校長室

2017年1月の記事一覧

充実の冬季トレーニング終了

 11月から続けてきた冬季トレーニングも30日()が最終日となりました。最後の最後まで生徒たちは大きな声でお互いを応援し合い、終わった瞬間は歓喜のハイタッチ、とてもいい雰囲気の中で今年度のラスト・ランを飾ることができたと思います。

 市内を始め、多くの中学校でこのような冬季トレーニングを実施していますが、学校によっては、最初に大勢いた生徒たちも日が経つにつれて一人減り、二人減り、最終日には半分以下に減っていたということも耳にします。本校の生徒たちは、吹奏楽部や美術部といった文化系部活動の生徒も含め、全員が最終日まで走り切りました。最後のタイムトライアルでは、自己ベストを更新した生徒もたくさんいたようです。ここまでの生徒たちの頑張りとそれを励ましながら一緒になって支援してくれた各部活動顧問の先生方、また、連日の元気な大声に迷惑を被ったであろうにも関わらず、一切の苦情等もなく生徒たちを温かく見守ってくださった地域のみなさんに感謝です。

 最後に生徒たちには「大きく高くジャンプするためには、その分だけ膝を曲げ、しっかり深く沈み込んで準備をしなくてはいけないが、見事にそれをやりきった。でも、ここからが踏み切り板を蹴って実際にジャンプするとき、夏に向けて各部活で一つひとつ努力を積み重ねて目標を達成してほしい」という話をしました。2月以降、布佐中生徒たちの大活躍と多くの部活動の県大会出場を楽しみにしたいと思います。

林間学校に向けて・自然学習スタート!

 平成29年度6月、現1年生は進級して最大の学年行事である林間学校を実施します。それに向けての第一歩、事前に行う自然学習(総合学習)がいよいよ始まりました。

 この自然学習を通して、自分が興味関心をもって学んだことを実際の林間学校で検証していくという取り組みですが、布佐中学校は市内で唯一、東日本大震災の後もその安全性に最新の注意を払い、福島県裏磐梯方面への林間学校を実施しています。これは、裏磐梯周辺に生徒に学ばせたい自然環境のすべてが素晴らしい状態で残されているからに他ならず、生徒の興味関心に応じた数のテーマがすべて設定できるからです。

 そして、20日()が生徒に興味関心を強くもたせるための大切な導入の授業でした。この大切な授業に、布佐中は何と現地福島から専門家の先生をお呼びしてお話をしていただいています。磐梯山噴火記念館の佐藤公先生という方で、昨年秋にはNHKテレビ「ブラタモリ」に出演され、メディアを通して裏磐梯の雄大な自然について熱く語っておられました。布佐中には子ども達のために、今年で7年連続で足を運んでくださっている先生です。

 私も昨年まで2年連続で授業を受けさせていただいたのですが、今年は残念ながら出張が重なってしまい、他の先生から話を聞くことしかできず大変に残念でした。全部は紹介できませんが、火山の噴火実験など、様々な道具を駆使して生徒と一緒に行いながら、映像を入れて大変にわかりやすく、かつ当たり前のように興味をもって惹きつけられていく授業だったようで、昨年よりも一段とパワーアップした印象を受けました。導入がこんなに楽しい授業ならば、生徒もスムーズに次の時間の学習に入っていけるだろうと感じています。

 今日のために、わざわざ福島からお出でいただいた佐藤先生に改めて感謝するとともに、このような取り組みの一つひとつが、生徒にとってより有意義な校外学習を実現するということを再認識した次第です。

 

※授業の様子です。クリックしてご覧ください。


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激走2!葛南新人駅伝

 19日()、冷たい風が吹きすさぶ中、葛南新人駅伝大会が柏の葉周回コースで実施されました。8日()の銚子駅伝大会で好成績を収め、幸先良いスタートを切った本校の生徒たちは、新チームとして万全を期して上位入賞を目標にこの日を迎えました。

 駅伝大会は陸上・駅伝部だけではなく、学校をあげて学校の代表として選手たちは走りますので、バスケ部やバレー部の生徒たちも加わっているのですが、駅伝の前にあるロードレースの部の参加者は男子が0・女子は2人と小規模校の現実は如何ともしがたく、本当に駅伝の部を走るぎりぎりのメンバーで戦っています。

 ロードレースが終わり、女子と男子1年生の部からスタート、男子の部は午後からのスタートです。県大会出場の枠が3校と例年より厳しい状況でしたが、特に男子はその可能性も十分にあり、自然と応援にも熱が入って寒さもいつの間にか吹き飛んでいました。結果男子Aチームが17チーム中6位(5位とも1秒差)で、2区では2位で襷を繋ぐなど大いに見せ場をつくったレースでした。1年生の部でも、エースがAチームの1区を任されている関係でエース抜きでの戦いでしたが、見事に12チーム中4位という好成績を収めました。女子チームも15チーム中7位(一昨年は県大会へ出場できましたが、成績は8位でした)と立派な成績です。また、男子Bチームも最後まであきらめることなく、自分の力を出し切って全力で襷を繋ぎ通すことができました。

 閉会式後のミーティングでは、この結果は一緒に競い合い、励まし合ってお互いを伸ばし続けた「チーム布佐中駅伝」としての全員の成果であり、県大会出場校とも十分に競い合える力をつけてきたことを確認し、今後のさらなる躍進を確認しました。

 生徒たちは、爽やかな笑顔と自分たちのあげた結果に実感が湧いてないような複雑な表情をしていましたが、きっと「まだまだできる」「満足していない」という気持ちの裏返しがそうさせたのだと思います。本当に、こんな規模の小さい生徒数の少ない学校が、いわば「小国が大国に挑む」ようなものですが、よくここまで成長できていると思います。厳しい練習に耐えて頑張った生徒たちを讃えるとともに、ここまで生徒たちを伸ばしてくれた先生方に改めて感謝です。

 そして、県の新人駅伝大会は同じ柏の葉周回コースで行われる予定です。晴れの舞台に立つ生徒たちの活躍に期待して、応援をよろしくお願いします。

 

※大会の様子は「生徒の活動」のページにアップしますの
 でご覧ください。

激走!銚子駅伝大会

 8日()、銚子半島一周駅伝大会が行われました。今年からコース変更があり、例年の8区間が6区間に短縮されたこともあって昨年よりは若干参加校が減りましたが、それでも県内各地から66校が参加し、一般道に通行規制を行って実施する全国屈指の大きな駅伝大会です。当日は学校外で参加しているクラブの試合がある生徒がいたり、怪我人が続出したりとチームがベストな状態での参加とはいきませんでしたが、残った選手たちは前日より現地に入り、コースの下見・練習・打ち合せと万全の準備をして本番に臨みました。

 午前11時30分、銚子漁港のシンボルロードをスタートし、1区は3.8㎞という長丁場、2・3区は箱根駅伝さながらの山登りと山下り、他にも海沿いの風の強いコースなど、東葛駅伝とはまた一味違った6区間のコースを選手は走りぬき、付き添いの部員たちも選手をよくサポートして助けました。

 結果、本校は66チーム中・31位と、2年生3人と1年生が3人も走る(駅伝を初めて走る生徒も2人)という状況にも関わらず、3年生がたくさん走っている他校を相手に昨年の結果を上回る結果でした。全選手が全力疾走で襷をつなぎ、当初の目標であった40番台を立派にクリアする激走だったと思います。

私は4区で選手の引率をしていましたが、選手は補助の生徒としっかりタッグを組み、自分たちの力でストレッチやアップ走など、完璧にこなし準備する姿に感心しました。また、3区の選手がゴールした後、力を出し切って走り終えた満足感いっぱいの爽やかな笑顔を見せてくれたことがとてもうれしかったです。

 「チーム布佐中駅伝」は、この新年最初の大きな大会を、チームワークよく見事に結果にも結びつけました。しかし、彼らがこの結果に満足しきっていないことは一人ひとりの表情や会話からも強く感じられます。この後、今月19日()には葛南新人駅伝大会という大切な大会が控えています。「チーム布佐」の健闘とさらなる躍進を信じて、できる限りの支援をしていきたいと思います。保護者・地域のみなさまにも、引き続きの応援をよろしくお願い致します。

 

※大会当日の様子です。クリックしてご覧ください。
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