ほごログ
昭和42年の埼玉国体『新編図録春日部の歴史』ーその65
昭和42年(1967)10月22日から27日にかけて、埼玉県で第22回国体秋季大会(国民体育大会)が開催されました。「成功させよう埼玉国体」、「まごころで迎えよう埼玉国体」のスローガンのもと、29競技、17,129名が参加しました。
春日部市では、この年の5月に完成した大沼運動公園グラウンドが、10月23日から26日の期間、女子ソフトボールの会場になりました。高校女子24チーム、一般女子10チームが、それぞれトーナメントで熱戦をくり広げました。
初日の10月23日には、昭和天皇・皇后両陛下が大沼運動公園グラウンドを訪れ、試合をご覧になりました。
「第22回大会の概要」公益財団法人日本スポーツ協会サイト
「新市街地の開発」『新編図録 春日部の歴史』276ページ
昭和42年埼玉国体女子ソフトボールのポスター
春日部市では、この年の5月に完成した大沼運動公園グラウンドが、10月23日から26日の期間、女子ソフトボールの会場になりました。高校女子24チーム、一般女子10チームが、それぞれトーナメントで熱戦をくり広げました。
初日の10月23日には、昭和天皇・皇后両陛下が大沼運動公園グラウンドを訪れ、試合をご覧になりました。
「第22回大会の概要」公益財団法人日本スポーツ協会サイト
「新市街地の開発」『新編図録 春日部の歴史』276ページ
昭和42年埼玉国体女子ソフトボールのポスター
郷土資料館所蔵の古写真の活用例(回想法)
平成30年10月28日(日)まで、教育センター1階のミニギャラリーにて、市内の古写真が展示されています。この催事は、市内の回想法ボランティア団体「ふれあい幸齢倶楽部」さんによる取り組みで、春日部市郷土資料館所蔵の古写真をご活用いただいています。蔵出しの古写真をご覧いただき、昭和の春日部に思いをはせてみてください。なお、10月27日(土)の遊学1日体験教室では「ふれあい幸齢倶楽部」の熊谷さんによる「回想法講座」も開催されるそうです。
「回想法」とは…の説明は熊谷さんの講座に譲りますが、実はこの「回想法」、日本の博物館業界でも、郷土資料を福祉分野に活用する取り組みとして徐々に広がりつつあります(たとえば、愛知県北名古屋市や富山県氷見市など)。春日部でもこの先進的な取り組みが広がるといいですね。
さて、現在開催中の「くらしのうつりかわり」展でも、古写真のみならず、懐かしいおもちゃや道具を展示しています。「回想法」には至りませんが、展示室でも、むかし懐かしい昭和の春日部を思い出し、そしてお楽しみいただければ幸いです。
ちなみに、郷土資料館所蔵の古写真の一部は「かすかべデジタル写真館」で公開していますし、展示で使用した写真パネルの貸し出しも行っております。多方面からのご利用をいただけるとうれしいです。
…結局、郷土資料館の宣伝になってしまいました(反省)
「回想法」とは…の説明は熊谷さんの講座に譲りますが、実はこの「回想法」、日本の博物館業界でも、郷土資料を福祉分野に活用する取り組みとして徐々に広がりつつあります(たとえば、愛知県北名古屋市や富山県氷見市など)。春日部でもこの先進的な取り組みが広がるといいですね。
さて、現在開催中の「くらしのうつりかわり」展でも、古写真のみならず、懐かしいおもちゃや道具を展示しています。「回想法」には至りませんが、展示室でも、むかし懐かしい昭和の春日部を思い出し、そしてお楽しみいただければ幸いです。
ちなみに、郷土資料館所蔵の古写真の一部は「かすかべデジタル写真館」で公開していますし、展示で使用した写真パネルの貸し出しも行っております。多方面からのご利用をいただけるとうれしいです。
…結局、郷土資料館の宣伝になってしまいました(反省)
「赤沼の獅子舞」&「銚子口の獅子舞」が公開されました
10月22日(日)、さわやかな秋空のもと、市指定無形民俗文化財の「赤沼の獅子舞」と「銚子口の獅子舞」が公開されました。
赤沼神社では、平成元年に舞が復活し、ちょうど30年の節目を迎えた「赤沼の獅子舞」では、獅子舞社中の皆さま、そして獅子舞を継承す小学生を中心とする子ども獅子による様々な舞とユーモラスな神楽が披露されました。
7月の夏の例祭では、秋の収穫を祈願する『弓くぐり』が舞われますが、今回は初めて小学6年生がチャレンジしました。
▲大人顔負けの弓くぐりに拍手喝采でした
また、平成7年に伝承以来、長らく使用されていた獅子頭を新調し、「隠居獅子」となっていた獅子頭を20数年ぶりに被り、獅子舞社中会長による太夫獅子の舞も披露されました。
▲島田会長による迫力ある太夫獅子の出端
赤沼の獅子舞は12月2日(日)に開催される第8回民俗芸能公開事業(於:庄和公民館)でもご出演いただき、様々な舞を披露いただく予定です。
銚子口香取神社では、元禄10年(1697)に越谷市下間久里から伝承以来、初めて女性の舞手による獅子舞が披露されました。
▲期待の高校1年生、日向さんによる「小獅子の出端」。女性らしく、軽やかでリズミカルな舞が披露され、会場からは大きな拍手をいただきました。
また、収穫の感謝と無病息災、家内安全を祈願する三匹獅子の「幣掛り」では初めて同演目に取り組む「太夫獅子」役の会田さんと「中獅子」役の赤井さんによる堂々とした舞が披露されました。
▲例祭の最後を締める幣掛り。子獅子役の川鍋さんを中心に、三匹獅子による息のあった迫力ある舞が披露されました。
銚子口の獅子舞は、1月中旬にも新春を祝う舞が公開されます。
全国各地で無形民俗文化財(伝統芸能)の後継者不足が危惧されていますが、春日部では着々と新たな世代へ引き継がれる準備が進んでいます。 江戸時代から地域の皆さまによる地道な努力で今日まで継承されている郷土春日部の宝を、ぜひ、現地でご覧ください。
両地区、そして保存会のみなさま、それぞれ特色のある取り組みを披露いただき、ありがとうございました!
赤沼神社では、平成元年に舞が復活し、ちょうど30年の節目を迎えた「赤沼の獅子舞」では、獅子舞社中の皆さま、そして獅子舞を継承す小学生を中心とする子ども獅子による様々な舞とユーモラスな神楽が披露されました。
7月の夏の例祭では、秋の収穫を祈願する『弓くぐり』が舞われますが、今回は初めて小学6年生がチャレンジしました。
▲大人顔負けの弓くぐりに拍手喝采でした
また、平成7年に伝承以来、長らく使用されていた獅子頭を新調し、「隠居獅子」となっていた獅子頭を20数年ぶりに被り、獅子舞社中会長による太夫獅子の舞も披露されました。
▲島田会長による迫力ある太夫獅子の出端
赤沼の獅子舞は12月2日(日)に開催される第8回民俗芸能公開事業(於:庄和公民館)でもご出演いただき、様々な舞を披露いただく予定です。
銚子口香取神社では、元禄10年(1697)に越谷市下間久里から伝承以来、初めて女性の舞手による獅子舞が披露されました。
▲期待の高校1年生、日向さんによる「小獅子の出端」。女性らしく、軽やかでリズミカルな舞が披露され、会場からは大きな拍手をいただきました。
また、収穫の感謝と無病息災、家内安全を祈願する三匹獅子の「幣掛り」では初めて同演目に取り組む「太夫獅子」役の会田さんと「中獅子」役の赤井さんによる堂々とした舞が披露されました。
▲例祭の最後を締める幣掛り。子獅子役の川鍋さんを中心に、三匹獅子による息のあった迫力ある舞が披露されました。
銚子口の獅子舞は、1月中旬にも新春を祝う舞が公開されます。
全国各地で無形民俗文化財(伝統芸能)の後継者不足が危惧されていますが、春日部では着々と新たな世代へ引き継がれる準備が進んでいます。 江戸時代から地域の皆さまによる地道な努力で今日まで継承されている郷土春日部の宝を、ぜひ、現地でご覧ください。
両地区、そして保存会のみなさま、それぞれ特色のある取り組みを披露いただき、ありがとうございました!
郷土資料館体験講座「ミニぞうりを作ろう」を開催しました
平成30年10月20日(土)、郷土資料館体験講座「ミニぞうりを作ろう」が開催されました。
長さ3mの江戸打ち紐を3本使い、10cmほどのミニぞうりを作りました。ぞうり本体は、江戸打ち紐を互い違いに編んで作り、最後に鼻緒を、かぎ針を使い本体に編み込んで完成させます。
好きな色のミニぞうりを作ってもらうため、江戸打ち紐は、皆さんご自身で色を選んでご用意していただいたものです。
参加者達は、「自宅で、もっと小さな物を作ってお財布の飾りにしよう」「すごく楽しかった」と喜んでいました。
次回体験講座「しめ縄を作ろう」は、12月9日(日)・12月15日(土)です。ご参加をお待ちしています(事前の申込が必要です)。
長さ3mの江戸打ち紐を3本使い、10cmほどのミニぞうりを作りました。ぞうり本体は、江戸打ち紐を互い違いに編んで作り、最後に鼻緒を、かぎ針を使い本体に編み込んで完成させます。
好きな色のミニぞうりを作ってもらうため、江戸打ち紐は、皆さんご自身で色を選んでご用意していただいたものです。
参加者達は、「自宅で、もっと小さな物を作ってお財布の飾りにしよう」「すごく楽しかった」と喜んでいました。
次回体験講座「しめ縄を作ろう」は、12月9日(日)・12月15日(土)です。ご参加をお待ちしています(事前の申込が必要です)。
藤塚小学校第3学年が郷土資料館を見学しました。
平成30年10月19日に藤塚小学校第3学年が、郷土資料館を見学しました。
少し昔に使われていた道具や、昔のおもちゃを実際に手に取ったり、様々な体験を通じて、昔のくらしについて学習していました。
写真手前の児童は、80年前の小学生と背比べしているようです。
千歯こきの体験では、職員が道具を抑えていないと、動いてしまうことに気づいた児童が「どうしたらいいのか」と質問していました。
「本当は足をかけて使ったようです」と職員が説明すると、児童は千歯こきに足をかけて脱穀体験。
なかなか、ワイルドな脱穀体験になりましたね。「すっきりした」でも「昔の人は大変だったことがわかった」と感想を話してくれました。
郷土資料館では、3月18日(日)まで「くらしのうつりかわり―懐かしの暮らしと道具展」を開催しており、昔の懐かしい道具や写真を展示しています。藤塚小の皆さん、今度はおうちの方と遊びに来てくださいね。
少し昔に使われていた道具や、昔のおもちゃを実際に手に取ったり、様々な体験を通じて、昔のくらしについて学習していました。
写真手前の児童は、80年前の小学生と背比べしているようです。
千歯こきの体験では、職員が道具を抑えていないと、動いてしまうことに気づいた児童が「どうしたらいいのか」と質問していました。
「本当は足をかけて使ったようです」と職員が説明すると、児童は千歯こきに足をかけて脱穀体験。
なかなか、ワイルドな脱穀体験になりましたね。「すっきりした」でも「昔の人は大変だったことがわかった」と感想を話してくれました。
郷土資料館では、3月18日(日)まで「くらしのうつりかわり―懐かしの暮らしと道具展」を開催しており、昔の懐かしい道具や写真を展示しています。藤塚小の皆さん、今度はおうちの方と遊びに来てくださいね。