学校の様子

2021年6月の記事一覧

基本に立ち返る6年生

全校児童の手本となるレベルの掃除をしている6年生ですが、「クリーン大作戦」と称した家庭科の授業で汚れについて考え、更なる成長を図っていました。

がむしゃらに掃除をするのではなく、まずは「何が原因でどんな場所にどんなゴミが落ちるのか?」を全体で考察。教室から動かずとも、今までの経験からゴミが落ちる要因をズバズバと述べていました。考察の次は、セロハンテープにゴミをくっ付け、自身の予想が正しいかを検証。日常的な掃除では行き届かない教室の隅まで手を伸ばし、ホコリを採取していました。

更には、正しい雑巾の絞り方まで再び学習。出来て当然のことのように思いますが、意外と絞る力が足りない6年生もいたようで「脇の締めが甘い!!」と雑巾絞りのフォームを矯正されていました。

機械と人力のいいとこどり

家庭科の授業で初めての裁縫を学ぶ5年生は、机上に置かれたタブレットから流れる説明動画を確認しながら「玉どめ」と「玉結び」に挑戦していました。

先生が口頭で説明するのとは違い、気になるポイントを何度でも自分で確認できるため、玉どめに躓く子ども達も「出来ません」とすぐに助けを求めるのではなく、動画を何度も見直し自らの力で目標を達成しようと努力していました。

動画だけで「玉どめ」と「玉結び」の仕組みを理解した子どもは、その場で先生へと変身。クラスメートの躓いている部分を即座に分析し、動画では教えてくれないアドバイスをしていました。

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発泡スチロールのような素材に絵を描いて版画を刷る「スチレン版画」という作品に挑戦する6年生。5年生の時に木版画を作った6年生にとって、もはやスチレンは柔らかすぎるようで、付属の「へら」をスチレンボードの上に縦横無尽に走らせ模様を付けていました。へら使いは豪快ですが、線の一つ一つがメインビジュアルである動物や花と見事に親和した完成品をみると、全ての線を緻密に計算して引いたように思えてなりません。

色使いによりその作品の背景を伝える表現力もさることながら、作品の帯に書かれた文章での表現力にも目を見張るものがあります。わずか5行程度の文章の中に、これでもかとロマンチックかつ美しい日本語が並べ立てられた帯は、まるでファンタジー小説の冒頭を読んでいるかのような錯覚さえ覚えます。