今日のできごと

2020年3月の記事一覧

卒業証書授与式(富岡校)

3月23日(月)、令和元年度卒業証書授与式が挙行されました。

入場1分前。緊張の一瞬(?)をパチリ。


いよいよ入場!


6年間の小学校生活を思い出しながら、
岩崎校長から卒業証書を受け取りました。


在校生代表からは、これまで導いてくれたことへの感謝と、
卒業後のさらなる活躍を願う言葉が送られました。


卒業生からは、在校生への激励と、
ずっと温かく支えてきてくれた家族への感謝の言葉が丁寧に語られました。


今回は、新型コロナウイルス感染防止のために、
参列者をごく少数にとどめたり、式の進め方を大幅に変更したりした中の、
特別な卒業証書授与式となりました。
児童も事前の練習がほとんどできないまま式に臨みましたが、
気持ちは十分に高まっており、立派に自分の役割を果たし、
本当に素晴らしい式になりました。


卒業した三名の健康と安全、そしてさらなる成長を心から願っています。
皆様もどうか、これからも応援してくださいますよう、よろしくお願いいたします。

修了式(三春校)

本日、無事に今年度の修了式を執り行うことができました。
新型コロナウィルス感染症予防のため、教室に入る前に、うがい・手洗い・消毒をし、教室で検温をしました。
全員が元気な様子であることを確認することができ、安心しました。



校長からは、努力や協力をするためには、目標がなくてはなくてはならないこと、
自分と向き合って、自分を前に進めるために、今後も歩み続けていきましょうと
いう話がありました。
また、修了式後に、休校のためにできなかった、なわとび記録会と読書賞の表彰を
行いました。





下校までの時間、おもいっきり体を動かして遊ぶ時間を設けました。
久々に子どもたちの元気な声が響きわたりました。
修了式を全員元気に迎えられたのは、子どもたちのがんばりと、保護者の皆様の
ご協力のおかげです。感謝申し上げます。
今年度も大変お世話になりました。ありがとうございました。

加茂昂さんの作品が完成しました(富岡校)

プロフェッショナル・イン・スクール2019事業の一環として富岡校に来校している
画家の加茂昂さんの作品が完成しました。

            富岡に灯る桜

(クリックすると大きく表示されます)

学校と、そこに通い無邪気に遊ぶ子どもたち。それらを温かく見守る桜。
加茂さんは富岡町内を歩いて回り、多くの人たちと出会いました。
その中で感じた現在の富岡町のイメージをこの絵に表現したそうです。

加茂さんは、
小学生へは「希望の町おこしプロジェクト」の作品制作、
中学生へは美術の授業の講師として協力してくださいました。




また、休み時間などには絵の話だけでなく、雑談や人生相談なども交え、
様々な関わりをもってくれました。
本来であれば一緒に過ごした子どもたちにいてほしかったところですが、
臨時休校のため、富岡校の職員と関係者に向けて発表会が行われました。






この「富岡に灯る桜」は、
富岡校中央階段の踊り場に展示されています。
富岡校にお越しの際にはぜひご覧ください。

岩崎校長最後の授業(富岡校)

3月3日火曜日、臨時休校前の最後の日。
岩崎校長による特別授業が行われました。
岩崎校長は今年度末で定年退職を迎えるため、
長い教師生活における最後の授業です。


岩崎校長は震災当時、富岡第二小学校の教頭でした。
富岡町から避難し、三春校での学校再開を経て、
2年前の春、ようやく富岡町に帰ってくることができました。
その姿は、富岡町が苦難を乗り越えて復興してきた姿とも重なります。


そんな岩崎校長が最後に子どもたちに伝えたかったことは、
自分の命を自分で守れる人になること。
くじけずに立ち上がれる人になること。
感謝の気持ちを忘れない人になること。
科学的根拠をもとに判断・説明できる人になること。
ふるさとを大切にできる人になること。
未来を創る人になること。

以上のことを映像とわかりやすい言葉で、
そして熱い気持ちで子どもたちに伝えました。


子どもたちも熱心に耳を傾け、
岩崎校長の思いをしっかりと受け取ってくれたようです。


以上で岩崎校長の最後の授業が終了しました。

と、その時、岩崎校長を呼ぶ声が!
ある児童から素敵な手作り賞状のプレゼントです!


岩崎校長は満面の笑みで受け取りました。
賞状にはこのように記されています。
「あなたは富岡町のために全力を尽くし、
 定年退職までがんばりました。
 この努力をたたえこれを賞します。」


富岡町に関わる全てのみなさん。
岩崎校長だけでなく、みなさんのご尽力のおかげで、
子どもたちはこのようにしっかり育っています。
これからも子どもたちをよろしくお願いいたします。

震災特別講話(三春校)

明日から臨時休校となりますので、3月11日を前に、震災特別講話の時間を
設けました。
まず、岩崎秀一校長の講話を、テレビ会議システムを使って全校児童で聴きました。

岩崎校長は、現在主に富岡校に勤務していますが、三春校を立ち上げた頃から
富岡校が開校するまでの多くの時間を、三春校の子どもたちと関わってきました。
今年度も、学校行事等で顔を合わせることはありましたが、年度末で退職する
ため、三春校の児童にとってはこれが岩崎校長との最後の授業となりました。

岩崎校長は、「なぜ三春校ができたのか説明できる人になってほしい。」、
「風評被害や風評差別に負けないようにするために、放射線に対して正しい
知識をもってほしい。」という願いから、震災から三春校ができるまで、
そして三春校でどんな学習を行ってきたのか、写真や映像を用いて説明しました。

子どもたちの真剣な表情から、岩崎校長の思いはしっかり伝わったことが分かり
ました。

続いて、渡邉かおり校長から講話がありました。

東日本大震災以降も、西日本豪雨・台風19号・新型コロナウィルス等、様々な
困難に遭っているが、これまでの経験がこれからの私たちを救う力になること、
そして「支えてもらう人」から「支える人へ」なれるようにと話があり、最後に
震災で亡くなられた方々に対して黙祷をささげました。

保護者の皆様、明日から三春校も臨時休校となります。学校から配付したプリント
をお子さんと一緒に読んでいただき、休校中の過ごし方についてご確認ください。