていると、なんと「スズメ」です。それも1羽ではなく4、5羽が車庫の屋根の骨組みに停まっているではないでしょうか。私の気配を察したのかすぐに車庫の外に飛んでいってしまいましたが、見ると以前はよく見かけたように電線にたくさんのスズメが連なっています。

なんだか「鳥フン」ですら愛おしく思えた週末でした。

校長室のひとりごと「スキー林間最終日」

 いよいよスキー最終日、昨日は前も見えないくらいの「豪雪」にも負けず、スキーの腕前はみんな想像を遥かに超えるほど上達しました。レッスン後にはみんな良い顔でホテルに戻ってきました。さすがに疲れはあるものの「インフルエンザ」などの体調不良もなく無事に最終日を迎えました。

 今回のスキー林間では、雪山という非日常の環境で級友と寝食を共にすることで多くの経験を積むことができたようです。中学2年生といえば、多感で一番難しい年頃です。日頃の学校生活ではなかなかできないこと、例えば誰に頼まれたでもないのに、食事後、食堂のイスを整えたり、みんなが脱いだスリッパを並べ直したり、レッスン中に転んだ仲間に手を差し伸べたりと、目立たないところで仲間を支えている生徒たちの姿をたくさん見かけました。おそらく私が知らないだけで、本当はもっとたくさんの心温まる生徒たちの行動があったのだと思います。明日から日常に戻っても、このような気持ちを大切に、そして互いにそんな気持ち、行動を認め合える学年になってほしいと願うばかりです。

さあ、あと半日。今日も滑るぞ!

校長室のひとりごと「スキー林間2日目」

2年生のスキー林間二日目の朝を迎えました。昨日は、ホテルでの昼食後、開校式を行い、午後2時間のレッスンを行いました。雪混じりの天気でしたが、経験者も全くの初心者も皆リフトに乗りなんとか降りてくることができたようです。二日目の今日は一日レッスンがあるので、レッスンが終わる頃には自在に滑ることができるようになるでしょう。

数年に一度という今シーズン最強寒波が関東地方にやってきています。野田もさぞ冷たい朝を迎えていることでしょう。

この画像は、菅平高原のホテルの温度計です。寒さに負けず頑張ります。

校長室のひとりごと「スキー林間」

 今日から3日間学校を留守にします。2年生の校外学習スキー林間に同行するためです。本校では2年生の校外学習「林間学校」はこの時期にスキー実習を行なっています。行き先は長野県菅平高原。年によっては雪不足が心配ですが、今年はどうやらその心配も必要なさそうです。私が若い頃はバブル時期、週末ともなれば若者達はスキーに行っていたものですが、近年はスキー人口も減少し、ほとんどが外国人スキーヤーというスキー場もあるようです。ほとんどの生徒は今回がスキー初体験です。それでも例年、3日目ともなると「シューッ」と滑れるようになるものです。

 今回のスキー林間は、スキー技術の上達ももちろんですが、それよりも日頃ここ野田では味わえない一面の銀世界、そして白い雪山と青空とのコントラスト、−10℃も下回るようなツーンと透き通る空気感などの大自然を肌で感じ取ってほしいと思っています。そして仲間と寝食を共にすることで、互いを思いやり、絆を深めてほしいと願っています。

 学校生活の延長と言いつつも、この非日常の3日間だからこそ「五感」を研ぎ澄ませ、様々なことを感じとれる三日間にしてほしいと願っています。

この三日間は、随時画像もアップしようと思っています。お楽しみに…

 

校長室のひとりごと「渡辺さんと坂田さん」

 暦の上では今日から春「立春」です。幸い雪ではなく雨模様だった昨日は「節分」でした。

 ご存知ですか?世の中の「渡辺さん」「坂田さん」は、節分に豆まきの必要がないそうです。その理由は平安時代中期に遡ります。京の街で悪さをしていた鬼を「渡辺綱(わたなべのつな)」という武将がやっつけたことから、「渡辺」は強いと鬼の間で広まり、以来「渡辺」という姓の家には鬼が近寄らないので「鬼は外」の必要がなくなったと伝えられています。またその様子を描いた当時の絵には別の鬼を退治している「坂本金時(さかもときんとき)」という後の金太郎のモデルと伝えらている武将も描かれていることから「渡辺さん」同様に「坂田さん」も鬼が近寄らないと代々伝えられているそうです。そのため今も「子供が小さい頃はやったけど基本的には豆まきはしない」という渡辺さん、坂田さんが多いようです。お知り合いに「渡辺さん」「坂田さん」はいらっしゃいませんか。ぜひ豆まきをしたか聞いてみてください。