「学校は今」

平成28年熊本地震に係る長期派遣教員

平成28年6月22日、平成28年熊本地震に係る長期派遣教員として県から辞令を受けた、上沖小学校 養護教諭の元岡 絵梨(もとおか えり)教諭と、桜川小学校 養護教諭の小穴 佐和子(おあな さわこ)教諭が、市長を表敬訪問しました。
この派遣は、甚大な被害を受けた熊本地震の被災地の状況を踏まえ、「全国都道府県教育委員会連合会」「指定都市教育委員・教育長協議会」「文部科学省初等中等教育局」からの依頼を受けた埼玉県から要請のあったもので、今回の派遣教員は埼玉県でこの2人だけです。
石川(いしかわ)市長は、「つらい思いをしている子どもたちの力になりたいとの思いによる2人の行動は、春日部の誇りです。健康に留意して大いに活躍してください」と激励しました。また、植竹(うえたけ)教育長は、「2人の思いやりある行動に多くの人が感動しています。困ったことがあったら、いつでも春日部の学校の仲間を頼ってください」と温かな言葉を送りました。
激励を受けて、元岡教諭は「熊本の子どもたちにも、かすかべっこの笑顔を伝えたい」、小穴教諭は「熊本の子どもたちの笑顔を取り戻すために全力を尽くしたい」とそれぞれ決意を述べました。また、2人とも、「今回の経験を春日部の学校のために生かしたい」と春日部への思いを話してくれました。
2人には、市長から市の特産品である「押絵羽子板」に、それぞれ現職の学校でなじみ深い「頑張れ!顔晴れ!」(上沖小学校)、「桜っ子魂!」(桜川小学校)のメッセージを添えた記念品が贈られました。
派遣期間は平成28年7月1日~平成29年3月31日の9カ月間で、元岡教諭は熊本県御船町立七滝中央小学校へ、小穴教諭は同町立木倉小学校へ派遣され、被災した児童の心のケアに関する業務などを支援します。

写真:市長、教育長の前で決意表明する小穴教諭

写真:激励の言葉を贈る市長