2015年6月の記事一覧
学びと充実の3日間、感動の修学旅行!
3年生は24日(水)~26(金)まで奈良・京都方面への修学旅行に行ってきました。この3日間(特に最初の2日間)、生徒たちは事前に学習して自らが追求してきた課題を検証する本物の「学びの修学旅行」を見事に実践しました。そして、私はこの修学旅行で「学びが人の行動を変える」ということを心底実感しました。
初日、早朝5時11分の始発電車で布佐駅を出発し、東京駅に向かいました。車中、一般のお客さんに自然に席を譲る生徒たちの姿がとても微笑ましく、最高のスタートを切りました。7時20分の新幹線で一路京都駅に、ここからさっそく検証テーマごとのグループ別行動へとうつります。昨年と大きく違うのは、全生徒が学習のテーマを「日本のまほろば」である大和地方、すなわち飛鳥・斑鳩を始めとした古代史の中心から平城京が置かれた奈良市内に絞ったこと。これが生徒を歴史のロマンへと駆り立て個々の学習を深める大きな要因となったのではないかと思います。そして、それぞれの検証場所で大変にわかりやすく、生徒が学習してきたことを上手に引き出しながら様々なことを教えてくれた観光ボランティアのガイドのみなさんや各寺院の関係者のみなさん、何十回と奈良を訪れている私自身も、思わず話に引きこまれそうに、いや惹きこまれていました。生徒たちの学 びが大きく膨らんだのは、まさにこの方々の支援があったからに他なりません。1日目の学習を終え、橿原市にあるホテルに戻ってきた生徒たちは口々に「すごく楽しかった」「おもしろかった」「いい1日だった」と、こちらから聞こうとする前に笑顔で報告をしてくれました。そして、我孫子にいたら電車では東京に行くことさえ迷いそうな子ども達が、遠く離れた方向さえわからない初めての地で、時間通りに、怪我やトラブル等も一切なく自分たちの力で行動できたこと、自分たちが真剣に学んだことを一生懸命に確かめようとする気持ちが、こんなところにも波及したのだと思います。
2日目も前日とは異なるメンバーで、探究の旅に出かけて行った生徒たちでしたが、さらに充実した面持ちで天理市にあるホテルに時間通りに笑顔で帰ってきました。夜の報告会や職員の反省会では、生徒からも先生方からもたくさんのうれしい報告を聞くことができました。この2日間を終え、生徒たちにとって本当の楽しさとは何か、修学旅行の意義とは何かを彼らの取り組みや活動の様子から改めて教えられたような気がしています。
ここまでは素晴らしい生徒の様子ばかりを書きましたが、実は、何と言ってもまだまだ中学生、初日に京都駅から奈良方面に向かう車内、最初に薬師寺を訪れるメンバーが最後尾の車両にかたまってしまい、一般のお客さんを度外視したマナーの悪い行動が見られました。そして、この行為は夜の子ども達による実行委員会に報告をされたのですが、そこでは教員が入る余地のない白熱した議論が交わされ、リーダーたちの「何としてもこの修学旅行を成功させたい」という熱い思いが失敗した生徒たちにも伝わり、翌日の行動改善へとつながりました。
そして最終日、京都でのクラス別行動です。朝からあいにくの大雨でじっくりと見学というわけにはいきませんでしたが、それぞれクラスで話し合って決めた場所でお土産に、写真撮影にと思い出に残る半日を過ごせたようです。最後に清水寺で全体が集合し、降りしきる雨の中、ずぶ濡れになりながら学年みんなで撮った集合写真は一生の記念品になるのではないでしょうか。
古の都に思いを馳せた3日間、生徒たちは大いに学び、大いに楽しみ、満足感と達成感を胸に、確実に成長した姿で帰ってきました。帰りのバスの中でも「もう終わってしまうのか…」とか「帰りたくない…」という声が聞こえてきたほどです。これから3年生の生徒たちは、この感動的な成功体験を自信として今後の日常生活に、すべてにおいて「中学校生活最後」となる各行事に、そして個々の進路実現に向けて大きく羽ばたき飛躍する、私たちの期待に応えてくれるという確信を改めてもった修学旅行であったことを最後に報告させていただきます。
※生徒の活動の様子(写真)は「生徒の活動」のページに掲載しますので、そちらもご覧ください。
大空・太陽学級、合同学習会参加
16日(火)、大空学級と太陽学級の合同(校外)学習会が行われました。目的地は佐倉市の草笛の丘です。予報では雨が心配される天気でしたが、楽しみにしている子ども達の願いが届いたのか、晴天とはいきませんでしたが、傘をさす場面など1度もなくてすみました。
本校の子ども達は布佐小学校・新木小学校の子ども達と一緒のバスで向かいましたが、中学校らしくリーダーシップをとってバス内レクを盛り上げることができたようです。
現地について開会式の後、他校の子ども達と全員でレクを行いました。どの子も満面の笑みで楽しそうに、また小中関係なく一生懸命で、みんなが仲良く接している姿は本当に微笑ましかったです。
その後はミニSLに乗ったり、アスレチックをしたり、一緒に弁当やおやつを食べたりと子ども達にとっては夢のような1日が瞬く間に過ぎ去ったのではないかと思います。
残念ながら、私は午後から出張となってしまい、昼前には子ども達と別れて現地を後にしたのですが、先生方の撮った写真に写る一人ひとりの表情や溢れるような笑顔からは、満足感いっぱいの素晴らしい1日を過ごせたことが感じとれました。
※クリックしてご覧ください。
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躍動!バレー部県大会
13日(土)、バレーボール部の県大会が館山市で行われました。既にお知らせの通り、葛南大会を制し、東葛大会第3位で予選を突破した本校生徒も、この日をめざして練習に一生懸命に練習に取り組んできました。
遠方のため、前日泊で調整を行い、万全を期して大舞台に臨みました。初戦は大多喜中との対戦でしたが、選手は声をかけ合いながら伸び伸びとプレーできていたように思います。結果は2-0のストレートで勝利し、2回戦に進むことができました。
昼食後、午後からの2回戦は習志野三中との対戦でした。勝ち上がり校同士の対戦ですから、当然1回戦よりもレベルアップし、お互いにミスが少なくラリーも白熱しました。。そんな中で、サーブレシーブの安定感に若干の差があったのかなと素人目には映ったのですが、残念ながら0-2で敗れてしまいました。
試合後、悔し涙を見せている選手もいましたが、私からは「目標のベスト16には届かなかったけれど、今回、県大会で2試合できたことは大きな財産になる。県大会に出場して悔しさを味わったことで、県に出ても勝ちたいという気持ちを本気でもてるようになった。この気持で練習すれば、夏の葛南大会を乗り越える力をつけることが絶対できる」という趣旨の話をしました。選手たち、特に3年生にはあと1ヶ月後に迫った最後の葛南大会に向けて精一杯練習に励んでほしいと願っています。
遠方にも関わらず、選手たちの応援に駆け付けてくれた保護者・家族のみなさん、様々な面でサポートしていただいた先生方、及び関係者のみなさんに改めて感謝したいと思っています。
※大会の様子です。クリックしてご覧ください。
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生徒の、生徒による、生徒のための総会
11日(木)、午後から生徒総会が実施されました。やや蒸し暑さを感じる体育館で1時間半を超える長丁場でしたが、昨年度に増して素晴らしい生徒総会でした。
事前に学級で資料の読み合わせをしっかりと行ってきたこともあってか、よく考えた質問や意見が積極的に発言されました。そして、何よりも提案者の説明や質問に対する答弁を集中して聴いていた生徒全員の落ち着いた雰囲気がよかったです。特に、1年生は小学校では経験したことのない生徒主導の総会、先輩たちの見事な進行ぶりにとても驚いた様子でした。
まさに、「生徒の、生徒による、生徒のための総会」であったとお世辞抜きで褒められる大人顔負けの総会でした。生徒会からは、今年度のスローガンとして「誰もが誇りをもつ布佐中学校を創り上げよう」という提案とそのための具体的な手立て(地域貢献や学力向上実現に向けた感心させられる内容でした)が示され、可決をされています。
このスローガンのもと、生徒全員で一丸となった「チーム布佐中」がますます学校で、地域で活躍し、生徒一人ひとりもさらに成長していくことを願っています。
とても有意義で心地よい午後の時間を過ごせた思いです。
※生徒総会の様子です。クリックしてご覧ください。
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大成功!林間学校
4日(木)~6日(土)、2年生は林間学校に行ってきました。福島県裏磐梯を中心に、自分たちが総合学習で学んできた自然について検証したり、現地の方たちとの触れ合いを通して、学校では決して得ることのできない貴重な学びを手にするための旅です。
初日、現地についたときには激しい雨と風、10℃前後の寒さ、バスの中で早目の昼食をとりながら、この先どうなることかと心配しましたが、いくつかのコース変更は余儀なくされたものの、雨はおかげさまで小休止、現地ネイチャーガイドさんたちの案内によって素晴らしい自然観察体験ができました。ガイドさんの説明を一言一句漏らさずに聴こうとしている生徒たちの真剣な表情が印象的でした。
宿舎についてからは飯盒炊飯です。時間的な厳しさはありましたが、逆にその分だけ全生徒が一人残らず作業に没頭し、見事な各学級・各班の協力態勢を見ることができました。その後の入浴やリーダー会でも生徒たちは臨機応変に動き、無事1日目を終了しました。
反省会では様々な課題や問題点が発言されましたが、私からは「集団でただ山歩きしているだけの学校もある中で、君たちの林間はしっかりとした目的をもったレベルの高いものだ。レベルが高ければ当然課題も多くある。初日よりも2日目、2日目よりも3日目にどんどんよくなっていく林間にしよう」という話をしました。
2日目は前日とは違ったメンバー・コースでの学習です。生徒たちはコースを回りながらガイドさんに積極的に質問したり、自分たちが学習したこと以外の新しい発見をしようと真剣な眼差しで山歩きをしました。ガイドさんから教えてもらった植物を自分でも見つけたり、不思議な虫を見つけてガイドさんに報告するなど、昨日以上に自然観察を楽しんで感動的な体験をすることができました。
2日目の夜はキャンプファイヤーでしたか、担当者の見事な企画もあって、学級の発表やフォークダンス・歌と本当に学級・学年が団結して最高の時間を過ごし、一生の思い出をつくることができたようです。
3日目は班ごとに地元の農家にお世話になり、農業体験をしながら現地の方と触れ合います。今まで経験したことのない作業に戸惑っている様子もありましたが、農家の方たちに丁寧に教えていただき、楽しそうに仕事に励んでいました。畜産農家ではトラクターの運転まで体験させていただき、たくさんの笑顔が見られた3日目だったと思います。それぞれの農家で収穫した新鮮な野菜は、お昼ご飯のおかずとして出され、なかなか味わうことのできないとれたてのみずみずしい野菜や現地の特産物などに舌鼓をうっていました。
最後の閉校式では、実行委員全員からしっかりとこの林間学校の成果と課題が述べられました。学年集団のよさや具体的に一人ひとりが頑張っていたことについても話があり、リーダーとして成長した姿が感じられました。このように「団結力を深める」という林間学校の目標を達成した2年生の生徒たち、この後、この経験を糧にした学校生活での活躍や次の修学旅行に向けての頑張りを楽しみに、また期待して見守っていきたいと思います。
※林間学校の様子(写真)は「生徒の活動」のページをご覧ください。