2025年2月の記事一覧
2月27日(木)
【メニュー】
ごはん 鶏肉のパセリ風味焼き 野菜の和風あえ じゃがいものみそ汁 牛乳
今日は「鶏肉のパセリ風味焼き」について紹介します。鶏肉の切り身を、にんにく、塩、こしょう、生クリームに朝から漬け込みます。そこに、乾燥パセリとパン粉を混ぜたものと、溶かしバターをかけて、オーブンで焼き上げて完成です。こんがりと焼き目がつき、にんにくとパセリの香りが給食室中に広がり、おいしく焼き上げることができました。パセリはヨーロッパ原産のハーブで、日本には18世紀に伝わったといわれています。生のパセリには、ビタミンCなどが豊富に含まれています。今日使ったものは乾燥のパセリですが、生のパセリは独特の香りがあり、バターやチーズなど、油を多く含む食品との相性が良いハーブです。香りが苦手でない人は、ぜひ色々な料理に合わせて食べてみましょう。
明日も箸の日です。忘れないようにしましょう。
2月26日(水)
【メニュー】ねぎ塩豚丼 スープフォー ヨーグルト 牛乳
今日は「ねぎ塩豚丼」について紹介します。このメニューは、香味野菜をたっぷりと使っていることが特徴です。
まず、豚肉をにんにく、しょうが、ねぎと一緒にごま油で炒めます。さらに、キャベツ、玉ねぎ、にんじん、もやしなど、たくさんの野菜と一緒に炒め合わせます。そして塩を中心としたさっぱりとした味付けをして完成です。そして今日は、たっぷりのねぎを使っていることが特徴です。ねぎは昔から薬効があるとされ、暮らしの中で利用されてきました。それは主に、ねぎに含まれる「硫化アリル」という成分の機能性によるものです。例えば、消化液の分泌を盛んにして、食欲増進効果をもたらすなどの働きがあります。
また、豚肉は食べたものを効率よくエネルギーに変える働きをするビタミンB₁が豊富です。ビタミンB₁をしっかりととって、体を動かすエネルギーを作り出すことが元気に過ごす秘訣です。ごはんにのせてしっかりと食べましょう。
2月25日(火)
【メニュー】
バターチキンカレーライス 野菜のごまサラダ シークヮーサーゼリー 牛乳
今日は「バターチキンカレーライス」について紹介します。このメニューは、東部中、南流山中両校の3年生のリクエストメニューの一つです。バターチキンカレーは北インド発祥の料理で、元々はスパイスやヨーグルトに漬けこんでから焼いた鶏肉、いわゆるタンドリーチキンを、別に作ったカレーと合わせて作るものが多いようです。本場のものは、トマト、各種スパイス、乳製品の他、カシューナッツを入れるのが特徴です。今日は、カシューナッツは入れず、代わりに生クリームでコクを加えました。また、たくさんの種類のスパイスを使っています。今日はシナモン、オールスパイス、ターメリック、パプリカパウダー、クミンなどを使いました。スパイスの風味を味わいながら食べましょう。
2月21日(金)
【メニュー】
マーボー豆腐丼 白菜とわかめの中華スープ フルーツのヨーグルトあえ 牛乳
今日は、「マーボー豆腐丼」について紹介します。マーボー豆腐は中華料理の1つで、今から150年ほど前に中国の四川省成都市の料理人が作ったのが始まりといわれています。日本では四川省出身の料理人が日本人に合うように調節し、1970年代にお店やテレビ番組で紹介されて家庭でも広まったそうです。
中国は土地がとても広いため、地域によって料理にも特徴があります。気候などの地理的な要因が異なるため、使われている食材も様々です。マーボー豆腐の発祥の地である四川省付近の料理は、辛味のある料理が多いことが特徴です。冬は身体を温め、夏は食欲を増進させる香辛料が好まれるそうです。
今日のマーボー豆腐は、辛味の苦手な人でもおいしく食べられるように、辛さはやや控えめですが、テンメンジャンやトウチジャンといった調味料を使い、奥深さのある味に仕上げています。ご飯と合わせて、しっかりと食べましょう。
2月20日(木)
【メニュー】
ピザトースト もやしとわかめのサラダ かぶとウィンナーのコンソメスープ 牛乳
今日は「ピザトースト」について紹介します。ピザは、イタリアが発祥といわれていますが、ピザトーストは日本で生まれた料理です。今から50年以上前に喫茶店のメニューとして作られたのが始まりといわれています。昭和40年代頃からはオーブントースターの普及に伴って、家庭でも作られるようになりました。ピザ自体は、イタリアのナポリという町で生まれたという説が有力で、ここのピザは「ナポリピッツァ」といわれています。ちなみに、イタリアで生まれたピザを広めたのはアメリカと伝えられています。
ピザトーストは、ひと品で主食のパン、チーズなどのたんぱく質食品、そして玉ねぎやピーマンなどの野菜を食べることができるので、時間がないときの料理としてもおすすめです。食パンの耳がカリッと硬めの食感なので、よくかんで食べましょう。
2月18日(火)
【メニュー】梅ちりめんごはん 韓国風肉じゃが 大根と油揚げのみそ汁 牛乳
今日は「梅ちりめんごはん」について紹介します。梅は、ちょうど今の時季、1月から3月にかけて、気品のある香りとともに、白やピンク色のきれいな花を咲かせます。中国が原産の梅が日本に伝わったのは、3世紀の終わり頃といわれ、昔から日本人に親しまれてきました。それは花の美しさだけが重宝されたのではなく、梅の実に様々な効果があると知られていたからだと考えられています。梅の実は、奈良時代にはすでにお菓子に加工して食べられていたといわれ、平安時代に現代の梅干しの原型が作られるようになったと記録されています。元々は貴族や武士が食べるものでしたが、江戸時代頃になると、庶民の食卓にも、梅干しが広まっていったといわれています。
梅には色々な効果があるといわれていますが、特に有名なのはクエン酸が多く含まれているという点です。クエン酸には、疲労感を軽減する効果があると報告されています。
今日は、梅と相性の良いちりめんじゃこをごはんに混ぜ込みました。ほんのり香る梅の酸味と、じゃこの食感を味わいながら食べましょう。
2月17日(月)
【メニュー】キムチチャーハン ヤンニョムチキン ニラ玉コーンスープ 牛乳
今日は東部中の3年生のリクエストメニューの1つ、「ヤンニョムチキン」です。ヤンニョムチキンは、韓国風のフライドチキンのことで、甘辛いタレを塗っているのが特徴です。そもそも、「ヤンニョム」自体が韓国料理で使われる「合わせ調味料」のことをさします。このタレには、コチュジャンという発酵調味料を使っています。コチュジャンは、朝鮮半島が発祥の調味料で、米やもち米を麹菌で発酵させ、唐辛子を加えて熟成させたものです。ヤンニョムチキンが韓国内で広まったのは、1980年代ですが、今ではヤンニョムチキンのお店がファストフード店より多く、4万軒近いといわれています。
今日のヤンニョムチキンも甘味と辛み、そしてごまの風味がおいしく仕上がっています。よくかんで食べましょう。
明日は箸が必要な日です。忘れないようにしましょう。
2月14日(金)
【メニュー】ナポリタン 白菜とベーコンのスープ チョコチップマフィン 牛乳
今日はバレンタインデーにちなんだ献立です。バレンタインデーというと、日本では恋人にチョコレートを贈る日、というイメージが定着していますが、世界では恋人やチョコレートに限らず、お世話になっている人にお菓子や花束を贈るイベントとして親しまれています。バレンタインの起源は、今から1750年以上前の3世紀ローマ帝国時代までさかのぼります。当時のローマの皇帝であるクラウディヌスは、軍事力である若者の士気が下がる、という理由で結婚を禁じていました。しかし、キリスト教の司祭、ウァレンティヌスという人はそれに反抗し、結婚式をとり行っていたため、2月14日に処刑されてしまいます。ウァレンティヌスが処刑された後、毎年2月14日は、ローマの国民がお祈りする日になりました。その後、14世紀頃になると、恋愛に結びつけられるイベントとしての「バレンタインデー」になっていったといわれています。今日は、チョコチップを入れたマフィンを取り入れました。チョコの風味を味わいながら食べましょう。
2月13日(木)
【メニュー】
厚揚げと白菜のあんかけ丼 大根ともやしのピリ辛スープ 杏仁豆腐 牛乳
今日の給食は「大根ともやしのピリ辛スープ」の大根について紹介します。大根は、1年を通して市場に出回っていますが、特に秋から冬にかけて本来の旬を迎えます。この時期の大根は寒さから身を守るために、細胞に糖分を蓄えるため甘味が増し、おいしくなります。
白い部分には、体内において様々な化学反応を促進させる「酵素」という成分が数種類含まれています。例えば、食べ物の中のでんぷんの消化を助ける酵素は、「アミラーゼ」といいます。そのため、古くから日本に伝わる「春の七草」の「すずしろ」は大根のことです。
また、大根は白い根の部分を食べることが多いと思いますが、緑色の葉の部分には、ビタミン類など多くの栄養素が含まれています。そのため、新鮮な葉付きの大根が手に入った時は、ゆでたり、炒めたりして食べると、おいしく、栄養補給もできます。
今日は、豆板醤をかくし味に取り入れた、体が温まるピリ辛スープです。
冬の大根を味わいながら食べましょう。
2月12日(水)
【メニュー】わかめごはん イナダの照り焼き おかかあえ 豚汁 牛乳
今日は「イナダの照り焼き」の「イナダ」について紹介します。イナダは、ブリの成長段階の魚のことで、主に東日本で呼ばれる呼び名です。ブリになるまでに、ワカシ、イナダ、ワラサ、ブリという順番で名前が変わっていきます。このように成長するにつれ、名前が変化する魚を、出世魚と呼びます。イナダの頃は、体長50cmほどですが、ブリは体長80cm以上になったものをさすことが多いようです。イナダの頃は、あまり脂が多くなく、さっぱりとした味が特徴ですが、ブリになると脂が多くなり、また違った味わいになります。
今日は、イナダを照り焼きにしています。香ばしいしょうゆの香りと、さっぱりとした身を味わって食べましょう。