2023年11月の記事一覧

11月29日(水)給食センターの献立

・ごはん

・牛乳

・ほきのもみじ焼き

・秋野菜の吹き寄せ煮

・かぶのごま酢あえ

・セノビーゼリー

 

 「和食」と言えば、ごはんにみそ汁、おかずは魚や煮物とお漬け物を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。主食のごはんにおかず3品と汁物、この組み合わせを「一汁三菜」と言い、日本の食事の基本となっています。栄養のバランスも大変よく、日本人の長寿や肥満防止に役立っていると言われています。

 日本の国土は南北に長く、海、山、里といった豊かな自然に恵まれていて、その地域で採れる新鮮な食材とそれを活かした料理があります。こういった郷土料理は行事との深い関わりから生まれたもので、「食」を通して家族や地域のきずなを深めてきました。また食事の場でも、季節の花を飾ったり、季節に合った食器を使うなどして季節感を楽しみます。これらのことから「和食」はユネスコの無形文化遺産に登録されています。

 今日の給食は、ほきをもみじ焼きにし、煮物にはいちょう型に切ったにんじんや大根、しめじを入れて秋を表現しています。

和食文化を伝えよう

11月28日(火)給食センターの献立

・あんかけうどん

・牛乳

・和風きんぴら包み焼き

・切り干し大根のあえもの

 あんかけうどんに使用した大根は、給食センターの近くの椚地区で作ってくださったものです。新鮮で立派な大根でした。

 大根の種類は日本だけでも200種類くらいあるそうです。形はもちろん大きさも長さも色も味も様々あります。桜島大根は重さが7~10kg直径50cmにもなる世界一大きい大根です。また漬物に使われる守口大根は全長1.5mにもなる世界一長い大根です。2年生が生活科で育てたりもしていて、とても身近な野菜です。これからの時期、給食でもいろいろな料理に登場します。

 あんかけうどんに使った小松菜も今日は埼玉県産です。

産地を応援しよう

 

11月27日(月)給食センターの献立

・ごはん

・牛乳

・ビビンバ肉炒め

・春雨スープ

・ビビンバナムル

 

 ビビンバ肉炒めとビビンバナムルはごはんに混ぜて食べるので、やや濃いめに味付けしています。ごはんが進む献立なので、給食にもよく登場します。

 今日は、埼玉県でもよく生産されている小松菜を、ビビンバナムルに使っています。小松菜は、大根やブロッコリーと同じアブラナ科の野菜です。冬菜の別名があるように、寒さに強く厳寒期を除けば冬でもよく育つので、かつては冬場の重要な緑黄色野菜の一つでした。葉が大きく、色の濃い葉肉の厚いものがよいとされています。栄養面ではカルシウム、鉄、カロテン、ビタミンCを多く含んでいます。

11月24日(金)給食センターの献立

 

・フラワーロール

・牛乳

・とり肉のハーブ焼き

・秋野菜のミルク煮

・グリーンサラダ(ノンオイルフレンチドレッシング)

 

 サラダに入っているブロッコリーは、埼玉県でも多く栽培されている農産物の一つです。

 ブロッコリーは、キャベツの仲間でアブラナ科です。旬は11月から12月で、つぼみが大きく密集していて、色の濃いものがよいとされています。

 野菜の中では水分が少なく、ビタミンA、B、Cともに多く含んでいます。特にビタミンCは100g中に120mg、給食ではいつも気にかけている鉄を1mgカルシウムを38mg(成分表7訂)含んでいて、栄養たっぷりの野菜です。子どもたちにはぜひ好きになってほしいと思います。

 

11月22日(水)給食センターの献立

・ごはん

・牛乳

・カレイフライ(ソース)

・生揚げときのこのみそ汁

・和風サラダ(たまねぎドレッシング)

 

 カルシウムがよく取れるので、時々提供しているカレイフライです。圧力処理をして骨まで食べられるようにしてあります。

 カレイはカレイ科の海魚の総称です。平たい魚で、片側に目がついています。種類も多く、日本近海にも20種類ほどいるそうです。旬は種類によって異なりますが、どれも産卵期の子持ちカレイがおいしいといわれています。

 体の周辺部が薄いため、切り身に加工した時に厚みに差があります。同じくらいの重量で提供していますが、見た目に差があるものもあります。調理員さんも苦労して揚げてくださいましたが、子どもたちにも仲良く食べてほしいです。

11月21日(火)給食センターの献立

 

・広東麺

・牛乳

・彩の国ねぎみそ餃子

・フルーツ杏仁

 

 彩の国ねぎみそ餃子は、あんに埼玉県産の黒豚のひき肉、埼玉県産の長ねぎを使っています。みそ味がついていますが、味付けのみそやしょうゆも埼玉県産大豆を使って作られたものです。さらに餃子の皮にも埼玉県産小麦を使っています。いつもとは少し違う味付けですが、食べてもらえると嬉しいです。

 また広東麺の入っている白菜は、給食センターの近くにある椚集落の畑で作ってもらったものです。10月の後半に見せてもらった時はまだ結球していませんでしたが、大きくなってしっかり結球しました。昨日も見本を見せに来てくださいました。採れたての新鮮な白菜を味わってほしいです。

産地を応援しよう

 

11月20日(月)給食センターの献立【埼玉県の料理】

 

・しゃくし菜ごはん

・牛乳

・ゼリーフライ(ソース)

・呉汁

・のらぼうなのお浸し

 

 毎月19日は「食育の日」で、各地の郷土料理を紹介しています。11月は「彩の国ふるさと学校給食月間」です。この取り組みは給食に埼玉県で作られた食材を多く取り入れることにより、地元への理解と愛着を深めようというものです。その食育の日なので、6月に引き続き、埼玉県の料理を紹介します。

 今日の給食はすべて埼玉県の郷土料理です。しゃくし菜ごはんは新メニューになります。しゃくし菜は、標高の高い秩父地方で白菜の代わりに栽培されてきた「雪白体菜(せっぱくたいさい)」という暑さや寒さに強い植物です。葉の形がしゃもじに似ていることから、秩父地方ではしゃくし菜と呼ばれています。冬の野菜不足を補うための保存食として漬物などにして、以前から秩父地方で親しまれてきました。

 おなじみの行田名物ゼリーフライを主菜に、副菜をのらぼうなのお浸し、汁物は大豆たっぷりの呉汁を組み合わせました。

 今日の呉汁に入っている小松菜は埼玉県産です。季節の風のせいか枯葉が小松菜に混じってしまっていましたが、調理員さんが何度も洗ってくれました。

食育を推進しよう

産地を応援しよう

11月17日(金)給食センターの献立

 小学校

 中学校

・(小学校)黒豆きな粉揚げパン (中学校)ツイストパン

・牛乳

・ほうれん草オムレツ(ケチャップ)

・彩の国具だくさんスープ

・カリフラワーサラダ(ノンオイルごまドレッシング)

 

 彩の国給食月間にちなみ、庄和地域産の黒豆を使ったきな粉揚げパンと、埼玉県産で採れる産物を使った具だくさんスープを組み合わせました。

 庄和地域で採れた黒豆は都内の製粉工場できな粉にしてもらい、道の駅庄和から購入しています。普通のきな粉より細かい粒子にしてくださっています。黄色い大豆に比べ黒豆はポリフェノールが多く含まれています。子どもたちに人気もありますが、調理作業の関係で小中分一緒には作れないので今月は小学校が揚げパンで、中学校はツイストパンです。ツイストのへこみの部分に栄養豊富なきな粉がたくさん付くように、給食センターの揚げパンにはツイストパンを使っています。

 今日の具だくさんスープにも埼玉県で採れる農産物(かぶ、ブロッコリー、小松菜)と、埼玉県産豚肉を使用しています。子どもたちには地域の味で元気に育ってほしいと思います。

産地を応援しよう

11月16日(木)給食センターの献立

・牛乳

・ごはん

・彩の国カレー

・海藻サラダ(柑橘ドレッシング)

 

 県産野菜や県産豚肉、地元の食材を多く取り入れたいと思い献立作成しましたが、この夏の暑さ等の影響で、思うように食材が手配できませんでした。お肉屋さんのおかげで、県産豚肉は使うことができました。

 豚はイノシシを家畜化したもので、日本書紀にも豚を飼育、食用にしていたことが書かれているそうです。もっとも飼育が盛んになり、よく食べられるようになったのは明治以降のことです。豚肉はほかの肉に比べ、エネルギーを作り出す際にとても重要な働きをするビタミンB1が多く含まれています。

11月15日(水)給食センターの献立

・ごはん

・牛乳

・レバーカツ(ソース)

・みそ汁

・野菜の五色あえ

 

 貧血予防に効果的な食材としてよく知られているレバーは、鉄以外にもビタミンなどいろいろな栄養素が含まれています。

 成長期の子どもたちに食べてほしいレバーですが、苦手な子も多くいます。

 給食のレバーカツは見た目は大きいのですが、薄くてサクッと揚がっていてソースをかけてしまうと特有の臭みが軽減されて食べやすくなります。

 豚レバーは、鶏や牛レバーに比べたんぱく質や鉄分が豊富で、脂肪が少ないので、運動後のたんぱく質補給にもおすすめです。

 またレバーに含まれている鉄は吸収率の高い鉄分なので、効率よく鉄を摂取することもできます。