2021年11月の記事一覧
薬物乱用防止教室、全校集会
今日は3時間目に埼玉県警察非行防止指導班「あおぞら」様にご来校いただき、1、2年生を対象に、体育館にて薬物乱用防止教室を行いました。いま、若い人たちの間では、ネットなどを通じて比較的簡単に違法薬物が手に入ってしまうそうです。違法薬物がなぜ違法なのか…、それは講演の中でも触れましたが、1度手を出してしまったら、止めることができず、普通の日常生活を送ることができなくなってしまうからです。今日は、私が常々言っている、健康、安全、そして命を大切にすることを真剣に捉え、どんなことがあっても決して違法薬物に手を出すことのないよう心に誓う日としましょう。
また、今日は全校集会を行いました。これまでの全校集会や生徒集会は、すべて放送によるものでしたが、現在の社会情勢を鑑み、今月の全校集会は気をつければできると判断し、全校生徒を体育館に入れて行いました。私から生徒に話した内容は、①新型コロナウイルスについて、引き続き、気をゆるめないで生活をすること、②感謝の気持ちを持つこと。各学年の学年行事や全校で準備を進めているしらさぎ祭などについて、もう一度、なぜできるのか、そこには先生方のみなさんを思う愛があるから。できることへの感謝の気持ちを持つこと、③愛知県の中学校で起こった痛ましい事件をよく考え、命はたった1つのかけがえのないもので、何よりも大切にすること、ものごとの解決の手段に、決して暴力を使わないことを心に誓うことについて話をしました。全校生徒みながとても良い聴く態度で集会に臨んでいました。今週は12月を迎えます。寒さに負けず元気を出して生活しましょう。(11月29日 校長)
1、2年生期末テストお疲れ様、3年生E-フェス楽しかったね!
1、2年生の生徒諸君、期末テストお疲れ様でしたね。お疲れ様とは言いましたが、まだ終わったわけではありません。本当はここから先が大事なのです。来週からその期末テストが返ってきます。その時に点数を気にするなとは言いません。点数は点数としてまずしっかりと受け止めましょう。でも、みなさんの勉強がここで終わるわけではありませんよね。当然、まだまだ先があるのです。ですから、間違えたところ、分からなかったところをしっかりとできるようにしておくこと、また日頃の授業や家庭学習への取り組みを振り返り、改善すべき点があれば反省し、改善すること。このことこそが中間テストや期末テストをする意義なのです。寝不足の生徒も多いかもしれません。明日からの土日は、少しゆっくりしたり、待ちに待った部活動を思い切りするのもよいでしょう。そして月曜日からまたしっかりと学習していきましょう。
次に3年生、今日はE-フェスが行われましたね。新型コロナウイルスの影響で中止になった修学旅行に代わる、思い出に残る行事の第一弾として、実行委員会を立ち上げ、企画、準備をこれまで行ってきましたね。昔と違い、中学校では文化祭がほとんど行われなくなりました(合唱祭と文化部発表会はやりますが)。今年3年生諸君が企画、運営したE-フェスは、高校の文化祭に匹敵する中身の濃い素晴らしい行事となりました。第一部では、体育館にてクラスの出し物をしました。第2部は校庭で体を動かすレク、そして第3部の後夜祭、校庭でたいまつを燃やし、有志生徒による3学年の主張やパフォーマンスが行われました。そして最後は校庭で燃えるたいまつを見つめ、友情と団結を感じる閉会セレモニーとなりましたね。生徒たちの表情は、大きなイベントをやり遂げた後のとても充実感に満ちた表情でした。大変多くの保護者の方々にもご参観にお越しいただきましたことに感謝申し上げます。3年生の生徒諸君、この経験を、まだまだこの先続く受験勉強を共にがんばるための絆にしよう。今日は楽しかったね、そしてお疲れ様でした。(11月26日 校長)
飯中生のみんな、聞いてください
昨日から今朝にかけて、新聞やテレビ、ネットのニュースで報道されているので、みんなも知っていると思いますが、愛知県の中学校で、生徒が他の生徒を包丁で刺し、刺された生徒が命を落とすという事件が起きました。本校では今日、1、2年生は期末テスト初日、3年生は明日とても楽しみにしているE-フェスが控えているので、このことに触れるのはどうかとためらいもした。しかし、私がこれまで常に言ってきたことをどうしてもわかってほしく筆を執った。
私が日頃このブログや学校だよりで何度も君達に伝えてきたこと、それは、「命は何よりも尊いもの」であるということ。昨年度も、そして今年度もたくさんの本校の教育活動を中止にしたり、やり方を変えたりしたのは、命より大切なものはないからです。学校は、保護者や地域の皆様、そして未来の社会から生徒の大切な命を預かり、将来、立派な社会人になるために、たくさんの学びをさせるところです。そこは、誰もが安心して過ごせる、楽しく安全なところでなければならないはずなのです。その学校で起きた痛ましい事件、生徒の間に何があったのかは、今はまだ分かりません。しかし、これだけは諸君に強く、強く言っておきたい。一人一人の命は、かけがえのない大切なもの。自分や他人の命を落とすような行為は、絶対にしてはならない。たとえ何があってもだ。加害側の生徒やその家族、そして被害にあい命を落とした生徒とその家族のことを考えると、とても胸が苦しい。この様な悲しい事件は、二度と全国で起きてほしくない。もちろん本校のかわいい生徒たちにもだ。嫌なこと、悲しいこと、むかつくことも時にはあるだろう。自分の力では解決できない時は、保護者、友達、先生、カウンセラー、誰でもいいから相談してください。
もう一度言います、命は何よりも大切なもの。物事の解決の手段に暴力を使ってはならない。どうか分かってほしい。(11月25日 校長)
大人になる No66
【 大切なことは勇気を持って言おう 】
昨日は日頃働いてくださっている保護者の方に何かしらのお礼ができましたか。一番嬉しいのは、「いつもありがとう」という言葉だと思います。なぜなら、「いつもありがとう」っていう言葉を言うのは照れくさいでしょ!?照れくさいと思うような言葉を言ってもらった保護者の方は、きっと何より一番嬉しいはずです。勤労感謝の日は過ぎたけれど、昨日特に何もできなかった人は、勇気を出して言ってみてください。きっと胸がすーっとして、良いひと時となるでしょうから…。恥ずかしくても、照れくさくても、大切なことは勇気を持って言おう。いつか、「あの時言っておけばよかったのに…」となってからでは遅いのです。勇気を持って大切なこと言う…これもまた大人になるのに必要な課題なのです。(11月24日 校長)
11月23日は勤労感謝の日
飯沼中の生徒諸君、土日は体を休めるとともに、勉強に励みましたか…。今週は、木、金に1、2年生の期末テストが予定されていますね。そのため昨日から諸活動が停止となっています。また、今日がんばれば明日は、「勤労感謝の日」で学校は休みです。さて、その勤労感謝の日ですが、どのような祝日なのかというと、いつものように国民の祝日に関する法律を調べてみると、「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう日」と書かれていました。分かりやすく言うと、仕事を大事なものとして重んじ、その成果を喜び、みんなで感謝をし合いましょうということですね。
私たちが毎日、あまり意識しなくても生活が成り立っているのは、ありとあらゆる仕事が社会の中で互いに機能し合っているからですよね。職業については、1年生の学活や総合的な学習の時間に学びます。実際の体験は新型コロナウイルスの影響で3daysチャレンジが中止となってしまい、いまの1、2年生はできていませんね。
私たちは、勤労感謝の日を1つの機会として、自分たちの生活が成り立っているのは、どこかで働いてくださっているたくさんの人たちのおかげなんだと、改めて感謝する必要があると思います。身近なところでは、いつも家族のために働いてくださっている、みなさんの保護者や祖父母に、支えてくれていることへの感謝の気持ちの伝わる何かができるといいですね…。そう考えると「勤労感謝の日」が素敵な祝日に思えてきますね。そして!諸君も近い将来、自分の個性を生かして、社会に貢献し、たくさんの人々に喜ばれる人になってくださいね。そのために今、学校で様々な事を学んでいるのです。(11月22日 校長)
大人になる No65
【 いったん体を休めよう 】
1年生は昨日、とても楽しく充実した校外学習が行えたと、一緒に行った教頭先生をはじめ、1学年の先生方や保健室の先生からも聞きました。2年生は部活動の中心となり、新人戦の代替の大会やそれに向けた練習や練習試合、吹奏楽部も先週はアンサンブルコンテストなどもあり、若さあふれる中学生とはいえ、疲れも溜まっていることでしょう。3年生は期末テストお疲れ様でした。寝不足の人も多いのでしょうね…。1、2年生の体の疲れや3年生の寝不足の状態は、特にこの季節、風邪などの体調不良を引き起こす原因となります。そこで、明日からの土日と来週火曜日の勤労感謝の日は、「体」を休めましょう(1、2年生は期末テスト直前、3年生の受験勉強はまだまだ続きますので、「頭」つまり勉強は大いに結構です)。美味しいものや好きなものを食べ、体を冷やさないように温かくして、睡眠時間もいつもより少し多めにとりましょう。好きな本を読むなど、心が喜ぶこともしてみるといいでしょう。疲れがとれれば、またがんばれるからね。
この先の人生でも、生活や仕事の状況を見つめ、自分の体や心とよく会話をして、「今日は早く帰ろう」、「早く寝よう」、「栄養を取ろう」、「ストレス発散に好きなことをしよう」など、自分で心や体の健康をケアできる人になってくださいね。一週間お疲れ様でした。(11月19日 校長)
1年生校外学習、2年生救急救命講習、3年生期末テスト
1年生は本日、天気にも恵まれ、校外学習を実施しました。行き先は松伏町にある、「緑の丘公園」です。校外学習で何を学ぶのかというと、SDGsについてです。SDGsについては、総合的な学習の時間等に本校の生徒は学習しています。国連の定めた、2030年までの持続可能な開発目標です。環境や教育、人権など17の項目が定められており、私達は、すでに行っている事に加え、SDGsの視点に立った生活を行い、できることを積極的に進めましょうということです。そのためには、SDGsの視点に立つ「目」を持つこと。今日は行き帰りの道中も含めて、世の中にあるSDGsを見つけたり、今後の私たちにできる取り組みは何かを考えたりする機会とします。また、行き帰りは班での徒歩行動、現地では自然観察等に加え、クラスや学年で楽しいレクも行います。SDGsの発見に加え、仲間とさらにより良い関係づくりができる一日となることを期待します。
2年生は午後、春日部消防署の方々にお越しいただき、救急救命講習を行いました。心臓マッサージやAEDの使い方を丁寧にご指導いただき、貴重な経験をさせていただきました。生徒たちの真剣な表情が印象的でした。
3年生は今日、明日と2学期末テストが行われます。事務処理等の関係で、1、2年生より若干早い日程で毎年行っています。きっと進路を強く意識して、今までで一番がんばって勉強に取り組んだ定期試験だったのではないでしょうか。2年生も他人ごとではありません。あと1年後には、3年生として2学期末テストを受けるのです。授業をはじめとする毎日の学習を大切に、真剣に取り組むかどうかが、1年後に大きな差となって表れます。がんばりましょう。(11月18日 校長)
大人になる No64
【 つらいのはみんな同じ、クラスや学年の仲間と一緒にがんばろう 】
今朝、いつものように川辺小の交差点に立ち、朝のあいさつと交通指導をしていると、3年生のある生徒は信号待ちでノートを見て勉強していました。いま3年生は、先の見えない霧の中を、不安を抱きながら進んでいますね。三者面談、塾、北辰テストや東部地区学力テスト、私立の個別相談、校長面接、そして明日からは期末テスト。毎日これでもか、これでもかと進路について考えなければならないこと、やらなければならないことに迫られています。「合格するには内申点が足りない」、「筆記試験を考えると点数的にきつい」、タイムリミットは近づき、決断を迫られる。「このまま挑戦するか、それともワンランク下げようか?」、「家は経済的にきついので私立は受験するけど、やはり県立に行かなければ…」。
大変なのはよく分かります。しかし私は、3年生の今このような状況を、かわいそうだとは思わない。人生というものは先の見えない霧の中で、刻一刻と過ぎてゆく時間に合わせて、1つ1つ何らかの決断をするということです。これまで地域の小学校と中学校で当たり前のように過ごしてきたわけだが、この先、中学校を卒業し、義務教育が終了したあとは、一生、毎日大小様々な決断をするのです。このブログにも書いたが、いま君達は、大切な人生勉強をしているのです。人として成長するチャンスなのです。悩み、苦労することから逃げたり、安易に楽な方へ進んだりすることもできなくはない。しかし、私は飯沼中の卒業生には、この先、親から自立し、一人の人間として生きていく時に、たくましく自分の人生を切り拓く人になってほしいと願っています。つらいのは君1人ではないのですよ。クラスの生徒たちも、同じ部活で汗を流した仲間も、みんな一緒なのです。みんなで声をかけ合い、励まし合いながらがんばろうじゃないか!これまでの飯沼中での学校生活を通して、仲間の大切さ、共に励まし合うことのできる絆を培ってきたのだから。君は1人じゃない!君を応援してくれる多くの人たちのためにも、心を開き、プラス思考でがんばっていきましょう。がんばれよ3年生!(11月17日 校長)
大人になる No63
【 飯沼中に再び生徒たちの歌声が響いた日 】
~君達はどんな歌を唄いたいですか~
いつ以来のことでしょうか…、昨日の5校時の学活の時間、飯沼中の校舎のあちこちで生徒たちの合唱の歌声が響き渡りました。しらさぎ祭に向けての練習がいよいよ始まりました。音楽の時間を使っての練習は行っていましたが、クラスの取り組みとして合唱練習が始まりました。新型コロナウィルスへの感染症対策をしっかり行うことが条件ですので、特別教室と体育館を使用し、マスクはもちろん、十分な換気とソーシャルディスタンスを確保して、1、2年生が練習をしました。生徒の歌声が響く学校、これは私が校長として、ぜひそんな学校を作りたいと強く思っていた学校像の1つです。その気持ちを抑え、昨年度、そして今年度も合唱祭を中止にする判断をしました。しかし、昨今の社会情勢を鑑み、今なら「気をつければやれる!」、「気をつけるとはどうすることなのか…」を先生方で知恵を出し合い、計画をしました。文化会館はキャンセルしましたが、「合唱祭の目的」を達成することは体育館でも十分できます。
さて、そこで、諸君はどんな歌を歌いたいのでしょうか…。しっかりとした目的意識はありますか?1、2年生はまだ中学校の合唱祭を経験したことがないので、イメージすることは難しいかもしれませんね。歌う曲は各クラスそれぞれです。そこで大切なことは、「〇年〇組の歌」を歌いあげる合唱祭にしてほしいということ。「これが自分達のクラスの歌なんだ」と胸を張って歌えるような歌を創り上げようではないか。実行委員やパートリーダー、指揮者、伴奏者、その他意識の高い生徒もたくさんいるはずです。私がみなさんに望む合唱は、「クラスへの帰属感とでもいうのでしょうか…、クラスのみんなと歌が歌えることが嬉しくなる。クラスのみんなが気持ちを込めて精一杯歌い、歌い終わったあとに清々しい気持ちになる。また、それを聴いた人たちが感動できる、日頃のクラスの様子が分かる」そんな合唱をしてもらいたいと思っています。当面はまずパート練習、そして全体練習という形を取って行くのでしょう。みんなで大きな声で歌うと気持ちがいいものです(経験ありますか?)。ほとんどの高校では合唱祭という行事はありません。3年生はもしかすると、クラスで合唱をするのもこれが最後になるかもしれません。だから私は結果より取り組みを充実させて、結果に対して謙虚に受け止められるようになるまでがんばってほしいのです。どんな結果に終わっても、一生懸命やったことは必ず「何か」を残すはずです。
そして、最後は「心」です、「自分たちのクラスの歌を歌い上げるんだ」という気持ちを忘れずにがんばって練習をしてください。歌詞の内容をよく考え、歌詞に心を乗せて歌うのです。
歌は心!一歩一歩、少しずつレベルアップして行きましょう。(11月16日 校長)
大人になる No62
【 チャンスに出会わない人間は1人もいない、それを生かせるかどうかの問題だ 】
私は、人生でチャンスに出会わない人間はいないと考えています。チャンスと考え生かすのか、そのチャンスに気づかずに無駄にするかの問題だと思っています。3年生は今週、期末テストが控えていますね。1、2年生も来週です。テストの勉強も、受験だってそれは人生の上で自分を高めるための貴重な経験と考えれば、それは取り組みも含め、大きなチャンスなのです。先日の校長面接で、ある生徒にこう言いました。「黙っていても受験の日は来る、何もしなくても卒業式の日も来る。1日1日をどう過ごすかは君次第」と。
3年生の授業に向かう姿勢は素晴らしいと、この場で何度も紹介していますが、1、2年生も良くなってきました。特に変化を感じるのは2年生。先生方もあの手この手で君達を伸ばそうと考えてくれています。3年間、日々の授業に集中して取り組むことこそが、受験勉強であり、将来の自分づくりなのです。それが私の言うチャンスなのです。(11月15日 校長)
忘れられない県民の日に
埼玉県では、毎年11月14日は『県民の日』となっています。今年は、社会科の歴史の授業で習う「廃藩置県」から150年の節目で、埼玉県誕生150周年を迎えます。明治4年(1871年)に廃藩置県が行われ、「県」の統廃合があり、11月14日に「埼玉県」が誕生しました。当時の資料によると、人口は約89万人でした。現在の埼玉県の人口は、約734万人です。この県民の日は、昭和46年(1971年)、ちょうど100年目に当たるのを記念して、11月14日を「県民の日」としました。県内では、毎年この日を中心に色々なイベントが開催されます。学校も休みになります(今年は日曜日で残念ですね)。
今日は、本校の吹奏楽部が羽生市産業文化ホールで行われる、アンサンブルコンテストに参加すると聞き、とても楽しみに足を運びました。6月12日に学校の体育館で行った演奏会、8月1日に羽生市産業文化ホールにて行われた吹奏楽コンクール東部地区大会に続く楽しみな演奏会です。今日はアンサンブルコンテストということで、全員での演奏ではなく、少人数での演奏でした。本校からは金管四重奏と木管三重奏の2チーム(というのでしょうか?)が参加しました。どちらの演奏も指揮者がいない形式ゆえ、一層心を1つに集中し、息を合わせて演奏している姿に胸がジーンとしました。どちらのチームの演奏も、とても聴き心地の良い曲で、あっという間に演奏が終わり、「えっ、もう終わり?もっと聴いていたいのに…」と正直思ってしまいました。最初の金管四重奏の生徒たちが演奏を終え、観客席に来たときの顔は、達成感に満ちたとても良い表情でした。きっと満足の演奏ができたのでしょう。私は目を細め、「とっても良かったよ」と小さな声で伝えました。2組の演奏を聴き終え、コンテストの結果を待たずして、顧問の先生にちょっとあいさつをして次は…、野球です!午前中に大袋中と準決勝が行われ、5回終了時点で0対0。その後サドンデスで2対0でなんとか勝利したと、顧問の先生から連絡をいただきました。正直、決勝にまで残るとは思っていなかったので(ごめんなさい)、予定を変更して、越谷の大相模中へ!決勝の相手は、大相模中です。学校へ到着すると、既に試合は始まり、引き締まった空気が伝わってきました。この試合も3回終了時点まで0対0、4回表大相模中の攻撃を飯中が0点に抑え、その裏にメイクドラマが待っていました!フォアボールと内安打で1、2塁となったチャンスで、左バッターは、1年生とは思えないセンターオーバーの大きなあたりのスリーベース!選手、顧問、そして保護者全員の歓声はそれはそれは大きなものでした。三塁ベース上でガッツポーズする彼の表情も忘れられません。そして5回表、先ほどの大きなあたりに勝るとも劣らない大きな打球を飯中のセンターが見事にキャッチ!この時点で試合は決まったと心の中で思いました。5回表を見事に抑え、飯沼中が見事1年生大会を制し優勝しました。本当に素晴らしいことです。ひと冬決して油断せず練習に励み、来年の学総では埼玉県内に飯沼中の名をとどろかせてください。
今日は、吹奏楽部の心に染みる素晴らしい演奏と野球部の熱い心で勝ち取った優勝とで、忘れられない県民の日となりました。みなさん、ありがとうございました。(11月14日 校長)
上昇気流に乗れ飯沼中!
【 部に勢いがつき、自信に満ちた顔つきに 】
今日もよく晴れた気持ちのよい土曜日でした。気持ちがよいのは天気だからだけではありません。今日は女子バスケットボール部と野球部が、中止になった新人戦の代替の大会に出場しました。まず朝一番に女子バスケットボール部の応援で武里中に行きました。武里中を会場とするブロックは、武里中、春日部中、飯沼中の3校でした。飯沼中の初戦は春日部中でした。学校総合スポーツ大会で負けた相手です!女子バスケ部の試合は、学総大会や日頃の土日の練習試合など、これまでに何度か応援する機会に恵まれましたが、最近の女子バスケ部の成長には目を見張るものがあります。見るたびに強くなっています。技術、体力、そして気持ちも強くなっているのです!なぜなのか…、その理由に気付かないまま試合は進み、春日部中に勝利しました。まぐれでないことは得点差が示していました。続く武里中戦も勝利!この試合もまぐれでないことは、春日部中以上の得点差があったことがそれを示していました。何よりも感じたことは、気持ちが強くなっていること。リバウンドもルーズボールも絶対に負けないのです。飯沼中は2勝したので、近日中に他のブロックの1位が集まる決勝リーグに駒を進めることになりました。
武里中を出発し、次に向かったのは、越谷市の栄進中で行われた野球部の1年生大会。こちらも栄進中、川口の戸塚西中、飯沼中の3校が集まりました。初戦は川口の戸塚西中、3対0の快勝でした。苦しかったのは次の栄進中戦でした。最終回まで0対0、実力が拮抗している、手に汗握る試合でした。最終の5回表をなんとか!0点に抑え、最後の攻撃に期待が集まります。持ち前のチームワークがものをいい、見事な全員野球でさよなら内安打で勝利を勝ち取りました。2勝した飯沼中は明日、他のブロックの1位が集まる決勝リーグを戦います。がんばってください!
今日、私は、大会に勝利した女子バスケットボール部と野球部の顧問の先生から大切なことを学びました。それは、2人の顧問の先生が共通に持っている指導観であり、褒めて、励まして、やる気にさせる指導の大切さです。私が中学生だった時代や、自分が教員として顧問をしているときも、今日のバスケや野球の試合で、「何やってんだ、ばか野郎!」となっていた場面がいくつかありました。しかし、本校のバスケ部と野球部の監督は、褒めて、励まして、ねぎらって、やる気と自信を持たせる指導をするのです。こんな指導をされた生徒たちは、緊張せず、失敗しても萎縮することもなく、伸び伸びと良いプレーができます。若いのに大した指導者だなと改めて感心しました。さあ、野球部は明日、バスケ部は他のブロックと調整して近日中に決勝リーグです。飯沼中は今まさに、上昇気流です!他の部も含め、これからの更なる成長がとても楽しみです!(11月13日 校長)
3年生の保護者の皆様へ
【 三者面談ありがとうございました 】
本日を持ちまして、3年生の三者面談の日程が終了となります。保護者の皆様におかれましては、お忙しいところご来校いただきありがとうございました。今後も引き続き、各学級担任を窓口に、お子様の進路についてのご相談はいつでもお受けいたします。今回の面談で方向性が決まっていなかったり、今後変更が生じたり、何か分からないことが生じた際には、遠慮せずに担任までご相談ください。
いま、昼休みや放課後等を使い、3年生を対象にした校長面接を行っています。前半は堅苦しい(?)お決まりの雰囲気で面接をします。後半は、「ここからは雑談ね」と言い、色々な話をします。「私立高校の相談には行ったの?」、「業者の実力テストの判定はどうだった?」、「○○高校は○○駅だよね、どうやって通うの?」、「合格したら私の後輩じゃん!○○っていうお店が学校の近くにあってさぁ…」、「飯中のホームページ見てる?」など雑談に花が咲くこともあります。昨年度の3年生ともこの時期に面接を行いましたが、今年の3年生は、相対的に穏やかでのんびりしている印象があります。これが吉と出るか、凶と出るかは分かりませんが、校長としては、春には全員が希望を抱き、本校を卒業していってほしいと強く願っています。これからの数ヶ月は、保護者の皆様も教員もお子様の進路選択、そして決定まで気が気でない日々が続きます。時には親子で意見がぶつかることもあるかもしれませんね…。第一希望の高校には残念ながら行けない結果になる子もいることでしょう。大切なことは、「それでも日は昇る」ということです。気持ちを切り替えて、心を開き、新しい進路でがんばろうという気持ちで卒業し、4月からがんばれば、その子の未来は拓けます。時が経ち、「あの時はどうなるかと思い、心配し、大変だったけれど、すべて良かったんだ…」と思えるような人生とすればよいのです。学年の職員をはじめ、本校教職員は全員体制で生徒達を支えますので、保護者の皆様におかれましても、ご家庭でお子様の心身に気を配り、時に背中を押し、時に手を引っ張り、時に尻を叩き、お子様を導いてください。どうぞよろしくお願いいたします。(11月12日 校長)
大人になる No61
【 今日の生徒会選挙を通して学んでほしいこと 】
今日は、生徒会本部役員の選挙が行われました。本来ですと、毎年10月にこの選挙を行うのですが、2学期当初は分散登校があったため、計画的に様々な選挙活動を行うことが困難であったため、11月となってしまいました。
さて、「自治」という言葉を聞いたことはありますか。地方自治とか自治体ということについて、3年生は今まさに社会科の公民で習っているところですね。自治とは、ある集団が自分たちで自分たちのことを決め、自分たちの目的を達成するために行動し、その事務や会計なども自分たちで行っていくことです。ただし、当然ですが自分勝手に好きなことをするという訳ではなく、例えば、私たちの住む埼玉県では、日本の国の法律や政治に従いながら独自の決まりである「条例」を定めて政治をも行っています。
みなさんの所属する本校の生徒会も先生方の指導を受けながら、自分たちのことを決め、より良い学校生活のために様々な活動をしているので自治体と言えますね。自治体には所属する人たちのために様々な事を決める役割を持つ議員や役員を選ぶ選挙があります。そして、立候補者は、自分が当選した時には、その自治体をどの様に良い方向に進めるかという公約(最近はマニュフェストといいますね)を述べ、選挙民はどの立候補者の言っている公約が自分の考えと合っているか、公約を実行する力のある人物は誰かを考え投票をするわけです。
選挙は、自分に代わって自分に近い考えで政治を行ってくれる人を選ぶわけですから、民主主義社会ではとても重要なものです。生徒会活動は、みなさんが大人になってから、国民として、県民として、また市民や自分の所属する職場をはじめとする様々な組織の一員として、しっかりと責任を果たし、住みよい「場」を自分たちの手で創っていける人になるための勉強でもあるのです。まさに「学校は小さな社会」なのです。(11月11日 校長)
大人になる No60
【 本日2、3年生は実力テストだが 】
11月7日の立冬が過ぎました。今年は比較的暖かく晴れた日が多いものの、暦の上ではもう冬です。風邪やインフルエンザ、そして新型コロナウィルスに感染することのないよう、引き続き気をゆるめずに生活しましょう。さて、夜中に1人考えごとをしました。自分は10年後に何をしているだろう…と。定年退職の年齢が延び、まだ現役で働いている可能性が高くなってしまいました…。君達は自分の10年後を想像することが出来ますか?23歳~25歳になっていますね。私が小学生の時、つまり40年くらい前には、2001年(21世紀)には、宇宙旅行ができ、鉄腕アトムが誕生し、あらゆる病気が治ると思っていました。現在、ネット社会は急速に進化していますが、社会全体としてはまだ、過去に誰もが想像したような社会にはなっていないものですね。社会が成長、進歩するというのは、10年単位ではなく、100年くらいの単位が必要なのでしょう。日本史で学ぶ年号も100年くらいたたないと次の大きな社会の変化は出てきませんものね。
さて、23歳~25歳といえば、大人になり、社会人として仕事を覚え、学んでいる年齢でしょうか…。その時になってみたら分かる思いますが、ほとんどの人は、中学生や高校生の時の自分とあまり変わっていないはずです。私も小中学生の時にイメージしていた20歳、30歳(40歳、50歳はまだ想像もできませんでしたが)というものがありましたが、自分というものは、そんなに変わるものではないのだということが、実際にその年齢になってみて分かりました。
昨日、2年生男子生徒の善行を紹介しましたが、優しい心、がんばろうとする心、人に気を遣える心、道端に咲いている花に気づき、季節の移り変わりを知る感性、ストレスに対する抵抗力、人を笑わせたり、引きつけたりする魅力やリーダーシップなどは、大人になって身につけようと思っても、つけられるものではないのです。
今日、2、3年生は学力テストです。もちろんテストは全力でがんばりなさい。120%の力など出せません。しかし、70%の力しか出せないことはよくあります。実力テストは、自分の今の力を知るとともに、自分が蓄え、持っている力を本番で100%出すための練習をしているという意味もあります。ただ…、目先の点数や順位、偏差値に一喜一憂するより、これから先、1日1日を真剣に、そして大切に学校生活を過ごしていく中で、将来本当に役立つ学力や人間力を付けることの方が大切なことだということも付言しておきたい。(11月10日 校長)
生徒の善行を紹介をします
【 生徒の善行を紹介をします ~保護者・地域の皆様へ感謝申し上げます~ 】
昨日、本校に地域の方から電話がありました。「地域の者ですが…」という電話を取った職員は、「うちの生徒が何かご迷惑をおかけしたのか…」と思ったそうです(笑)。しかし、電話の内容は次のようなことでした。足が不自由なお年寄りが、ゆっくりと歩いて踏切を渡ろうとしていると、踏切の警報機が鳴り始めたのだそうです。そこに本校の2年生男子のH君とO君の2名が通りかかり、お年寄りが無事に渡れるように力を貸してあげるのを見て感動したのでお伝えしたかった、というものでした。
ボランティアをしよう、落ちているゴミを拾おうなど、頭で考えてできることをすることもとても立派なことです。また、咄嗟(とっさ)の判断は、頭で考えるものではありません。今回の2年生男子2人のとった行動は、本当の意味で命の大切さが分かり、お年寄りを敬い、身体の不自由な方に当たり前のこととして力を貸すことのできる、心の優しい人だということを証明しています。こういった、共に生きる精神やノーマライゼーションの意識や行動については、学校よりもむしろ、ご家庭や地域社会におけるこれまでの教育が大きく影響しているものと考えます。これまで大切なことを教えてくださった保護者・地域の皆様に心より感謝申し上げます。学校も今後、未来の社会にこのような人物を卒業生として一人でも多く送り出せるようにがんばります。(11月9日 校長)
大人になる No59
【 自信こそが成功第一の秘訣 ~努力に裏付けられた『自信』は強い!~ 】
3年生は三者面談実施中ですね。昨日から校長面接も始まりました。また明日は2、3年生の実力テスト、そして3年生は来週には期末テストがあり(1、2年生は再来週)、諸君の勉強のピッチも上がってきていることでしょう。3年生たちはみな明るく振る舞っていても、心のどこかに不安を隠せないというのが、今の状況ではないでしょうか…。
それでは、不安に打ち勝つ自信をつけるためにはどうすればよいのでしょうか…。『自信は努力から生まれる』という言葉があります。ジャンルに限らず成功した人の話を聴くと、どこかで努力をした話が必ず出てきます。つまり、コツコツと積み重ねた努力に裏付けられた自信は、ここ一番で大きな力を発揮するということですね。これは勉強にもいえること。自分のやれる事を精一杯やって試験に臨むこと、そしていざ、試験の場では、「自分はあれだけ頑張ったんだ。自分が解けない問題は周りの人だって出来るはずがない」というくらいの気持ち、つまり自信を持って試験を受けることが成功の秘訣といえるのです。これまでの部活や学校行事での経験を生かして、自信が持てるまでとことんやってみることが大切です。長い人生の中では、何度かは、やりたい事をすべて我慢して“勉強漬けの日々”を送ることも必要です。そして、“悔いのない取り組みが出来た”という自信が、成功や奇跡を呼ぶのです。「あいつは頭がいいから…」などと言っている人は、その人が君の知らないところで、君が自分自身に負けて怠けたり逃げたりしているときに、どれだけ努力しているかを想像してごらんなさい。1、2年生も定期テスト2週間前からやろうではなく、先を見て今日からやるのです。努力は裏切りません、みなさんのがんばりに期待しています。(11月9日 校長)
大人になる No58
【 3年生の校長面接が始まりました 】
今日から2学期いっぱいの期間、昼休み、放課後等の時間を使い、3年生の生徒一人一人と校長面接を行います。先週から学級担任との三者面談も始まりました。3年生は、自分の卒業後の人生をどの様に考え、第一歩を踏み出そうとしているのかを、保護者はもちろん、担任の先生や日々お世話になっている学校の先生方にしっかりと言えるようにしなければなりません。ここで、「考える」ということと、「言う」ということには大きな違いがあることを知らなければなりません。考えたり、原稿を作り黙読したりすることと、実際に声に出し、面接の場面ならば、表情を作り相手に伝えるということは、想像以上に違うのです。考え、原稿を作ることから始めるわけですが、それができたら、実際に声に出し、表情を作り、相手に伝わるように言う練習をしなければならないのです。面接で聞かれることは、学活の時間に習ったと思います。中学校での学習や生活の様子、趣味や得意なこと、今後学んだり身につけたりしたいこと、将来の考え、高校でがんばりたいことなど、一般的な内容をよく考え準備をしておいてください。昨年の3年生と面接をした時に、将来のことをよく考えていることに驚き、感心したことをよく覚えています。今年の3年生にも大きな期待をしています。諸君と面接することを楽しみにしています。(11月8日 校長)
11/7(日)試合、試合、試合!
今日は女子バスケットボール部、サッカー部、野球部がそれぞれ練習試合や新人戦の代替大会で青春の汗と涙を流しました。
女子バスケットボール部は、本校の体育館を会場に、豊春中、葛飾中、草加市のクラブチームと4チームの総あたりの練習試合を行いました。保護者の方々もたくさん応援にいらしていました。ありがとうございました。春の学校総合スポーツ大会から半年、チームとしての成長を感じました。まだまだ課題はあるもののよくがんばっていました。来週は新人戦の代替大会だそうです。
次にサッカー部が緑中を会場に新人戦の代替大会に出場しました。豊春中、緑中、大増中の3校合同チーム、武里中、春日部南中が集まり、にぎやかな大会でした。春日部南中に惜しくも敗れましたが、人数的に1年生中心のチームのため、ひと冬時間が必要のようです。来春の学校総合スポーツ大会に期待します。チームとしては顧問の先生の指導をよく聞き、課題を1つ、また1つと克服し、成長していることがハーフタイムの集合での話を聞いていてわかりました。
最後は野球部です。市内の野球場を会場に、先週の勝利チームが集い、準決・決勝を行いました。準決勝の相手は、東中学校。終始ベンチのかけ声で相手を圧倒し、中盤以降は毎回得点を重ね、見事に勝利しました。攻撃も守備も見どころのあるおもしろい試合でした。決勝戦は春日部南中に7対0で負けてしまい、市内準優勝となりました。ひと冬の宿題をもらいましたね。準優勝おめでとう、そしてお疲れ様でした。
明日からまた新しい一週間が始まります。元気にがんばりましょう!(11月7日 校長)
11/6(土)どの部もがんばっていました
この秋、新型コロナウイルスの影響で新人戦が中止になってしまいましたが、2年生を中心に、どの部も本当によくがんばっています。今日もよく晴れた秋空の下、校庭、体育館、校舎内、そして他校の会場でそれぞれの部が、はつらつと青春の汗を流していました。私は目を細めて静かに応援しました。女子テニス部は午前中に東中学校で武里中を交えて3校合同練習試合を行っていました。また、女子バスケットボール部と女子バレー部は午後から本校会場で練習試合を行うとのことでした。明日はサッカー部が緑中会場、野球部が南栄町グラウンド、女子バスケットボール部が本校会場でそれぞれ大会です!がんばれ飯沼中!(11月6日 校長)