ブログ

校長ブログ

校長ブログNo186  ひらめき☆ときめきサイエンス(山武郡市科学工夫作品展)

今年度の山武郡市小中学校科学工夫作品展に次の2つの作品を学校代表として選出し出品しました。

【銀賞】1年児童作品 浮沈子(ふちんし)「たこキャッチャー」

作ったきっかけは、図鑑に載っていた「浮沈子(ふちんし)」を見て興味をもち、そのしくみを使い友達と遊ぶことができるおもちゃを作りたいと思ったからです。

タレビンを再利用して作ったタコの形をした浮沈子にクリップのフックをつけてペットボトルの底に沈んだプラチェーンをひっかけてとるクレーンゲームです。みんなも一緒に遊びませんか?

▼ 作品展規定の出品用紙(教師作成のもの)から構造図部分

【銅賞】5年児童作品 電池掃除機「ハルソン」

▼ 作品展規定の出品用紙(教師作成のもの)から構造図部分

作ったきっかけは、家の掃除をしていて、どうしてもほこりがたまりやすい隅の部分のところまできれいにしたいと思い、作りました。電池を使いモーターで動く小型のハンディクリーナーを作ることはとても楽しかったです。難しかったところはプラスチックを切るのこぎりを使いホースを切ることや、再利用したペットボトルとのジョイント部分にしっかりと接続できるよう調整するところです。実際に使ってみて小型で軽く、役に立ってよかったです。作品名も強力な吸引力のある掃除機メーカー名と自分の名前をミックスしてオリジナルの掃除機が完成しました!!

 

 

校長ブログNo185 くしゃくしゃぎゅっ(2年生図画工作作品)

2年生の作品コーナーに、なにやらおもしろいぬいぐるみの形をした作品がありました。

図画工作科の「くしゃくしゃぎゅっ」の単元で学習した作品です。

クラフト紙でできた筒状の袋の中にくしゃくしゃにした新聞紙を詰め込んで思い思いの形を作ります。ぬいぐるみのようにぎゅっと抱きしめたり、ふかふかした感じを楽しんだりとお気に入りのぬいぐるみをつくりました

髪飾りを工夫したり 耳をつけたり...

服のデザインを考えたり 立体的にしたり...

丸めたり重ねたりして貼って 立体的にしたり...

くしゃくしゃぎゅっ とってもかわいい作品ができあがりました。

校長ブログNo184 今日は「白浜小リクエスト給食!!」

【広報よこしばひかり10月1日号より】

学校給食では9月24日(火)から今年の新米が提供されていますが、今年も町農業振興会営農集団部会から、新米の町内産コシヒカリ3俵(1日使用量相当分)が寄附されました。新米は学校給食で提供され、児童生徒が味わいました。お米づくりも、農業後継者が少なくなるなど大変になっています。新米を食べた子どもたちから、将来、農業の担い手が誕生することを部会のみなさんも楽しみにしています。

さて、今日の給食献立は、白浜小学校のリクエスト給食です。1学期に6年生を対象にリクエストを募り提供された献立になります。どれも子供たちに人気のメニューです。ぜひ、お子さまから感想を聞いてみてください。

本日(10月4日(金))の白浜小リクエスト献立

ご飯 ブロッコリーおかかあえ ハンバーグきのこソース ABCスープ 牛乳

▼リクエストした6年生の配膳と給食風景

給食センターの皆様 いつもおいしい給食をありがとうございます!!

これからもどうぞよろしくお願いいたします!!

さて、ここで今週の給食をまとめて紹介。実りの秋で今日はボリュームたっぷりでお届けします。

▼9月30日(月)の献立

麦ご飯 ピリットサラダ さばの竜田揚げ 肉じゃがに 牛乳

【千葉県で獲れる魚】

千葉県は、海に囲まれているため、たくさんの魚が水揚げされています。銚子や九十九里では、イワシ、サバ、キンメダイ、ハマグリなどが獲れます。その他の漁港では、スズキ、カレイ、アナゴ、のり、アサリ、ブリ、イセエビ、サザエなどが獲れます。

おしえてちばの恵み【千葉県HP】

https://www.pref.chiba.lg.jp/suisan/sakana/chibanosakana.html

さばの竜田揚げ【参考「食育大事典」】 

https://shokuiku-daijiten.com/rp/rp-3511/

▼10月1日(火)の献立

ご飯 たくあんあえ 鶏肉のごまだれがけ さつま汁 キウイフルーツ 牛乳

【今月の千産千消食材:サツマイモ】

サツマイモは千葉県が発祥の地です。

【参考】過去ブログ(No58 6月4日付)にも掲載

https://schit.net/yokoshibahikari/shirahamasho/blogs/blog_entries/view/37/

香取市や多古町が有名な産地です。千葉県では「紅あずま」や「紅はるか」といった品種が有名です。

おしえてちばの恵み【千葉県HP】

https://www.pref.chiba.lg.jp/ryuhan/pbmgm/zukan/yasai/satsumaimo.html

薩摩汁(さつまじる)

次世代に伝えたい大切な味(農林水産省HP)

https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/satsumajiru_kagoshima.html

▼10月2日(水)の献立

ココア揚げパン 小松菜サラダ たれ付き肉団子 野菜スープ 牛乳 

10月2日(水)は語呂合わせで「豆腐の日」。また、毎月12日も「豆腐の日」だそうです。(1993年(平成5年)日本豆腐協会により制定)偶然にも10月3日(木)の食材に豆腐が入っています。というよりも豆腐は「煮るなり焼くなり...」(どこかで聞いたことのあるフレーズですが)私たちの食生活にとって身近な食材の1つです。(先月の町学校給食センター発行の「給食だより」からで「ごはんと大豆はとっても仲良し」という記事を取り上げました。)栄養満点の豆腐。これからだんだん涼しくなってくると「冷や奴」から「湯豆腐」や「鍋の具材」としても大活躍ですね。

 

▼10月3日(木)の献立

ご飯 春雨の炒め物 白身魚のマヨネーズ焼 豚汁 アセロラゼリー 牛乳

【給食ひとくちメモ】

アセロラ

今日は「アセロラ」について話をします。アセロラは、熱帯気候の地域を中心に栽培されています。そのため、沖縄の気候と土はアセロラ栽培に適していて沖縄は日本で唯一の生産地です。アセロラの味は甘酸っぱくサクランボとレモンを混ぜたような風味が特徴です。ビタミンCがレモンの約34倍でフルーツ界でもトップクラスで、サクランボのように小さくかわいらしい果実の中にレモン4個から5個のビタミンCが含まれているため「ビタミンCの王様」と呼ばれています。今日の給食はアセロラゼリーです。残さず味わって食べましょう。

校長ブログNo183  実りの秋(1年生アサガオの種とり)

1年生が5月頃から育てたアサガオ。猛暑ニモマケズ9月に入ってからも花を咲かせ続けました。ご家庭でのお世話のおかげです。ありがとうございました。学校へ再び持って来て暑い日がずっと続いたため、水やりを続けているとまだまだ花を咲かせていました。花が咲き終わりだんだんと種の数も増えてきた9月中旬ごろから、楽しみにしていた「たねとり」が始まりました。

▼1年生のベランダに行くと、「こんなにとれたよ!!」と教えてくれたり、観察記録には「『タネ』が小さくてアサガオの家族かと思いました。『タネ』がすごく小さいから赤ちゃんみたいでした」と命の大切さに気づいた児童もいました。

とれた種はおうちへのお土産用と、来年入学する1年生へのプレゼント用です。来年はどんなアサガオが咲くか楽しみですね。春まで大切にとっておきましょう。

七十二候 水始涸(みずはじめてかるる) 10/3〜10/7頃
水田の水を抜き、稲穂の刈り入れを始める頃。農家の方は大忙しです。学校給食は9月24日(火)に今年初めての新米が提供されました。今週末にかけてまだ稲刈りが終わっていない田も次々と稲刈りをしている風景が見られます。色づき始めた稲穂が輝き、風がなびく様子は晩秋の風物詩です。

種取りといえばこちらも種ができています。2学期に私たちを明るく迎えてくれたヒマワリです。

満開からもうすぐ1か月。もう少し秋の日差しで乾燥させて種が完熟したら収穫です。

学校玄関のウエルカムボードもコスモス畑に模様替えしました。

やさしいね 陽のむらさきに 透けて咲く 

去年の秋を 知らぬコスモス  俵万智

この近くですと、多古町の栗山川沿岸がコスモスの見所として知られていますが、ほかにも「ちば観光ナビ」HPに県内のコスモス畑の名所が紹介されています。https://maruchiba.jp/feature/detail_34.html

千葉市 若葉区/富田さとにわ耕園
船橋市/ふなばしアンデルセン公園
柏市/あけぼの山農業公園
佐倉市/佐倉ふるさと広場 佐倉コスモスフェスタ
印西市/牧の原公園 コスモスの丘
香取市/与田浦コスモスまつり
木更津市/武田川コスモスロード
 

校長ブログNo182 「自分たちが学校を変える!」(児童会と委員会活動)

▲放送室に掲示されている言葉です。

児童会は4・5・6年生の各学年から2名ずつ合計6名で構成されています。4月の着任式では、「歓迎の言葉」を代表児童が読み、で私を含めた今年度の着任者を温かく迎えてくれました。

児童会の朝は忙しい。登校した7時45分、三旗(国旗・町旗・校旗)を掲揚台に揚げます。次に、7時50分頃、CD(オーケストラによる校歌演奏)をセットしてBGMに、校内放送で今日1日の予定やめあてなどを呼びかけます。放送を終えてやっと教室へ上がり朝の支度をして8時からの朝の活動に移るのです。その他にも児童会の主な活動として、代表委員会の運営。月目標の啓発。キラキラ度の集計と掲示。壮行会や学校行事、児童集会の計画運営。全校に関わる募金や標語などがあります。

過去ブログNo45(5月22日付)で掲載したように、特別活動の一環として4・5・6年生で委員会を構成し、児童会活動が行われています。https://schit.net/yokoshibahikari/shirahamasho/blogs/blog_entries/view/37/

「9・10月の目標とお知らせ」を見てみましょう。

1年の折り返しである10月から後期が始まります。これからも高学年児童を中心に、自分たちの学校をよりよくしていこうという気持ちのもと、冒頭に掲げられている「自分たちが学校を変えるという自覚と責任」をもち、全校児童をリードしていってもらいたいと期待しています。

10月の校門掲示板ができあがりました。

校長ブログNo181 修学旅行2日目(鎌倉路)

【2日目】9月27日(金)鎌倉

▼ 朝食バイキング

1日目、ホテル到着後、お風呂の休み処で見た天気予報。「台風が消えた後の低気圧の発達により、警報級の大雨」とのこと。急遽、荒天バージョンをもとに予定を組み直しました。児童の安全を憂慮した苦渋の決断です。

2日目。予報どおり朝から小雨が降り始めました。朝食バイキングをしっかり食べ、楽しく過ごしたホテルを出発。

▼「いざ鎌倉へ!!」

バスの中ではイントロクイズとカラオケと朝から元気な子供たちです。ノリノリでとても楽しかったです。大仏周辺は駐車場に止められないほど大混雑で、本校と同じように記念撮影だけは撮って移動する学校であふれかえっていましたが、思いの外時間があり、記念撮影後、ガイドさんの説明で大仏の座像周辺を一周しながら比較的ゆっくりと見学ができよかったです。強まる雨の中でも鎌倉大仏(阿弥陀如来坐像)のお顔は穏やかで優しいまなざしでした。

かまくらや みほとけなれど 釈迦牟尼は 

美男におはす 夏木立かな 

 与謝野晶子

(鎌倉の大仏様は 仏様であるけれど、この お釈迦様はほれぼれするような美男でいらっしゃる。背景の夏木立の緑も美しく調和していることだなあ。(与謝野晶子 1878(明治11年)~1942(昭和17年))与謝野晶子が詠んだ短歌が大仏の後ろの森に歌碑として立てられていました。

有名な俳句のあとで、再び才能ナシの短歌・川柳で申し訳ないですが...今日も短歌・川柳とともに修学旅行を振り返ります。

10曲中2曲しかわからぬ ジェネギャにうちのめされた イントロクイズ 

思い出に「鳩サブレ」をと並ぶ子供ら 涙雨ふりしきる鎌倉の朝 

「遠くからよく来たね」 秋雨の中我らを見守る優しき大仏

「お守りください」 優しき御顔の大仏さまに 白浜の子と職員らの幸せ祈る

▼ 江の島

大仏出発時に雨脚が強くなり始め、右手に並走する江ノ電と左手の湘南海岸を見ながら次の見学地へと移動します。鎌倉時代について幕府の説明を聞きながら進んでいきます。雨がだんだん激しくなる中、どんどん江の島の景色が近づいてきます。途中、鎌倉高校前の映画の聖地である踏切も多くの観光客がカメラを構えていました。

もののふの世に思いを馳せ駆け抜ける湘南の道 

雨けぶる窓景色に近づく 江の島と湘南サーファー

皆の命あずかり 湘南海岸を快走する 安全運転の波乗りジョニー

(※ジョニーは修学旅行中のバス運転手さんのニックネーム)

▼ 新江ノ島水族館

ツアーガイドさん曰く、駐車場が本校の貸切バスで満車となるのは初めてのこと。2000人もの見学客であふれ返る水族館でしたが、順路に従い、珍しい水生生物や、海の生き物に触れることのできるコーナーなど楽しむことができました。また、最後のお土産を買う子供たちもいました。

海近き地に育つ白浜の子 いかように映る湘南の海とガラス越しの海洋生物

千葉に近づくにつれ再び雨脚が強くなってきました。心配されるのがアクアラインの通行止めと高速道路の速度規制、渋滞です。本校と同じように東京・神奈川方面から千葉へ向かうバスで「海ほたるPA」は混雑していました。バスの運転手さんが気を遣ってくださり大雨のなかでも安全運転で走行してくださいました。運転手さん、ガイドさん、写真屋さんには2日間大変お世話になりありがとうございました。

出発した昨日見たはずの白浜小学校の校舎ですが、もう1週間も見ていなかったのように久しぶりに感じました。大雨の中、スムーズに降車できるよう、玄関には教職員と保護者の方が出迎え荷物をリレーで運んでくれました。保護者の皆様、1泊2日の修学旅行にあたり準備・お見送り・お迎え等、たいへんお世話になりありがとうございました。

降りしきる冷たき雨の中待ちわびる 

「ただいま。ありがとございました」の声聞きあたたまる 

校長ブログNo180 6年修学旅行1日目(箱根路)

今日と明日の2回にわたり、6年生修学旅行(箱根・鎌倉方面1泊2日)の模様をお届けします。(斜体字はそのときどきの思い出を私が川柳・短歌にしたものです。頑張って作りましたが、プレバト流でいう「才能ナシ」ですので悪しからず。)

【1日目】9月26日(木)

朝6時半、保護者の方のお見送りをいただきながら箱根・鎌倉へ出発です!!。2日間たいへんお世話になる運転手の通称ジョニーさん、ツアーガイドの通称リリーさんの紹介を受け、朝の会。その後、レク係によるバスレクがスタート。はじめにクイズ「先生だあれだ」。3ヒントで答えますが難問も続出...ですが、担任は一発で当てました。さすがですねぇ。続く歴史ビンゴも日頃しっかり勉強している6年生はどんどん当ててあっという間にビンゴの続出!すごいです。

行ってきます いざ箱根・鎌倉へ DEF!

(※DEFとは児童が考えたD:誰とでも仲良く E:エンジョイ F:深め合う の意味)

▼1日目 生命の星地球博物館(小田原市)

 開館30周年を迎える博物館のスケールは大きく、幼稚園から高校生まで多くの学生が見学していました。(私も28年ぶりに修学旅行引率で訪れました。開館間もない当時よりさらに充実していました。)班別行動で生命の起源や地球の歴史についてワークシートを見ながら見学。実物大の標本やわかりやすい解説を興味深く見学していました。

46億年の歴史大河が流れる 生きとし生ける生命の星・地球博物館

▼ 箱根山越え

小田原から箱根強羅へ向けて山のぼり。一気に400m近くを箱根登山鉄道(写真は小涌谷付近)と交差しながら東海道を進んでいきます。美しい清流の景色に歓声があがりカメラで写真を撮る児童も。この後ガイドさんと歌った「箱根八里」6年生の歌声にガイドさんも感心していました!ちなみに、夕方の防災無線のチャイムは「箱根八里」でした。ご当地ソングに気づいた子供たちも驚いていました。

九十九(つづら)折りの坂進みゆく山のぼり 移ろう景色に声あげる子ら

この道は 思い込めた襷を胸に 100年の歴史をつなぐ駅伝コース

▼ 大涌谷

早雲山駅からロープウェイにのり大涌谷駅へ。あまりの高さと景色とともに硫黄の臭いが加わり車内は総立ち「ヤバい ヤバい」の言葉が連発。「生きている地球」を感じ、ただただ景色に呆然とする子供たち。自然観察路は火山活動活性化につき制限されていましたが、自然のパワーに感動。家族へのお土産も友達と相談しながら真剣に選んでいました。その場で黒玉子を買って食べる児童が誰もいなかったことには驚きでした。

聞いて極楽 大文字焼のガイドの声  見て地獄 噴煙立ち込める硫黄色の山肌

「これが地獄か」見たこともない景色に総立ちの子ら 到着直前 師の声に我に返りて あわてて座る

玉子形した洋菓子をポンポンとかごに入れ楽しい土産選び 延命伝説の黒玉子にはふりかえりもせず

▼ 芦ノ湖

午後になり広がってきた怪しい雲でしたが、修学旅行の運命の分かれ目となる箱根芦ノ湖遊覧船に無事乗船できました。新型(2019年製)の「Queen芦ノ湖」に乗船できラッキー。穏やかな湖上を速く進む船と船上から見える美しい景色に見とれていました。箱根の外輪山には霧が降りてきました。日頃山のない千葉県で生活する子供たちにとって見慣れない景色のため、さっき見た大涌谷の噴煙と思った児童もけっこういました。

秋風に吹かれ湖上を進む海賊船 霧降る箱根山を噴煙と見まごう

曇天であいにく富士山は見えませんでしたが、九頭龍神社の赤い鳥居がきれいでした。

▼ 箱根関所

歴史で学習した関所。リアルなジオラマに興味津々。弥次喜多道中のように東海道の旅人となりタイムスリップ。悲劇の「お玉伝説」の資料を見て江戸幕府の厳重な取り締まりの厳しさにしびれていました。全員が69段の階段を上り遠見番所から芦ノ湖を一望したり、下にいる友達や先生に手を振ったりと景色を楽しみました。

入り鉄砲に出女 リアルなジオラマと厳しき掟にしびれ 子らの歩み進まぬ▼ ホテル到着

1日が3日分に感じるほど充実した1日目の見学を終え、ようやくホテルに到着。挨拶後、ベッド付きの和洋室の部屋でくつろぎ、豪華露天風呂、夕食と大喜び。荷物整理が終わると子供たちを別棟にある温泉まで連れて行きます。そこで流れてきた最新の天気予報に2日目の行程を変更せざるを得ませんでした。夕食は全員同じ料理をいただきました。よく食べ、おかわりご飯もたくさんいただき、とてもおいしくきれいに食べていました。

休み処に流るる気象予報士の声に明日の行程変更迫られる 何も知らずに湯浴み楽しむ子らの気持ちいかんばかりか

ご当地グルメに舌つづみうち 思い出話に花咲く 夕餉のひととき

▼ 寄木細工

風呂と夕食を済ませ、今日の最後の活動「寄木細工」の体験です。ツアーガイドさんが講師になり説明を受け、3種類の寄木を組み合わせコースターをつくりました。納得する組み合わせをうんうん悩みながら考え、こだわりながら丁寧に作りました。世界で1つだけのコースターの完成です!

一コマが無限の組み合わせを生み出す 想い出のアルバムのような寄木細工

▼ 振り返りタイムと自由時間

活動後、今日1日を振り返り「俳句・川柳づくり」「小遣い帳」「日記」の記入を終え、フリータイム。ボードゲームで先生とも対戦し盛り上がりました。外は秋の虫の音。ゆったりと秋の箱根の夜が過ぎていきます。このあと明日の行程変更について児童へ話をしました。事前に下調べをして一生懸命考えてきた児童にとってがっかりなお知らせでしたが、冷静に状況を受け止めてくれました。

我に対戦を挑む子と真剣勝負 励ます子らの力を借り1勝す

漏れ出ずる子らの笑い声に合わせて鳴く秋の虫 

校長ブログNo179‐2 【再確認】気象警報発令時の登下校等の対応について

令和6年7月12日付で「気象警報発令時の登下校等の対応について」スクリレにより配信しました。

このホームページのホーム画面にも同内容を掲載してありますのでご確認をお願いいたします。

気象警報発令時の登下校等の対応について.pdf

来週からいよいよ10月に入りますが、まだまだ季節外れの暑さが続き、天気も不安定です。

南の海上には台風が発生し今後の情報に注意が必要です。

最新の台風進路情報はこちらから

 https://tenki.jp/bousai/typhoon/japan-near/

校長ブログNo179 白浜地区の史跡「木戸陣屋跡」

横芝光町図書館からのお知らせです。

企画展 『木戸陣屋跡 ~よみがえる海の要塞~』はこちらから

https://www.library.yokoshibahikari.chiba.jp/gallery.html

横芝光町図書館2階のギャラリーでは様々な企画展が催されていますが、このたび、白浜小学校区にある歴史的遺産「木戸陣屋跡」に関する企画展が開かれます。(10月5日(土)~12月8日(日))

本校、1階体育館側の東階段の上り口に「しらはまたんけんマップ」とタイトルが書かれた手作りの生活科マップがあります。いつ作られたかはわかりませんが、生活科の絵地図で学区の様子を絵地図で表したものなのでおそらく1・2年生の児童が学習で教師と共に作ったものと思われます。

この地図の上方(北側)「ごのかみ(五ノ神)」地区に「長屋門」という絵カードが貼ってあります。地元でも大切に受け継がれている史跡であることがわかります。この「長屋門」はもともと九十九里浜付近の屋形に位置していましたが、明治時代になりこの地の旧家が大切に受け継ぎ、現在の地に移築され現在でも使用されているとのことです。江戸時代、わたしたちの白浜地区は佐倉藩の所領でした。当時、江戸幕府政策で鎖国をしていましたが、日本を諸外国の侵略から守るために警備の必要性から「陣屋(じんや)」という建物を築いたとのことです。「長屋門」はその陣屋の入口にあった門だとのことです。開国と共に役目を終えた「木戸の陣屋」はわずかに他の土地よりも少し高く築かれた場所が残っているということがわかるくらいで、今は栗山川沿いの林野になっています。

 

江戸後期、太平洋岸に迫る異国船に対応するため、佐倉藩が下総国匝瑳郡木戸村(現在の横芝光町木戸)に「木戸村御小屋」と称する陣屋を築きました。本展では、木戸陣屋跡と幕末の海防について紹介します。(パンフレットより)

 

校長ブログNo178 秋は夕暮れ

日没後間もない夕焼け空です。(撮影日9月22日(日))朝からどんよりとして雨が降ったりやんだりした1日でしたが、1日の最後に贈り物のように美しい景色を見せてくれました。どんどん焼ける空の景色に見とれている間にも刻々と表情が変化していきます。鮭の切り身のような色合いのものもあれば、若草山(奈良県)の山焼きに見られる炎のような色合いのものもあります。この写真を撮影した後、さらに雲に夕日が反射してレースのカーテンのように細かい模様が刻まれたのですが、残念ながら写真に収めることができませんでした。

小学5年国語科教科書下巻(光村図書)P134「季節の言葉3 秋の夕(ゆうべ)」にも「枕草子」(清少納言)のあの有名な場面が掲載されています。

秋は夕暮れ。夕日のさして山の端いと近うなりたるに、烏の寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど、飛びいそぐさへあはれなり。まいて雁などのつらねたるが、いと小さく見ゆるはいとをかし。日入り果てて、風の音、虫の音など、はた言うべきにあらず。

願わくば、烏(カラス)や雁(かり)が夕焼けをバックに群れをなして飛んでいる光景を撮影したいものですが、実際にはそのような景色に出会うことがかなわず...もし撮れたらそのときに紹介したいと思います(苦笑)それとともに、この時期は童謡『ゆうやけこやけ』『七つの子』の他に、昔小学校で歌った文部省唱歌『かりがわたる』(現在、教科書には掲載されていません。)のメロディが思い出されます。

かりがわたる ないてわたる

鳴くはなげきか よろこびか

月のさやかな 秋の夜に

さおになり かぎになり

わたるかり おもしろや

上段の花の写真は、散歩中に見かけた秋の七草の1つとして知られる「葛(クズ)」の花です。今年は開花が早く、7月頃には咲き始めていたということですが、きれいな濃い紫色と薄い紫色の花が大きな緑色の葉っぱが茂る中に引き立ち、あちこちで見ることができます。ご覧のとおり、夏の暑さであっというまに生い茂り背丈が2メートル近くになります。クズはマメ科のつる草で、正式名称は「寒根葛(かんねんかずら)」といいます。クズの根にはデンプンが10~15%含まれており、葛粉として和菓子や料理の材料として使われます。また、クズの根は葛根湯(かっこんとう)の原料にもなり風邪のひき始めに効能があるといわれています。

こちらも小学4年国語科教科書下巻(光村図書)P38「季節の言葉3 秋の楽しみ」に山上憶良(やまのうえのおくら)の和歌と共に紹介されています。

学校近くの用水路沿いにも、秋の七草の1つである尾花(オバナ)(いわゆるススキ)の銀の穂が朝日を浴びて輝いていました。

 

山上憶良の歌 二首(書き下し文)

秋の野に咲きたる花を指折りかき数ふれば七種の花(あきののにさきたるはなをおよびをりかきかぞふればななくさのはな)(万葉集巻八・一五三七)

次の歌で詠んだ七種類の花が秋の七草の始まりと言われています。

萩(はぎ)の花尾花葛花瞿麦(をばなくずばななでしこ)の花 女郎花(をみなへし)また藤袴(ふぢばかま) 朝貌(あさがほ)の花(万葉集巻八・一五三八) 

七十二候「蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)」(9月28日〜10月2日頃)

外で活動していた虫たちが冬ごもりの支度をはじめる頃。虫たちは秋冬が終わるのを、約半年間も土の中で静かに待ちます。そして、啓蟄(けいちつ)(2025年は3月5日)の頃に再び姿を現します。今年の猛暑の影響ですから暦と実際の景色の差がありますが、これから秋らしくなっていくことでしょう。