校長室

2014年10月の記事一覧

地域との触れ合い(家庭科の授業を通して)

 21日()・22日()・24日()と3日間にわたり、クラスごとに家庭科の授業で祭り寿司を作りました。これは家庭科の単元の一つとして郷土料理について学ぶ時間があり、それを実現するために教育委員会の先生からも支援をいただいて実現しているものです。

 何年か前から実施している調理実習ですが、今年度は地域の方を一回に10人ずつ招待させていただき、全部で30人ものみなさんに御協力いただきました。

 生徒たちが作っている段階からアドバイスをいただいたり、出来上がったお寿司を褒めていただいたり、とても和やかな雰囲気で授業が進みました。生徒たちも和気あいあいと作業を進め、とても楽しそうな満足した表情が印象的でした。

 授業の終わりに自分たちで作ったお寿司を地域の方と会食するのですが、(子どもにはちょっと酸っぱいかな、という心配をよそに)口々に「美味しい」という言葉が飛び出していました。最後に、地域の代表の方から「地域貢献と地域からの学校支援」のお話などもしていただき、生徒のお礼の挨拶と相まって、とても有意義な触れ合いの時間になったと思っています。

 御協力いただきました地域の皆様・支援していただいた教育委員会の先生には、貴重な時間を割いていただき、このような素晴らしい取り組みを実現できたことに対し深く御礼申し上げるとともに、今後とも布佐中学校への御支援・御協力をよろしくお願いしたいと思っています。

平成26年度教育功労者(学校教育の部・団体)受賞

 10月20日()標記の受賞が決定しました。表彰式は11月4日()に行われ、その後、報道発表等があるかもしれません。なお、受賞理由については下記(千葉県教育委員会ホームページより抜粋)の通りであり、この数年にわたって布佐中を支え、前進させていった学校関係者、そして地域のみなさまに対して贈られたものだと考えています。

 改めて関係各位のみなさんに御礼申し上げます。「本当にありがとうございました」

☆受賞理由について 

平成22年開校。以来、地域からの厚い支援を得ながら先進的な教育活動に取り組み、生徒の健やかな成長を育んできた。平成22年度から、生徒が「地域」と接点を持つことができるキャリア学習の場を設定した就職体験を実施し、平成23年度に「キャリア教育優良校」として文部科学大臣表彰を受賞した。また、平成2324年度には、我孫子市教育委員会の研究指定を受け、子ども達が地域に出て郷土について学習する「ふさカリキュラム」を開発した。その後も継続して小中連携と地域との関わりを深めるよう、研究実践に取り組んでいる。これらの教育実践は高く評価されており、本県教育の進展に寄与した功績は大である。

新生徒会スタート!

 21日()、生徒会役員・委員会委員長の引継式が行われました。長時間となりましたが、「式」という形にふさわしく大変に厳かな雰囲気の中で実施されました。立会演説会のことを記載したときにも触れましたが、新生徒会役員・委員長ともに、ほどよい緊張感の中に意欲に満ちた表情も感じられ、一人ひとりが述べた決意もやる気をアピールするだけではなく、例えば「2分前着席を2分前学習に切り替えます」とか「家庭学習のサイクルを学校全体で統一します」といった具体的な公約まで堂々と述べることができていました。彼らには、これからの生徒会行事の企画・運営にとどまらず、ぜひ政策提言した「地域貢献」や「学力向上」に向け、思い切って具体的な活動を展開していってほしいと思います。全教職員で応援していきます。

 また、この1年間頑張ってきた旧生徒会役員・委員長も後輩に後を託し、立派に最後の挨拶を終えました。彼らのここまでの苦労、そして一つ一つのことをやり遂げた後の成就感や感動は、間違いなく彼らの成長のエネルギーとなっているはずです。1年間の活動の成果を誇りとして、今後の学校生活でますます自分を向上させていってほしいと願っています。

 なお、新生徒会役員・委員会委員長の名前は、ホームページの「生徒会から」にて紹介いたします。

東葛駅伝大会・堂々の26位!

 18日()、第68回東葛飾地方中学校駅伝競走大会が松戸スタート、野田ゴールの31.9㎞を10区間の選手が襷をつないで行われました。東葛地方の70校以上がすべて参加し、交通規制をして実施する、全国でも例を見ない大規模で伝統のある大会です。68回目の大会ということで、実は布佐中も68周年を迎えた学校ですから、まさに東葛駅伝の歴史は布佐中の開校以来の歩みと同じ伝統があるということに改めて驚きました。

 本校の選手は夏の合宿を始めとした辛く厳しい練習を乗り越えて、サポートの選手を含めた一人ひとりが自分の力を出し切り、見事に26位という好成績を収めました。これは本校規模(生徒数)の学校としては、本当にすばらしい順位です。昨年度が54位という成績だったと聞いていますので、その躍進ぶりにも目を見張ります。葛南駅伝では、今一歩不完全燃焼であった面もありますので、努力が報われた今回の結果には校長としてもとてもうれしく思っています。駅伝チームの生徒たちの表情も、とても晴れ晴れとしていました。

 今回の結果を誇りとして、生徒たちにはさらに次の目標に向かって前進してほしいと願っていますが、結果云々に関わらず、また、選手として走った生徒も残念ながら走れなかった生徒も、ここまで途中で挫折することなく厳しい練習をやり抜いたことが、それぞれの大きな成長に結びついているはずです。今後、いろいろな場面で失敗することやうまくいかないことがあっても、駅伝チームで頑張った生徒たちは、それを乗り越える財産や心の支えを手に入れたとも思っています。彼らのこれからの学校生活、特に3年生はそれぞれの進路に向け、今回の結果を自信にして精一杯頑張ってくれることを期待しています。

 選手の引率、並びに応援、激励に足を運んでいただいた保護者のみなさん、本当にありがとうございました。すばらしい1日でした。

部活動・葛南新人戦

  ここ数週間、各部活動の葛南新人戦の応援に行っています。日程が重なったり、他の行事があってすべての部活動には行くことができず、生徒たちには大変に申しわけないのですが、本当に本校の生徒は一生懸命頑張っています。

 生徒数から考えると、対戦校によっては小国が大国に挑むという構図にもなります。応援に行って校長特権?でベンチに座らせてもらったりすると、選手が試合をしている間、本校のベンチには交代する選手がほとんどいません。全員がレギュラーという部活動もあります。当然、他校とは違って1年生もたくさん試合に出ています。怪我をしたり、反則で退場となる選手がいたりすると大変なことになりますから、顧問の先生方も一層気を遣って指導したり、指示を出したりしています。試合の最初から最後まで走り回っているサッカーやバスケットボールなど、体力がもつだろうかと心配にもなってきます。そんな不利な条件の中、まだすべての競技が終わってはいませんが、バレーボール部(女子)が第3位(準決勝もセットカウント1対1、最終セット23対25という僅差)、バスケットボール部(女子)も第3位という立派な成績を残しました。

 この結果を励みにして、どの部活動も少人数というハンデに負けず、少数精鋭の意気込みで、目標を明確にもって、達成する度に一段一段上向きの軌道修正をしながら、日々の練習にさらに励んでほしいと思います。そのためにも、この冬は冬季トレーニング等で体力と気力をじっくりと養うことが大切です。保護者のみなさまも子ども達への応援、よろしくお願いします。

 フレー!フレー!布佐中部活動

大空学級合同運動会参加

 11()、市内の特別支援学級合同運動会が我孫子市民体育館で開かれました。以前は柏市と合同で実施していたのですが、諸般の事情で我孫子市の単独開催となって今年で3回目です。当日は、早朝より市内全域から保護者・生徒・応援の方々が続々と体育館に集まり、駐車場は第2も含めてすぐに満車になるほどの盛況ぶりでした。

 本校からは大空学級の生徒たちが参加して元気に競技・演技を行いました。1日、子どもたちの様子を見ていて、本校に限らず、すべての児童・生徒が自分のもっている力を最大限に発揮し、目を輝かして走ったり、踊ったりしている姿に改めて感動しました。徒競走でもリレーでも、を走っている人に追いつくのが不可能なほど差がついても(ゴールし終わっていても)全力で走るのを止めません。ダンスの振りが多少おぼつかなくても、本気で楽しみながら笑顔で頑張っています。そんなすばらしい姿からたくさんの元気をもらえた1日でした。

 閉会式で話をさせていただく機会がありましたので、子ども達に100点満点をたくさんあげると同時に、すべての頑張った仲間たちに感謝の拍手を贈り合って講評とさせていただきました。子ども達に精一杯の声援を送り、おいしいお弁当を準備してくださった保護者のみなさん、関係者のみなさん、すばらしい1日を本当にありがとうございました。

立会演説会&音楽発表会

 7日()、生徒会役員立会演説会・投票が行われました。いよいよ布佐中学校のリーダー学年が2年生へと引き継がれ、1年生がそれをサポートしていく新体制がスタートです。

 生徒会の新執行部には、意欲に満ちた7名の生徒が立候補しましたが、どの生徒も(特に2年生は)大変にすばらしい演説内容でした。中学校の立会演説会だと、ややもすれば立候補の意欲とやる気を前面に出した話の内容であったり、取りあえずは「こんな学校にしたい」という目標を話して終わることがほとんどです。しかし、昨日の立候補者の演説は、一人ひとりがそれぞれの視点で学校を向上させていくためのビジョンをもち、そのために「こんなことに取り組んでいく」といった具体的な(立候補者の言葉を借りると)政策提言が為されていました。校長としても大いに感心しました。

 生徒の演説を聞き、布佐中学校のこれからを託す新生徒会役員中心に、全校一丸となって「学校力」向上と生徒個々の成長をめざし、今以上に「地域に愛され、地域に貢献できる学校」にしていきたいと改めて考えさせられた次第です。

 また、本日・8日()は10日()に行われる市内音楽発表会の壮行会が行われます。本校からは吹奏楽部と特設合唱団が参加します。御存知のように、吹奏楽部は地域に積極的に出て地域のみなさんに愛されながら演奏活動を展開しています。特設合唱団については、発表会の後、布佐小学校の音楽フェスタに招かれて未来の布佐中生の前で演奏を披露します。小学生たちが先輩の歌声に圧倒され、中学校生活への憧れや期待をもってくれたら…と願っているところです。実は、私がこの後2泊3日の出張に出てしまうため、本番の発表を聴くことができないのですが、生徒たちには布佐中学校の代表として、堂々と自分たちの力を出し切って演奏を楽しんでほしいとエールを送りたいと思っています。

 「フレーフレー!!吹奏楽部&特設合唱団」

葛南駅伝大会を終えて

 10月2日()・柏の葉公園で葛南駅伝大会が行われました。結果は男子Aチーム10位、Bチーム19位、女子15位、駅伝以外の生徒もロードレースの部で精一杯の走りを見せてくれました。私はコースの途中で生徒たちの応援をしていましたが、どの生徒も全力を尽くして必死の形相で目の前を駆け抜けていきました。

 夏の駅伝合宿、一番頑張った生徒は4日間で実に170㎞の走り込みをしたと聞いています。前日のミーティングで部長(男子)から「チームとしての目標は5位、個人では区間4位」という話がありました。個人の目標は見事な走りでほぼ達成できましたが、昨年度より2分近く全体のタイムが上がり、レベルの高い大会であった分、チームとしての目標には届きませんでした。布佐中の学校規模を考えると、10位というのは立派な成績であるのですが、ここまで辛い練習に耐えて頑張った生徒たちには「まだまだできる」という感があったようです。

 2週間後、18日()にはいよいよ伝統の東葛駅伝大会があります。昨日の反省をもとに生徒たちが悔いのない走りができるよう、あえて「失敗は成功の途中」という話もしました。勝負ですから、勝つこともあれば負けることもありますが、本気で努力した者にしか味わえない「目標を達成したときの喜び、達成できなかったときの涙」によって、さらなる生徒たちの成長を信じて応援していきたいと思います。女子チームについては、全員が2年生以下のチームですので、また来年の葛南新人駅伝大会が楽しみです。

 加えて、同日行われたPTAバレー東葛大会で本校チームはベスト8という成績をあげたことをお知らせ致します(敗れた試合もセットオールの13対15という紙一重の差でした)