校長ブログ
校長ブログNo23 「千産千消(ちさんちしょう)」旬の味覚を味わえる幸せ
「地産地消」はよく知られていますが、千葉県では「千産千消」という言葉もよく使われます。(地元でとれたものを地元で消費する「地産地消」を、千葉県の千に掛けて千葉県では「千産千消」とよぶ。) また、「千産全消」という言葉もある。(千葉県でと れたものを全国で消費していただく意味。)(千葉県ホームページより)
さて、5月の学校給食の献立では、「新たまねぎ」「新じゃがいも」「さやいんげん」が食材として使われています。(5月の給食献立表裏面より)
▼5月7日(火)の学校給食
ごはん ごぼうサラダ チキンカツ(ソース付) みそ汁 牛乳
★みそ汁の食材に「新たまねぎ」が使われています。
5月の献立表より「新たまねぎ」
みずみずしくて、やわらかく、辛みが少ないのが特徴です。生でもおいしく食べられます。白子町や大網白里市が有名な産地です。
今の時期、新たまねぎが旬で、店頭に多く出回っています。
▼5月8日(水)の学校給食
中華麺 ツナとわかめのサラダ はなシューマイ 塩ラーメンスープ 麦芽(ばくが)ゼリー 牛乳
昨日、茂原へ出張でした。学校へ戻る道中、白子町の畑では新たまねぎの収穫真っ最中。畑で作業する姿や、ネットにギッシリとつめられた大玉の新たまねぎを目にしました。旬の味覚を味わえるのは最高です。幸せをかみしめながら今日も学校給食をおいしくいただきました。感謝。
校長ブログNo22 5年算数科「立体の体積を工夫して求めよう」
最近の授業の様子から
5年生 算数科「立体の体積を工夫しての求めよう」
これまで直方体や立方体の体積の求め方について学習しました。今日は、凸凹型をした複合図形の体積の求め方について考えます。学習した知識を活用して求め方を考えます。
まずは自分で。凸凹の立体をじっと眺めてみるとあることに気づきました。凸凹の複合図形に補助線を引いてみると…直方体や立方体に分けることができます。
このことに気づけば、それぞれの直方体や立方体の体積を求めて組み合わせたり、大きな立体からへこんだ部分の体積を引いたりすることにより、凸凹の立体の体積を求めることができそうです。
友達同士でお互いの考え方を伝え合い、実際に計算して求めてみます。
直方体や立方体の体積の求め方の公式を用いて丁寧に計算していきます。
黒板では、同じ複合図形の体積の求め方について色々な考え方を発表しています。
最後に、友達の考え方を共有することで自分とは違った色々な求め方の工夫があることがわかりました。
また、グループで1㎥(1立方メートル)の立方体を実際に作り、どれくらいの大きさなのか体感する活動もしました。
友達と協力しながら実際に作ってみると、なかなか難しいです。辺を1つずつ組み合わせて作っていくグループや、展開図のように床にすべての辺をつなげてから立体として起こしていく方法など様々な作り方が見られました。みんなで考えることにより、理解が深まった時間でした。写真をよく見ると、教室そのものが巨大な直方体です。教室という立体の中で、子供たちが1㎥の立方体を作っているようにも見えます。
校長ブログNo21 1年生と2年生でなかよく学校たんけん(生活科学習)
5 月2 日(木)1 ・2年生は、生活科学習「学校探検(「1年生とにこにこたのしいかい」)をしました。昨年入学した2年生9名が1年生23名をガイドしながら学校の中を探検し、教室がどんな部屋として使われているのか見て回りました。入学して間もない1年生にとって小学校は広くて未知の世界。1年生の教室の他の教室はいったいどんな感じなのか。何をしているのか。どんな先生や上級生がいるのか。一緒に探検してみましょう。
とっても明るく元気な「さんぽ」の歌声が職員室まで届き、歌声に誘われて思わず教室まで来てしまいました。すばらしい学習が始まりそうです。
学習の流れを全員で確認して、さっそくグループ(1・2年生混合)ごとに出発です。
部屋ごとに探検した場所を地図で確認し、シールをはります。「やったぁ!シールゲット。」
他にはどんな教室があるかな?わくわくドキドキ。次の教室へ行ってみよう。
ええと...ここは...「放送室」漢字で書いてあるけれど、2年生が「ほうそうしつ」と教えてくれました。さっすがー!!
初めて入る部屋です。「どんなふうになっているのかな。」お昼の放送はここから流れているんだね。
ここは「はいぜんしつ」だって。給食はここで準備をするんだね。今日の献立もあるよ。
「ここはなんの部屋かな?」部屋の扉に貼ってあるカードの平仮名を一生懸命読んでいます。校長室です。「校長先生の好きな食べ物はカレーライスって書いてあるよ(笑)」お客様が来校するまでの間、部屋の中を案内しました。「うわあ大きな机!パソコンだ!校長先生ここでお仕事をしているんですか?」
「職員室にはたくさんの先生方がいるんだね。」教頭先生をはじめ...写真を見て、「あ~知っている。〇〇先生だよ!朝、『おはようございます』ってあいさつしたよ。」「みんなどんなお仕事をしているんだろう。」まだまだ探検は続きます。
1階を探検したら2階へGo!「3年生から6年生は、むずかしい勉強をしていたね。」たくさんの教室を全て見て回ることができました。それぞれの教室ではいろいろな活動をしていましたね。白浜小学校のことがたくさんわかってうれしいなな。
終わりの会では、なんと2年生からステキなおくりものがありました。
「入学おめでとう。わたしたちが育てた『アサガオのたね』です。大事に育ててくださいね。」
「アサガオを育てるのが楽しみだな。」2年生のお兄さんお姉さんどうもありがとうございました。1・2年生の教室以外の場所もたんけんで知ることができてとってもよかったよ。
1年生は今日の探検で今まで知らなかったことを知り、発見があったことでしょう。今まで以上に楽しく学校生活を送ることができそうです。2年生は時間内に1年生が全ての教室を回れるように上手にやさしくガイドすることができましたね。また、はっきりとした声、生き生きとした表情など、とても頼もしく見えました。最後に笑顔で記念写真をパチリ!!
校長ブログNo20 おひさまにこにこ
ギラギラギラギラギラギラ真夏日が続いた連休も今日が最終日。1年生が描いた「にこにこお日さま」の絵です。
にこにこにこにこにこにこ実にカラフルでいろいろな形のバリエーションにとんだ「おひさま」です。八つ切画用紙にクレヨンで描きました。1年生のお日さまは、ギラギラではなく「ヤッホー」「お元気?」「ワッハッハ~!」と明るく元気な声が聞こえてくるような、ぽかぽかとやさしく照らしてくれるお日さまです。なんだか一緒にお話ししたり遊んだりしたくなるようなお日さまです。こんなお日さまに毎日見守られながら楽しい学校生活を送りたいです。明日は久しぶりの学校です。静かだった学校に子供たちの元気な声と笑顔が戻ってきます。元気に会えることを楽しみにしています!!
校長ブログNo19 子供たちの健やかな成長を願って
▼5月2日 学校給食 5月5日「こどもの日」にちなんだ行事献立
ごはん 野菜の和え物 サケちゃんちゃん焼き 若竹汁 かしわもち 牛乳
連休に入り夏の陽気が続きます。今日5月5日は「立夏(りっか)」。暦の上では夏になります。まさに暦どおりの暑さ。今日も真夏の陽気になりそうです。さて、給食の写真右下にある柏餅(かしわもち)(わかりやすいよう、こいのぼりのイラストの包装から中身を出して撮影しました。学校給食の柏餅には柏の葉がついていませんが、中は小豆あんです。)が前もって配食されました。今日、5月5日は祝日「こどもの日」。祝日法では「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日」を趣旨としています。また、5月5日は「端午の節句」ともいいます。
下の写真はひまわり学級のこいのぼりの掲示です。
現代では子供の健やかな成長を願う行事ですが、古くは「端午の節句」は中国から伝わりました。日本で柏餅(かしわもち:小豆あんをくるんだ白い餅を柏の葉で包んだ菓子)や、ちまき(粽:葛粉や米粉で作った餅を笹の葉でくるんだ菓子)が食べられるようになったのは、江戸時代中頃といわれています。柏の木の葉は、新芽(を子供に見立てた)が出るまで古い葉(を親に見立てた)が落ちないという特性から、「家系が絶えない」「子孫繁栄」と結びつけたといわれています。柏餅やちまきは、縁起のいい食べ物として定着しました。
端午の節句(たんごのせっく)
男子の成長を鯉のぼりや五月人形を飾って願う節句。かつては若い女性が菖蒲(ショウブ)などで葺(ふ)いた屋根の下で身を清め、厄を祓(はら)う風習だった。江戸時代から菖蒲(ショウブ)が武道を意味する尚武(しょうぶ)につながり、男子の節句となった。また、厄除けや丈夫な身体を願って入る菖蒲湯(しょうぶゆ)の風習もある。
にっぽんの歌と共に「こどもの日」の趣旨をたどってみましょう。
童謡「せいくらべ」(作詞:海野 厚 作曲:中山 晋平 1923年(大正12年))の歌詞にも登場します。
柱のきずは おととしの 5月5日の 背くらべ 粽(ちまき)たべたべ 兄さんが
計ってくれた 背のたけ きのうくらべりゃ 何のこと やっと羽織の 紐のたけ
こどもの日にちなんだ曲は他にも…
童謡「こいのぼり」(作詞:近藤宮子 作曲:不詳 1931年(昭和6年))
屋根より高い こいのぼり 大きい真鯉(まごい)はお父さん小さい緋鯉(ひごい)はこどもたち おもしろそうに 泳いでる屋根より高い こいのぼり 大きい緋鯉はお母さん小さい真鯉はこどもたち おもしろそうに およいでる
文部省唱歌「こいのぼり」(作詞 不詳 作曲 弘田龍太郎 1913年(大正2年))
5年生の音楽科の教科書に掲載されています。
甍(いらか)の波と 雲の波 重なる波の 中空(なかぞら)を
橘(たちばな)かおる 朝風に 高く泳ぐや 鯉のぼり
歌詞は、当時の時代背景が色濃く感じられる内容です。鯉が滝を上って竜になる中国の伝説「登竜門」が元になっているといわれ、男の子が「こいのぼりのように雄大な姿に成長するように」という立身出世の願いが込められています。
「端午の節句」と並び3月3日の女子の健やかな成長を願う「上巳の節句」(ひなまつり)があるように、時代は変わっても、子供たちの健やかな成長を願う私たちの願いがこめられていますね。
▼ 白浜小学校の校舎をバックに悠々と泳ぐこいのぼりをイメージして描きました。