学校の様子
健康観察をタブレットPCで
4月から8月末まで続けてきた「健康観察カード」を、本校では9月からはタブレットPCを使って実施することになりました。
新型コロナウイルス感染症が5類になってから、健康観察カードを使用しない学校が多かったかと思います。本校は、毎朝学年主任・副主任が昇降口に立ち、一人一人からカードを受け取りながら会話をし、心の状態まで把握できるように心がけてきました。昇降口が開く7時30分から生徒を受け入れてきた職員にも感謝です。
新学年にも慣れ、夏休み明けもこれまでと変わらない様子が多く確認できましたので、9月からタブレットPCを使って心と体の健康観察を始めます。体調はどうか、朝食を食べてきたかどうか、心については天気のイラストを選択する形にしました。9月1日は初日ですので、今後改良を重ねていく予定です。(各担任は、一覧の形で生徒の様子を把握できます。)
将来を見据えた堂々とした意見発表(少年の主張発表)
8月31日、矢板市にある塩谷庁舎にて、少年の主張発表の塩谷地区大会がありました。栃木県生誕150年記念協賛行事でもあります。3年ぶりの集合型の開催となりました。
地区内の中学校8校から代表が1名ずつ発表しました。
本校からの発表者の主題は『大きな「夢」を持つ』です。
「世界がここまで発展してきたのは、すべて誰かの夢があったから。夢は自分自身だけでなく他の人の役に立ち、社会に貢献することにつながり、夢を持つことが未来を変える大きな力になる。」と訴えます。自分の夢を語り、その実現に向かって自分がしていることと、今後自分がしなければならないことを明確に述べ、「大きな夢を抱いて行動すれば、よりよい社会を築くことができる。」と堂々と発表する姿は、普段より大きくたくましく輝いて見えました。
惜しくも県大会出場は逃しましたが、結果は優秀賞です。素晴らしい発表でした。この日を迎えるまで夏休みを返上しての練習も大変だったでしょうし、指導してくださった先生に感謝です。
今回は、あえて本人の夢についてはここでは明らかにしません。総合文化発表会で生徒や保護者、地域の皆様にはお聞かせすることができるでしょうから。お楽しみに。
家庭学習ノート(3の2)
本校は、家庭学習ノート(通称「自学ノート」)を、担任だけではなく、担任以外の教職員も関わって確認をしています。本日は3の2からそのいくつかを紹介します。
とちぎっ子学習状況調査や全国学力・学習状況調査の意識調査から、本校生徒の家庭学習については、次のようなことが分かりました。
「家庭学習の計画性や時間の確保はされている。ただし、学校や塾の決められた宿題のほかに自分で考えた勉強をしているという割合が少なかった。」
そこで、夏季休業後集会では、「自分にとって必要な学びを自分で考えて、自分のために学習する学び方を心がける」ように伝えました。1学期期末テストを直前に控え、3年生は問題演習によって学習の確認をする生徒が多かったようです。
1学期後半 スタート
38日間の夏休みを経て、再び生徒が学校に登校しました。
「昨日宿題を頑張ってやったのですが、終わりませんでした!」と、声をかけてくる生徒もいました。いろいろな事情があるでしょうが、とりあえず、元気な顔が見られてよかったです。
1校時にオンラインで集会をしました。
初めに県総合体育大会の表彰をしました。陸上部1年生が1500mで2位、3年生が砲丸投げで7位に入賞です。おめでとうございました。
その後、校長の話、生徒指導主事から熱中症に関して話がありました。
部活動の帰り道や体育の授業後に、熱中症が原因で命を落としたという他県での例があります。下校中に体調不良を感じた時には、「SOSを出す」ことが重要です。矢板市指定のクーリングシェルターとして、片岡地区には片岡公民館とサンユー片岡店があります。学校近くのコンビニ店にもお願いをしてあります。「こども110番の家」も紹介しました。学校から離れた乙畑・安沢方面では、具体的にどんな事業所に助けを求めるとよいかも伝えました。いずれにせよ、「近くの事業所や人に助けを求める」ことで、自分自身あるいは他の人の命を守る行動がとれることを願います。
<授業の様子>
・1の1 理科 期末テストに向けて密度の復習
・1の2 国語 文の成分
・2の1 数学 1次関数のグラフ
・2の2 国語 本の紹介文を書く
<給食の様子>
・3の1 準備 やはり休み明けはカレー! デザートも付きました。
・3の2 メディア委員会が始めた「カタレディオ」を聞きながら。
カタレディオとは、DJ風に季節に合わせた話をしたり音楽を流したりするものを生徒が企画しています。今回は第1回目。ネーミングがいいですね。トークの話題は、夏休みの宿題とカレーに入っている玉ねぎについてでした。3の2では、同じクラスの友達の声に耳を傾けながら、おいしく食べていました。
企画展の紹介
本校の美術科教員が「日本・フランス現代美術世界展」に出品し、東京六本木の国立新美術館に展示されています。日本から約400作品、海外から100作品がある中、見つけられるかどうか心配して行きましたが、ありました!
2~3年生は美術の時間に見せていただいているのではないでしょうか。「宇宙船地球号」と称されている作品が5点も並ぶと圧巻です。誇らしい気持ちをもって会場を後にしました。
次は、上野の国立科学博物館の特別展「海 ~生命のみなもと~」です。中は、4つに分かれて展示されています。
その第1章「海と生命のはじまり」(どうして地球には水があるの? 海お誕生と生命の起源に迫ろう。)のコーナーに、小惑星リュウグウの試料や展示物がありました。7月14日の「矢板市ふるさと夢講座」(1~2年生対象)で講話をしてくださった高野淑識(よしのり)先生を思い出すことでしょう。「はやぶさ2」がオーストラリアで着地したときにカプセルを待ち受け分析をした高野先生を、「海底数千mの深さから掘削した岩石や、深海6,500mの暗黒の世界から採取した岩石に含まれる微量のガスや有機物の分析で世界トップクラスの技術をもつ第一人者だ。」と紹介していました。
我が校、我が郷土に関係する方が関わっている企画展でしたので紹介しました。まだ夏休み期間がありますので、東京での開催ですが行ってみるのもいいですね。