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校長ブログNo33 「おはなし聞かせて」白浜小読み聞かせボランティアの皆さんの紹介

おはようございます。ここは白浜小学校図書室です。朝7時45分の昇降口解錠に合わせて登校した児童が教室へ上がり、少し落ち着いた時間です。その頃「白浜小学校読み聞かせボランティア」の皆さんが、ぞくぞくと2階の図書室へ集まってきました。今日5月14日(火)は今年度の「読み聞かせ」(月1~2回 第1・3火曜日を中心として活動)第1回目です。長いコロナ禍によりしばらく活動を休止していましたが、昨年度再開して2年目になります。

みなさん朝早くから子供たちのためにありがとうございます。始まりの時間までまだ少しありますので、その間に集合写真を視聴覚

読み聞かせが始まるまでの間、簡単ですが読み聞かせボランティアの活動について紹介させていただきます。

「白浜小学校読み聞かせボランティア」は長年にわたるボランティア活動で、11年前の2013年(平成25年)に町から表彰されています。(表彰状は図書室に飾られています。)すごいですね!!ボランティアのメンバーは、現在在学しているお子様の保護者や、卒業生の保護者、そして、メンバー募集中のチラシを見て、ぜひ一緒に活動したい!子供たちの喜ぶ顔を見たい!などの理由から、なんと町外からもぜひ読み聞かせをやりたいという熱い思いをもってお話会のメンバーに入られた方もいらっしゃるとのことです。

ただいまメンバー大募集中(先日チラシとスクリレでも配信しました。)ご希望される方はドシドシ学校までご連絡ください。

紹介している間に...♬ キンコンカンコーン 午前8時です。それでは、ボランティアさんよろしくお願いいたします。今年度の「お話読み聞かせ」♬はじまり はじまり~~~♬

6年生『ふるやのもり』

5年生『くものす おやぶん とりものちょう』 

4年生『いくら なんでも いくらくん』

 3年生『スーフと白い馬』

2年生『ろくべえまってろよ』

1年生『すごいぜ ほんのちからって モーリスのおうちはライブラリー』

どの学年もお話の世界に引き込まれて真剣な表情で聞いていましたね。次回も楽しみにしています。白浜小読み聞かせボランティアの皆様、今年度もどうぞよろしくお願いいたします。

 

校長ブログNo32 学校給食の歴史と役割

昨日の給食委員によるクイズ「牛乳は、給食で出されることが法律で決められている。YesかNoか」。答えは「Yes!」毎日飲んでいると当たり前になってしまいますが「学校給食法」で定められているのです。(学校給食における「学校給食摂取基準」では、カルシウムの摂取量を一日に必要な量の50%を基準値としており、牛乳(200ml)は1度でカルシウムを多く含み吸収率も高い栄養がとれるからです。)今日は、いつもの献立の紹介のほかに、学校給食の歴史と役割についても触れたいと思います。では、まず最近の献立の紹介から。

▼5月13日(月)学校給食

ご飯 大根サラダ 豚肉の生姜焼き 豆腐とわかめの味噌汁 パインアップル 牛乳 

日本の学校給食の歴史は、なんと!白浜小学校創立の年と同じ1889年(明治22年)にさかのぼります。当時の日本は貧しく、おにぎり、焼き魚、漬物といった昼食が山形県内の小学校で無料で提供されたことに始まります。さらに、第二次世界大戦後、日本は食糧不足で栄養失調により餓死する子供がたくさんいました。アメリカをはじめとする諸外国から小麦を、国連児童基金(Unicef ユニセフ)から脱脂粉乳の援助を受け、やがて全国に給食が広まりました。1954年(昭和29年)には「学校給食法」が制定され、児童に必要な栄養が摂取できるよう基準が定められました。さらに驚くことに、主食(パンまたは米飯)・おかず・牛乳が3つ完全にそろって提供される「完全給食」は唯一千葉県だけとのことですから、とても恵まれていますね。(文部科学省調べ)

▼5月14日(火)学校給食

ひじきご飯 もやしのごま酢和え ほっけ一夜干し フルーツヨーグルト 牛乳

 過去のブログでお伝えしたとおり、本校の給食は横芝光町学校給食センターから届くと用務員さんが1人で配食します。

4月下旬ある日、朝から職員室で献立表を見ながら何かを書いていました。いったい何を書いているのでしょうか? 

その日の献立名と盛りつけ方を書いていました。さらに赤・黄・緑のペンで色分けしています。しかし用務員さんが好きな色で塗っているのではなさそうです。「3色分類法」という栄養の種類ごとに色分けしていました。

【赤】体をつくるもとになる( 肉、魚、卵、大豆、牛乳・乳製品など)
【黄】エネルギーのもとになる (米、パン、めん類、いも、砂糖、油脂類など)
【緑】体の調子を整えるもとになる( 野菜、きのこ類、果物など)

完成するとこんなふうに1階配膳室前に掲示します。朝、登校した児童が教室へ行く前に必ず通る場所でもあり、「今日の給食は何?」と楽しみに見ているそうです。

  最後に、今日水曜日とあさって金曜日は出張のため、残念ながら給食の写真紹介ができません。先日紹介した「千産千消」の食材「新タマネギ」は、今日の「たれつき肉団子」の食材として使用されます。(5月は21回中15回も新タマネギが食材として使用されます。先日5月12日(日)白子町で「たまねぎ祭り」が行われ、九十九里浜の潮風を浴び、甘くみずみずしい大玉の新タマネギがずらりと並んだ様子がテレビや新聞で報じられました)金曜日は「たけのこの味噌汁」です。今、旬の「タケノコ」(漢字で書くと竹の子または筍(「たけかんむり」に「旬」と書きます。おもしろいですね。)が使用されます。筍は21回中6回使用されます。

「新タマネギ」と「たけのこ」は、どちらも3色分類では「緑色」(体の調子を整えるもとになるもの)に分類されます。「食生活が自然の恩恵の上に成り立つものであるということについての理解を深め、生命及び自然を尊重する」ことも「学校給食法」の7つある目標のうちの1つとして掲げられています。旬の味覚を味わいつつ、毎日提供される栄養満点の学校給食を感謝していただきたいですね。

校長ブログNo31 新学年こんなことをがんばります(3・4年生)

3年生の学級目標

1年間一生懸命やりたいこと(廊下掲示)を紹介します。

【全体として】ドッジボール、野球などのスポーツをがんばる。友達みんなと話す時間を大切にしたいそうです。

【学習】特に算数と新しく学習が始まる書写(毛筆)を頑張りたい児童が多いです。

算数科の授業では、2年生で学習した「かけ算」を応用して、「わり算」について学習しています。2年生で一生懸命学習した「かけざん九九」は今でもすらすら唱えることができるかな?覚えにくいかけ算の段は、もう一度家で復習してみましょう。おうちでも、ちょっとした時間に「はい、6の段を言ってみよう!」などぜひ聞いてみてください。書写の授業は用具の使い方を学習し、毛筆の学習が始まりました。

3年生の授業風景

外国語活動(英語)の授業の様子です。日本人による外国語指導の先生と担任の2人で指導にあたっています。先生の英語をよく聞き、内容を理解して答えていました。

3年生になり始まった総合的な学習では「横芝光町の観光大使になろう」と称して、わたしたちの住む町のことをタブレットを使って一生懸命調べていました。

つづいて4年生です。

4年生の学級目標 

4年生のがんばりたいことを見てみましょう。

【学習】国語(漢字)や算数(計算)を頑張るが最も多い。理科や体育などの教科も。ノートをきれいに書く。家に帰ったらすぐに勉強する。宿題や家庭学習の時間を増やし、毎日やると具体的な目標も見られます。

【生活】早寝早起きが最も多い。挨拶、歯磨き、風呂に入る、時間を守るなど基本的生活習慣をしっかりと身につける大切さを感じています。

【家庭では】ごみ捨て、洗濯やそうじ、洗い物などの手伝い、習い事、スポーツの練習を頑張りたい。

【その他】持ち物を確認して忘れ物をしない、ペットの世話、整理整頓など頑張りたいことが書いてありました。

4年生も3年生と同じく自立心がより強くなり、学校では高学年の仲間入りを意識していることがうかがえます。

4年生の教室にはこんな掲示もありました。「正範語録(せいはんごろく)」私は初めて知りました。調べてみると、作者不詳と言われていますが、戦国武将である武田信玄が遺した言葉ともいわれています。子供たちが自立して生きていく上で大切なことが書かれています。当たり前を当たり前にやることは簡単なようで実に難しいものです。人間が自立して社会を営んでいく上で大切なことが書かれていますね。担任の願いがこめられているのでしょう。

4年生は、運動会の「めあて」を書いていました。担任が確認後、色塗りをしました。

 

【3・4年生の発達段階の特徴】学校生活にもすっかり慣れ、心身ともに成長する大切な時期です。自我が確立され始めます。色々なことに興味をもち好奇心旺盛になります。自立に向けて1歩踏み出し、「自分でやってみる」「1人でもできる」という言葉も増えてきます。成功体験を積み、本人が自信をもって取り組めるよう学校でも支援していきます。4年生になると本人の自主性に任せる場面も増えてきます。学習では3年生までの基礎的な知識を基盤にして4年生からはこれまでの基礎基本を活用した応用的な学習の内容も入り高度になってきます。友達との関わりが増え、集団で行動することも多くなります。人とのかかわりの中でこれまでとは違った価値観に出会い、色々な経験が自分の糧となり成長する時期です。

校長ブログNo30 響け歌声! 入学・進級から1か月

 1年生が入学して1か月。好奇心旺盛でいろいろなことに興味をもち、教室に立ち寄るといつも挨拶や声をかけてくれる笑顔いっぱい、元気いっぱいの1年生です。学校生活に1日でも早く慣れたい気持ちが体中にみなぎっています。

「広報よこしばひかり5月号」表紙に、入学式(退場の光景)が写真掲載されました。

↓ 表紙はこちらから。(広報5月号前ページは町ホームページへ)

https://www.town.yokoshibahikari.chiba.jp/uploaded/attachment/27123.pdf

さて、入学式の入場曲「1年生になったら」(作詞:まど・みちお 作曲:山本直純)について。(作詞のまど・みちおさん(1909-2014)は童謡「ぞうさん」で知らる。作曲の山本直純さん(1932-2002)は童謡「こぶたぬきつねこ」で知られる。)

私も、校長式辞の中で冒頭部分を歌い紹介しましたが、歌詞に「1年生になったら 友達100人できるかな」とあります。今年度23名の1年生を迎えて全校児童が104人、教職員も合わせると127人になります。まさにこの歌がピッタリです。よく知られた歌ですが、絵本もあるのです。壁谷 芙扶(かべやふよう)さんのすてきな絵とともに繰り広げられる歌詞の世界にわくわくします。友達100人でやりたいことがこの曲では出てくるのですが、

1番 100人でおにぎりを富士山の上でぱっくんぱっくんぱっくんと食べたい。

2番 100人で日本中をひとまわり どっしんどっしんどっしんとかけたい。

3番 100人で世界中をふるわせて ワッハハ ワッハハ ワッハッハと笑いたい

 みなさんだったら100人でどんなことをしたいですか。 

富士山でおにぎり? 日本中をかける? ワッハッハ~と笑う?どれもやりたい!ですが、私は全校児童と教職員で歌いたいです。本校が掲げる「あいさつ・歌声・花いっぱい」白浜小の素直な子供らしさが「歌声」に表れるといいなと思います。5月の歌は「ゴーゴーゴー(運動会の歌)」(作詞:花岡恵 作曲:橋本祥路)。子供たちにも人気の曲です。赤白に分かれて自分のチームはもちろんのこと、赤白共にかけあう応援合戦が繰り広げられます。響け歌声! 

入学後の1年生の様子をご覧ください。

 今日13日(月)は、あいにく「5月の嵐(メイストーム)」が荒れ狂うスタートとなってしまいました。ツバメたちも嵐の中でびしょ濡れになりながら羽を休め、空を見つめるばかりでどうすることもできません。

一昨日の奉仕作業を終えたグラウンドはすっきりしていますが、池です。

傘は雨の中登校したご主人様(子供)を傘立てで体を乾かしながら静かに待ちます。

児童の登下校の安全確保のため、昨夜、スクリレで気象情報と安全第一の登校についてお知らせしました。急にもかかわらず、本日の登下校へのご協力ありがとうございました。徒歩の方もお車で送迎の方もどうぞ交通安全には十分お気をつけください。明日は天気が回復し、晴れの予報。日中は気温も上がりそうです。児童が元気に学校で過ごせるよう、朝の会における健康観察で確認をして1日をスタートしたいと思います。ご家庭でも引き続きご協力よろしくお願いいたします。

校長ブログNo29  新じゃがいも「千産千消」の学校給食(その2)

▼ 5月9日(木)の学校給食

ごはん アスパラソテー あじフライ おろし汁 牛乳 

 ▼ 5月10日(金)の学校給食

古代米(こだいまい)ごはん にんじんサラダ カレー バナナ蒸しパン 牛乳

※カレーの食材に千産千消の「新じゃがいも」が含まれています。

 「新じゃかいも」小ぶりでみずみずしく、皮が薄いのが特徴です。ビタミン類が豊富で、やわらかく火の通りが早いため、調理しやすいです。

また「古代米」とは、現代において栽培される稲の品種のうち「古代から栽培していた品種」「古代の野生種の形質を残した品種」をいいます。近年の健康意識の高まりにより注目を集めています。現代の白米と比較し、たんぱく質・ビタミンB1・B2、ナイアシン、鉄、カルシウム、マグネシウムなどの栄養素が豊富に含まれています。

学校給食での主食として「ごはん」が多く提供されます。4月の献立表(裏面)にあるイラストです。

今から25年前(1990年代後半)のこと。当時の子供たちがよくこんなことを言っていました。「おじいちゃんやおばあちゃんに、ご飯粒を残したら目がつぶれるぞ!って言われるから残さないように気をつけている。」と。友達同士、お互いにご飯粒のこしていない?など食器の中身を確かめている旧光町の子供たちとの忘れられない給食の光景です。また、当時は米どころであるので、現在のようなパンの提供がなく、毎日おいしい白米または麦ごはんが提供されていました。

農耕民族の日本人の伝統的な言い伝えですが、ご飯茶碗にご飯粒を残さないことは、農村地帯でなくても一般的な家庭でのしつけの1つです。つまり、「食べ物を無駄にしないで感謝の気持ちをもちましょう。」という日本文化の良さが今でも引き継がれている表れでしょう。