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今日のできごと
あの日 あの時(三春校)
今年末に閉所を迎える三春校の思い出を振り返る、「あの日 あの時」です。
今回ご紹介するのは、大堀相馬焼の窯元のみなさんとの思い出です。
大堀相馬焼は、青ひび・二重焼き・走り駒などの特徴があり、国の伝統的工芸品にも
指定されています。
震災・原発事故により、浪江町内に23軒あった窯元は全て町外へ避難されましたが、
各地で窯の再建を果たされ、三春校にも何度も足を運んでくださっています。
授業参観日に実施した「親子体験教室」にお招きしたこともありました。
お皿や花瓶、マグカップなどを作り、今でも大切に使っています。
教職員チームは箸置きを作り、学習発表会に来てくださった方々への
お土産として配りました。
そして今年度は、栖鳳窯(山田陶器店)さんのご協力を得て、陶芸教室を開くことができました。
山田さんのご家族は、矢吹町に工房を新設する一方で、道の駅なみえ「なみえの技・なりわい館」に
おいてもご活躍されています。
同じ双葉郡内に、江戸時代からの伝統をもつ工芸品があることや、震災・原発事故にも負けず、
懸命に歴史をつなごうと前向きに仕事に取り組まれている姿を見せていただくことで、
子どもたちも力強いパワーをいただくことができました。
大堀相馬焼の窯元のみなさん、これからも素敵な作品をたくさん作ってください。
ありがとうございました。