校長室から
艱難汝を玉にす
令和5年も残すところ後1か月程となりました。学校は3月までの年度を1年のサイクルとしていますが、やはりこれから迎える年末年始の時期にこれまでを振り返り、新たな目標立て(見直し)をすることは必要で、私自身はもちろん、教職員、生徒にも求めているところです。
4月からここまで、日々の授業をはじめ、毎日30分の帰りの会、様々な行事、部活動・・・小規模校ゆえに一人で何役もこなさなければならず、準備日程等の調整はもちろん、気力・体力の維持等難しい面は沢山ありました。しかし、そこを皆の協力によって乗り越え、それぞれ納得のいく素晴らしい成果を残すことができました。ここに「あたたかく」「みんなで一生懸命取り組む」関宿中の良さ、関宿中の力(これを私は「関中力」と呼んでいますが)の一層の高まりを感じました。
「教育の成果は見えにくい」とよく言われます。確かに物の生産や販売といったような、数字で表すことや評価することが難しい性質があります。では、どこで成果を確認するかと考えれば、やはり「生徒の変容」「生徒の姿」であると思います。保護者の皆様には様々な場面で生徒の笑顔、充実した姿をご覧いただけたことと思っています。令和5年度の目指す姿として掲げた「主体性・表現力・克己心」の涵養を実感しているところです。エビデンスとなる数字も生徒アンケートや全国学調の生徒質問用紙に表れており、それは「関中だより10月号」や「学校評価アンケート」で紹介したとおりです。
今後も教職員一丸となって教育活動を推進してまいりますので、かわらずご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
野田市立関宿中学校長 森 功