学校の様子
第1学期終業式
2学期制である本校は、10月11日(金)に、第1学期終業式を行いました。
式の前に、地区新人大会や芸術・学習関係の表彰式がありました。
終業式では、校長から1学期を振り返り生徒の成長の様子や、昨年度「生活の決まり」を改正したいきさつとその時の生徒の思いを紹介し、よりよいものを後輩に引き継ぐ使命について話がありました。
式の後、学年からそれぞれ1名の代表生徒が意見発表をしました。1年生は、中学校に慣れ、生徒主体のイベント運営に刺激を受け、今後は積極的に挑戦したいという思いを発表しました。
2年生は新部長になっての責任感と全体をまとめるためには他の部員の意見を聞くこと、また生活・学習面でさらに積極的に取り組みたいことを発表しました。
3年生は、夏休みから継続している家庭学習の成果を感じており、苦手なことに継続してやり続ける大切さについて発表していました。
最後は、学習指導主任と生徒指導主事から話がありました。
学習面の本校の課題である「語彙を豊かにして表現力を高める」ために1学期間実践してきたので、先日のオーケストラ講演会の感想を述べ合う活動を行いました。
生徒指導主事からはMTMメソッドの紹介があり、試合後の分析や改善のためのトレーニングをしてから試合に臨まなければ効果が上がらないことに例えて、1学期の反省と次なる目標設定につなげる話がありました。
5日間の秋休みではありますが、その間に陸上競技部は県大会があります。どんな記録が出るか、とても楽しみです。
保健委員会からのクイズ
本校の生徒会専門委員会の一つに、保健委員会があます。常時活動として消毒液の補充や衛生検査などをしていますが、今回は新企画として「知ってるとちょっとためになる健康クイズ」を実施しています。
廊下などに、問題が書かれた用紙が貼ってあり、クイズに答えながら、食材と健康に関心が持てる内容になっています。
生徒自ら企画・実施する活動が広がっていて、すばらしいと思います。
PTA奉仕作業
10月5日(土)、PTAによる奉仕作業がありました。普段の生徒の清掃では手が行き届かない場所が多くあり、保護者の皆様のお力をお借りして教育環境の整備を行うことができました。大変お世話になりました。
コロナ禍から使用していなかった調理室も、今回は担当場所とさせていただきました。約5年間、人の出入りのなかった教室ですので、調理器具の洗い直しはもちろんのこと、棚や引き出し・椅子なども拭いていただきました。肌寒い日だったのですが、汗をかきながら、熱心に作業をしてくださいました。いよいよ、調理実習も実施できる環境が整ってきました。心より、感謝申し上げます。
キャリ学習(1学年)
10月3日(木)、1年生は那須ハイランドパークにて職場体験をしました。クラスごとに午前と午後に分かれ、職場体験と班別自由行動を組み合わせたプログラムです。
那須ハイランドパークの従業員の方と同じ仕事をさせていただきます。一般客もたくさんいらっしゃるので失礼のないよう気を遣いながら、一生懸命活動しました。困難と思われたことをやり遂げた自信と、友達と楽しく交流を図ることができた喜びで、生徒たちは一回り成長したように感じました。
生徒の感想の一部を紹介します。
・姿勢、挨拶、お客様との接し方を学ぶことができた。
・従業員の方のお仕事の内容が分かった。
・自分の担当の仕事だけでなく、手が空いたときは他の仕事も手伝っていることが分かった。
・説明するのは難しかったけれど、お客さんが喜んでいる様子を見てうれしくなった。
・お客様とコミュニケーションがとれて楽しかった。
多くの人は、人生の中で職業人として長い時間を過ごすこととなります。職業や働くことについてどのような考えを持つのかに関することや、日常の生活の中でそれぞれの役割を果たしつつ、どのような 職業に就き、どのような職業生活を送るのかに関することは、人がいかに生きるのか、どのような人生を送るのかということと深くかかわっています。この意味で、一人一人が自らの勤労観・職業観の形成・ 確立を図ることは極めて重要であると考え、本校では1年生においてこのキャリア学習を毎年取り入れています。
シエナ・ウインド・オーケストラによる演奏会
9月26日(木)、文化庁の舞台芸術等総合支援事業の学校巡回公演が本校でありました。この事業は、全国の小・中学校等においてトップレベルの文化芸術団体による巡回公演を行うことを通じて、将来を担うすべての子供たちの豊かな感性を育む場を作り、芸術鑑賞能力の向上を図ることを目的にしています。それがなんと吹奏楽ファンなら誰もが憧れる「シエナ・ウインド・オーケストラ」だったのです。
当日は早朝より機材・音響関係のスタッフが準備を始め、指揮者・司会者・楽団員を乗せた大型バス2台が10時過ぎに到着し、午前中にゲネプロ(通しのリハーサル)を行い、午後の演奏会になりました。普段は運動で使用している体育館ですが、約60名の楽団員・スタッフがスタンバイしている会場に入ると、コンサートホールのように感じました。
メディアにも多数出演されている指揮者と声優でもある司会者のお二人の軽快なお話を間に挟みながら、8曲も演奏されたのですが、あっという間の時間でした。(最後にアンコール曲までありました!)
組曲「動物の謝肉祭」では様々な動物を、交響詩「死の舞踏」ではお化けたちが踊る様子を、「オリエント急行」では蒸気機関車をイメージすることができて、音楽を通して様々な表現を知ることができました。後半では、代表生徒の指揮者体験コーナーや生徒全員でボディパーカッションをしながら共演することができ、大変貴重な体験をすることができました。
生徒の感想の一部を紹介します。生徒の感動の様子が伝わってきます。
・オーケストラから、実際にないはずの場面が眼の前に広がっている感覚がするほど迫力満点ですごく楽しかったです。
・演奏を聞いて音楽は音を奏でるというより音が動いてるといったほうがいいなと思いました。動物の声や乗り物の音などたくさんの音が聞けて楽しかったです。オーケストラを初めて聞いたのですが、体育館全体に音が響き合って音楽の世界にいるようでした。ありがとうございました。
・指揮者の方は、手だけではなく、全身を使って、指揮をしているところがすごいと思った。指揮の仕方によって、演奏を変えられることが分かった。
・今回の演奏会で一番心に残ったことは、音楽の感じ方は人それぞれ自由であるということです。今回、私は最前列で聞くことができたので、1曲、1曲に様々な感情を抱くことが出来ました。この経験は将来、大人になっても忘れられない経験になりました。
・楽器を吹いている人は指揮者とリズムを取りながら楽譜のページをめくっていてすごかったです。