豊っこ日記

カテゴリ:食育

6年 麦の発表会と石臼挽き

6年生は5年生の秋から麦を育ててきました。
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10月26日に麦の種をまき、11月2日に発芽。12月19日に麦踏をして、3月15日には雑草を抜いて追肥と土寄せをしました。
順調に育って、4月12日に麦の穂が出て4月27日に花が咲きました。
5月18日にも雑草を抜いて追肥、6月の上旬には麦秋を迎えました。
そして6月28日に麦刈をしました。
その後、夏季休業中に家庭で脱穀をしてきて2学期になって回収しました。

9月15日。6年生がその麦を石臼で粉に挽きました。
挽いた粉は真っ白な小麦粉と殻やまだ粉になりきっていない種が混じっているので、
ふるいで分けて小麦粉をより分けます。
 
 
 
一方、教室では、麦について調べたことをグループごとに発表しました。
タブレットに画像を取り込んで、それをモニターに映して発表しています。
さすが6年生、手慣れたものです。
 
 
発表会の最後には、これまで種まきから刈り取りまでを継続してご指導いただいた
多摩市青少年活動サポーターの方にまとめをしていただきました。

いよいよ、9月22日に挽いた粉と別に製粉してもらった小麦粉を合わせて
多摩の伝統食「多摩そば(塩が入らないうどん)」をつくります。
「種から育てて食べるまで」を実践してきた食育の最終場面になります。

4年 飲み物について考えよう

9月15日、4年生が市販されている飲み物について考えました。
清涼飲料水やスポーツドリングだけでなく果汁飲料にも砂糖が添加されています。
どれくらい入っているのでしょうか。下の写真をご覧ください。

500mLのペットボトルに砂糖の粉とスティックの砂糖が入っています。
500mLの飲料に入っている砂糖の量です。
みなさんは1日にどれ位の砂糖を摂取していいと思いますか。
4年生の保護者の方は子どもに聞いてください。
栄養教諭が子どもたちにこの質問すると、子どもは500gとか1kgなどと答える子もいました。
市販されている砂糖の袋1袋を1日に1人1袋分食べるのでしょうか。
さて、上の写真ペットボトルは、左が清涼飲料水(50g・スティク17本)、
中央が果汁飲料(40g・スティック13本)、右がスポーツ飲料(34g・スティック11本)に入っている砂糖の量を示しています。
コーヒーや紅茶1杯200mLとして、砂糖のスティックを5本も入れる人はいないでしょう。
  
実際に2種類の飲料を作って試飲して比較しました。
Aは100gの砂糖を冷たい炭酸1Lで溶かし、レモン汁を少し入れたもの
Bは同じ100gの砂糖をぬるいミネラルウォーター1Lで溶かしたもの
子どもたちはAは「おいしい!」、Bは「甘い!」。
砂糖は同じ100gずつ入っているのですが、違いにびっくりしていました。

ところで、初めの質問の答えは・・・
1日に摂っていい砂糖の量は、何と、20gでした。
清涼飲料水は1本飲むと、2日間は他に砂糖を摂取してはいけないことになります。
料理に砂糖を入れることもできません。
スポーツドリンクも軽く1日の摂取量を越えます。
運動しているときにスポーツドリンクを飲むなら、最低、水で倍に薄めることが肝要です。
健康に良さそうな果汁飲料も何と40g。健康によいとは言えません。
子どもたちが試飲して感じた通り、市販されている飲料は、ただ甘いものでは売れないので、
炭酸を入れて、香料を入れて、酸っぱくするためにクエン酸を入れてキーンと冷やし、「おいしい!」ものに仕上がっています。
ちまたに氾濫している飲料と上手に付き合っていけるようにすることが必要です。

防鳥ネットを張りました

5年生が育てているもち米の穂先が頭を垂れて下を向き始めています。
実が入って重くなってきたからでしょうか。
今年は早めに5年生が防鳥ネットを張りました。
これで、スズメに食べられてしまう量は少なくなると思います。
たくさん収穫できるといいのですが・・・。
 

ゴーヤカーテン完成

4年生が育てている田んぼのとなりのゴーヤカーテンも立派にできました。
そろそろ、つるの伸びも止まる頃でしょう。

4年生は、この後、秋になると涼しくなるためにつるがあまり伸びなくなることや
花のあとに実ができること、気温がもっと下がって寒くなると枯れてしまうことを学習するので、枯れるまで観察を続けます。

4年 ゴーヤの試食

9月3日、4年生が育てているゴーヤは立派なゴーヤカーテンとなり、実もたくさん付きました。
栄養教諭がおひたしを作って4年生が試食しました。
苦みがありますが、多くの子どもが食べて、学級1皿ずつ全部たいらげました。
  

稲穂が出ました

8月23日、5年生が育てているイネに稲穂が出ていました。21日か22日に出たようです。
このイネはもち米です。たくさん実ってもらいたいと思います。
 

6年 麦刈り

6月28日、雨で延期していた麦刈りを行いました。
畑づくりから収穫まで、多摩市児童青少年課の方々と多摩市青少年活動サポーターの方々にご指導いただきました。
5年生の秋に麦の種をまき、冬に麦踏をし、春には雑草抜きをして、6年の初夏に収穫です。
今後、脱穀、製粉して、9月22日土曜日に行う、郷土料理「多摩そば(塩を入れないうどん)」づくりの材料にします。


 
                足踏み脱穀機の登場

5年 田植え

6月12日、5年生が田植えをしました。
社会科の農業の学習の発展として、自分たちで実際に米づくりをします。
JA東京みなみの方と、農家の方に田植えの仕方を教えてもらいました。
  
今回、植えたのはもち米です。秋に収穫し、脱穀・精米しておもちをつきます。

麦秋

6年生が育てている麦が茶色になりました。
6年生は、来週、移動教室に出かけます。
帰ってきたら、麦刈りを予定しています。
乾燥した晴天が3日続いてから刈り取りをします。
 
刈り取った麦は、脱穀、製粉して、塩が入らないうどんである郷土料理「多摩そば」を作ります。

3年 農家のお仕事

6月4日、3年生が、多摩市で無農薬の農業を営み、学校給食に食材を提供している農家の方をゲストティーチャーにお迎えしました。
この方は以前にゴーヤカーテンや堆肥作りをご指導いただき、
多摩市の農業委員もされている方で、本校の栄養教諭が招待しました。

3年生の授業では、畑の映像を比較する中で、農家の工夫について考えました。
収穫時期をずらす、マルチングや寒冷紗の利用、空間の利用、灌漑、堆肥づくりなど、
様々な工夫を見出しました。
続いて、多摩市で作った野菜を多摩市で食べるよさについて考えました。
子どもからは「収穫してから早く食べられて新鮮でおいしい、旬のものが食べられておいしいし栄養がある。」
「無農薬だし、作っている人を知っているので安全で安心できる」
「形や見た目は良くないかもしれないが安い」
「遠くへ運ばなくてすむからガソリンをたくさん使わないですむ。エコだ。」
と、地産地消の考えが出てきました。
フードマイレージの考え方も出てきて、3年生の発想の豊かさにびっくりしました。
 
農業の苦労は働く時間が長いこと、夏の暑さがこたえることとお話しされていました。
左の写真は夏を涼しく過ごす帽子です。
道具は大切に使えば100年もつ、とお父さんの代から使っている道具を見せてくださいました。(写真右)