校長室から
春はそこまで
2月3日節分を過ぎると,暦の上では春となります。今年は暖冬の予報が出ていましたが,底冷えのする寒さは身にしみますね。流行の遅れていたインフルエンザに感染する児童も増え始め,更なる予防に努めなければと注意を促しているところです。
節分は,本来,「季節を分ける」つまり季節が移り変わる節目を指し,立春・立夏・立秋・立冬それぞれの前日で,1年に4回あったものですが,日本では1年の始まりとして,立春の前の節分の日が尊ばれ,次第に節分といえば春の節分を指すようになったようです。
節分には豆まきをしますが,この習慣は中国から伝わったとされています。豆は「魔滅(まめ)」に通じ,無病息災を祈る意味があります。1年間健康に過ごせるようにとの願いを込めて,家族で豆まきをするのも,古くから伝わる日本の習わしを絶やさない活動になるのではないでしょうか。
とはいえ「習わし」だけでは,病気の予防にはなりません。十分な睡眠と栄養・手洗い・うがいの励行が大切な予防対策です。咳が出るときには,マスクを着用することも,感染を防ぐ重要な手立てです。日本は,マスクの着用率が高い国のひとつです。予防意識が高いだけでなく,人にうつさない配慮ができる優しさの表れだと思います。
追伸
市内在住の山田昭文様より桜の苗木5本を寄贈いただき,プール側滑り台のある小山の中腹に植えました。「染井吉野(そめいよしの)」よりやや遅咲きの「思川(おもいがわ)」という品種です。どんな花を咲かせてくれるか楽しみです。新しい高野山小学校の息の場となることでしょう。
新しい年を迎えて
新年明けましておめでとうございます。
今年は,とても暖かく麗らかな年明けとなりました。私は,実家の広島で新年を迎え,厳島神社に初詣し,1年の健康・安全を祈願してきました。瀬戸内の海は,春のように穏やかで,水面は初日に照らされてキラキラと輝き,今年もきっと良い年になる予感がしました。高野山小学校の子ども達が元気で頑張れるようにお願いしてきました。
始業式では,元気な子ども達と新年の挨拶をしました。とても落ち着いた態度で,楽しい年末年始を迎えたことを実感できる3学期始となりました。
不思議なもので,新しい年を迎えると誰もが「よし,今年こそ頑張ろう。」と気持ちを引き締めます。きっと子ども達もそうした気持ちになっていることでしょう。その思いを大切にして,3学期を過ごさせていきたいと思います。
「1月は行く,2月は逃げる,3月は去る」というように瞬く間に過ぎ去ってしまう3学期ですが,学年のまとめを十分に行い,新しい学年に向けての準備を整えて行きたいと考えています。
また,6年生は卒業までの日々がより充実したものになるように,一日一日を大切に過ごしていって欲しいと願っています。毎年行っている私との会食も楽しみです。給食時間の短い間ですが,将来の夢や印象に残った思い出をたくさん話してくれます。子ども達の意外な一面や特技が発見できる楽しみな時間です。
本年も,保護者や地域の方々のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
安全で安心できる生活を
長い夏休みが終了しました。厳しい暑さから一転,少し肌寒ささえ感じる今日この頃となりました。2学期の始業式では,久しぶりに会う友達と笑顔で思い出を語り合う楽しそうな子ども達の表情に,喜びが込み上げてきました。というのも,大阪で起きた事件は,楽しいはずの夏休みを一瞬でかき消してしまうほどの衝撃的な事件が起きてしまったからです。我孫子でも決して起こり得ない事件ではないので,休み中ではありましたが,本当に悲しく不安な気持ちになりました。幸いにも,本校ではそうした事件や事故の報告はなく,ひと安心しました。この事件を教訓に,2学期以降,子ども達が安全で安心できる,落ち着いた学校生活ができるように,教職員一同,子ども達の指導をより充実させることを確認しました。
特に,交通安全については,危険個所を確認し,登校指導を実施します。
また,防災に関しても,万が一を想定して訓練を行います。安全の確保は,子ども達自身に,危機意識を持たせることが一番の予防策となりますので,学校と家庭が連携して指導ができれば,より効果的だと考えています。
しかし,下校後の子ども達の行動は,学校では十分把握できません。保護者の帰宅まで1人で過ごす場合は,やむを得ないとは言え,不安です。各家庭での約束を十分行い,安全に過ごせるようにご配慮ください。8月からは,「あびっ子」も開設しています。有効にご利用いただければと思います。
家庭での子ども達の生活リズムは,学校生活にも大きく影響します。就寝時刻が遅いと朝が早い学校生活は辛いものです。朝食を食べないで登校すると,活動のエネルギーが低下し,集中力・思考力が低下してしまいます。子ども達の家庭生活は,各家庭で十分ご配慮ください。
19日の「教育ミニ集会」では,子育ての悩みを参加者で共有し,よりよい指導の在り方を話し合いたいと思っています。また,最近は,家庭の躾だけでは解決できない特別な支援を必要とするケースも増えています。体調を崩した時に病院に行くように,専門の機関と連携して対処することの大切さが注目されています。必要な支援を専門機関と連携して行うことは,困り感を持つ家庭や子ども達にとって,とても重要です。いつでもご相談ください。
夏休みを前に
3年生と6年生の代表児童が,1学期を振り返って,頑張ったことを発表しました。3年生は運動会について,6年生は修学旅行についての内容でしたが,2人とも,その取組を通して,学んだことを堂々と発表できました。2人が代表で発表してくれましたが,その他の児童も,1学期が終了し,明日からの夏休みを期待する,嬉しそうな表情で終業式に臨んでいました。
今年度は,休日の関係で,例年より早い夏休み入りとなります。子ども達にとっては,嬉しいことでしょうが,保護者の皆様はどうでしょうか・・・。
長い夏休みに入る前ですが,心配なことがあります。昨日,地域の方から2件ほど,ご注意のお電話を頂きました。
どちらも,道路で遊ぶ子ども達を見てのご意見でした。道路は,車が往来し,多くの方が利用する公共の場です。自転車やキックボード,ボールで遊ぶ子ども達は,遊びに夢中で車や人の往来が目に入らないようです。そうした様子をご覧になった地域の方々は,怒りではなく,子ども達の命の危険を危惧して,お知らせくださっています。
今日の終業式の中でも,具体例を示して注意を呼びかけました。本日,手紙も持たせましたので,各家庭でも安全への配慮をお願いいたします。
また,夏は,水遊びも楽しみのひとつです。子ども達だけの水遊びは大変危険ですので,併せて,ご注意ください。
9月1日始業式に,全員の笑顔が見られることを楽しみにしています。
ジャブジャブ池,今年度も放水開始
今日は,久しぶりの青空で,子ども達も上着を脱いで,元気よく活動していました。
昨年復活した「ジャブジャブ池」。今年も,やっと水を流し始めることができました。
子ども達の大好きなジャブジャブ池です。安全に気をつけて使わせていきたいと思います。