「学校は今」

立野


支援担当訪問がおこなわれました。
本日、春日部市教育委員会 東部教育事務所教育支援担当 学力向上推進担当学校訪問(支援担当学校訪問)がありました。指導者として、東部教育事務所から学力向上推進担当指導主事の佐藤先生、春日部市教育委員会から学校教育学部指導課指導主事の三浦先生、同じく指導課指導主事の佐山先生の3人をお招きしての支援担当学校訪問となりました。
2校時、3校時は、公開授業ということで、各学級を回り、子供たちの真剣な授業の取り組みを見ていただきました。
子供たちも指導者の先生が訪れると「こんいちは!」としっかりと挨拶をしたり、いつも以上に張り切ったりする子もいたようです。


▲3年3組 国語科『おもしろいと思うところをしょうかいしよう「三年とうげ」』

4校時は、3年3組にて国語科「三年とうげ」の研究授業がおこなわれました。
「おじいさんの気持ちのかわり方に目を向けて読み、おもしろいと思ったことを交流しよう。」という目標のもと、「三年とうげ」に出てくるおじいさんの気持ちの言動を読み取っていく授業展開で、子供たちも自分の考えや友達の意見などを聞きながら、場面ごとに変化するおじいさんの気持ちを読み取っていきました。
ここで学んだことを活かして、世界の民話や昔話のおもしろさを友達に紹介する「わくわく紹介カード」を単元を貫く言語活動として作成していくそうです。どんなおもしろい民話や昔話を紹介してくれるか楽しみですね。


▲6年2組 国語科『作品の世界をより深く読み味わう‐賢治の世界展「やまなし」<資料>イーハトーヴの夢』

5校時目は、6年2組にて国語科「やまなし」の研究授業がおこなわれました。
「十二月の谷川の様子はどんな感じなのだろう。」ということで、「十二月」の幻灯を読み、かにの親子の会話の様子などから谷川の情景を想像していきます。様子を表す言葉や出来事、比喩表現などに着目しながら、叙述にサイドラインを引いて、ワークシートに記入していく6年生。更に谷川の様子で読み取ったことをイラストでも表していきました。
同じような表現でもそれぞれに自分なりの言葉で表している子が多く、自分なりの考えをもって、十二月のイメージを膨らましていったようです。次回からは「五月」と「十二月」を比べ、作品と宮沢賢治の生き方、考え方などを踏まえて、「やまなし」のお薦めカードを作成していくそうです。更に単元を貫く言語活動として、こちらもここで学んだことを活かして、宮沢賢治の他の作品を推薦するお薦めカードを作成していくそうで、こちらもどんな作品を紹介してくれるのか楽しみですね。

▲分科会や研究協議の様子。

放課後は、指導者の先生から各学級の公開授業のご指導をいただく低学年、高学年に分かれての分科会と、研究授業や学校全体の学習活動などについてご指導いただく研究協議が開催されました。
分科会では、三浦先生と佐山先生から、それぞれの授業についてご指導をいただき、その後の研究協議では、指導主事の三浦先生から「立野小は、春日部メゾッドをよく実践していて、若くパワーのある先生が多いので、これからも研究を深めて欲しい。また、大増中との小中連携(TOP)、聞き手を育てる交流の場の工夫なども実践していって欲しい。」などのようなお話がありました。学力推進担当指導主事の佐藤先生からは「立野小は、授業に集中して、自分の考えを持とうとする子が多く、挨拶もしっかりできている。また、先生の指導も授業の見通しをもっておこなっていて、既習事項を活かしている。大増中との小中一貫は、他校からも注目され、追いかけられる立場にある。」といったようなお話がありました。