校内研修

1. 第4回校内授業研究会

投稿日時: 02/23 牛島小学校管理者

第4回校内授業研究会

 

<指導者>

 〇埼玉大学教育学部附属小学校 教諭  藤 田 明 人 様 (算数科)

 

<研究授業について>

 〇 第1学年1組 算数「たしざんとひきざん」

 〇 指導の手立て

 視点1 主体的な学びの充実に向けて 【単元全体】

  ①算数コーナーの設置

  ②見通し 【特に本時】

   ・前時までとの違いを押さえること  ・本時のゴールの明示

 視点2 対話的で、深い学びの充実に向けて 【本時、単元全体】

  ③児童の言葉でのまとめ、視点を絞った振り返り 

  ④図を書いて考えることの習慣化

  ⑤算数ブロックから図への抽象化と根拠をもった立式

  ⑥言葉の式からの立式

  ⑦学習形態の選択、ヒントカードなどによる学びの調整

 視点3 発展的・補充的な学びの充実に向けて 【単元全体】

  ⑧学習理解をより確かなものにする指導の工夫

   ・練習問題、補充プリント  ・AIドリルの活用

 

<授業記録>

1.前時までの学習を振り返り、本時の問題を知る。

 【手立て②】前時までとの違いを押さえ、見通しをもって取り組めるように支援していく。

2.学習課題をつかむ。

3.課題を解決する見通しをもつ。

 ①ブロックを活用しての立式を考えるか、

 ②図を書いての立式を考えるか

 さらに、③式を言葉で説明できるようにするか、見通しをもたせる。 

 学習するスタイルとして、①先生と一緒に、②一人で挑戦、③友達と協力、を選択させる。

 

4.ブロックや図を活用した活動を通して、立式する。(1人で、ペアで、先生と)

 【手立て⑦】学習形態などを選択させ、自己の学びを調整できるように支援していく。

 ※赤ぼうし:ペアで学び合いたい児童  白ぼうし:自力で挑戦したい児童

5.ペアやグループ内で、立式やその根拠をブロックや図を使って説明したり、式から考えを読み取ったりする。

 【手立て⑤】自分の考えを説明するか、友達の考えを説明するか選択できるように支援していく。

6.学級全体で立式について確認する。

 【手立て⑥】児童の様々な考え(立式)を、言葉の式で表せるように支援していく。

7.ワークシートに本時のまとめを書く。

 【手立て③】学習したことを基に、自分の考えを書けるように支援していく。

      また、児童の言葉を引き出し、学級全体のまとめとする。

8.本時の振り返りをする。

 

<指導講評より>

 

(よりよい授業へ)

 〇学習指導要領の次期改訂に向けた論点

  ・「学ぶ楽しさや意義等を実感させる」

 〇子供に委ねる学習指導では、これまでに全て経験させた上で選択させていく

 〇子供の素朴な考えを基にして、対話的で深い学びへ

  ・立式の根拠・理由を言葉で考えさせること → 図と式のリンクが大切

  ・「どうして、そのように考えるのか?」児童への問い直し

  ・子供の誤答を生かすこと

 〇児童一人一人が、これまでの学びを振り返っている姿

  ・これまでの学びの足跡掲示物で

  ・自分のこれまでの学びの蓄積であるワークシート(ノート)で

 〇対話的な学びには、目的意識が必要

  ・友達の考えを説明する意義を味わわせた上で、取組んでいくことが大切

 〇適用問題、発展的な学習は、授業で学んだことを試してみる場

 〇本時は、単元の第5時間目であり、既習を生かして図を見て説明すると「まとめ」を書くことができる

  ・課題「自分の考えを分かりやすく説明しよう。」

   → まとめ「図に書くと、自分の考えが説明できます。」