学校の様子

2020年9月の記事一覧

社会科に近づきつつある生活科

町は多くの職種の人によって成り立っているといった内容を生活科で学習した2年生。自分のお気に入りの場所やお世話になっている人が何処にいるか、大きな地図に印をつけていました。

各班が工夫して作成した地図を見て「場所までの線が引いてあって解りやすい」「公園を緑で色分けしていて解りやすい」と発言するなど、今後の学習に必要なグラフを読み取る力が芽生え始めていることがうかがえました。

地図でお気に入りの場所を確認した後は、学校から博物館や流山駅といった施設へと実際に探検する学習に移行します。肝心の行先を決めるジャンケンで、子ども達は出発前から盛り上がっていました。

 

 

餅は餅屋

流山市教育委員会が契約している弁護士である「スクールロイヤー」の方がいじめ防止授業の講演をしてくださいました。

法律の専門家からの「いじめは人権の侵害」といった言葉は説得力大。「基本的人権の尊重」などの用語をちょうど社会で勉強した6年生も、いじめが法律的観点からも許されないことであると理解を深めているようでした。難しい話だけでなく、国民的に有名な漫画「ドラえもん」に登場するガキ大将「ジャイアン」の暴挙に対しての仕返しは許されるのか?という想像しやすい話も出てきました。仕返しはいじめではないか?という問いに対して「いじめになる」と答えた子ども達からは、正しい倫理観を感じました。

実際いじめに遭遇したらどうするかを発表する場面では「助けたら、いじめの矛先が自分に変わるかも」「先生に告げ口したら、いじめがひどくなるかも」といった、綺麗ごとだけでは解決できない問題点も指摘。40分の授業だけで完全防止という訳にはいきませんが、多くの子ども達がいじめについて考える良い機会となりました。

ホームページ左側の「学校からのお知らせ」欄に「いじめ防止基本方針」という北小のルールが載っているので、6年生以外の子ども達も自分達でいじめについて考えてみてください。

 

目指せコンプリート

 

 「ジャストスマイルドリル」というアプリを活用した学習で、1年生がコンピュータールームデビューを果たしました。普通の教室であれば、採点をする教員の数は多くて2人ですが、このアプリを使えば全ての子ども達が回答した瞬間に採点をしてもらうことが出来ます。「つ」と書いたつもりが「う」と読み込まれてしまったり、文字の消し方が解らなかったりと不便な点もありましたが、即座に採点をして貰えることに喜んでいました。

個人の得点を記録しておく機能までついており、授業の最後には集めた星やダイヤの数を競う1年生。ちょっとしたゲーム性も、学習意欲の促進に繋がっていました。

日頃からタブレットを使う機会の多いきらり学級の子ども達も、手慣れた様子でドリルを進めていました。理科や社会も登場する高学年の問題は、どことなく受験勉強を連想させるような1問1答形式。6年生は、問題の順番を暗記しているのかと思う程の回答速度をしており、繰り返し学習をしている形跡が解りました。

結婚式の余興を作れそうな最近の小学生

修学旅行が無くなった6年生は、思い出は作るものと言わんばかりに、校内で出来る活動に精を出していました。その一環でもある動画作成実行委員会の6年生は、休み時間の度に英語ルームに集まりタブレットで動画撮影をしており「目線をこっちにちょうだい」等と細かい部分まで演技を注文。撮影・主演・演技指導・編集の全てを担当して動画を撮影していました。その他にも、放送室で先生と一緒に動画を撮る6年生や、校長室前の掲示物を撮影する6年生など、何人の6年生が何種類の動画を作っているのか予想もつかない程、あらゆる場面で動画作成実行委員会が活動している姿を見かけます。

動画作成委員会が活動する教室内の黒板方面には、5・6年生が入り混じって練習するバトンクラブとダンスクラブ。その中には、学童のお別れ会で「ブラックピンク」の踊りを完全再現した伝説の3人が!!(リニューアルしたせいか画像が別の物になっていますが、令和元年3月30日「おませな女の子」をご参照ください)怪物級のルーキーではありますが、共に練習をする6年生からは「2ステップがうんぬん・・・」とアドバイスを受けていました。伝説を指導するレベルの6年生と、さらにレベルアップした3人のステージに期待が高まります。

声に出して読みたい多田語録③

「絶対と言い切れますか?」。多田先生が理科の実験までの導入の時に高確率で使う言葉です。5年生ともなると、テレビやインターネットで得た知識を基に、実験をする前からほぼ正解に近い予想を立てることがありますが「思考力は私が授業を教える中で身に付くものではない」という信条を持つ多田先生は、実験前から正解が挙げられようが子ども達に観察と考察をさせていました。

そんな気骨を感じ取ったのか、子ども達も「流れる水の働き」の授業では、砂の上を水が流れるという、なんともないような光景を科学的に分析。「浸食・運搬・堆積」といった現象が実際に起きていることを確認していました。

ネットで検索すれば、自身で経験せずともあらゆる情報が簡単に手に入る現代社会へ警鐘を鳴らすかのような語録でした。