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献立紹介

3月4日(火)

【メニュー】

  ゆかりごはん 厚焼き卵 揚げじゃがいものきんぴら 大根のみそ汁 牛乳

 今日は「揚げじゃがいものきんぴら」について紹介します。今日のきんぴらは、いわゆる「きんぴらごぼう」の材料に、油で揚げたじゃがいもを加えています。今日使っているじゃがいもは、鹿児島県で今年獲れたばかりの「新じゃがいも」です。じゃがいもは1年中スーパーに出回っていますが、大きく分けて旬が2回あり、春と秋です。春先に獲れる新じゃがいもは皮がうすく、水分が多くてみずみずしいのが特徴です。今日は皮をむいてから素揚げしていますが、家庭で食べる場合は、よく洗って、皮ごと揚げて食べるのもおいしいのでおすすめです。また、じゃがいもというとでんぷんが多い印象がありますが、実はビタミンCを多く含む食材です。そして、じゃがいもに含まれているビタミンCは、でんぷんによって包み込まれているため、加熱しても壊れにくいというのが大きな特徴でもあります。

今日のきんぴらは、ほっくりとしたじゃがいもと、シャキシャキとしたきんぴらごぼうの食感が同時に味わえる料理です。よくかんで食べましょう。

明日も箸が必要な日です。忘れないようにしましょう。

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3月3日(月)

【メニュー】

    手巻きちらし寿司 さわらの西京焼き ごまあえ えび団子のすまし汁 牛乳

今日は、ひな祭りにちなんで手巻きちらし寿司にしました。お寿司をのりで巻いて食べます。ひな祭りは「桃の節句」と呼ばれ、女の子が健やかに、幸せに成長するように祈る儀式の一つです。ひな人形が飾られるようになったのは、今から約600年前頃です。現在のような豪華なひな壇は、江戸時代中期になってから登場しました。ひな祭りの料理には、縁起の良い意味が込められています。昔の人の、ひな祭りに込めた由来を知ると、風情を感じながら食べることができます。今日の料理の他にも、ひな祭りの料理があるので、興味のある人は調べてみましょう。

明日は箸が必要な日です。

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2月28日(金)

【メニュー】中華風おこわ 肉団子の甘酢あんかけ ワンタンスープ 牛乳

 今日は「中華風おこわ」について紹介します。おこわとは、一般的にもち米を蒸した料理のことをいいます。米には大きくわけて、うるち米ともち米の2種類があります。うるち米ともち米は、米に含まれているでんぷんの種類が異なり、もち米の方がもちもちとした食感があります。

水で炊いたごはんよりも、蒸したごはんの方がかたく、それをこわめし(強飯)と呼んでおり、「お」がついて「おこわ」と呼ばれるようになりました。また、昔はおこわというと赤飯のことを指し、お祝いの席でふるまわれていました。

今日はたっぷりの山菜と、大豆もやし、人参、豚肉を加え、ごま油で香り付けした、中華風のおこわです。もちもちとした食感を味わって食べましょう。

来週は月曜日から金曜日まで、毎日箸の日です。人気のメニューもたくさん出るので、忘れないようにしましょう。

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2月27日(木)

【メニュー】

   ごはん 鶏肉のパセリ風味焼き 野菜の和風あえ じゃがいものみそ汁 牛乳

 今日は「鶏肉のパセリ風味焼き」について紹介します。鶏肉の切り身を、にんにく、塩、こしょう、生クリームに朝から漬け込みます。そこに、乾燥パセリとパン粉を混ぜたものと、溶かしバターをかけて、オーブンで焼き上げて完成です。こんがりと焼き目がつき、にんにくとパセリの香りが給食室中に広がり、おいしく焼き上げることができました。パセリはヨーロッパ原産のハーブで、日本には18世紀に伝わったといわれています。生のパセリには、ビタミンCなどが豊富に含まれています。今日使ったものは乾燥のパセリですが、生のパセリは独特の香りがあり、バターやチーズなど、油を多く含む食品との相性が良いハーブです。香りが苦手でない人は、ぜひ色々な料理に合わせて食べてみましょう。

明日も箸の日です。忘れないようにしましょう。

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2月26日(水)

【メニュー】ねぎ塩豚丼 スープフォー ヨーグルト 牛乳

 今日は「ねぎ塩豚丼」について紹介します。このメニューは、香味野菜をたっぷりと使っていることが特徴です。

まず、豚肉をにんにく、しょうが、ねぎと一緒にごま油で炒めます。さらに、キャベツ、玉ねぎ、にんじん、もやしなど、たくさんの野菜と一緒に炒め合わせます。そして塩を中心としたさっぱりとした味付けをして完成です。そして今日は、たっぷりのねぎを使っていることが特徴です。ねぎは昔から薬効があるとされ、暮らしの中で利用されてきました。それは主に、ねぎに含まれる「硫化アリル」という成分の機能性によるものです。例えば、消化液の分泌を盛んにして、食欲増進効果をもたらすなどの働きがあります。

また、豚肉は食べたものを効率よくエネルギーに変える働きをするビタミンB₁が豊富です。ビタミンB₁をしっかりととって、体を動かすエネルギーを作り出すことが元気に過ごす秘訣です。ごはんにのせてしっかりと食べましょう。

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2月25日(火)

【メニュー】

   バターチキンカレーライス 野菜のごまサラダ シークヮーサーゼリー 牛乳

 今日は「バターチキンカレーライス」について紹介します。このメニューは、東部中、南流山中両校の3年生のリクエストメニューの一つです。バターチキンカレーは北インド発祥の料理で、元々はスパイスやヨーグルトに漬けこんでから焼いた鶏肉、いわゆるタンドリーチキンを、別に作ったカレーと合わせて作るものが多いようです。本場のものは、トマト、各種スパイス、乳製品の他、カシューナッツを入れるのが特徴です。今日は、カシューナッツは入れず、代わりに生クリームでコクを加えました。また、たくさんの種類のスパイスを使っています。今日はシナモン、オールスパイス、ターメリック、パプリカパウダー、クミンなどを使いました。スパイスの風味を味わいながら食べましょう。

 

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2月21日(金)

【メニュー】

   マーボー豆腐丼 白菜とわかめの中華スープ フルーツのヨーグルトあえ 牛乳

 今日は、「マーボー豆腐丼」について紹介します。マーボー豆腐は中華料理の1つで、今から150年ほど前に中国の四川省成都市の料理人が作ったのが始まりといわれています。日本では四川省出身の料理人が日本人に合うように調節し、1970年代にお店やテレビ番組で紹介されて家庭でも広まったそうです。

中国は土地がとても広いため、地域によって料理にも特徴があります。気候などの地理的な要因が異なるため、使われている食材も様々です。マーボー豆腐の発祥の地である四川省付近の料理は、辛味のある料理が多いことが特徴です。冬は身体を温め、夏は食欲を増進させる香辛料が好まれるそうです。

今日のマーボー豆腐は、辛味の苦手な人でもおいしく食べられるように、辛さはやや控えめですが、テンメンジャンやトウチジャンといった調味料を使い、奥深さのある味に仕上げています。ご飯と合わせて、しっかりと食べましょう。

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2月20日(木)

【メニュー】

ピザトースト もやしとわかめのサラダ かぶとウィンナーのコンソメスープ 牛乳

 今日は「ピザトースト」について紹介します。ピザは、イタリアが発祥といわれていますが、ピザトーストは日本で生まれた料理です。今から50年以上前に喫茶店のメニューとして作られたのが始まりといわれています。昭和40年代頃からはオーブントースターの普及に伴って、家庭でも作られるようになりました。ピザ自体は、イタリアのナポリという町で生まれたという説が有力で、ここのピザは「ナポリピッツァ」といわれています。ちなみに、イタリアで生まれたピザを広めたのはアメリカと伝えられています。

ピザトーストは、ひと品で主食のパン、チーズなどのたんぱく質食品、そして玉ねぎやピーマンなどの野菜を食べることができるので、時間がないときの料理としてもおすすめです。食パンの耳がカリッと硬めの食感なので、よくかんで食べましょう。

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2月18日(火)

【メニュー】梅ちりめんごはん 韓国風肉じゃが 大根と油揚げのみそ汁 牛乳

 今日は「梅ちりめんごはん」について紹介します。梅は、ちょうど今の時季、1月から3月にかけて、気品のある香りとともに、白やピンク色のきれいな花を咲かせます。中国が原産の梅が日本に伝わったのは、3世紀の終わり頃といわれ、昔から日本人に親しまれてきました。それは花の美しさだけが重宝されたのではなく、梅の実に様々な効果があると知られていたからだと考えられています。梅の実は、奈良時代にはすでにお菓子に加工して食べられていたといわれ、平安時代に現代の梅干しの原型が作られるようになったと記録されています。元々は貴族や武士が食べるものでしたが、江戸時代頃になると、庶民の食卓にも、梅干しが広まっていったといわれています。

梅には色々な効果があるといわれていますが、特に有名なのはクエン酸が多く含まれているという点です。クエン酸には、疲労感を軽減する効果があると報告されています。

今日は、梅と相性の良いちりめんじゃこをごはんに混ぜ込みました。ほんのり香る梅の酸味と、じゃこの食感を味わいながら食べましょう。

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2月17日(月)

【メニュー】キムチチャーハン ヤンニョムチキン ニラ玉コーンスープ 牛乳

 今日は東部中の3年生のリクエストメニューの1つ、「ヤンニョムチキン」です。ヤンニョムチキンは、韓国風のフライドチキンのことで、甘辛いタレを塗っているのが特徴です。そもそも、「ヤンニョム」自体が韓国料理で使われる「合わせ調味料」のことをさします。このタレには、コチュジャンという発酵調味料を使っています。コチュジャンは、朝鮮半島が発祥の調味料で、米やもち米を麹菌で発酵させ、唐辛子を加えて熟成させたものです。ヤンニョムチキンが韓国内で広まったのは、1980年代ですが、今ではヤンニョムチキンのお店がファストフード店より多く、4万軒近いといわれています。

 今日のヤンニョムチキンも甘味と辛み、そしてごまの風味がおいしく仕上がっています。よくかんで食べましょう。

明日は箸が必要な日です。忘れないようにしましょう。

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2月14日(金)

【メニュー】ナポリタン 白菜とベーコンのスープ チョコチップマフィン 牛乳

 今日はバレンタインデーにちなんだ献立です。バレンタインデーというと、日本では恋人にチョコレートを贈る日、というイメージが定着していますが、世界では恋人やチョコレートに限らず、お世話になっている人にお菓子や花束を贈るイベントとして親しまれています。バレンタインの起源は、今から1750年以上前の3世紀ローマ帝国時代までさかのぼります。当時のローマの皇帝であるクラウディヌスは、軍事力である若者の士気が下がる、という理由で結婚を禁じていました。しかし、キリスト教の司祭、ウァレンティヌスという人はそれに反抗し、結婚式をとり行っていたため、2月14日に処刑されてしまいます。ウァレンティヌスが処刑された後、毎年2月14日は、ローマの国民がお祈りする日になりました。その後、14世紀頃になると、恋愛に結びつけられるイベントとしての「バレンタインデー」になっていったといわれています。今日は、チョコチップを入れたマフィンを取り入れました。チョコの風味を味わいながら食べましょう。

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2月13日(木)

【メニュー】

    厚揚げと白菜のあんかけ丼 大根ともやしのピリ辛スープ 杏仁豆腐 牛乳

 

 今日の給食は「大根ともやしのピリ辛スープ」の大根について紹介します。大根は、1年を通して市場に出回っていますが、特に秋から冬にかけて本来の旬を迎えます。この時期の大根は寒さから身を守るために、細胞に糖分を蓄えるため甘味が増し、おいしくなります。

 白い部分には、体内において様々な化学反応を促進させる「酵素」という成分が数種類含まれています。例えば、食べ物の中のでんぷんの消化を助ける酵素は、「アミラーゼ」といいます。そのため、古くから日本に伝わる「春の七草」の「すずしろ」は大根のことです。

 また、大根は白い根の部分を食べることが多いと思いますが、緑色の葉の部分には、ビタミン類など多くの栄養素が含まれています。そのため、新鮮な葉付きの大根が手に入った時は、ゆでたり、炒めたりして食べると、おいしく、栄養補給もできます。

 今日は、豆板醤をかくし味に取り入れた、体が温まるピリ辛スープです。

冬の大根を味わいながら食べましょう。

 

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2月12日(水)

【メニュー】わかめごはん イナダの照り焼き おかかあえ 豚汁 牛乳

 今日は「イナダの照り焼き」の「イナダ」について紹介します。イナダは、ブリの成長段階の魚のことで、主に東日本で呼ばれる呼び名です。ブリになるまでに、ワカシ、イナダ、ワラサ、ブリという順番で名前が変わっていきます。このように成長するにつれ、名前が変化する魚を、出世魚と呼びます。イナダの頃は、体長50cmほどですが、ブリは体長80cm以上になったものをさすことが多いようです。イナダの頃は、あまり脂が多くなく、さっぱりとした味が特徴ですが、ブリになると脂が多くなり、また違った味わいになります。

今日は、イナダを照り焼きにしています。香ばしいしょうゆの香りと、さっぱりとした身を味わって食べましょう。

 

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2月10日(月)

【メニュー】

ガーリックコーンピラフ タラフライ ミートボールのトマトスープ 不知火 牛乳

 今日は「タラフライ」の「タラ」について紹介します。タラは漢字で書くと、「魚へん」に「雪」と書く、冬が旬の魚です。一般的に、タラというと「マダラ」をさします。淡泊な味が特徴で、鍋物などによく合います。ちなみに、脂がのっていて、おいしいということもあり、近年人気の魚である「銀ダラ」はタラの仲間ではありません。マダラは大きい物では体長1m以上にもなりますが、加工品によく利用される「スケソウダラ」は、マダラよりも小さいものが多いようです。今日のフライも、このスケソウダラを使っています。ちなみに、スケソウダラの卵巣を塩漬けし、熟成させたものが「たらこ」で、主に唐辛子を使って辛く味付けしたものが「辛子明太子」です。

 今日はカリッと香ばしく揚げて、魚が苦手な人でもおいしく食べられるフライです。小骨に気をつけて食べましょう。水曜日は箸が必要な日です。忘れないようにしましょう。

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2月7日(金)

【メニュー】抹茶ミルク揚げパン チリコンカン ポテトスープ 牛乳

 今日は「チリコンカン」について紹介します。チリコンカンは、メキシコ料理由来のアメリカの郷土料理の一つで、テキサス州で考案されたといわれています。スペイン語で「チリコンカン」は「唐辛子と肉」という意味です。現在では、アメリカ南部を中心に、家庭料理やファーストフード店でも提供される料理として、親しまれています。今日のチリコンカンには代表的な材料であるひき肉、玉ねぎ、トマトの他、豆類がたくさん入っています。大豆、ひよこ豆、金時豆の3種類で、それぞれ食感に特徴があるので、違いも味わいながら食べましょう。

今日は、チリコンカンに合うメニューということで主食はパンの献立です。抹茶ミルク揚げパンは、東部中の3年生のパンメニューリクエストの第一位でした。チリコンカンと合わせて食べましょう。

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2月6日(木)

【メニュー】茶めし おでん からし和え ヨーグルト 牛乳

 今日は「茶めし」について紹介します。茶めしは、関東地方でおでんと一緒に食べることが多い料理です。元々おでんは、拍子木という四角い形に切った豆腐を竹串に通して焼いた「田楽」が語源で、みそをつけて「みそ田楽」という食べ方があります。このみそが、甘い味付けだったので、しょうゆ味の塩気のあるご飯である、「茶めし」がよく合い、江戸っ子に人気の組み合わせとなったそうです。その後、おでんは現在のような煮汁の多い料理に発展していきましたが、茶めしとの組み合わせは変わらず続いてきました。

ちなみに、茶めしは江戸っ子式の「しょうゆ味」の他に、番茶やほうじ茶などのお茶で炊く茶めしもあります。

今日は、しょうゆ味の茶飯です。たっぷりのだしでじっくりと煮込んだ「おでん」と一緒に食べましょう。

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2月5日(水)

【メニュー】ごはん さばのごまみそだれ ひじきの炒り煮 けんちん汁 牛乳

 今日は「けんちん汁」について紹介します。けんちん汁の由来については、大きく2つの説が伝えられています。1つめは、神奈川県鎌倉市の建長寺というお寺が発祥であるため、「けんちょう」がなまって「けんちん」になったといわれています。もう1つは、中国の精進料理に由来するものです。精進料理とは、仏教の教えに倣って、動物性の食品を使用せずに調理する料理のことで、中国風では「普茶料理」というものがあります。この普茶料理の一種に、「けんちゃん(巻繊)」という料理があり、ここから「けんちん」に変化した、といわれています。秋冬においしくなる根菜類をたっぷりと使い、体が温まる料理です。野菜のうまみをよく味わって食べましょう。

明日も箸が必要な日です。忘れないようにしましょう。

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2月4日(火)

【メニュー】ごはん 豚肉と厚揚げのみそ炒め かきたま汁 清見オレンジ 牛乳

 今日は「清見オレンジ」について紹介します。清見オレンジは清見タンゴールの別名で、「宮川早生」という温州みかんと、トロビタオレンジをかけ合わせて誕生した品種です。タンゴールとは、みかん類とオレンジ類をかけ合わせたものの総称で、みかんの英語名である「タンジェリン」とオレンジの綴りの頭文字を組み合わせたものです。また、「清見」という名前は、育成地である静岡県の景勝地、「清見潟」という場所から名付けられました。

現在は、みかんやオレンジも様々な品種が出回っていますが、その多くの親となっているのは清見オレンジといわれています。さわやかな甘味と香りが特徴です。よく味わいながら食べましょう。

明日も箸が必要な日です。忘れないようにしましょう。

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2月3日(月)

【メニュー】豚肉と大豆の中華ライス いわしの南蛮漬け 春雨スープ 

                         はちみつレモンゼリー 牛乳

 今日は節分にちなんだ献立です。昨日2月2日は節分ですが、鬼を追い払って新年を迎える、立春の前の日の行事のことをいいます。今年の立春は今日、2月3日で、暦の上ではその日から春、つまり新年が始まるため、江戸時代頃までは、節分は大みそかのような日で、一年の締めくくりの日でした。立春の前日に悪いものを追い払い、幸運が舞い込むように、と節分の行事が始まったといわれます。鬼、つまり病気や不幸などを追い払う豆まきは、「魔を滅する」というような意味を込めて、豆をまいたとされています。また、豆まきには「鬼を打ち払う」意味と、「豆を投げ与えて恵み、静まってもらう」という2つの意味が込められているという説があります。

 また、平安時代から行われていたといわれる、柊の枝にいわしの頭をさした「柊鰯」というものがあります。悪霊を寄せ付けないとされる柊は、鬼の目を指してくれる、という意味が込められています。

 暦の上では春を迎えますが、まだまだ寒い日が続きます。今日は、中華風の節分献立にしました。節分の行事食を食べて、福を呼び込み、元気に過ごしましょう。明日は箸が必要な日です。

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1月31日(金)

【メニュー】コッペパン りんごジャム グラタン煮 野菜スープ 牛乳

 今日は「グラタン煮」について紹介します。グラタンとは、元々「ひっかく」「掻き取る」という意味の「グラッター(gratter)」というフランス語に由来しています。そこから、「鍋にこびりついたおこげ」や「焦げ目をつける」という意味の「グラタン」に変化していったといわれています。19世紀以降、料理の表面に焦げ目をつける調理方法のことや、出来上がった料理そのものを「グラタン」と呼ぶようになったそうです。現在の日本では、「グラタン」というと、ホワイトソースを使ったマカロニグラタンをイメージしますが、焦げ目をつけたこの調理方法で作った料理は、「グラタン」と呼ばれます。

今日の給食では、一個一個の皿に分けて、焦げ目をつけて焼きたいところなのですが、量がとても多いため、いわゆる日本風の白い「マカロニグラタン」の中身を大きな釜で煮てつくりました。焦げ目はついていませんが、コクがあり、体が温まります。よくかんで食べましょう。

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