飯中 Now
上昇気流に乗れ飯沼中!
【 部に勢いがつき、自信に満ちた顔つきに 】
今日もよく晴れた気持ちのよい土曜日でした。気持ちがよいのは天気だからだけではありません。今日は女子バスケットボール部と野球部が、中止になった新人戦の代替の大会に出場しました。まず朝一番に女子バスケットボール部の応援で武里中に行きました。武里中を会場とするブロックは、武里中、春日部中、飯沼中の3校でした。飯沼中の初戦は春日部中でした。学校総合スポーツ大会で負けた相手です!女子バスケ部の試合は、学総大会や日頃の土日の練習試合など、これまでに何度か応援する機会に恵まれましたが、最近の女子バスケ部の成長には目を見張るものがあります。見るたびに強くなっています。技術、体力、そして気持ちも強くなっているのです!なぜなのか…、その理由に気付かないまま試合は進み、春日部中に勝利しました。まぐれでないことは得点差が示していました。続く武里中戦も勝利!この試合もまぐれでないことは、春日部中以上の得点差があったことがそれを示していました。何よりも感じたことは、気持ちが強くなっていること。リバウンドもルーズボールも絶対に負けないのです。飯沼中は2勝したので、近日中に他のブロックの1位が集まる決勝リーグに駒を進めることになりました。
武里中を出発し、次に向かったのは、越谷市の栄進中で行われた野球部の1年生大会。こちらも栄進中、川口の戸塚西中、飯沼中の3校が集まりました。初戦は川口の戸塚西中、3対0の快勝でした。苦しかったのは次の栄進中戦でした。最終回まで0対0、実力が拮抗している、手に汗握る試合でした。最終の5回表をなんとか!0点に抑え、最後の攻撃に期待が集まります。持ち前のチームワークがものをいい、見事な全員野球でさよなら内安打で勝利を勝ち取りました。2勝した飯沼中は明日、他のブロックの1位が集まる決勝リーグを戦います。がんばってください!
今日、私は、大会に勝利した女子バスケットボール部と野球部の顧問の先生から大切なことを学びました。それは、2人の顧問の先生が共通に持っている指導観であり、褒めて、励まして、やる気にさせる指導の大切さです。私が中学生だった時代や、自分が教員として顧問をしているときも、今日のバスケや野球の試合で、「何やってんだ、ばか野郎!」となっていた場面がいくつかありました。しかし、本校のバスケ部と野球部の監督は、褒めて、励まして、ねぎらって、やる気と自信を持たせる指導をするのです。こんな指導をされた生徒たちは、緊張せず、失敗しても萎縮することもなく、伸び伸びと良いプレーができます。若いのに大した指導者だなと改めて感心しました。さあ、野球部は明日、バスケ部は他のブロックと調整して近日中に決勝リーグです。飯沼中は今まさに、上昇気流です!他の部も含め、これからの更なる成長がとても楽しみです!(11月13日 校長)
3年生の保護者の皆様へ
【 三者面談ありがとうございました 】
本日を持ちまして、3年生の三者面談の日程が終了となります。保護者の皆様におかれましては、お忙しいところご来校いただきありがとうございました。今後も引き続き、各学級担任を窓口に、お子様の進路についてのご相談はいつでもお受けいたします。今回の面談で方向性が決まっていなかったり、今後変更が生じたり、何か分からないことが生じた際には、遠慮せずに担任までご相談ください。
いま、昼休みや放課後等を使い、3年生を対象にした校長面接を行っています。前半は堅苦しい(?)お決まりの雰囲気で面接をします。後半は、「ここからは雑談ね」と言い、色々な話をします。「私立高校の相談には行ったの?」、「業者の実力テストの判定はどうだった?」、「○○高校は○○駅だよね、どうやって通うの?」、「合格したら私の後輩じゃん!○○っていうお店が学校の近くにあってさぁ…」、「飯中のホームページ見てる?」など雑談に花が咲くこともあります。昨年度の3年生ともこの時期に面接を行いましたが、今年の3年生は、相対的に穏やかでのんびりしている印象があります。これが吉と出るか、凶と出るかは分かりませんが、校長としては、春には全員が希望を抱き、本校を卒業していってほしいと強く願っています。これからの数ヶ月は、保護者の皆様も教員もお子様の進路選択、そして決定まで気が気でない日々が続きます。時には親子で意見がぶつかることもあるかもしれませんね…。第一希望の高校には残念ながら行けない結果になる子もいることでしょう。大切なことは、「それでも日は昇る」ということです。気持ちを切り替えて、心を開き、新しい進路でがんばろうという気持ちで卒業し、4月からがんばれば、その子の未来は拓けます。時が経ち、「あの時はどうなるかと思い、心配し、大変だったけれど、すべて良かったんだ…」と思えるような人生とすればよいのです。学年の職員をはじめ、本校教職員は全員体制で生徒達を支えますので、保護者の皆様におかれましても、ご家庭でお子様の心身に気を配り、時に背中を押し、時に手を引っ張り、時に尻を叩き、お子様を導いてください。どうぞよろしくお願いいたします。(11月12日 校長)
大人になる No61
【 今日の生徒会選挙を通して学んでほしいこと 】
今日は、生徒会本部役員の選挙が行われました。本来ですと、毎年10月にこの選挙を行うのですが、2学期当初は分散登校があったため、計画的に様々な選挙活動を行うことが困難であったため、11月となってしまいました。
さて、「自治」という言葉を聞いたことはありますか。地方自治とか自治体ということについて、3年生は今まさに社会科の公民で習っているところですね。自治とは、ある集団が自分たちで自分たちのことを決め、自分たちの目的を達成するために行動し、その事務や会計なども自分たちで行っていくことです。ただし、当然ですが自分勝手に好きなことをするという訳ではなく、例えば、私たちの住む埼玉県では、日本の国の法律や政治に従いながら独自の決まりである「条例」を定めて政治をも行っています。
みなさんの所属する本校の生徒会も先生方の指導を受けながら、自分たちのことを決め、より良い学校生活のために様々な活動をしているので自治体と言えますね。自治体には所属する人たちのために様々な事を決める役割を持つ議員や役員を選ぶ選挙があります。そして、立候補者は、自分が当選した時には、その自治体をどの様に良い方向に進めるかという公約(最近はマニュフェストといいますね)を述べ、選挙民はどの立候補者の言っている公約が自分の考えと合っているか、公約を実行する力のある人物は誰かを考え投票をするわけです。
選挙は、自分に代わって自分に近い考えで政治を行ってくれる人を選ぶわけですから、民主主義社会ではとても重要なものです。生徒会活動は、みなさんが大人になってから、国民として、県民として、また市民や自分の所属する職場をはじめとする様々な組織の一員として、しっかりと責任を果たし、住みよい「場」を自分たちの手で創っていける人になるための勉強でもあるのです。まさに「学校は小さな社会」なのです。(11月11日 校長)
大人になる No60
【 本日2、3年生は実力テストだが 】
11月7日の立冬が過ぎました。今年は比較的暖かく晴れた日が多いものの、暦の上ではもう冬です。風邪やインフルエンザ、そして新型コロナウィルスに感染することのないよう、引き続き気をゆるめずに生活しましょう。さて、夜中に1人考えごとをしました。自分は10年後に何をしているだろう…と。定年退職の年齢が延び、まだ現役で働いている可能性が高くなってしまいました…。君達は自分の10年後を想像することが出来ますか?23歳~25歳になっていますね。私が小学生の時、つまり40年くらい前には、2001年(21世紀)には、宇宙旅行ができ、鉄腕アトムが誕生し、あらゆる病気が治ると思っていました。現在、ネット社会は急速に進化していますが、社会全体としてはまだ、過去に誰もが想像したような社会にはなっていないものですね。社会が成長、進歩するというのは、10年単位ではなく、100年くらいの単位が必要なのでしょう。日本史で学ぶ年号も100年くらいたたないと次の大きな社会の変化は出てきませんものね。
さて、23歳~25歳といえば、大人になり、社会人として仕事を覚え、学んでいる年齢でしょうか…。その時になってみたら分かる思いますが、ほとんどの人は、中学生や高校生の時の自分とあまり変わっていないはずです。私も小中学生の時にイメージしていた20歳、30歳(40歳、50歳はまだ想像もできませんでしたが)というものがありましたが、自分というものは、そんなに変わるものではないのだということが、実際にその年齢になってみて分かりました。
昨日、2年生男子生徒の善行を紹介しましたが、優しい心、がんばろうとする心、人に気を遣える心、道端に咲いている花に気づき、季節の移り変わりを知る感性、ストレスに対する抵抗力、人を笑わせたり、引きつけたりする魅力やリーダーシップなどは、大人になって身につけようと思っても、つけられるものではないのです。
今日、2、3年生は学力テストです。もちろんテストは全力でがんばりなさい。120%の力など出せません。しかし、70%の力しか出せないことはよくあります。実力テストは、自分の今の力を知るとともに、自分が蓄え、持っている力を本番で100%出すための練習をしているという意味もあります。ただ…、目先の点数や順位、偏差値に一喜一憂するより、これから先、1日1日を真剣に、そして大切に学校生活を過ごしていく中で、将来本当に役立つ学力や人間力を付けることの方が大切なことだということも付言しておきたい。(11月10日 校長)
生徒の善行を紹介をします
【 生徒の善行を紹介をします ~保護者・地域の皆様へ感謝申し上げます~ 】
昨日、本校に地域の方から電話がありました。「地域の者ですが…」という電話を取った職員は、「うちの生徒が何かご迷惑をおかけしたのか…」と思ったそうです(笑)。しかし、電話の内容は次のようなことでした。足が不自由なお年寄りが、ゆっくりと歩いて踏切を渡ろうとしていると、踏切の警報機が鳴り始めたのだそうです。そこに本校の2年生男子のH君とO君の2名が通りかかり、お年寄りが無事に渡れるように力を貸してあげるのを見て感動したのでお伝えしたかった、というものでした。
ボランティアをしよう、落ちているゴミを拾おうなど、頭で考えてできることをすることもとても立派なことです。また、咄嗟(とっさ)の判断は、頭で考えるものではありません。今回の2年生男子2人のとった行動は、本当の意味で命の大切さが分かり、お年寄りを敬い、身体の不自由な方に当たり前のこととして力を貸すことのできる、心の優しい人だということを証明しています。こういった、共に生きる精神やノーマライゼーションの意識や行動については、学校よりもむしろ、ご家庭や地域社会におけるこれまでの教育が大きく影響しているものと考えます。これまで大切なことを教えてくださった保護者・地域の皆様に心より感謝申し上げます。学校も今後、未来の社会にこのような人物を卒業生として一人でも多く送り出せるようにがんばります。(11月9日 校長)
大人になる No59
【 自信こそが成功第一の秘訣 ~努力に裏付けられた『自信』は強い!~ 】
3年生は三者面談実施中ですね。昨日から校長面接も始まりました。また明日は2、3年生の実力テスト、そして3年生は来週には期末テストがあり(1、2年生は再来週)、諸君の勉強のピッチも上がってきていることでしょう。3年生たちはみな明るく振る舞っていても、心のどこかに不安を隠せないというのが、今の状況ではないでしょうか…。
それでは、不安に打ち勝つ自信をつけるためにはどうすればよいのでしょうか…。『自信は努力から生まれる』という言葉があります。ジャンルに限らず成功した人の話を聴くと、どこかで努力をした話が必ず出てきます。つまり、コツコツと積み重ねた努力に裏付けられた自信は、ここ一番で大きな力を発揮するということですね。これは勉強にもいえること。自分のやれる事を精一杯やって試験に臨むこと、そしていざ、試験の場では、「自分はあれだけ頑張ったんだ。自分が解けない問題は周りの人だって出来るはずがない」というくらいの気持ち、つまり自信を持って試験を受けることが成功の秘訣といえるのです。これまでの部活や学校行事での経験を生かして、自信が持てるまでとことんやってみることが大切です。長い人生の中では、何度かは、やりたい事をすべて我慢して“勉強漬けの日々”を送ることも必要です。そして、“悔いのない取り組みが出来た”という自信が、成功や奇跡を呼ぶのです。「あいつは頭がいいから…」などと言っている人は、その人が君の知らないところで、君が自分自身に負けて怠けたり逃げたりしているときに、どれだけ努力しているかを想像してごらんなさい。1、2年生も定期テスト2週間前からやろうではなく、先を見て今日からやるのです。努力は裏切りません、みなさんのがんばりに期待しています。(11月9日 校長)
大人になる No58
【 3年生の校長面接が始まりました 】
今日から2学期いっぱいの期間、昼休み、放課後等の時間を使い、3年生の生徒一人一人と校長面接を行います。先週から学級担任との三者面談も始まりました。3年生は、自分の卒業後の人生をどの様に考え、第一歩を踏み出そうとしているのかを、保護者はもちろん、担任の先生や日々お世話になっている学校の先生方にしっかりと言えるようにしなければなりません。ここで、「考える」ということと、「言う」ということには大きな違いがあることを知らなければなりません。考えたり、原稿を作り黙読したりすることと、実際に声に出し、面接の場面ならば、表情を作り相手に伝えるということは、想像以上に違うのです。考え、原稿を作ることから始めるわけですが、それができたら、実際に声に出し、表情を作り、相手に伝わるように言う練習をしなければならないのです。面接で聞かれることは、学活の時間に習ったと思います。中学校での学習や生活の様子、趣味や得意なこと、今後学んだり身につけたりしたいこと、将来の考え、高校でがんばりたいことなど、一般的な内容をよく考え準備をしておいてください。昨年の3年生と面接をした時に、将来のことをよく考えていることに驚き、感心したことをよく覚えています。今年の3年生にも大きな期待をしています。諸君と面接することを楽しみにしています。(11月8日 校長)
11/7(日)試合、試合、試合!
今日は女子バスケットボール部、サッカー部、野球部がそれぞれ練習試合や新人戦の代替大会で青春の汗と涙を流しました。
女子バスケットボール部は、本校の体育館を会場に、豊春中、葛飾中、草加市のクラブチームと4チームの総あたりの練習試合を行いました。保護者の方々もたくさん応援にいらしていました。ありがとうございました。春の学校総合スポーツ大会から半年、チームとしての成長を感じました。まだまだ課題はあるもののよくがんばっていました。来週は新人戦の代替大会だそうです。
次にサッカー部が緑中を会場に新人戦の代替大会に出場しました。豊春中、緑中、大増中の3校合同チーム、武里中、春日部南中が集まり、にぎやかな大会でした。春日部南中に惜しくも敗れましたが、人数的に1年生中心のチームのため、ひと冬時間が必要のようです。来春の学校総合スポーツ大会に期待します。チームとしては顧問の先生の指導をよく聞き、課題を1つ、また1つと克服し、成長していることがハーフタイムの集合での話を聞いていてわかりました。
最後は野球部です。市内の野球場を会場に、先週の勝利チームが集い、準決・決勝を行いました。準決勝の相手は、東中学校。終始ベンチのかけ声で相手を圧倒し、中盤以降は毎回得点を重ね、見事に勝利しました。攻撃も守備も見どころのあるおもしろい試合でした。決勝戦は春日部南中に7対0で負けてしまい、市内準優勝となりました。ひと冬の宿題をもらいましたね。準優勝おめでとう、そしてお疲れ様でした。
明日からまた新しい一週間が始まります。元気にがんばりましょう!(11月7日 校長)
11/6(土)どの部もがんばっていました
この秋、新型コロナウイルスの影響で新人戦が中止になってしまいましたが、2年生を中心に、どの部も本当によくがんばっています。今日もよく晴れた秋空の下、校庭、体育館、校舎内、そして他校の会場でそれぞれの部が、はつらつと青春の汗を流していました。私は目を細めて静かに応援しました。女子テニス部は午前中に東中学校で武里中を交えて3校合同練習試合を行っていました。また、女子バスケットボール部と女子バレー部は午後から本校会場で練習試合を行うとのことでした。明日はサッカー部が緑中会場、野球部が南栄町グラウンド、女子バスケットボール部が本校会場でそれぞれ大会です!がんばれ飯沼中!(11月6日 校長)
3年生の授業に臨む姿が素晴らしい!
毎日、何度も学校をフラフラと授業や放課後の部活を観て回っていて思うことは、いま3年生の授業に向き合う姿勢、学習する姿がとても素晴らしいということ。3年生の勉強は確かに難しい!苦手な者も必ずいるだろう。しかし、誰一人あきらめていたり、居眠りしたり、姿勢の悪い者がいたり、他のことをしている者がいない、どの教科もだ。受験を控えた身であることも確かだ。しかし、勉強は受け身では決してできるようにはならない。自らの意思で、解ろうと目と耳と心と頭と手をフル稼働しなければ学力は伸びない。3年生はまさにフル稼働で授業を受けている。私が教室に入ろうと、まったく眼中なく、集中して勉強している。1、2年生はぜひ見習ってほしいものだ。一方、その1、2年生はどうかというと、1年生は、明るく、元気に楽しそうに授業に臨んでいる。先生の質問に、教室のあちこちからレスポンスの良い発言が飛び交う。1年生らしい微笑ましい光景だ。2年生はどうか…。第二次成長期という発達段階もあるのだろう、1年生に比べて、だいぶ落ち着いた雰囲気の授業である。しかし…、シャイな部分も出てきてなのか発表が少なかったり、姿勢の悪い者がいたり、あきらめモードに入りつつある生徒も垣間見れる…。社会人になってからの方が勉強しなければならないと常日頃から言っているが、学生時代に限定して考えても、まだまだ中学2年生の半分が過ぎたところ。来年は3年生で受験もある。高校に行けば想像を絶する勉強の難しさだ。大学は言うに及ばず…。全体として、2年生はもう少し、心を開いて前向きに学習に臨みなさい。がんばる(力を借りてもいい)→わかる→テストの点数が上がり嬉しい→自信がつく→次もさらにやる気になる…。このサイクル(「学びの黄金サイクル」と私が勝手に名付けました)に乗っかるのです。学校生活の中心は授業です。まだまだちょっとがんばれば、やろうとする気持ちを持つ勇気があれば、すぐに追いつく学年です。1、2年生の生徒諸君は、3年生の後ろ姿からまた1つ学ばせてもらおう!(11月5日 校長)