校内研修
令和6年度 学校課題研修 年間計画(年度当初)
<令和6年度 学校課題研修 年間計画(年度当初)>
〇 令和6年度 研修主題
「主体的・対話的で深い学びを実現する児童の育成」
~ 一人一人の確かな学力の定着を目指す授業づくりをとおして ~
〇 埼玉県教育委員会研究指定、春日部市教育委員会研究委嘱
〇 年間研修計画
4月 ・「全国学力・学習状況調査」実施後の自校での採点、結果分析
・結果分析を基に、本校の強みと課題を明らかにし、手立てを構築
5月~ ・手立てを講じた指導改善、授業づくり
8月 ・国や県からの学力・学習状況調査の結果を活用し、全国や全県の学力の傾向、
本校の強みと課題、一人一人の児童の伸び等の把握
・春日部市立東中学校区・豊野中学校区内「小・中学校合同研修会」の開催
・校内研修会「国語科・算数科の授業づくり」(指導者:埼玉大学教育学部附属小学校より)
9月 ・第1回 校内授業研究会の開催
10月 ・研究先進校への視察(埼玉大学教育学部附属小学校 等へ)
12月 ・第2回 校内授業研究会の開催
2月 ・第3回 校内授業研究会の開催
※校内授業研究会の1回は、東部教育事務所・春日部市教育委員会の担当訪問を兼ねる
※近隣諸小学校とは、校内授業研究会での実践交流を行う
6月14日(金)第1回校内授業研究会
第1回校内授業研究会(第6学年 国語科)
春日部市教育委員会、東部教育事務所教育支援担当・学力向上推進担当学校訪問
<指導者>
〇埼玉県教育局東部教育事務所 学力向上推進担当指導主事 阿 部 慎一郎 様
〇春日部市教育委員会学校教育部指導課 指導担当指導主事 齋 藤 一 輝 様
〇 〃 〃 教職員担当指導主事 吉 野 紘 一 様
<研究授業について>
〇 第6学年1組 算数「分数でわる計算を考えよう」
〇 指導の手立て
・算数コーナーの設置による既習事項の活用
・本時のゴールの明確化による見通し
・数直線を生かした根拠をもった立式
・自力解決における学習形態の自己選択(一人で、友達と、先生と)による学びの調整
・タブレットを活用したヒントカードの提示
・児童の言葉でのまとめ、視点を明確にした振り返り
・補充プリント、AIドリル等でのより確かな理解
<授業記録>
1.前時までの振り返り、本時の問題把握
2.学習課題
3.見通し
4.自力解決
5.学級全体での話合い
6.数値を変えた問題
7.本時のまとめ
8.練習問題
9.振り返りと次時への見通し
<指導講評より>
・児童の問題意識の高める授業づくりの充実
・子供の問い、ゴールを大切にしてるか
・埼玉県学力学習・状況調査から見える子供たちの強みと課題を生かした授業へ
(強み)「主体的・対話的で深い学び」などの学習方略、非認知能力など
(課題)・学習計画(プランニング) ⇒ 子供とつくる学習計画
・認知的側面 ⇒ 振り返りの質の向上
・学びの選択(自己調整):自分にできることに、手をかけ過ぎない
8月23日(金)授業づくり研修会(国語科・算数科)
授業づくり研修会(国語科・算数科)
<指導者>
〇埼玉大学教育学部附属小学校 教諭 笠 原 雅 広 様 (国語科)
〇 〃 〃 教諭 藤 田 明 人 様 (算数科)
<国語科について>
〇3年「ごんぎつね」を題材にした教材分析
〇全体での協議
〇主な指導内容
・学習指導要領に書かれた指導事項(2学年ごと)を押さえる
・一人一人の読みのよさを、どう評価し、支援に生かすか
・学校の強みを生かす視点での授業改善を
・児童と共に学ぶ・つくる授業への転換を
<算数科について>
〇各教科書での扱い方を分析
〇本校児童の実態に応じた授業改善の検討
〇主な指導内容
・授業観の転換へ
教えなければならぬ ⇒ 子供たちに、もっと考えさせる
・数量の関係に着目させ、計算の意味や計算の仕方を考えさせる
・操作的表現(半具体物)、図的表現(数直線)、言語的表現(言葉で)などを組み合わせる
9月27日(金)第2回校内授業研究会
第2回校内授業研究会(第3学年 国語科)
<指導者>
〇埼玉大学教育学部附属小学校 教諭 波戸内 友 基 様 (国語科)
<研究授業について>
〇 第3学年1組 国語「おすすめの一さつを決めよう」
〇 指導の手立て
・必然性のある話題の設定
・話合いの振り返りを共有
・話合いで使う言葉や効果的な方法の整理
<授業記録>
1.前時の学習を振り返り、本時の課題を確認する。
2.「1年生に紹介するおすすめの一冊」について、話合いの仕方を確認する。
3.「1年生に紹介するおすすめの一冊」について、班で話し合う。
4.「1年生に紹介するおすすめの一冊」についての話合いを振り返る。
5.本時のまとめをする。
6.学習の振り返りをする。
<指導講評より>
(授業のよさ)
・1冊の本を決める言語活動の位置づけ
・子供の問題意識を高め、本時の明確なめあてへ(主体的な学びへ)
・前時の話合いの振り返り、本時の学習活動へ見通し
・ICT活用のポイントを絞った指導 ⇒ 視点の提示
・子供たちの学びの焦点化 ⇒ 1年生へ紹介する一冊を決める話合い
・モニター担当者が、話合いをよく見て称賛(GOODカード)
・楽しい学びの成立
(よりよい授業へ)
・質の高い話合いへ(3・4年生で各学期に1回ずつある)
◆子供の対話 「私も、~~と思うよ。」、「今のそれいいね。私は、~~と思うよ。」
◆教師の意味づけ 「今の言葉いいね。」、「考えがまとまっていってよかったね。」
・子供にグルーピングも考えさせるとよい。
・学びとは、授業のはじめと終わりに変容を感じること
例)一年生の振り返りは、マークのみでもよい。今日の学び楽しかったという感情を表出させたい。
・無自覚を自覚させること ⇒ 本時では、「話すこと・聞くこと」をしているかどうか
10月29日(火)埼玉県教育委員会研究指定 授業研究会
◆埼玉県教育委員会研究指定 授業研究会(第4学年 算数科)
<指導者>
〇埼玉県教育局市町村支援部義務教育指導課 教育指導幹 斎 藤 直 美 様
〇埼玉県教育局市町村支援部義務教育指導課 指導主事 古 畑 隆 憲 様
〇埼玉県教育局東部教育事務所 指導主事 竹 内 桂 太 様
〇春日部市教育委員会学校教育部指導課 次長兼指導課長 佐 山 宏 樹 様
〇春日部市教育委員会学校教育部指導課 指導主事 西 山 拓 様
〇春日部市教育委員会学校教育部指導課 指導主事 齋 藤 一 輝 様
<研究授業について>
〇 第4学年1・2組 算数科 計算のきまり「計算のやくそくを調べよう」
〇 指導の手立て
・2学級を3つの小集団にした少人数指導(教員4名による)
・自力解決の学習形態 ①一人で考え、相手を選んでの交流
②一人で考え、ペア、グループ、全体への練り上げへ
③教師と、ペアと、グループで
・ICTの活用 ①問題・図の提示
②グループや全体での交流、ドリルパークの活用
③ヒント提示
・ヒントカード ①図のヒントカード
②式(言葉)のヒントカード
・まとめ ①自分の言葉でまとめさせる
②視点を示し、全体でまとめさせる
③穴埋め形式を示し、まとめさせる
・適用問題 ①教科書の問題に取り組み、ドリルパークの問題へ
②本時で扱った問題を、異なる方法で
③教師と問題に取り組む
<授業記録>
1.マス計算を解く。
2.例題を基に、考え方の方向性を確認する。
3.学習問題を知る。
4.学習課題をつかみ、見通しをもつ。
5.学習形態を選択し、自力解決をする。
グループ内で考えを発表し合う。(けやきコース)
6.学級全体で考えを発表し合う。
7.本時のまとめをする。
8.適用問題に取り組む。
9.本時の学習を振り返り、次時の学習に見通しをもつ。
<指導講評より>
〇埼玉県教育局市町村支援部義務教育指導課 教育指導幹 斎 藤 直 美 様 から
(よいところ)
・子供たちを「本気」で学ばせている姿
・学習面における子供たちの実態をよくつかんでいる授業づくり
・子供が主語となる授業(何を学んだか、主体的な学び)
(よりよい授業へ)
・説明するときに、質疑応答のある授業へ
・他人の考えを説明できるように
・子供どうしの対話の活性化を
〇埼玉県教育局市町村支援部義務教育指導課 指導主事 古 畑 隆 憲 様 から
(よいところ)
・学力調査の活用 → 第4~6学年の傾向から、全学年での授業づくりへ
・学習方略・非認知能力を重視する指導、見通しをもたせる指導、ほめて伸ばす指導
・主体的・対話的で深い学びの充実の視点からの授業改善
・子供の実態に応じた手立て
①自分の考えをオクリンク活用で説明、②ワークシート、③具体物(ヒントカード)
(よりよい授業へ)
・一人で、ペアで、教師と考える → 学校全体でしっかりとした取り組みへ
・コース別の基準の明確化 → 挑戦する楽しさを味わわせる
・見方・考え方を働かせて学ばせる
・学んだことを、次へ生かす、日常へ生かす
・本時では、子供のどこを伸ばすか(目標設定)
〇埼玉県教育局東部教育事務所 指導主事 竹 内 桂 太 様 から
(よいところ)
・教師4人がスクラムを組んでの授業づくり
・子供が思考を繋げていく姿
・既習事項を十分に生かした授業
(よりよい授業へ)
・学習課題に関して、学習のゴールをどこに置くか(目標設定)
・発問に対する児童の反応の何を取り上げていくか
・図から式、式から図の双方向で考えさせる
11月8日(金)第3回校内授業研究会
◆第3回校内授業研究会(第5学年 体育科)
<指導者>
〇埼玉大学教育学部附属小学校 教諭 首藤 祐太朗 様
<研究授業について>
〇 第5学年1組 体育
「パス!ラン!タッチダウン!全員主役のフラッグフットボール」
「上がる!回る!下りる!全員が自分のやりたい技ができるようになる鉄棒運動」
〇 指導の手立て
・児童と教師が一緒に作成する学習計画
・学習形態の工夫
【フラッグフットボール】 ①感覚づくりの運動
②スキルアップタイム
③メインゲーム
【鉄棒運動】 ①感覚づくりの運動
②挑戦して楽しむ
③できる技(できるようになった技)で楽しむ
・課題提示の仕方の工夫 ①学習の最初と最後に既習内容の確認
②児童が自分たちに必要な学習は何かを自身で確認
③学習する上で「必要感」が生じる課題・めあての提示
・全員が取り組みやすいルールの工夫
・チームづくり・グループづくり
①チームリーダーは全員の推薦で選出
②リーダーと教師が一緒になってチームづくり
③鉄棒運動のグループは同じ技に挑戦する人同士で構成
・教材・教具の工夫 ①学習掲示板・学習カード
②作戦カード
<授業記録>
【鉄棒運動】
1.めあてを確認し、鉄棒の感覚づくり。
2.等質グループで、もう少しでできそうな技へ挑戦する。
【フラッグフットボール】
3.本時のねらいを確認する。
4.メインゲームをする。
①ルールの確認
②審判の確認
③モデルゲーム
④ゲーム前作戦会議
⑤メインゲーム
5.本時の学習の振り返りを行い、次時の学習課題をつかむ。
<指導講評より>
〇埼玉大学教育学部附属小学校 教諭 首藤 祐太朗 様 から
≪本時の授業に対する参会者の質問への回答を通じて≫
・体力向上のために必要なことは?
⇒授業の充実
気力の向上は体力の向上
・授業の組み合わせについて
⇒器械運動とボール運動は時間配分的に難しい
・鉄棒のグルーピングについて
⇒担任の補助がよかった。
信頼関係が不可欠(児童の了解を得ながら行う)
男女のグルーピングだと、補助がしづらい可能性もあるので、配慮は必要。
・運動が苦手な児童へのアプローチは?
⇒技能の低い児童の頑張りで勝敗が変わってくる。
その子のプレーにどれだけの価値を与えられるかが大切。
・逆さ感覚を身につけさせるには?
⇒器械運動は感覚を養うことが大切。
布団干しなどをやることの価値を児童に伝えていく。「こういう感覚を身につけましょう」
・フラッグフットボールの競技特性は?
⇒学ばせたいことが明確である。
戦術学習であり、思考・判断・表現を見ることができる。
自分たちで考えたことが表現できるか。
・長いパスや短いパスを織り交ぜさせて攻撃するには?
⇒人数の選択が重要
できる限りチームに協力できたという感触を与えたい。
始めは3人、慣れてきたら5人へ。
人口密度によって空間を生み出す動きや作戦が変わってくる。
・試合中にもめ事が起きた場合の対処は?
⇒もめる経験は大切。
『学びに向かう人間性』が具体的なのは体育だけ。
「どこでもめたんですか?」と教師がみんなに問う。
そこで、児童の課題を見つける力や折り合いをつける力を育てる。
規則を工夫(ルールの調整)し、納得感をもたせて次につなげていく。
2月21日(金)第4回校内授業研究会
第4回校内授業研究会(第1学年 算数科)
<指導者>
〇埼玉大学教育学部附属小学校 教諭 藤 田 明 人 様 (算数科)
<研究授業について>
〇 第1学年1組 算数「たしざんとひきざん」
〇 指導の手立て
視点1 主体的な学びの充実に向けて 【単元全体】
①算数コーナーの設置
②見通し 【特に本時】
・前時までとの違いを押さえること ・本時のゴールの明示
視点2 対話的で、深い学びの充実に向けて 【本時、単元全体】
③児童の言葉でのまとめ、視点を絞った振り返り
④図を書いて考えることの習慣化
⑤算数ブロックから図への抽象化と根拠をもった立式
⑥言葉の式からの立式
⑦学習形態の選択、ヒントカードなどによる学びの調整
視点3 発展的・補充的な学びの充実に向けて 【単元全体】
⑧学習理解をより確かなものにする指導の工夫
・練習問題、補充プリント ・AIドリルの活用
<授業記録>
1.前時までの学習を振り返り、本時の問題を知る。
【手立て②】前時までとの違いを押さえ、見通しをもって取り組めるように支援していく。
2.学習課題をつかむ。
3.課題を解決する見通しをもつ。
①ブロックを活用しての立式を考えるか、
②図を書いての立式を考えるか
さらに、③式を言葉で説明できるようにするか、見通しをもたせる。
学習するスタイルとして、①先生と一緒に、②一人で挑戦、③友達と協力、を選択させる。
4.ブロックや図を活用した活動を通して、立式する。(1人で、ペアで、先生と)
【手立て⑦】学習形態などを選択させ、自己の学びを調整できるように支援していく。
※赤ぼうし:ペアで学び合いたい児童 白ぼうし:自力で挑戦したい児童
5.ペアやグループ内で、立式やその根拠をブロックや図を使って説明したり、式から考えを読み取ったりする。
【手立て⑤】自分の考えを説明するか、友達の考えを説明するか選択できるように支援していく。
6.学級全体で立式について確認する。
【手立て⑥】児童の様々な考え(立式)を、言葉の式で表せるように支援していく。
7.ワークシートに本時のまとめを書く。
【手立て③】学習したことを基に、自分の考えを書けるように支援していく。
また、児童の言葉を引き出し、学級全体のまとめとする。
8.本時の振り返りをする。
<指導講評より>
(よりよい授業へ)
〇学習指導要領の次期改訂に向けた論点
・「学ぶ楽しさや意義等を実感させる」
〇子供に委ねる学習指導では、これまでに全て経験させた上で選択させていく
〇子供の素朴な考えを基にして、対話的で深い学びへ
・立式の根拠・理由を言葉で考えさせること → 図と式のリンクが大切
・「どうして、そのように考えるのか?」児童への問い直し
・子供の誤答を生かすこと
〇児童一人一人が、これまでの学びを振り返っている姿
・これまでの学びの足跡掲示物で
・自分のこれまでの学びの蓄積であるワークシート(ノート)で
〇対話的な学びには、目的意識が必要
・友達の考えを説明する意義を味わわせた上で、取組んでいくことが大切
〇適用問題、発展的な学習は、授業で学んだことを試してみる場
〇本時は、単元の第5時間目であり、既習を生かして図を見て説明すると「まとめ」を書くことができる
・課題「自分の考えを分かりやすく説明しよう。」
→ まとめ「図に書くと、自分の考えが説明できます。」
令和7年度 学校課題研修 年間計画・実施報告
<令和7年度 学校課題研修 研修計画・実施報告>
〇 令和7年度 研修主題
「主体的・対話的で深い学びを実現する児童の育成」
~ 一人一人の確かな学力の定着を目指す授業づくりをとおして ~
〇 埼玉県教育委員会研究指定、春日部市教育委員会研究委嘱
〇 年間計画・実施報告
4月 〇研究組織の再編成
・A部会:①主体的な学び部会、②対話的で深い学び部会
・B部会:③調査分析部会、④カリキュラム・マネジメント部会
〇「全国学力・学習状況調査」実施後の自校での採点、結果分析
〇結果分析を基に、本校の強みと課題を明らかにし、手立てを構築
5月 〇手立てを講じた指導改善、授業づくり
〇「主体的・対話的で深い学び」と「子供に委ねる」をキーワードにした校長講話 【5月12日(月)】
〇「若手教員による自己研鑽勉強会」開始 【5月22日(木)~】
6月 〇研究先進校(埼玉大学教育学部附属小学校)への視察(6名参加) 【6月7日(土)】
〇第1回 校内授業研究会の開催(高学年:第6学年「国語科」)
(指導者:埼玉大学教育学部附属小学校 波戸内 友 基 様) 【6月24日(火)】
〇年間を通した一人一授業(ブロック研修、部内授業 等)の開始
7月 〇A・B部会による研究推進【7月29日(火)】
〇校内研修会「授業づくり(国語科・算数科)」
(指導者:埼玉大学教育学部附属小学校 波戸内 友 基 様・下 村 玲 史 様)【7月30日(水)】
8月 〇国や県からの学力・学習状況調査の結果を活用し、全国や全県の学力の傾向、
本校の強みと課題、一人一人の児童の伸び等の把握などから、手立ての再構築へ
〇春日部市立東中学校区・豊野中学校区内「小・中学校合同研修会」の開催【8月22日(金)】
〇特別支援教育研修会の実施
(指導者:埼玉県立春日部特別支援学校)【8月22日(金)】
9月 〇第2回 校内授業研究会の開催(特別支援学級:生活単元・国語科)
(指導者:越谷市立平方小学校 古 橋 立 哉 様)【9月18日(木)】
10月 〇研究先進校(埼玉大学教育学部附属小学校)への視察(5名参加)【10月14日(火)・15日(水)】
〇埼玉県教育委員会研究指定校 授業研究会(高学年:第5学年「算数科」)【10月27日(月)】
〇研究先進校(春日部市立幸松小学校)への視察(7名参加)【10月28日(火)】
11月 〇第3回 校内授業研究会の開催(低学年:第1学年「国語科」)【11月10日(月)】
※第3回 校内授業研究会は、東部教育事務所・春日部市教育委員会の担当訪問を兼ねる
1月 〇埼玉県社会科教育研究会 東ブロック授業研究会(第4学年)【1月22日(木)】
2月 〇第4回 校内授業研究会の開催(中学年:第4学年「算数科」)
〇令和8年度に向けて
※年間を通して、幸松小学校等とは、校内授業研究会での実践交流を行う
6月24日(火)第1回校内授業研究会
第1回校内授業研究会(第6学年 国語科)
<指導者>
◆ 埼玉大学教育学部附属小学校 教諭 波戸内 友 基 様 (国語科)
<研究授業について>
◆ 第6学年1組 国語「構成を考えて、提案する文書を書こう ~デジタル機器と私たち~」
◆ 指導の手立て 主体的・対話的で深い学びの充実のために
【手立て(1)】「個別最適な学び」実現のための課題設定と学習形態 【第1時】
①デジタル機器の使い方の振り返りから、取り上げたいテーマの設定
②学習形態の選択(個人で考える、小グループで考える)
③提案したいと考える環境(相手意識:同学年の友達、保護者)
【手立て(2)】「協働的な学び」実現のための見合い・話合いの工夫 【第④・5時】
①提案する文章の作成(個人で、小グループで)
②文章を作成する過程での見合い・話合いの設定
<グループでの話合いの視点>
・テーマに沿った話合いをしているか
・一人一人が意見を述べているか
・説得力があるか
③友達のアドバイスを基にした文章骨子の作成
【手立て(3)】次に生かすための評価の工夫 【第8時】
①お互いの文章への評価の記入とフィードバック
<授業記録>
1.進出漢字の練習と辞書引きをする。
2.前時の学習を振り返り、本時の学習課題をつかむ。
3.学習の仕方について確認する。
学習するスタイルとして、①先生と一緒に、②一人で挑戦、③友達と協力、を選択させる。
4.付箋に書き出した情報や考えを確認する。
5.教科書の書き方を確認し、構成や展開を個人で考える。
6.書き出したものを入れ替えながらグループで校正や展開について話し合う。①
【手立て(2)】グループ同士、個人同士で見合い、提案内容の構成や展開が考えられるようにする。
7.書き出したものを入れ替えながらグループで校正や展開について話し合う。②
【手立て(2)】グループ同士、個人同士で見合い、提案内容の構成や展開が考えられるようにする。
8.話合いと本時の振り返りをする。
9.次時の学習の確認をする。
<指導講評より>
<授業のよさ>
〇これまでの学びを生かし、文章の構成、展開を考えていきたいという問題意識の醸成
〇日常からの取組みである帯活動(漢字・辞書引き)に向かう子供たちの学びに向かう素敵な姿勢
〇主体的な学びを充実させる手立て
・子供たちの意見を取り入れた単元計画の作成
・学びの位置が分かる掲示、板書
〇付箋を活用した文書の構成の検討
・内容ごとに付箋の色を分けることでの明確化
・付箋を比較・分類しての検討
〇ペアグループどうしで、お互いに話合いの様子(協働の様子)を相互評価し合う活動の工夫
〇本単元での指導事項を十分に理解した上での児童への支援
<よりよい授業へ>
〇全員で教科書を確認 → 個々が必要なときに確認へ
〇考えが滞った児童への支援として、教科書を活用
〇個々の一番の主張を決めていく際、大きめの付箋などの活用もよいのではないか
〇文章を書くために
・構成:考えと事例、原因と結果、疑問と解決 など
・展開:序論・本論・結論 など
〇思考力・判断力・表現力の育成は、学びの成果物ではなく、プロセスを見取る
<次期学習指導要領の改訂に向けて>
〇教科横断的な学び
〇学んだことの応用 → 授業での学びを生活や社会の様々な場面へ
〇実社会とのつながり 国語の見方・考え方は、言葉にこだわることを大切に
〇適切な課題の探究
7月29日(火)指導法改善に向けた「A・B」部会での研究
指導法改善に向けた「A・B」部会での研究
本校では、今年度から研修専門部の組織を改編し、以下のA・B部会の両方に全教員が所属しています。
本日は、第2学期以降の研究を深めていくため、各部会のリーダー教員を中心に協議を進めているところです。
1)A 部会:「主体的・対話的で深い学びの充実」
<主体的な学び 部会>
〇ミッション:児童の「主体的な学び」の実現に向けた授業改善
部会リーダーからの投げかけにより、目指す児童像を明確にし、具体的な手立てを考えていきます。
私たちの研修でも、対面とICT活用のベストミックスを図りつつ、研究を深化していきます。
主体的な学びのキーワードは、見通しと振り返りです。
この2つを教員・児童アンケートの結果から検証していきます。
<対話的で深い学び 部会>
〇ミッション:児童の「対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善
部会リーダーを中心に、第1学期の実践を基にした手立ての構築を進めています。
小グループで、まさに、対話的に指導法の改善の研究を深めていきます。
本校の研修教科である国語科、算数科だけではなく、全教科等の指導法の改善を話題にしています。
2)B 部会:「総合的な学習の時間(未来への挑戦)を核とした教科横断的、探究的な学習活動の充実」
<カリキュラム・マネジメント 部会>
〇ミッション:総合的な学習の時間「未来への挑戦」を核とした教科横断的な学びの実現
部会リーダーの資料提示により、部員一人一人が研究を推進していきます。
総合的な学習の時間と全教科等を行きつ、戻りつする教科横断的な学びを実現します。
絶えず議論を繰り返し、協働的に研究を深めていきます。
<環境・調査 部会>
〇ミッション:国や県の学力・学習状況調査の結果の十分な活用による手立ての構築
4月、国の学力調査を自校採点し、その結果分析から手立てを構築した部会です。
部会リーダーからの指示により、国や県の学力調査結果を分析し、手立てを再構築です。
さらに、「美しく潤いのある学び舎」構想の一環として、児童の学びに向かう力を育成する環境づくりを進めます。
この夏、本校職員は、子供たちの学力向上に資するため、「本気」で学んでいます。
牛島っ子の「本気」に負けないように、精一杯進めていきます。
このような職員の姿を見ていると、私もとってもやる気が出てきます!!