学校の様子

2021年2月の記事一覧

小学生哲学者

死とは何か?友情とは何か?を道徳の授業で考える5年生。道徳を飛び越えて、哲学ともいえそうな難しそうな内容ですが、子ども達は自分の意見を活発に交わしていました。

2020年は児童生徒の自殺数が過去最多だったというデータがありましたが、授業を振り返る5年生の意見を見ると「限られた命だけど頑張って生きる」といった趣旨の意見が多く、命の大切さについて考えていることが伝わってきて、少し安心させてくれます。

人の価値観により答えが変わりそうで、正解はなさそうな友情についても、書写の授業で書いた友達へと感謝の気持ちを述べる絵葉書を見ると、誠意を持った付き合い方をしていることが解ります。友達との衝突は、これからの人生でまだまだ経験することとは思いますが、感謝の気持ちを持つ5年生ならば、最後には上手くいくと感じさせてくれました。

科学の進歩

子ども達全員が、各々の専用タブレット端末を使って授業を進める「GIGAスクール構想」というものが来年度から始まる予定となっています。タブレットを有効活用して授業を進めるため「オクリンク」「ムーブノート」「ドリルパーク」といった機能について、職員が体験しました。

上記の単語を聞き「日本語で説明してください」と感じた方が多いと思いますが、簡単に説明すると「席に座ったまま、クラス全員の考えや作図をタブレットで共有出来る」機能です。当然ではありますが、説明動画でこの機能を使う子ども達は皆満面の笑み。来年度の北小の子ども達も、動画の子ども達に負けないほど活発かつ、笑顔で意見のやり取りをすることが想像されます。

「ドリルパーク」は現在子ども達が使用している「ジャストスマイルドリル」と機能は似ていますが、個別のタブレットで起動出来るので、教室でも学習を進めることが出来ます。中学3年生の問題まで完備しているので、塾などに通い、予習バッチリの子どもでも、やりがいを感じるのではないでしょうか?

詳しくは明日の学校便りに記載していますので、ご確認ください。

 

ラストのびっこタイム

校舎の階段を上っていると、階段の段差に普段は見かけない「だ」と書いてある紙が貼ってあります。のびっこタイムの室内レクの定番である、校内スタンプラリーの暗号なのですが、自分が何気なく校内を歩いている時に気付いたのは、9つある暗号の内のこれ1つのみ。今年度最後ののびっこタイムだけあり、相当気合が入っているのが準備の段階で伝わってきました。

昼休みになると、室内にも校庭にも溢れている、楽しそうに笑うペアの子ども達。感染症対策の影響で例年よりも実施回数は減っていましたが、すっかり打ち解けた様子の子ども達を見ると、少ない回数でもしっかりと他学年との交流を深めることが出来たと断言できます。

感想発表では「レクが楽しかったけど、最後だからちょっと寂しい」と、相反する感情を同時に抱いていました。6年生以外は来年度も同じ空間で生活しますが、ペアが変わると極端に繋がりが減ることを考えると、顔を合わせる機会はあっても、じっくりと一緒に過ごす時間というものは意外と少ないものなのかもしれません。

北柱

来週火曜日に「6年生を送る会」を控えている北小の校内では、授業中のみならず、休み時間まで子ども達が懸命に準備をしていました

今年度の6年生を送る会は、感染症対策のため、6年生と発表学年のみが体育館に入場となっているため、例年よりも体育館を広く使えるようで、発表も心なしか大がかりなものに見えます。それにもかかわらず、子ども達の動きは、すでに発表しても問題ないのではと思わせる程成熟していました。

いつもの送る会では、常にひな壇で発表を見る6年生も、今回は各学年の発表に合わせて見学場所を移動する必要があるようで、隊形移動の練習。何気ない行動の1つですら最高学年としてエレガントにこなすため、運動会の表現種目の練習のごとく力を入れていました。

6年生が抜け、4年生が入った新生児童会役員の子ども達も、いよいよ初の本格的な児童会の活動をしていました。頼れる大黒柱が抜けたような気もしますが、1年間活動をしてきた現5年生の児童会役員の姿は、すでに立派な柱そのもの。真剣に会議に参加する4年生も、北小の代表児童と呼ぶにふさわしい風貌となってきていました。

感謝の言葉しかない

1月6日から始まった、あいさつ運動の一環「今日から君もアンティナくん」。1月19日から始まった「縄跳び検定」ですが、どちらも本日が最終日。児童会と生活委員会と体育委員会の1ヶ月に渡っての、昼休み返上の活躍により、あいさつ・縄跳び共にたくさんの達人が誕生しました。自分もあいさつ名人の称号を拝命しましたが、その名に恥じぬよう、あいさつに励んでゆこうという気持ちに満ち溢れています。

6年生の児童会役員にとっては、昼の放送であいさつ名人を発表するのが小学校生活最後の活動。あらゆる活動が制限される中ですが、自分達で出来ることを考え、北小に新たな伝統を作った児童会の子ども達、本当にお疲れ様でした。

児童会役員にコメントを求めると「これからもあいさつを増やしてください。ご協力ありがとうございました。」とのことでした。あいさつ運動は終わりましたが、このメッセージを忘れず、更にあいさつ溢れる北小を目指していきたいですね。