学校の様子

2021年5月の記事一覧

森の町

社会の授業で流山市の土地について勉強する3年生は、「ストリートビュー」という地図機能を使い、空から見下ろすような形で流山市を観察しています。畑や家が集まっている地域が一目で解るので、授業中には子ども達の気付きや感想が続々と発表されていました。

ストリートビューでも様々な発見をする子ども達ですが、本日は、より細かく流山市のことを知るため、利根運河方面まで「市内めぐり」に行ってきました。

消防署・クリーンセンター・浄水場などの施設は車内からの見学でしたが、江戸川台商店街と利根運河は歩いての散策。近所に流山屈指の観光スポット「流山本町」と「江戸川」があるため、町並みや河川に対して目が肥えてそうな子ども達ですが、地元とはまた違った趣のある風景に目を輝かせていました。同じ市内に、他にも自慢できる場所があることに気づき、3年生の郷土愛もより深いものになったのではないでしょうか?

市内めぐりから帰ってきた3年生に「何か気付いたことはありますか」と質問すると、返ってきた回答は「モンシロチョウがたくさんいました」。予想していた回答とは違いましたが、ストリートビューでは気付けない、「都心から一番近い森の町」を謳っている流山らしい魅力を見つけてきたようでした。

モンシロチョウが感想となった原因

北小の歌のお兄さん

体を動かしながら勉強すると、脳が刺激を受けることで活性化し、勉強効果が上がるそうです。そんな狙いがあるのか、北小の英語の授業では体を動かしながら進めている場面が多いです。

きらり学級では、追いかけ玉入れの結果発表を英語で言うことで数字の勉強をしていました。籠を背負う役の子どもが素早過ぎるのか、玉が入った最大の数が7だったため「Eight」と「Nine」をカウントすることは出来ませんでしたが、仲間と体を動かしながら進める授業はとても盛り上がっていました。

2年生の授業では、動詞である「Swim」のみならず、名詞である「Snake」まで、その動きを連想させながら音楽に合わせて踊っていました。お手本で踊るALTの先生に合わせ、楽しそうに真似をする風景はNHKの教育番組のようです。動きが切り替わる度、楽しそうな反応を返してくる2年生には、ALTの先生も大満足ではないでしょうか。

 

強さの秘訣

昨日の市内陸上大会で男女総合準優勝を記録した6年生は未だに興奮冷めやらぬようで、過去の陸上大会の結果が書いてある先輩陸上部の集合写真を見て、自分達の偉業がどれほどのものなのかを確認しようとしています。(平成21年度までの記録はここで確認出来ます)

上機嫌な6年生ですが、大会予備日である本日も陸上部の選手達は、給食ではなくお弁当。本日の給食「かつおめし」と「ゆかりあえ」を食べられず、さぞかし無念かと思いきや、子ども達の弁当箱には、「鰻」や、「ゆかりめし」、更にはキャラ弁まで登場し、各家庭の温かさが感じられるメニューが勢ぞろいでした。2日連続のお弁当にも関わらず、ここまで用意をしてくださるご家族の真心に感謝しております。

大会前の練習中に子ども達から「休日や放課後に家族と一緒に走り込みをした」といったエピソードも聞いていましたが、大会後の昼食の時間に、改めて子ども達を支えるご家族のサポートに気付かされました。練習時間が減っている今年度に、これほどの結果を出せた要因は間違いなく家族の皆様の愛だと断言できます。

音楽は心

選手達が陸上競技大会で盛り上がる一方、3年生は「リコーダー研修会」で招いた講師の先生の演奏で盛り上がっていました。

子ども達に人気の「鬼滅の刃」のテーマ曲メドレーが最初に演奏され、一気にリコーダーの世界に引き込まれる子ども達。忙しなく動く指やアップテンポの曲でも外すことの無いタンギングなど、プロの演奏の凄さに感動していました。

そんな、指や舌をフル活用していたように見える演奏でしたが、講師の先生が1番動かしていたと答える部分は、なんと「心」。曲が持つメッセージを理解し表現することが演奏のコツだという事です。

タンギングのコツを説明する際にも「トゥ」というリコーダー語で話しかけてあげないと、リコーダーが綺麗に返事をしてくれないなど、解説の1つ1つが非常にロマンチック。

研修会の最後に演奏してくれた、大きさの異なるリコーダーを次々と交換しながら奏でる「ディズニーメドレー」を聞いた3年生は、完全に夢の世界へと行った気分となったのではないでしょうか。

総合2位は通過点

本日の陸上部の集合時間は朝7時と早めの設定でしたが、子ども達に眠そうな様子は一切なく「早くアップしたい!!」というやる気に満ちた声が聞こえてきます。集まっているのは選手だけなので、日頃の練習より人数は減っているのですが、準備体操の掛け声も普段より大きく聞こえてくるほどです。子ども達の声からは元気一杯な印象を受けますが、顔をよく見ると、その表情はやや緊張した面持ち。闘争心と緊張感がほどよく入り混じった良いメンタルで朝のアップをしていました。

朝から真剣モードな子ども達は、陸上競技場でも自分の持てる力を存分に発揮。400mトラックの競技場は、学校の校庭よりも良い記録が出やすいとは言いますが、それだけでは説明が出来ないレベルで自己ベストを更新していました。

競技中だけでなく、応援席でも子ども達は気を抜くことなくチームメートを応援します。声を出しての応援は禁止でしたが、力いっぱいの拍手で健闘を称え北小一丸となり最後まで戦いぬきました。

最終結果は「男子総合1位」「女子総合5位」「男女総合2位」という素晴らしいもの。舞い上がってしまいそうな記録を残しましたが、到着の会で先生から「あなた達のゴール地点はどこですか?」と問いかけがあると、迷わずに「卒業」と答える6年生。100mで入賞している5年生も、教室でのヒーローインタビューでは「他の選手が速かった」と満足していないような口ぶりでした。

結果は残しましたが、既に次の目標を見据え、更なる向上心を覗かせる北小の陸上部。ゴール地点についた時にはどれほど成長しているか楽しみです。