今日のできごと

2021年6月の記事一覧

給食室建設日記(富岡校)

昨日から、ショベルカーを使って深さ約2mほどの穴を掘っています。

本日も、雨の中作業を頑張ってくださっていました。3台が協力し合っての作業でしたが、とてもきれいな形に掘っていて「さすがプロ!」と感心しました。

あの日 あの時(三春校)

今年度末に閉所を迎える三春校の思い出を振り返る、「あの日あの時」です。

今回ご紹介するのは、仮設住宅に避難されていたみなさんとの思い出です。

 

震災と原発事故により、町民のみなさんは全国各地に避難されましたが、

県内の仮設住宅に避難された方もいらっしゃいました。

これは今から6年前の熊耳仮設住宅を訪問したときの様子です。

 

富岡町の名所や歴史などを題材にした富岡カルタで、お年寄りのみなさんと、

ふるさと富岡町を思い出しながら交流しました。

 

三春の里仮設住宅を訪問したときの様子です。

フラダンスを披露した時には、「こんなに笑ったのは久しぶり!」と、たくさん笑顔を見せてくださいました。

 

萩久保仮設住宅での様子です。

避難されていた皆さんの中には、富岡町ではお孫さんと一緒に暮らしていた方もたくさんいらっしゃいました。

ご家族が様々な事情でばらばらに避難され、お孫さんにもなかなか会えない中、

「富岡町の子どもたちが会いに来てくれた!」と、大変喜んでくださいました。

 

富田仮設住宅での様子です。

避難前の富岡町の様子についてインタビューしたり、一緒に七夕の飾りを作ったりしました。

 

平沢仮設住宅では、リコーダーの演奏を披露したり、子どもたち手作りの釣りゲームで楽しんで

いただいたりしました。

 

5年程前までは、仮設住宅から通学していた児童もたくさんいました。

公営住宅が建設されてからも、地域の行事に子どもたちを招待してくださるなど、大変よくしていただいています。

これからも、富岡町のみなさんとの関わりを大切にしていきたいと思います。

食育クイズ大会(三春校)

先週1週間は、「朝食について見直そう週間」でした。

これに合わせて、今年度も食育クイズ大会を開きました。

 

主任栄養技師が、◯✕クイズや3択問題を10問出題します。

昨年まではチーム対抗戦で行っていましたが、今年は児童数が減ったため、

個人戦で行いました。

 

「朝ご飯は毎日食べた方がよい。◯か✕か。」といった基本的な問題から、

熱中症予防に関する問題、おやつに関する問題などが出題されていきました。

 

「1日のおやつの量として適切なポテトチップスの量は、

 ①約15枚 ②約40枚 ③約85枚 のどれ?」

 

全問正解者はいませんでしたが、とてもレベルの高い大会となりました。

上位入賞者には、後日表彰を行う予定です。

社会科の授業(三春校)

6年生は、歴史の学習をしています。今回、考古学に詳しい富岡町教育委員会の三瓶さんを講師としてお迎えし、

縄文時代や弥生時代の人々の暮らしについて教えていただきました。

 

三瓶さんは、富岡町内から発掘された遺跡を調査したり、記録保存をされたりしています。

 

「富岡町のどの辺りから遺跡が見つかっているのですか。」

「町内各地から約70箇所の遺跡が見つかっており、そのうちの約30箇所は縄文時代のものです。

 海や川の近くからも遺跡が見つかっています。」

 

実際に富岡町で出土した、約4200年前のものと思われる土器を持たせていただきました。

灰をためて、あくを取ることなどに使われていたと考えられているそうです。

 

これは、三瓶さんが小学生時代に富岡町内で見付けたやじりです。

遺跡があったところからは、今でもいろいろな物が見つかると聞いて、

子どもたちは驚いていました。

 

「舞錐法」という、昔の人々と同じ方法で火起こし体験もさせていただきました。

火きり弓と火きり板をこすり合わせ、切り欠きからこぼれ落ちる真っ黒な粉が火種です。

 

火種を麻布で包んでぐるぐる回すと、見事火が付きました。

 

教科書で学んだ何千年も前の時代の暮らしが、自分たちのふるさと富岡町でも営まれていたことを知って、

歴史がとても身近なものとして感じられるようになると同時に、富岡町の歴史についてもっと知りたいと

思うようになりました。

貴重な資料と分かりやすいお話のおかげで、子どもたちだけでなく、教員も大変勉強になりました。

どうもありがとうございました。

エコクラフト同好会(富岡校)

地域の方が活動しているエコクラフト同好会。

現在は北校舎の元技術室にて活動していただいています。先日はカタツムリづくりが行われ、かわいらしい作品が出来上がりました。後日、メンバーの方から紫陽花もいただいたのでカタツムリとともに校長室そばに飾らせていただいております。

紫陽花とカタツムリ、なんて似合う組み合わせなのでしょうか。

紫陽花のそばのカタツムリは、少し嬉しそうに見えます。

家庭科の授業(三春校)

6年生が調理実習を行いました。今回は、いろどり炒め(野菜炒め)を作ります。

 

身支度や消毒、教室の換気などを確認してから始めました。

 

食材に合わせた大きさや切り方をしていきます。

さすが6年生。包丁の使い方もだいぶ慣れてきていますね。

 

火加減や野菜を炒める順番を考えながら、手早く炒めていきます。

 

盛り付けも上手にできました。ちなみにこの箸置きは、大堀相馬焼です。

 

「野菜がしゃきしゃきしていて、味付けもちょうどいいね。本当においしい!。」

先生方にも試食してもらいましたが、大好評でした。

次回は家でも挑戦し、家族のみなさんにも味わっていただだきたいと思います。

 

 

あの日 あの時(三春校)

今年末に閉所を迎える三春校の思い出を振り返る、「あの日 あの時」です。

今回ご紹介するのは、大堀相馬焼の窯元のみなさんとの思い出です。

 

大堀相馬焼は、青ひび・二重焼き・走り駒などの特徴があり、国の伝統的工芸品にも

指定されています。

震災・原発事故により、浪江町内に23軒あった窯元は全て町外へ避難されましたが、

各地で窯の再建を果たされ、三春校にも何度も足を運んでくださっています。

 

授業参観日に実施した「親子体験教室」にお招きしたこともありました。

お皿や花瓶、マグカップなどを作り、今でも大切に使っています。

 

教職員チームは箸置きを作り、学習発表会に来てくださった方々への

お土産として配りました。

 

そして今年度は、栖鳳窯(山田陶器店)さんのご協力を得て、陶芸教室を開くことができました。

山田さんのご家族は、矢吹町に工房を新設する一方で、道の駅なみえ「なみえの技・なりわい館」に

おいてもご活躍されています。

 

同じ双葉郡内に、江戸時代からの伝統をもつ工芸品があることや、震災・原発事故にも負けず、

懸命に歴史をつなごうと前向きに仕事に取り組まれている姿を見せていただくことで、

子どもたちも力強いパワーをいただくことができました。

大堀相馬焼の窯元のみなさん、これからも素敵な作品をたくさん作ってください。

ありがとうございました。

食育指導(三春校)

2年生が、主任栄養技師と一緒に、食べ物は体の中でどんな働きをしているかについて

学習しました。

 

給食にはどんな食材が使われていたか、苦手な物はなかったかなど、日頃の食事の様子を

振り返ります。

 

食べ物は、働きによって「主に血や肉になるもの」、「主に体の調子を整えるもの」、

「主に熱や力になるもの」の3つに分けられ、給食の献立にはどの働きの食べ物も

バランスよく使われていることを知りました。

 

自分が苦手な食べ物にも大事な働きがあることを知った2年生。

どうしたらもっと食べられるようになるか、相談しました。

・好きな料理に入れたり好きな味付けにしたりする。

・苦手な食べ物が見えなくなるように調理する。

・食べる量を少しずつ増やしていく。

・苦手な野菜を自分で育ててみる。

 

これからは、体の中でどんな働きをしてくれるのかについても、徐々に意識しながら

食事ができるようにしていきたいと思います。

 

 

七夕飾りづくり(富岡校)

7月7日に予定している七夕集会に向けて、今日の5校時は七夕飾りを作りました。

「ふきながし」「あみ」など様々な飾りごとにブースを用意したので、子ども達は各担当の先生に作り方を教わりながら好きな飾りを作っていきました。

3.11を語る会の方々にも、ブースのお手伝いをしていただいたり、笹を準備していただいたりとご協力いただくことができ、きれいな飾りができました。7月5日(月)の授業参観で、ぜひ見ていただきたいと思います。