最近の学校の様子から

2022年3月の記事一覧

校長室の窓から638

 今日は、令和3年度最後の授業日、卒業式でした。

6年1組の子供たちです。無事に式を終えて胸を張って旅立っていきます。

 

6年2組の子供たちも笑顔で歩いて行きます。

残念ながら同席できなかった児童もリモートで卒業式に参加し、門出送りも友達と一緒に歩いて行きます。 

 

6年3組の子供たちです。「門出の言葉」も良く声が出ていて、素晴らしい姿を見せてくれました。

 温かな雰囲気の式になり、私が考え、願っていた通りの最高の卒業式となりました。

 

快晴の暖かな日差しの中を6年生が進み、慣れ親しんだ校舎に別れを告げます。

保護者の方々も最後まで拍手で送ってくださいました。ありがとうございます。

 

最後に私が卒業式で6年生に贈った「式辞」を掲載します。

 

令和3年度 大松台小学校 卒業式 学校長式辞 令和4年3月25日(金)

桜の蕾がふくらむ今日の好き日に、本校の卒業式を挙行するにあたり多摩市教育委員会教育部参事細谷俊太郎様をはじめ、ご来賓・地域の皆様のご臨席を賜り、誠にありがとうございます。

保護者の皆様、お子様のご卒業誠におめでとうございます。下級生のお手本となる立派な6年生が育ったのも、ご家庭の支えがあったからです。これまでの、本校へのご理解とご支援に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

さて、6年生の皆さん。卒業おめでとう!今日は、私が大好きな「いのちの歌」にのせて、皆さんへのメッセージを贈りたいと思います。

「この星の片隅で 巡り合えた奇跡は どんな宝石よりも 大切な宝物♪」

皆さんとの出会いは2年前でした。皆さんと過ごしたこの2年間は、私にとって宝物です。大好きな皆さんに伝えたいことは「当たり前に思える毎日に感謝し、1日1日を大切に生きて欲しい」ということです。

この2年間はコロナとの戦いで、友達に会いたくても会えない、行事も今まで通りにはできないということが沢山ありました。だからこそ、今までは当たり前だと思っていた、友達と一緒に過ごし、行事に取り組むということが、どんなに大切なことで、どんなに嬉しいことかを実感できたのではないでしょうか。

「本当に大事なものは 隠れて見えない ささやかすぎる日々の中に かけがえない喜びがある♪」この歌詞にあるように、当たり前に思える日々の営みの中にこそ本当に大事なものが隠れているのです。

今、私も皆さんも当たり前のようにこの場にいますが、考えてみたらそれぞれがこの世に生まれ、育ち、出会って、今この場所に一緒にいるということは奇跡だと思うのです。6年間慣れ親しんだこの校舎に通うのも今日が最後です。そして、毎日いることが当たり前だった先生や友達と一緒に過ごすことができるのも、今日が最後です。

だからこそ皆さんがこの星に生まれ、育ち、出会って、今、この場所に一緒にいるという奇跡に感謝し、1日1日その一瞬一瞬を大切に生きていかなければならないのです。

皆さんは、これから新たな場所で、また新しい人と出会っていきます。ぜひ、当たり前に思える日々の中にある本当に大事なものを見付け、それに感謝しながら、1日1日を大切に生きていってください。

私は、皆さんと出会えて幸せです!…本当に素敵な2年間をありがとう!

「生まれてきたこと 育ててもらえたこと 出会ったこと 笑ったこと そのすべてにありがとう♪」

以上をもちまして、式辞といたします。

 

この式辞で歌った「いのちの歌」は、茉奈・佳奈さんや竹内まりやさんが歌っていますが、他にも様々な方がカバーしています。私は、リンクに示した林部智史さんのバージョンが大好きです。

https://www.youtube.com/watch?v=nyGWSnggkRE

6年生の皆さんには、ぜひ一度聴いてみてもらえればと思います。また、YouTubeで「いのちの歌」と検索すると色々な方の歌が聞けますので、自分好みのバージョンを見付けてみてください。

 

 

今年度の「校長室も窓から」は、これで最終といたします。

この2年間で 600回以上の更新をすることができましたが、それは、大松台小の児童や教職員が素晴らしい姿を見せてくれたからです。

また「校長先生、その写真はホームページの載せるの?」という児童の声や「校長先生、いつも校長室の窓を楽しみにしています。ありがとうございます。」という保護者の方々の声が私の励みでした。

これまでの応援とご愛顧に心より感謝申し上げます。

これからも大松台小学校へのご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。