学校の様子

2024年9月の記事一覧

校長室より【9月18日】 私のスタンプペッタン!

 9月11日の記事では、1年6組の班に分かれてチームでのスタンプペッタンの様子や「造形遊び」についてお伝えしましたが、今日1年生のフロアを見に行くと、1年5組が個人のスタンプペッタンの真っ最中でした!直前の時間にチームに分かれてのスタンプペッタンを行って、続けて個人の造形遊びが始まったとのこと!大きな紙に向かう時には、体の動きも大きく、友達とわいわいやりながら、なんか自分の想定しない意外な方向に白い紙が染まってゆく面白さを味わっていた子ども達ですが、いざ個人で取り組むとなると、今度は自分の「こうしたい!」「こういうのが好き!」という思いがしっかりと表れて、ひとりひとりの個性が全面に出たスタンプ遊びになっています!同じ色でさまざまな形を組み合わせる子、思い切り赤い絵の具をたっぷりつけて、力強くグイグイ紙にこすりつける子、昨日のお月見の記憶でしょうか、青に丸い黄色で鮮やかな組み合わせを楽しむ子、整然とおはじきを並べるように同じ形を繰り返して整列させる子・・・ 本当に幅広くひとりひとり違う感性が見られて校長は大喜びです!このひとりひとり違う幅広い造形活動が行えるのは、1年生教員チームの周到な準備があるからです!あの色もこの色も好きな時に使えたり、あの形もそんな形も、声をかけ合えば手に入るところにある!豊かな材料や道具から、豊かな造形活動が生まれますよね!

校長室より【9月17日】 いきる 愛を伝えよう!

 今日は1年生のしほさんが夏休みに書いた読書感想文を紹介します。しほさんが読んだのは谷川俊太郎さんの「いきる」という詩です。初めに発表されたのは1971年ですので、私が小学校の低学年の時です!それから50年経ってもその時代その時代の人々の心をとらえ、絵本にもなって今の子どもたちに読まれている「いきる」はそれだけのエネルギーを持っているすてきな詩なのですよね。「いきる」はさまざまな書籍や絵本、インターネットでもすぐに見つかると思います。 

 しほさんは、「いきる」を家族の読み聞かせにより繰り返し聴き、自分で繰り返し読みました。そして、家族との対話から、自分自身の心への問いかけから、いきるってなんだろうね?今っていう時間ってとても不思議だね・・・私の「いきる」はなんだろう・・・と1年生のまっすぐな感性を十分に発揮しながら、深く深く考えてゆきます。1年生の読書感想文ですので、全てひらがなで書かれています。簡単な言葉しか出てきません。しかし、大人の心は1年生の小さな手にきゅっと掴まれるような、とても魅力的な文章が紡がれています。ぜひ、最後のリンクをクリックして、うちの猫ラジオで流れたねこさんの朗読でしほさんの文章を味わってください。

 しほさんが、この豊かな言語世界を紡ぎ出せるようになった秘密が、冒頭に書かれています。

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「いきるってなんだろうね」もうなんじゅっかいもよんでいるのに、よみおえると、いつもおかあさんがいいます。そのたびにわたしはかんがえます。いきるってなんだろう、ごはんをたべることかな、いきをすることかな。わたしはねるまえにおふとんのなかで、いきることやいのちについて、かぞくでおはなしをするじかんがだいすきです。・・・

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 お子さんとの「今」は今しかありません。今なら当たり前にできる親子のふれあいも、結構タイムリミットが迫っていうものもあるはずです。例えば、ぎゅう〜ってしてあげられる時間は、あとほんのわずかですよね。子どもの時に満たさなければならない愛情や、しなければならない経験をしないで過ごしてしまうと、後で取り戻すのがとっても大変な場合があります。家庭の愛情は、お子さんが小さければ小さいほど、シンプルに直接的な表現で伝えられると思います。言葉で、態度で、お子さんに愛情を伝えていきたいですね!

※ 9月18日の審査で、市内1年生の最優秀賞に選ばれました!

校長室より【9月13日】プログラミング1年生!

小学校のプログラミング教育は、2020年から始まりました!文部科学省の「小学校プログラミング教育の手引き」には、以下のように書かれています!

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 今日、コンピュータは人々の生活の様々な場面で活用されています。家電や自動車をはじめ身近なものの多くにもコンピュータが内蔵され、人々の生活を便利で豊かなものにしています。

 コンピュータをより適切、効果的に活用していくためには、その仕組みを知ることが重要です。コンピュータは人が命令を与えることによって動作します。端的に言えば、この命令が「プログラム」であり、命令を与えること が「プログラミング」です。プログラミングによって、コンピュータに自分が求める動作をさせることができるとともに、コンピュータの仕組みの一端をうかがい知ることができるので、コンピュータが「魔法の箱」ではなくな り、より主体的に活用することにつながります。

 プログラミング教育は子供たちの可能性を広げることにもつながります。 プログラミングの能力を開花させ、創造力を発揮して、起業する若者や特許を取得する子供も現れています。子供が秘めている可能性を発掘し、将来の 社会で活躍できるきっかけとなることも期待できるのです。・・・・・・

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 今日は1年2組の子どもたちが、初めてTOIOというプログラミングを学ぶ教材を使って行う授業の日です!1年生の子どもたちにとっては、プログラミングの機器が置いてある専用室に初めて入れる日でもあります!たくさんの新しい教材のパーツに触れるので、応援の職員もたくさん入っています!子どもたちの前に置かれているのは、ゲーム機に似た形状のTOIOと呼ばれる電子機器です。子どもたちはワクワクが止まらない様子!

 1年2組の先生は今年2年目の教員です!おそらく昨年の学級では、導入の際、理科大学の学生の支援があったのでしょう。今回は自分が説明しなければなりませんので、かなり緊張の様子で、ひとつひとつ手順を子どもたちに確認していきます!電源を繋いで、たくさんあるスイッチを間違えないように順番に操作しながら、子どもたちも準備をしていきます。子どものプログラミンングを受け付けるのは、ミニミニのボットのキューブちゃん!「命令を始める」「1歩前に進む」「命令を終わる」というようなカードの上をキューブちゃんにトレースさせることでキューブちゃんに動きを命令していきます。自分の命令がしっかりキューブちゃんに伝わると、キューブちゃんはちゃんとその通りに動いて、「よくできたでしょう!」というようにプルプルかわいく震えて喜びます!これには子どもたちもにっこにこで大喜び!

校長室より【9月12日】3年目 これまでの成果を見せる時!

 本日、3年生の学級で、教員になって3年目のK先生による公開授業が行われました!これは千葉県の教職員の研修計画による基づく公式な研修です!人は誰もがそうですが、自分の姿は自分では直接見ることができませんので、他者から見た自分の姿を教えてもらうことで、さまざまな気づきや成長があるのです。教職員も授業を他の教職員に公開し、見ていただき指導を受けることで、自分では気づかないさまざまな改善点や成長のきっかけがつかめるというわけです。また、小学校教員となった初任者は、まず「担任をする」ことが求められており、子どもたちにどう声かけし、どのように居心地の良いあたたかな教室を作っているか?ということも他の教職員に見てもらうポイントになります。

 さて、K先生はどうでしょう?みんなに見てもらうのに選んだ教科は算数です!本校は今の図工になる前に3年間算数の研究をしてきており、K先生もしっかり学んでいましたから、その成果が出せるかな?教室に入ってみるとちょっと先生緊張しているみたい。初任の時の指導教員だったS先生も駆けつけて、心配そうに見守っています!そして、子どもたちは大好きな先生をアシストしようとちょっと力んでしまっているのか、先生の緊張が伝わってしまったか、なんかいつもと違うかも?!

 いえいえ、ご心配には及びません!子どもたちの考える力、ノートに自分の考えを表現する力、友だちに自分の意見を発信する力、いいところがたくさん出せていました!子どもたちも、先生も、頑張りました!