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校長ブログNo18  胸を打たれるほどの白浜の美

5月4日は、祝日「みどりの日」。祝日法では「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心を育む」ことを趣旨としています。4月29日付校長ブログで掲載したように、平成時代の一時期1989年~2006年は4月29日が「みどりの日」でした。「豊かな心」は学校教育目標にある「心豊かに」と同意です。豊かな感性が育ちやすい、やわらかな心をもつ今こそ、子供たちには自然や芸術・文化・スポーツなどの体験を通して、心豊かに成長することを願います。それにしても白浜小学校に着任して以来、美しい自然に毎日胸を打たれます。「校歌」は、1番から4番まであり、春夏秋冬の季節が歌われています。夏の白浜っ子を描く2番の歌詞を紹介します。「雲のみね 白く輝き 九十九里の 夏の潮 おお友よ きそいつつ 育とうよ 怒涛に負けぬ身体に そうだ 白浜小に学ぶ子は たくましい 海のしぶきに」先日、学区にある尾垂ヶ浜に立ち寄りました。白浜小学区を紹介するときに話をすると、この地になじみの薄い方からは「知らなかったです。こんなすばらしい景色と、史跡があるなんて!!」と驚かれます。私たちのふるさと白浜の美しい自然と史跡をいつまでも大切にしたいものです。(写真上段は尾垂ヶ浜、下段は上陸の地にある不動明王尊像)

 

横芝光町指定史跡(平成10年4月23日旧光町指定)表示板より

「成田山御本尊不動明王御上陸之地」天慶(てんぎょう)の乱(平将門の乱(たいらのまさかどのらん))の時、将門調伏の祈祷のため寛朝(かんちょう)大僧正が京都から海路、不動明王尊像を奉持して、ここ尾垂ヶ浜に上陸しました。その不動明王尊像は、現在の成田山新勝寺の御本尊です。」

【参照:ちば観光ナビHP】

https://maruchiba.jp/spot/detail_10238.html

5月1日(水)の学校給食

コッペパン(ベリーベリージャム付)キャベツサラダ(サウザンドレッシング付)マカロニグラタン レタスとたまごのスープ 牛乳

 

校長ブログNo17  しあわせいっぱい らんどせるにつめて はつらつと まっすぐに

予報どおりぐんぐん気温が上がり汗ばむ陽気でした。新緑と青空に鮮やかな花の色が映え、全国各地から牡丹(ボタン)、藤(フジ)、花水木(ハナミズキ)などの花の便りが届きます。この時期、庭木や街路樹として満開となる花が「ツツジ(躑躅)」です。鮮やかなピンク、白、赤紫色など様々な色で楽しませてくれます。ツツジの花言葉には「慎み」「節制」「努力」などがあります。また、色別によって花言葉が違うそうです。白浜小のツツジも満開で見頃です。(写真上段:ツツジと昼休みに遊ぶ子供たち 下段:観察池のハス

 

今日5月3日は、祝日「憲法記念日(けんぽうきねんび)」祝日法では「日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する」ことを趣旨としています。私たちの生活の基盤となり、深く結びつきがあるのが「日本国憲法」(1946年(昭和21年)11月3日公布。1947年(昭和22年)5月3日施行)です。6年生は社会科で学習します。さて、子どもに視点を移すと、昨年4月に「こども家庭庁」(Children and Families Agency)が発足し、すべてのこどもや若者が将来にわたって. 幸せな生活ができる社会を実現するため、「こども基本法」が施行されました。5月5日~5月11日は「こどもまんなか児童福祉週間」です。

本校でも、今年度の保護者全体会で話したとおり、子供たちが安全に安心して学校生活が送れるように保護者や地域の皆様と共に教職員一同力を合わせて大切に育んでいきます。学校だより「さざなみ」2号(5月2日スクリレ配信)の紙面で紹介したスクールカウンセラーを活用した「SOSの出し方教育」の実施や、全児童を対象にアンケートをとり、担任による「教育相談面接」を実施し、子供たちが困っていることを相談しやすい環境づくり進めています。保護者の皆様も、お子さまのことで相談したいことがございましたらどうぞご遠慮なくご連絡ください。

~しあわせいっぱい らんどせるにつめて はつらつと まっすぐに~

鉛筆「SOSの出し方教育」鉛筆

子供が、「現在起きている危機的状況、又は今後起こり得る危機的状況に対応するために、適切な援助希求行動(身近にいる信頼できる大人にSOSを出す)ができるようにすること」、「身近にいる大人がそれを受け止め、支援ができるようにすること」を目的とした教育です。警察庁調べによると、小中高生の自殺者数は513人(令和4年は過去最多の514人)と深刻な問題です。児童生徒の自殺予防教育プログラムの1つとしても実施しています。

 

校長ブログNo16 ペダルこぐ ぼくのあいぼう ヘルメット

5月2日(木)今日も1日無事学校生活を終え、子供たちは集団下校しました。ご覧のとおり、歩道のない道路のグリーンベルトを、1列歩行ではみ出さないように班長さんを先頭に安全に気を付けて下校していきました。

明日から大型連休後半(5月3日~6日)です。連休前半は、交通事故(車の事故、踏切事故)、山の事故(遭難)、水の事故(溺死)などの悲しい事故がニュースで報じられました。

小中学生の事故防止で特に気を付けたいのが、自転車による事故です。

ご存じのとおり、昨年、道路交通法が改正され、自転車についてのルールが大きく変わりました。(令和5年4月1日より施行)再確認したいと思います。

今日のタイトルの「ペダルこぐぼくのあいぼうヘルメット」は昨年度の交通安全運動スローガンです。

重要「命を守る乗車ヘルメット」を積極的に着用するようにしましょう。重要

 注意【自転車の運転者が必ず守らなければならないきまり】注意

1 自転車を運転する際は、運転する方がヘルメットをかぶることに努めなければならない。

2 自転車を運転する際は、同乗する方にもヘルメットをかぶらせるように努めなければならない。

3 保護者等は、児童や幼児が自転車を運転する際は、ヘルメットをかぶらせるよう努めなければならない。

ヘルメットをしていないと、これまでの事故例から次のようなことがわかっています。

注意ヘルメットをしていない人の致死率はヘルメットをしている人よりも約1.9倍高い。

注意頭部を損傷することが重大な事故につながる。ことがデータからわかっています。

万が一の事故に備えて損害賠償責任保険等に加入しましょう。

【参考資料】以下のリンクから

●警察庁HP「自転車は車のなかま~自転車はルールを守って安全運転~」

https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/bicycle/info.html

●千葉県警察HP「自転車の交通ルール」

https://www.police.pref.chiba.jp/kotsusomuka/traffic-safety_defend-05.html

ちばサイクルルール.pdf

すべての世代でヘルメットの着用を!.pdf

昨日の冷たい雨の影響で今朝はいつもより気温が下がりひんやり感じました。相変わらす今日も風が強く、校庭の掲揚台の旗が「前へならえ!」をしているかのようにバタバタと音をたててなびいていました。進級・入学してから間もなく1か月が経ちます。児童もご家庭の皆様も疲れが出やすい時期です。どうか無理されず、心身を休めてゆっくり過ごしたり、思い思いの休日をすごしたりと、充実した休日をお過ごしください。くれぐれも健康と安全には十分お気を付けて!!週明けからは「運動会練習」「陸上練習」「水泳学習」とたくさんの体育的行事が続きます。気温の上昇と共に児童の健康管理が一段と大切になってきます。次回の登校日は5月7日(火)。子どもたちの元気な「おはようございます!!」の挨拶で1日が始まることを楽しみにしています。

 

 

 

校長ブログNo15 夏も近づく八十八夜

♪ 夏も近づく八十八夜(はちじゅうはちや) 野にも山にも若葉が茂る あれに見えるは茶摘みじゃないか 茜(あかね)だすきに菅の笠(すげのかさ) (文部省唱歌「茶摘み」より)

風薫る5月に入りました。雨で始まった5月1日ですが、ゴールデンウィークは晴天が続き、気温もぐんぐん上がるようです。5月は漢字で書くと「五月」=「ごがつ」のほかに「さつき」とも読みます。さつきは「皐月」と書き「早苗月(さなえづき)」を略したものとも言われます。苗代で育った稲の苗を植える月という意味だそうです。

さて、5月1日は立春(2月4日)から数えて88日目にあたります。先日紹介した七十二候の「霜止出苗 (しもやみてなえいずる)」(4/25~4/29)を過ぎ、だんだん暖かくなり、霜が降りなくなり、苗が健やかに育つ頃です。種もみが芽吹きすくすく伸びるこの時期、田植えの光景をよく見かけるようになりました。農家の方たちはこの日を目安に苗代づくりや種もみおろしなどの農作業を行うそうです。

八十八の文字をよく見て見ましょう。組み合わせると「米」になります。漢字の「八」は末広がりと言われ縁起がいい数字です。茶摘みの最盛期でもあり、八十八夜(5月2日前後)に摘み取られたお茶は良質で長生きする縁起物といわれています。

お茶の産地というとみなさんどんなところが思い浮かびますか?静岡、狭山(埼玉)、宇治(京都)などなどありますが、実は 千葉県にもお茶の産地があります。江戸時代の佐倉藩にちなむ「佐倉茶」「八街茶」などです。佐倉藩の重臣、倉次亨(くらなみ・とおる)氏(1829~1905)が明治時代になり廃藩置県で佐倉藩がなくなってしまうと旧藩士のために佐倉に産業を興そうと製茶業に着手し、かつては静岡県に次ぐ茶の産地にまでなったそうです。しかしその後、落花生栽培に移り変わり今では生産量も減ってしまいました。しかし現在でも茶畑が見られるところがあります。JR総武本線・八街駅を成東方面へ出発すると、次の日向駅(山武市)までの間、左手に広大な茶畑が車窓から見られます。ぜひ近くを通るときは気にかけてみてください。なだらかな斜面に若草色の新芽が映えとても気持ちのよい景色が見えることでしょう。新茶の季節、気持ちもゆったりとおいしいお茶を味わいたいですね。

最近では4月28日のテレビ番組でも紹介されていました。

https://www.fujitv.co.jp/chiba_okurimono/archives/240428.html

 

校長ブログNo14  給食前の校長の仕事

このブログでお伝えしている学校給食。私は、「食は全ての基本」と考えています。先日お伝えした学校給食センターの方針にもあるように、成長期である児童生徒にとり、栄養のある食事は健康な体の基礎をつくるものだからです。

給食センターから配付される「献立表」を毎日確認しているご家庭も多いと思います。我が家も昔と変わらず冷蔵庫に貼ってある「献立表」を見て「ねえ、ABCスープって書いてあるけれどどんなスープ?」なんて子供に聞くことがあります。子供の説明を聞き「なるほど」と答えるものの、どんな盛り付けでどんな風味かは実際に食べてみないとわからないことだらけです。「献立表」から想像するのも人それぞれ。さて、4月8日(月)始業式の日、2年生の学級開きの自己紹介の場面で「好きな食べ物」を紹介するシーンでのこと。お母さんが作ってくれる食事を紹介する児童も何人かいたのですが、学校給食の好きなメニューを紹介している児童も多かったです。中でも1番多かったのは「納豆和え」。「納豆」は人により好き嫌いがあるので、えらい子供たちだなあと感心して聞いていました。休み時間に子供たちが「おいしいよ!なっとうあえって。」と口々に教えてくれます。「納豆和え」が配食される日が楽しみです。ご家庭でも「ただいまあ。今日の給食おいしかったんだよ!!」なんて話をする日があることでしょう。保護者の方は「献立表」や名前だけでは「どんな盛り付けかな?」「このメニューは初めてだわ。どんな食事かしら?」「きちんと残さず食べているかな?」などなどたくさんの「???」があり気になってしまう方も多いことでしょう。今後もときどき写真を載せながら紹介しますので、ぜひご家庭でもお子さまとコミュニケーションをとるきっかけとしても活用してみてください。

さて、今日お伝えするのは、子供たちが給食を食べる前にしている校長の私の仕事です。何だかわかりますか?

そうです。「検食(けんしょく)」です。「検食」とは…

「学校給食法」で定められている。児童が給食を食べる30分前までに、学校の責任者(主に管理職)が検食を行う。

◎人体に有害と思われる異物の混入がないか、調理過程において加熱等が適切に行われているか食品の異味・異臭等の異常がないか一食分として量が適当か味付け・香り・色彩等が適切かを検査する。そして、検食を行った時間、特記事項がある場合、検食者の意見や検食の結果を記録しなければならない。とされています。

本校では、午前11時過ぎに学校給食センターの配送車が学校に到着し、用務員さんが1人で全校児童と教職員へ配食する作業を行います。検食は児童が給食を食べる30分前ということですから、平常日課では11時30分までには検食用の給食を配膳して私のところへ1番に届けてくれます。校長室で1人で「いただきます。」と挨拶をしてから気持ちを集中させて「検食」を始めます。今日の献立表を見ながら検査項目に従い、食材の調理状況をを確認しながら一通り一口ずつ食べます。確認後ようやく普通の食事のペースでおいしくいただき完食し、最後に「検食簿」(下の写真参照)の記入をして、再び用務員さんのもとへ食器類を片づけに戻り「ごちそうさまでした。おいしかったです。異常なしです。」といった具合に検食を完了します。その後、教室で児童が給食を食べている様子を観察しに行くこともあります。1年生の子供たちはたいてい「校長先生、給食食べないの?」と聞いてくるので「もう食べたよ。」と答えると「え~ッ?!」と驚かれます。そのときに「校長先生は、みんなより先に給食を食べて、みんなが食べる給食に異常がないかたしかめているんだよ。」と答えると「そうなの~?」とこれまたかわいらしい返事が返ってくるのです。検食の時点で異常があればすぐにセンターへ報告します。また、検食で異常がなくても、学級で教師や児童が異常に気づいた時点でただちに報告します。ちなみに4月は異常もなく、とてもおいしい給食を毎日いただくことができることに感謝感謝の毎日でした!!栄養士さん、給食センターの調理員さん、配送者の皆さんありがとうございます。教室で食べている子供たちも口々に「おいしい。おいしい。」と笑顔で食べていました。

 

▼ 4月30日(火)学校給食

 むぎごはん 豚丼の具 もやしと油揚げのあえもの ちくわ磯辺揚げ オレンジ 牛乳

豚丼の具をご飯の上にのせた写真もどうぞ。

最後に、昨日の給食バージョン。Go to ランチ!!

▼1989年(平成元年)5月2日の給食と給食風景です。子供たちの幸せそうな笑顔がとても印象的です。お茶碗とはしの使い方も上手です。「美味でございま~す!!」といったところでしょうか。牛乳は昔懐かし「ビン牛乳」トレーも仕切りがあります。